今回は、画家のアンドリュー・ワイエスの四柱八字を研究してみたいと思います。

ワイエスの四柱推命

八字から分かること

アンドリュー・ワイエス:男性:1917年7月12日午前1時35分(EST / 米国東部標準時):アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 チャッズ・フォード生まれ:Geminiによると真太陽時での生時は午前1時27分頃:水星人(子丑):

ワイエスの生年月日と生まれた時刻は、Astro databaseというサイトで検索しました。

ワイエスの八字(命式)は次のようになります。

  • 時 日 月 年
  • 丁 乙 丁 丁
  • 丑 卯 未 巳

小山内式の蔵干を採用すると、この八字の地支は次のように書き換えることができます。

  •            通変での表示
  • 時 日 月 年    時 日 月 年   (比=比劫の略)
  •   丁 丁      食 食   (食=食傷の略)
  • ↑          ↑         (矢印=剋の略)
  •   丁 丙      食 食

火「食傷」がとても強い八字になります。

日干の強弱の判断

まず、月支が「丁」なので、この八字は火旺(かおう=火が旺じている)になります。

日干の乙は「旺(5)相(4)死(1)囚(2)休(3)」の「(3)」で並みの強さです。

また、この八字の「甲」も「休(3)」で並みの強さです。

また、この八字の「丁」と「丙」は「旺(5)」で最強(旺盛)です。

また、この八字の「癸」は「囚(2)」で弱いです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

ここから日干の強弱の判断に入ります。

日干「乙」は月干「丁」と時干「丁」に力量を洩(も)らしています。

しかし、日干「乙」は日支「甲」に強力に支えられています(通根しています)。

この「甲」はワイエスの妻のベッツィでしょうか。

以上の力量のやり取りを総合的に考慮しますと、判断が難しいところですが、日干「乙」はやや身弱になると思います。

よって、大運では「木」と「水」が吉になります。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

ワイエスの気質

日干に隣接する通変は、比劫食傷食傷になります。

隣接する通変とは、日干の左右および下にある通変のことです。

この隣接する通変がこの人の気質に最も影響すると考えられています。

ただ、小山内式では、日支または時支が「比劫」の場合は、特別ルールが適応され、「比劫」に代わり時支の「印」が隣接する通変になります。

つまり、日干に隣接する通変は、食傷食傷になります。

ただ、私は「比劫」も隣接する通変に含めておきます。

つまり、日干に隣接する通変は、比劫(印)食傷食傷になります。

比劫のキーワード強い思い(=強い意思・意志・意欲、念)、意地、しぶとい芯がある我が道を行く他者の目や評価を気にしない確信がある=我が強い?、不器用苦労、浪費、異性運が弱い、拡大、分裂=孤立自立自己流・独学・自力で頑張る自分が自分であるための他者との関わり、他者意識・分離意識=張り合う、競争心、負けず嫌い、攻撃性、ライバル、奪う・奪われる、弱肉強食、見栄、縄張り争い?、仲間意識・同化意識=同志、同族、一体化、共有、共生、協力、分かち合う、共存共栄、共同生活・同居、つるむ、進化=敵(毒)を味方(薬)にすること=ピンチをチャンスに変える、体力系、スタミナ、気力体力、タフ、継続性・継続力、存続、サバイバル能力生きる力、生存本能(=自己防衛本能・生殖本能など)、アスリート気質、仏門・僧侶=禁欲的、気合、勇気・やる気・根気・元気・本気、比劫(仲間)が巡ると「氣」が大きくなる、(親や兄弟も含む)他者との関わりがカギ、吉凶混在、比劫となっている五行の性質が強まる。

食傷のキーワード:子供のような自由な精神発散力表現力行動力、対応力・コミュ力、サービス精神、出力タイプ=生み出す、閃(ひらめ)きアイディア創作創意工夫技術匠(たくみ)職人系=手に職系手が器用、飲み込みが早い、鋭い感性・直感・洞察力センス美学美意識、趣味、遊び心、娯楽、口達者、毒舌?、言語系、思想系、接客業・サービス業・企画系・営業系、やりたい放題、言いたい放題、子供っぽい、子供、やりたい事しかしたがらない、赴(おもむ)くままに面白い事をしたい、つまらない事・人を避ける、人の言う事を聞かない、楽しいか楽しくないかが判断基準(原動力)になる、意味も目的もよく分かっていない事に没頭することがある内面が思わず外に洩(も)れ出る=衝動性=自ずと言葉が出る・体が動くスピード(速い)、せっかち、衝動性、考えが浅い、うかつ、不注意、怪我、無計画、無責任、多動、没頭、反射神経、才能発揮、ストレス発散、歌う・スポーツ・ダンス・武術・音楽・演劇・美術・ファッション・美容・ゲーム・物書き・芸術・料理・旅行・物造り、自分を取り戻す動きポジティブ思考(前向き・楽観性・自発性)新しい価値観を生み出す、転職が多い、訴訟、社会の型や枠組みから外れる。

印のキーワード自分を豊かにする、好奇心、自分の興味関心に従う、マニア、研究心専門性一芸に秀でる、資格、受賞・勲章、入力タイプ=吸収力知識欲教育、教養、文化伝統、先生業、文脈重視=歴史好き、丁寧な仕事ぶり、正統派、規則正しい(生活)、慎重安定志向リスク回避、保証を求める・保険をかける、意識が内に向く=自分の世界=籠(こも)る=孤立(=ASD的な傾向)深い思考力、考えが深い、懐疑心、考え過ぎて結局動けない、ノイローゼ、マイペース、ユニーク、個性派やや変わり者独特、自己愛、ナルシシスト、カリスマ性、利己的(我がまま、保身)、えり好みする、気難しい、プライドが高い、人気運、引き立て運愛されキャラ、(ゆっくりマイペース?)、生理的欲求、快楽主義、依存、中毒、偏食、他者利用=他力甘え(上手)、自分でやらない、努力や競争が嫌い、楽をしたい、自分の都合で休息をとる、多様性、開放性が高い(芸術性)受け入れる、享受、飽き性、多忙?、システム(社会や家系)からの恩恵、システム(社会や家系)との調和、感謝、主観的、他人には理解できない個人的感覚=クオリア、観念的・思弁的、哲学、意味付け目に見えない世界思考の世界精神世界、儀式・作法、スピリチュアル、不思議系、占い、宗教、信仰心。

これらのキーワードの内、どれが現実の事象として現れるかは分かりません。

ただ、通変の事象が強く現れるか弱く現れるかは五行の強弱からだいたい分かることもあります。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

五行の強弱から見ると、火「食傷」の特徴がよく現れる可能性が高いです。

火「食傷」が強い方が、実際に画家であると言うのは、何んとも四柱推命の理論通りな話です。

さらに、火の五行にも「表現力、アピール力、強い自己主張、創造性(爆発力)」という象意がありますので、画家のような表現者にとって最高の八字かもしれません。

また、木「比劫」も通根・透干しているので、強さがあると思います。

木「比劫」の特徴もよく現れる可能性が高いと思います。

なお、「食傷」と「印」が隣接する方は次の傾向が現れ易いそうです:

個性的、自由人、人に合わせない、マイペース、独立志向、上司に逆らう、自営業向き、協調性なし、曲者。

Geminiによると、ワイエスは極めて個性的(我が道を行く、強烈な自我を持つタイプ)であり、彼は他の画家とグループ(派閥)を作ったり、美術運動に参加したりすることを一切しませんでしたとの事です。

「誰かと同じ枠に括られること」を嫌う、徹底して孤独な個人主義者であったそうです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

年干の解釈

年干(=人生の方向性や家系)が「食傷」なので、ワイエスは「やりたい事をやる人生」になる傾向が強いのではないかと予想されます。

そして、年干「食傷」のキーワードは、「自由」「楽しむ」「技(技術・匠・手に職)」「生み出す」「アイディア」「新たな価値提供」などになると思っています。

ただ、Geminiによると、ワイエスは絵を描くことを楽しんでいた訳ではないそうです。

彼にとって絵を描くことは、「生存への渇望」であり、「苦痛を伴う執念」、そして時に秘密を抱える「強烈なスリル」でしたとの事です。

ただ、ワイエスの実家はとても裕福であり、食べるために働く必要のない状況であったそうです。

このような状況・環境では、自分の意志次第でやりたい事をできたと思います。

つまり、絵を描くことは、何だかんだ言っても、やはり「やりたい事」だったのではないかと思います。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

木火の陽気

この八字は「火」と「木」が多いので、次の「木火の陽気」の傾向が現れ易いかもしれません:

成長、上昇志向、活発、開放的、表舞台、積極的。

しかし実際には、ワイエスは子供の頃から虚弱体質であったこともあり、表舞台で派手に活動するタイプではなかったそうです。

恐らく、彼の八字はあまりにも「火」が多く強いので、水「印」の性質(隠す、秘密主義、裏舞台、控え目、深める、籠る、自分の世界)を強めることで「火」の勢いを抑(おさ)える必要があったのではないかと推測されます(水剋火による副作用)。

一方で、ワイエスは成長意欲が強く、「内の世界(精神と芸術)」では上昇志向だったそうです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

天干が全て陰干

この八字は天干が全て陰干なので、次の傾向が現れ易いかもしれません:

  • 外柔内剛(=優しさや柔かさの裏に頑固さ強い執念を秘めている)
  • デリケート(=繊細、敏感、空気を読む、神経質、気分・体調の波が出やすい)
  • チマチマ(=コツコツ型内省的で思慮深い現実的で緻密
  • 高い感受性(=感覚派直感的鋭い感性、柔軟性、協調性、美的センス
  • 裏舞台(=控えめ消極的、裏方、専門職職人肌、調整役)

以下で紹介するように、確かに、ワイエスにはこの傾向がよく現れていると思います。

なぜ「木火の陽気」の傾向よりも「天干が全て陰干」の傾向の方が強いのでしょうか。

火「食傷」が強過ぎるので、反作用(副作用)として水「印」の性質が強まったためでしょうか。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

水木の情緒

この八字は「木」と「水」が多いので、次の「水木の情緒」の傾向が現れ易いかもしれません:

情に流され易い、思い付き気分気まぐれ感覚派人情味がある人間味人間臭さ、義理人情、愛し憎む、温かみ、思いやり、優しさ、雰囲気やノリが良い、風流、だらしなさ、人文系、接客業、人間・自然・動物相手の職が向く

Geminiによると、ワイエスの本質は、事前に緻密な理論やコンセプトを組み立ててから制作に入る「論理派」ではなく、対象との劇的な出会いや内なる直感に突き動かされる、極めて純粋な「感覚派」でしたとの事です。

また、ワイエスは日本の「侘(わ)び・寂(さ)び」のような感性を持つかなり風流な人であったようです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

五行の偏り

この八字は「火」と「木」に偏っているので、次の「五行の偏り」の傾向が現れ易いかもしれません:

並外れた集中力没頭専門性、突破力、カリスマ性協調性の欠如、不安定さ、健康面の偏り、凸凹、特定分野での天才性強烈な個性、波瀾万丈、生きづらさ、好き嫌いが激しく独自の美学やこだわりを持つ敵を作りやすい、運気のアップダウンが激しい、自分に合った環境を探すのに苦労する、自分の能力を活かせる環境が限られる。

以下でご紹介するように、ワイエスにはこの傾向がよく出ていると思いました。

また、この八字には土「財」がないので、嘘がつけなかったり、客観性がなかったり、計画性がなかったり、円滑に回すことが苦手であったりするかもしれません。

実際に、寡黙で絵を描くこと(と歩き回ること)しかしないワイエスに代わり、彼の妻が作品の管理、画商や美術館との交渉、図録の編集など、ビジネス面のすべてを完璧に取り仕切っいたそうです。

また、この八字には金「官殺」がないので、団体行動が苦手であったり、協調性がなかったり、我慢ができなかったり、システムに従うことが苦手であったりするかもしれません。

Geminiによると、ワイエスは虚弱(病弱)だったため、小学校から高校まで一切学校に通わず、家庭教師から読み書きや歴史を教わるホームスクーリングで育ったそうです。

同年代の子供たちとの集団生活や、一般的な社会のルールに触れる機会を持たなかったことが、彼の極端な内向性と、自己完結した深い精神世界を育むことになったそうです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

火金の合理

この八字は、「金」はありませんが、「火」が多いので、次の「火金の合理」の傾向が現れ易いかもしれません:

合理的、冷徹、論理的思考、整合性(=矛盾がない・辻褄合わせ)、無駄が無い、筋を通す、機械相手の作業が得意、理工系向き。

Geminiによると、ワイエスには、人間と物体を等価に扱う面があったそうです。

つまり、彼は隣人のしわくちゃな顔も、錆びたバケツも、枯れた草も、すべて同じ「等価な対象」として観察したそうです。

感情移入して対象に溺れるのではなく、外科医がメスを入れるような冷たく距離を置いた視線(客観性)を常に持っていたそうです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

最強の五行

この八字の最強の五行は「火」だと思います。

この八字の「火」は月令を得ており、通根しており、さらに「木」から生じられています。

「火」があまりにも強いので、反動として「水」が強まる可能性が高いと思います。

「木」も通根しているので、そこそこ強さがあると思います。

火の病気=心臓、舌、目、血液系、循環器系(血脈,血管)、精神の安定性.

火のキーワード絶対的なもの(宗教・科学・法律など)を求める絶対的な存在頂点、君臨、宗教、真理普遍性、絶対主義、権威主義、ピラミッド構造、縦社会(上下関係・序列)、崇(あが)める・崇められたい、トップダウン型(=上から下へ、上から目線、偉そうな態度、尊大、独裁的、独善的、排他的、全能感)、原理主義(=自分の経験よりも「絶対的なもの(原理・法則など)」を重視)、歴史(絶対)から学ぶ、応用力がある=「絶対的なもの」の応用=演繹的思考力=抽象から具体へ目的合理(=ある目的を達成するために、最も効率的で論理的な手段を選択・実行する考え方や行為)、爆発力(=感情の爆発、短気?、勃興、ハッスル、覚醒、創造性表現力アピール力自己主張が強い、プレゼン上手、お喋り、雄弁・多弁、言語能力・言語化力、拡散力自分の熱を広める・伝える)、集中力(熱中、短期集中型、一気呵成、熱血)、エネルギー、活力、活発情熱、積極性、活動的、戦闘・闘争・戦い、アドレナリン、周囲を活性化(=元気・勇気づける、応援、盛り立てる、熱狂させる沸かす影響力、宴会)、皆を照らす(=表舞台で注目を集める目立つ人目を引く、派手、華やかさ、煌(きら)びやか、魅力的、刺激的、アイドル性)、闇を照らす(=暴く暴露開示、真相解明、解明力、露出、裸、禿)、ドライな性格自己中心的、ややサイコパス気質、共感性が低い人を物や道具のように扱う事がある、移り気(=飽き性、やる気・気分に波・ムラがある、感情の浮き沈み)、恋愛(ロマンチスト、恋は盲目、心臓=ポンプ=ドキドキ、発情?、求愛行動?)。

水の病気=腎臓、耳、泌尿器系、生殖器系、循環器系(ホルモン,体液,血液,骨髄)、冷え性.

水のキーワード:感情・思考の変化性(=激怒、豹変、変貌(へんぼう)、流れる、流す)、自由性(=自由奔放、自由な発想、飄々、氾濫、暴走、仕出かす、やらかす)、適応能力(=柔軟性、臨機応変、変幻自在、その場その場で、その時その時で)、形(=ルール・境界線)がない、常識に囚われない、こだわりが少ない、既成概念・人間関係などの破壊・解体、再構築、浄化と再生、察知・先見性、探究心・研究心、情報伝達・情報発信、浸透させる、知性的(=頭が良く回る、物知り、深堀する掘り下げる、戦略的思考、水平思考)、視点が固定されない、冷静(=冷やす鎮静化、多視点、多面的、俯瞰メタ認知、セロトニン)、秘匿性(=隠す秘密主義、水面下、潜る、裏舞台人目を避ける寡黙?)、特殊化(=1点への収束、深める、集約、最適化、適合化、特化、専門化、専用化、深化高度化、複数の専門分野をもつ、世間一般から感覚がずれる、世間から理解されにくい、浮世離れ)、横社会(=縦よりも横の繋がりを重視、対等・公平・平等な関係)、闇の性質(=ずる賢い、狡猾、したたか、冷たい、闇落ち、周囲を振り回す・巻き込む、陰険?・陰湿?・ケチ?・独占欲?・閉じ込める?)、同時に複数の事ができる(マルチタスク?、同時進行、同時並列処理、二股)。

木の病気= 肝臓、目、脳神経系、頭、メンタル、精神病、睡眠、筋(=神経,腱,筋膜).

木のキーワード生命力=伸びる力、躍動・うごめき、始動、前進・進展、(ゆっくりと)成長上昇志向、(長期的な)目標、(長期的な)ビジョン、理想を抱く、実直真面目、正直、誠実、真心、不器用、リーダーシップがある、上下関係、情緒性、情緒的、感情や気持ちを重視、感情的、感動する・させる、情に流され易い、情に弱い、情に厚い、人間性・人間らしさ、人情味、義理人情、人間味・人間臭さ、仁(=思いやり・優しさ)、「動物を可愛がるのも木、動物を虐待するのも木」、情け容赦ない、情にほだされる、情をかける、温かみ、非合理(=回り道)、アナログ感(=手触り感手作り感手書き不完全さ温(ぬく)もり)、非結果主義(=人間性・人柄・努力・道徳観・過程・物語性を重視)、有機物的(有機的)、人との繋(つな)がり、ネットワーク、仲間、縁、調和性、協調性、共感力、絆、友情、自己組織化?、しなやかさ(柔軟性)感覚派、気分、思い付き閃(ひらめ)き、妄想、創造性(発想力)、始まり、スタート、新しい物好き、新奇性、革新的、新進気鋭、若々しい、快楽、だらしなさ、ぐだぐだ、いい加減、曖昧、優柔不断、繁殖。

その他の五行のキーワードについてはこちらのページをご覧下さい。

以上が八字から私が読み取れる極めて抽象的な情報です。

残念ながら、具体的な事象として何が現れるかは、なかなか分かりません。ご本人との対話が必要になります。

大運から分かること

ワイエスの大運は次のようになります。

  • 1  11 21 31 41 51 61 71 81 91(歳)
  • 丙  乙  甲  癸  壬  辛  庚  己  戊  丁
  • 午  巳  辰  卯  寅  丑  子  亥  戌  酉
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  •   丁 丁      食 食    丁 乙 丁 丁
  • ↑          ↑
  •   丁 丙      食 食    丑 卯 未 巳

そして、小山内流の蔵干を採用すると、大運の地支は次の様に書き換えることができます。

  • 1  9  11 21 27 31 39 41 51 57 61 69 71
  • 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 辛  辛  庚  庚  
  • 〇 〇 〇   〇 〇 〇 〇   〇 〇 〇 
  • 続き
  • 81 87 91 99(歳)
  • 戊  戊  〇 
  •   辛  辛  庚

ここで〇には色々な意味があるのですが、例えば、独創性や才能(専門性)が発揮される可能性がある時期になります。(ただ環境が整った場合の話になります。)

なお、〇の詳しい説明は、こちらのYouTubeをご覧下さい。

〇の予想が妥当なものであったかは、以下の年表のところで検証します。

健康面

上述のように、ワイエスは、大運で「木」か「水」が巡ると「五行のバランス」が整うことが分かりました。

11歳から50歳まで、そして57歳から80歳まで、大運で「木」か「水」が巡ります。

81歳から健康に要注意な時期に入ります。

しかし、実際には、ワイエスは91歳までご存命でした。

最期は「老衰に近い穏やかな自然死」であったそうです。

Geminiによると、30代前半で受けたの一部と肩の筋肉を切除するという命がけの大手術を乗り越えて以降、ワイエスは91歳で亡くなるまで、大きな病気で長期入院や寝たきりになるようなこともなく、驚くほど安定した健康状態を維持しましたとのことです。

幼少期の「ひ弱で学校にも通えない少年」というエピソードからは想像もつかないほど、後半生の彼は強靭で活動的でしたとのことです。

彼の健康と体力維持の最大の基盤となっていたのは、30代での大手術以降に日課となった「長距離の歩行(散歩)」ですとのことです。

  • 1  9  11 21 27 31 39 41 51 57 61 69 71
  • 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 辛  辛  庚  庚  
  • 〇 〇 〇   〇 〇 〇 〇   〇 〇 〇 
  • 続き
  • 81 87 91 99歳 時 日 月 年  時 日 月 年  時 日 月 年
  • 戊  戊  〇 〇    丁 丁    食 食  丁 乙 丁 丁
  •              ↑
  •   辛  辛  庚     丁 丙    食 食  丑 卯 未 巳

1歳から20歳までは火旺の「火」が強い大運干支が巡ります。

ワイエスの八字は「火」が強いです。

大運でも強い「火」が巡るとなると、健康に問題が出てもおかしくないです。

Geminiによると、ワイエスには生まれつき股関節に異常があり、歩くときに足先が外側を向いてしまう、少しぎこちない歩き方をしていたそうです。

こじ付けかもしれませんが、火剋金で強い「火」は「金(=骨)」を強く剋(こく)します。

また、Geminiによると、ワイエスが最も重い感染症(=「百日咳」と「結核または肺炎」)にかかったのは、6歳〜9歳頃だったそうです。

ただ、感染症は四柱推命では推命できないと考えられています。

ただ、火剋金で強い「火」は「金(=肺)」を強く剋(こく)します。

ゆえに、肺に関わる感染症に感染し易くなっていたのかもしれません。

Geminiによると、学校を辞めてからの少年期、彼は急性期の感染症からは回復したものの、依然として「非常に痩せ細り、神経質でひ弱な子供」として扱われたそうです(9歳〜15歳頃)。

15歳を迎える頃、彼の才能を見抜いた父親(N.C.ワイエス)から、自分のアトリエで極めて厳格な美術の英才教育を受けるようになったそうです。

この頃になると、感染症で寝込むようなことは減り、絵を描く体力はついていましたが、「健康な青年」になった訳ではなかったそうです。

幼少期にかかった百日咳や結核が、気づかないうちに彼の気管支の組織を深く痛めつけており、その「見えないダメージ(時限爆弾)」を抱えたまま、青年期を過ごすことになったそうです。

なお、ワイエスが33歳の時に大手術を受けることになった「気管支拡張症」の根本的な原因は、幼少期に患った重篤な呼吸器系の感染症の後遺症であるとされているそうです。

Geminiのまとめ:

ワイエスの91年という生涯は、単に「当時としては長生きだった」という言葉で片付けられるものではありません。

「抗生物質のない時代に致死性の感染症を生き延び、高度な医療設備がない時代に肺の切除手術を乗り越え、その後は自らの足で過酷な自然を歩き回ることで獲得した長寿」です。

当時の医学的見地や社会的な常識から見れば、驚異的かつ例外的な生命力であったと評価できます。

  • 1  9  11 21 27 31 39 41 51 57 61 69 71
  • 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 辛  辛  庚  庚  
  • 〇 〇 〇   〇 〇 〇 〇   〇 〇 〇 
  • 続き
  • 81 87 91 99歳 時 日 月 年  時 日 月 年  時 日 月 年
  • 戊  戊  〇 〇    丁 丁    食 食  丁 乙 丁 丁
  •              ↑
  •   辛  辛  庚     丁 丙    食 食  丑 卯 未 巳

ワイエスの人生

ワイエスの年表

Gemini3によると、ワイエスの年表は次のようになります。

1917年 0歳 ペンシルベニア州チャッズ・フォードで著名な挿絵画家N.C.ワイエスの末っ子として生まれる。先天的な股関節の異常虚弱体質を抱えていた。
1932年頃 15歳頃 学校に通えずホームスクーリングを受ける中、父から厳格な美術の英才教育を受け始める。
1937年 20歳 ニューヨークで初の個展を開催し、出品した水彩画が即日完売するという華々しいデビューを飾る。
1940年 23歳 ベッツィ・ジェームズと結婚。また、義兄から生涯の武器となるテンペラ画法を学ぶ。
1945年 28歳 絶対的な存在であった父と甥が踏切事故で列車にひかれ即死する悲劇が起きる。この深い喪失が作風を決定的に変容させる。
1946年 29歳 父の死の喪失感と罪悪感の中で『1946年の冬』を制作し、独自の静寂でメランコリックな芸術的覚醒を迎える。
1948年 31歳 下半身麻痺の親友を描いた絶対的代表作『クリスティーナの世界』を発表し、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に購入される。
1950〜51年 33〜34歳 気管支拡張症(肺疾患)により、胸を切り開き肩の筋肉を切断する命がけの大手術を受け、長期間のリハビリを経験する。
1963年 46歳 ジョン・F・ケネディ大統領より、画家として初となる「大統領自由勲章」を授与される。
1971年 54歳 妻にも秘密で、隣人女性をモデルにした「ヘルガ・シリーズ」の制作を開始する。
1986年 69歳 約15年間秘密裏に描かれた240点超の「ヘルガ・シリーズ」が公になり、タイム誌の表紙を飾るなど世界的な大スキャンダルとなる。
1990年 73歳 ジョージ・H・W・ブッシュ大統領より、芸術家として初の「議会名誉黄金勲章」を授与される。
2007年 90歳 ジョージ・W・ブッシュ大統領より「国民芸術勲章」を授与される。
2009年 91歳 1月16日、故郷ペンシルベニア州の自宅にて睡眠中に息を引き取る。
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Geminiによると、ワイエスの代表作とその作品を描き上げた(または発表した)当時の年齢は次のようになります。

『1946年の冬』(Winter 1946) 29歳(1946年) ワイエスにとって決定的な転換点となった作品です。前年に父N.C.ワイエスが列車事故で亡くなり、その深い喪失感の中で描かれました。の枯れた丘(父が亡くなった場所の近く)を、飛行帽をかぶった少年が駆け下りてくる様子を描いており、彼の画風が「乾いた写実と死の影」へと変貌した記念碑的な一枚です。
『海からの風』(Wind from the Sea) 30歳(1947年) 夏の避暑地メイン州にあるオルソン家(クリスティーナの家)の、長い間使われていなかった最上階の部屋を描いたものです。窓を開けた瞬間に、海からのが吹き込んで古いカーテンがふわりと舞い上がった「一瞬の静寂と動き」を見事に捉えています。
『クリスティーナの世界』(Christina’s World) 31歳(1948年) アメリカ美術界の至宝であり、彼を世界的な巨匠へと押し上げた絶対的な代表作です。下半身不随の親友クリスティーナが、荒涼とした野原を這いながら家に向かう後ろ姿を描いています。わずか31歳にして、人間の孤独と尊厳を完璧な構図でキャンバスに定着させました。
『踏みしめられた雑草』(Trodden Weed) 34歳(1951年) 彼が肺疾患の過酷な大手術を受け、生死の境を彷徨った後に描かれた作品です。描かれているのは風景ではなく「古いブーツを履いて枯れ草を踏みしめる彼自身の足元」のみです。リハビリのために歩きながら、再び大地を踏みしめて生きているという生命の実感と、過酷な現実が込められています。
『グラウンドホッグ・デー』(Groundhog Day) 42歳(1959年) ペンシルベニア州の隣人であり、ドイツ系移民のカーナー家の台所を描いた名作です。人物は一切描かれておらず、窓から差し込む冬の冷たい光、テーブルの上の皿、そして窓枠越しに見える丸太だけが描かれています。人物不在でありながら、そこに生きる人々の息遣いや緊張感がひしひしと伝わってくる円熟期の傑作です。
『三つ編み』(Braids)/ヘルガ・シリーズより 62歳(1979年) 妻にも秘密で15年間描き続けた「ヘルガ・シリーズ」の中の代表的な一枚です。60代を迎え、すでに巨匠として不動の地位を築いていた彼が、金髪を編み込んだヘルガの横顔を、卵黄テンペラとドライブラシという極めて緻密な技法で執念深く描き込んでいます。
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確かに、ワイエスの代表作は大運で〇が付いた時期に発表されています。

ただ、大運での〇は、1歳から50歳まで、そして57歳から80歳まで、さらに91歳以降も付くので、かなりアバウトな推命になります。

「木」や「水」が強まる27歳から50歳までの大運が、「五行のバランス」はやや崩れるかもしれませんが、良い時期になったのではないかと私は予想します。

57歳から70歳までは「金水の陰気な干支」が大運で巡ります。

この時期は彼の八字の「木火の陽気」と大運の「金水の陰気」が対立することになります。

陽気と陰気のバランスが取れるので、「吉」と考えることもできますが、年表からすると、特別に「大吉」または「大凶」という事はなかったことになると思います。

恐らく、反作用により、既に「水」の性質が彼の中で自然に強まっていたので、今更、大運で「水」が巡っても特に何も起こらなかったのかもしれません。

むしろ、「水」は必要なかったのかもしれません。

ちなみに、「木」には「足」という象意があるようです。

また、「風」は「木」の象意になります。

ただ、私は「風」は「火」の象意ではないかと考えています。

また、「光」は「火」の象意です。「影」は「水」の象意になると思います。

また、29歳の時の『1946年の冬』は、強い「比劫」の大運で制作されたものですが、比劫には「進化=敵(毒)を味方(薬)にすること=ピンチをチャンスに変える、自立」という象意があります。

つまり、「父親の死」というピンチをチャンスに変えたという事になるのかもしれません。

ワイエスの性格・人柄

Geminiによると、ワイエスの性格や人柄は以下のようにまとめられるようです。

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ワイエスの性格と人柄は、「熱さと冷たさ」「衝動性と計画性」「弱さと強さ」という、相反する要素が極端なレベルで同居する非常に複雑なものでした。

良い面

圧倒的なストイックさと求道精神

彼は、一度描くと決めた対象に対して、狂気的なまでの集中力と忍耐力で向き合いました。テンペラ画という極めて時間と手間の掛かる技法を用い、妥協を一切許さず、対象の魂に触れるまで何ヶ月も筆を重ね続ける姿勢は、まさに修行僧や求道者のような崇高さを持ち合わせていました。

←――集中力は「火」の象意になります。また、並外れた集中力は「五行の偏り」の傾向にも関係していると思います。

←――テンペラ画は「印」と関係しているかもれません。「印=丁寧な仕事ぶり、文化伝統」になります。

←――「修行僧や求道者のような崇高さ」は「火」や「比劫」が関係しているのかもれません。「火=絶対的なものを求める、崇(あが)める」「比劫=仏門・僧侶=禁欲的」になります。

時代や流行に流されない「信念の強さ

当時のアメリカ美術界が「抽象表現主義」一色に染まり、写実的な具象画が「時代遅れのイラスト」と酷評されても、彼は決して自分のスタイルを曲げませんでした。他人の評価や時代の空気に迎合せず、「自分が見つめたいものだけを描く」という揺るぎない精神の独立を生涯貫き通しました。

←――「比劫=強い意志、芯がある、しぶとい、我が道を行く=他者の目や評価を気にしない確信がある、孤立・自立」になります。

朽ちゆくものへの深い愛情と共感

彼は、華やかなものや完璧なものよりも、枯れた野草、風化した家屋、錆びた農具、そして老いや死の気配が漂うものの中にこそ「真実の美」を見出しました。見捨てられたもの弱きものに対して向けられる彼の眼差しには、万物に魂を見出すような深い畏敬の念優しさ(アニミズム的な共感)が宿っています。

←――「木=情緒性、人間味、人情味、優しさ、共感力、アナログ感=手触り感・手作り感・手書き・不完全さ・温もり」になります。

←――畏敬の念=神仏、広大な自然、または偉大な人物などに対して、そのあまりの偉大さや崇高さに「おそれうやまう」感情を抱くこと」は、火の「崇(あが)める」が関係しているのかもしれません。

身体的ハンデを克服した不屈の精神力

幼少期の重い呼吸器疾患や、30代での片肺切除という命がけの大手術を経験しながらも、それを理由に絶望することなく、過酷な自然の中を何マイルも歩き回ることで強靭な肉体を作り上げました。生まれつきの弱さを自らの意志と行動で克服し、91歳で亡くなる直前まで筆を握り続けた生命力は並外れたものです。

←――日干「木」が通根しているためでしょうか。「木=生命力、足」「比劫=サバイバル能力、進化=敵(毒)を味方(薬)にすること=ピンチをチャンスに変える、気力体力」「食傷=行動力・ポジティブ思考」になります。

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悪い面

芸術を免罪符にした「自己中心性と残酷さ」

彼にとって最も重要なのは「自分の直感と芸術」であり、そのためならば周囲の人間を徹底的に振り回しました。妻に15年間も秘密で別の女性(ヘルガ)のヌードを含めた連作を描き続けたことは、その最たる例です。この芸術至上主義的なエゴイズムは、例えば自らの表現を追求するあまり家族や社会的立場を顧みなかったポール・ゴーギャンのような画家の苛烈な生き方ともどこか通底しています。天才特有の、周囲に多大な精神的負担を強いる残酷さを持っていました。

←――「水=隠す、秘密主義、人目を避ける、寡黙」になります。一方で「火=暴露、開示、暴く、裸」になります。また「火=熱中、情熱、集中力、自己中心的、絶対的なものを求める、絶対主義=至上主義」になります。

他者を「観察対象」として消費する冷徹さ

彼は対象に向き合う際、愛情と同時に「外科医のような冷酷な目」を持っていました。モデルの身体的な障害(クリスティーナの麻痺など)や内面的な孤独でさえも、自分の作品を成立させるための「最高のモチーフ」として冷徹に分析し、キャンバスに利用・消費するような一種の冷たさ(客観性)がありました。

←――火の「人を物や道具のように扱う事がある」が関係しているのかもれません。または、水の「冷静、冷やす、俯瞰、メタ認知」が関係しているのかもしれません。

妻に対する「搾取的な依存

自分の理想とする孤独な制作環境を守るため、画商とのビジネス交渉、作品の管理、金銭問題、日常の雑務のすべてを妻のベッツィに丸投げしていました。自分は「純朴な芸術家」という安全地帯に身を置きながら、厳しい世俗の風除けとして妻を利用していたという意味で、非常に打算的で都合の良い関係性を構築していました。

←――これは「財」が無いためかもしれません。「財」が無いと「円滑に回せない」という事象が出るようです。また、印には「他者利用=他力・自分でやらない・甘え、依存」という象意があります。また、食傷には「やりたい事しかしたがらない」という象意があります。

極端な閉鎖性と偏執的な執着

彼は生涯を通じて、ペンシルベニア州の故郷とメイン州の避暑地という「たった2つの土地」から出ることを極端に嫌いました。自分のコントロールが及ばない未知の世界を恐れる保守性があり、特定の隣人の家や窓ばかりを何十年も描き続けるという、ある種の偏執狂的(パラノイア的)な執着心を持っていました。

←――「保守性」は「土」の象意になりますが、彼の八字には「土」がありません。印の「自分の世界=籠(こも)る=孤立=ASD的な傾向」が関係しているのかもれません。

←――上述の「五行の偏り」の傾向(=生きづらさ、好き嫌いが激しく独自の美学やこだわりを持つ)と関係するのかもしれません。

←――上述の「天干が全て陰干」の傾向(=優しさや柔かさの裏に頑固さ強い執念を秘めている)と関係するのかもしれません。

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特異性

ワイエスを医学的な意味で「発達障害」と断定する専門家は少数派です。しかし、彼の示した「異常な過集中」「強固なルーティンへの執着」「対人関係の極端な制限」といった特性は、ASD(自閉スペクトラム症)のプロファイルと完全に合致するものであり、彼が一般的な脳の認知システムとは異なる、極めて特異な精神のハードウェアを持っていたことは間違いありません。

←――残念ながら、ASDのような「(遺伝的な)脳の特性」は四柱推命では推命できないのではないかと予想されています。ただ、一部は推命できることもあるのかもしれませんが。

1. 異常な「過集中(ハイパーフォーカス)」と強いこだわり

発達障害の特性としてよく見られる「特定の対象に対する常人離れした集中力」が、ワイエスの制作スタイルには完全に一致します。

  • モチーフへの偏執: 特定の隣人の顔、特定の窓枠、さらにはヘルガという一人の女性の身体を、何年にもわたって異常なほどの執着を持って描き続けました

  • 終わらない遊び: 10代後半になっても、そして大人になってからも「おもちゃの兵隊」を使った精巧な戦争ごっこに何時間も没頭し続けるという、年齢にそぐわない特定の興味への強い固執がありました。

2. 「同一性の保持」への強烈な欲求(ルーティンの固定)

発達障害の傾向を持つ人は、予定の変更や見知らぬ環境を極度に恐れ、同じルーティンを繰り返すことで安心を得る傾向(同一性の保持)があります。

  • 極端な移動の制限: ワイエスは生涯を通じて、ペンシルベニア州の故郷とメイン州の避暑地という「自分が完全にコントロールできる2つの安全地帯」から出ることを頑なに拒み続けました。未知の場所を旅行したり、新しい環境に身を置いたりすることは、彼にとって耐え難いストレスでした。

3. 社会性の偏りと対人関係の極限的な制限

彼には他者の感情を理解したり、集団の中で適切に振る舞ったりする「一般的な社会性」が著しく欠如していました。

  • 他者の視線の排除: 誰かが同じ部屋にいるだけで極度の緊張状態に陥り、絵を描くことができなくなりました

  • 感情の非対称性: 妻に対して愛情はありながらも、自分の制作(ヘルガ・シリーズなど)のためには妻がどう感じるかを完全に度外視してしまうような、他者の心情に対するある種の「想像力の欠如」や「情緒的な切り離し」が見られました。

4. 視覚的な「感覚過敏」

光の反射や物の質感(テクスチャ)に対して、病的なまでに敏感に反応する特性がありました。一本の枯草の解像度や、古い木材のひび割れに対して、脳のフィルターを通さずに膨大な情報量をそのまま知覚してしまうような、極めて鋭敏な感覚(感覚過敏)を持っていたことが作品から読み取れます。

【環境要因か、先天的要因か】

ただし、多くの専門家が「発達障害の診断」に慎重になるのには理由があります。それは、彼のこうした特性が「先天的な脳の構造(発達障害)」によるものなのか、それとも「極端に特殊な生育環境」によって後天的に形成されたものなのかを切り離すことが不可能だからです。

幼少期に重い病気で学校という社会から完全に隔離され、圧倒的な支配力を持つ天才的な父親のもとで、現実社会との接点を持たずに純粋培養された結果として、上記のような偏った認知スタイル(人格)が形成されたと考えるのが、現在の美術史における最も一般的な見解です。

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ワイエスの子供時代

Geminiによると、ワイエスの子供時代は次のようになるようです。

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彼は一般的な子供が経験する「学校での集団生活」や「同世代の友人関係」をほとんど知らず、「圧倒的なカリスマ性を持つ父親」と「大自然と孤独」という、濃密で閉ざされた環境の中で育ちました。

誕生:1917年:
ペンシルベニア州チャッズ・フォードにて、5人兄弟の末っ子として誕生。
学校からのドロップアウト:1923年頃(6歳):

重い百日咳などの感染症を患い、集団生活に耐えられないと判断され公立学校を退学。

孤独な空想の時代:1920年代後半(10代前半):

同世代から隔離され、広大な自然を一人で歩き回り、おもちゃの兵隊を使った精巧な戦争ごっこに没頭する。

父のアトリエへの弟子入り:1932年(15歳):

父N.C.ワイエスの厳しい指導のもと、ルネサンス工房のような本格的な美術の英才教育が始まる。

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1. 偉大すぎる父と「ワイエス帝国」

ニューウェル・コンヴァース・ワイエス(N.C.ワイエス)は、『宝島』や『ロビン・フッド』などの挿絵で大成功を収めた、アメリカ屈指の国民的イラストレーターでした。 ワイエス家には広大な土地があり、邸宅には常に著名な作家や芸術家が出入りし、アトリエには歴史劇の衣装や小道具が溢れていました。兄姉たちもそれぞれ音楽や絵画の才能に恵まれた「天才一家」であり、家全体がエネルギーに満ち溢れた父に支配された、一つの強烈な「王国」のような空間でした。

←――ワイエスの八字には「財=父」がありませんが、彼の父が彼に強く影響を与えていたことは間違いないと思います。

2. 学校教育からの隔離と「自然」という教師

前述の通り、虚弱体質のため小学校をすぐに退学した彼は、一般的な社会から隔離され、家庭教師(主に両親)から教育を受けました。 同世代の子供たちとの交流を絶たれた孤独な少年にとって、最大の遊び場は家の裏に広がるチャッズ・フォードのや丘でした。人間社会の喧騒から離れ、風の音鳥の死骸雪に覆われた枯れ草といった「自然界の事物」に対して深く親密な眼差しを向けるようになります。この時期に培われた自然への畏敬の念が、後の芸術の絶対的な基盤となりました。

←――「木=生命、草花、木々、有機物、風?、情緒性」「火=崇(あが)める、波動性」「印=インプット型=吸収力・知識欲・教育」のためでしょうか。

3. 狂気的な「兵隊遊び」と空想力

身体が弱く激しいスポーツができなかった彼の最大の娯楽は、膨大な数の「おもちゃの兵隊」を使った精巧な戦争ごっこでした。 これは単なる子供の遊びの域を超えており、彼は第一次世界大戦の歴史や軍服のディテールを徹底的に調べ上げ、自分で軍隊の動きや物語を作り上げて何時間も一人で没頭しました。この「圧倒的な集中力で、自分だけの閉ざされた世界を構築する能力」は、大人になってから数ヶ月かけてテンペラ画の緻密な世界を描き込む作業と本質的に同じものでした。

←――「食傷=没頭、遊び、子供」「木=妄想、閃(ひらめ)き」「火=集中力」「印=自分の世界、主観性、思考の世界、精神世界」になります。

4. 15歳からの過酷な英才教育

絵の才能を見抜いた父は、15歳になったアンドリューを自分のアトリエに入れ、弟子として徹底的な訓練を課しました。 それは、石膏デッサン、解剖学、静物画など、ルネサンス期の工房を思わせる非常に厳格で古典的な基礎訓練でした。父は「対象の本質を掴むまで、表面的なテクニックに逃げるな」「光と影の構造を完全に理解しろ」と容赦なく指導しました。ワイエスが後に見せる、対象を冷徹に解剖するような極めて高度な写実の技術は、この時期に父から叩き込まれたものです。

←――「印=教育、家系からの恩恵、吸収力」「食傷=技術、技、センス」になります。

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ワイエスの功績

Geminiによると、ワイエスが美術界で高く評価される理由は、次のようになるようです。

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1. 写真以上に「本質」を写し出す超絶技巧

ワイエスが使った「テンペラ」という水彩の一種は、非常に乾きが早く、何度も何度も細い線を重ねて描く、気の遠くなるような手間がかかる技法です。

  • 質感を極める: 風化した木の板のささくれ、冬の枯れ草の一本一本、年老いた人間の皮膚のシワなど、彼は対象の質感を徹底的に描き込みました。

  • 見えないものまで描く: それは単に「写真のようにそっくりに描く」ということではありません。写真では写らないような「冷たい空気の匂い」や「流れていった時間」までをキャンバスに定着させるような、魔法のような表現力が評価されています。

←――「食傷=技術・技、表現力」「火=表現力」になります。

2. 誰もが共感できる「普遍的な感情」を描いた

美術の教科書に載るような難解な絵は、解説を読まないと理解できないことがよくあります。しかし、ワイエスの絵は違います。

  • 説明不要の感動: 彼の絵を見るのに、専門的な知識は必要ありません。荒涼とした大地を一人で歩く人物や、窓から差し込む静かな光を見ただけで、人は「孤独」「郷愁(懐かしさ)」「寂しさ」、あるいは「生きる強さ」を直接感じ取ることができます。

  • 人間の心の根底にある感情を、風景や人物を通して見事に表現した点が、大衆からも専門家からも圧倒的に支持された理由です。

←――「火=普遍性、絶対的なもの、抽象から具体へ」「木=生命力、感情、情緒性、人情味、人間味、共感力、アナログ感=手触り感・手作り感・手書き・不完全さ・温もり」になります。

3. 流行に一切流されない「本物のブレなさ」

彼が活躍した時代、美術界の中心地ニューヨークでは、絵の具をキャンバスにぶちまけるような抽象画や、ポップアートが「最先端でカッコいい」とされていました。

  • 逆風の中の孤高: 古臭い写実主義を描くワイエスは、当時の評論家から「時代遅れだ」と批判されることもありました。しかし、彼は一切ブレることなく、自分の田舎に引きこもり、自分の信じる「写実」だけを何十年もひたすら突き詰めました。

  • 美術界は最終的に、流行に乗って消えていく何千人もの画家たちよりも、周囲の声を無視して自分だけの世界を極め尽くしたワイエスの「恐るべき執念と信念」を高く評価せざるを得なかったのです。

←――何となく「土っぽい」感じがします。「土=信念の不変不動、古いもの、地味、頑固」になります。しかし、ワイエスの八字には「土」がありません。

←――上述の「ASD的な傾向」が関係しているのでしょうか。また「比劫=強い意志、しぶとい、芯がある、我が道を行く=他者の目や評価を気にしない確信がある」も関係しているかもしれません。

4. 「平凡な日常」を「世界的な名作」に変えた魔法

多くの画家は、インスピレーションを求めて海外を旅したり、美しいモデルを探したりします。

  • 足元にある宇宙: しかしワイエスは、生涯で「自分の生まれた故郷」と「夏の避暑地」の2つの場所からほとんど出ませんでした。描いたのも、近所の農家のおじさんや、体の不自由な友人、自分の家の窓やバケツといった、ごく平凡なものばかりです。

  • 「どこにでもある退屈な風景」を、じっと見つめ続けることで「人間の生と死を感じさせるような壮大なドラマ」に変えてみせたこと。これが、ワイエスが天才と呼ばれる最大の理由の一つです。

←――上述の「ASD的な傾向」が関係しているのでしょうか。

ワイエスが美術界で高く評価されているのは、「時代遅れと言われても絶対に曲げない信念」を持ち、「狂気的なまでの超絶技巧」によって、「誰もが心に抱える孤独や懐かしさ」を、ごくありふれた風景の中で完璧に表現しきったからです。だからこそ、理屈抜きで見る者の心を打ち抜く力を持っています。

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YouTubeの解説動画より

以下の解説はYouTubeの解説動画からワイエスの本質をGeminiが抽出したものです。

1. モノで人を描く「不在の美学」

ワイエスの最大の特質は、あえて人を描かずに「そこにいた人の魂や気配を描き切る」ことです。 風に揺れる古いレースのカーテン、脱ぎ捨てられた衣服、松ぼっくりが詰まった古びた軍用ヘルメットなど、主が去ったあとの「モノ」を緻密に描くことで、逆にその人物の体温や生き様、人間としての尊厳を強烈に浮かび上がらせました。

←――「火」と「水」は波動性や精神性と関係していて、「木」と「金」は粒子性や物質性と関係していると考えています。

つまり、「モノで人を描く」と言うのは「木(=有機物)」や「金(=無機物)」が関係していると思います。

ワイエスの八字は「火」が強いので、火剋金の作用で「金(=無機物)」を求めるところがあったのかもしれません。

2. 写実の皮を被った「抽象主義」

世間からはアメリカン・リアリズムの巨匠と呼ばれましたが、彼自身は自らを「抽象主義者」だと語っていました。対象をカメラのように写し取るのではなく、一つのシンプルなものを極限まで深く覗き込み、その奥にある「言葉にできない深い意味(見えない核)」をすくい取ろうとする姿勢こそが彼の本質です。

←――やはり「火」が関係していると思います。「火=抽象から具体へ、演繹的思考」になります。

3. バッハとシベリウスに通じる「精神性」

彼はJ.S.バッハとシベリウスの音楽を深く愛し、自らの芸術の支柱としていました。バッハの音楽のように過剰な装飾を削ぎ落として本質に向き合う厳格さと、シベリウスの音楽に通じる冷たく厳しい自然の「孤独感」を、テンペラや水彩で画面のなかに閉じ込めています。

←――音楽は波動性のものなので、はやり「火」と関係している気がします。

←――「過剰な装飾を削ぎ落として本質に向き合う」は「金(=洗練化)」が関係している気がします。

4. 狭く深い世界への狂気的な「執着」

彼は「自分がよく知っているもの、愛しているものしか描けない」と語り、良い風景を求めて旅をすることはなく、限られた土地と人間だけを定点観測し続けました。1人の女性(ヘルガ)の肉体の変化を15年間も秘密裏に描き続けたエピソードからも、対象を狂気的なまでに凝視し続ける深い情熱と執着心が伺えます。

←――上述の「ASD的な傾向」のためでしょうか。八字に「火」と「土」が多いと「執着や強いこだわり」という象意が出るようですが、「火」だけでも「執着」という象意があるのでしょうか。ただ、火には「短期集中型や移り気」という象意があるので、長く執着するのは難しいのかもしれません。また「火=情熱、熱中、恋愛」になります。

結論として: アンドリュー・ワイエスという画家の本質は、「極限の観察を通して、見慣れた日常の風景やモノから『人間の孤独と尊厳』や『生と死』という目に見えないドラマをすくい取ること」にあると言えます。

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