今回は、画家のゴーギャンの四柱八字を研究してみたいと思います。

ゴーギャンの四柱推命

八字から分かること

ポール・ゴーギャン:男性:1848年6月7日午前10時00分:パリ生まれ:均時差は約+1分15秒、経度時差はなし、よって真太陽時での生時は10時01分15秒:金星人(申酉):

ゴーギャンの生年月日と生まれた時刻は、Astro databaseというサイトで検索しました。

ゴーギャンの八字(命式)は次のようになります。

  • 時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊
  • 巳 卯 午 申

小山内式の蔵干を採用すると、この八字の地支は次のように書き換えることができます。

  •           通変での表示
  • 時 日 月 年   時 日 月 年  (比=比劫の略)
  • 己 己 戊 戊   比 比 比 比  (食=食傷の略)
  •   ↑         ↑      (官=官殺の略)
  • 丙 乙 丙→庚   印 官 印→食  (矢印=剋の略)

天干が全て「土」の五行で、全ての「土」が得令を得ています。

研究のしがいがある八字だと思いました。

日干の強弱の判断

まず、月支が「丙」なので、この八字は火旺(かおう)になります。

日干の己は「旺(5)相(4)死(1)囚(2)休(3)」の「相(4)」で強いです。

言い換えると、日干「己」は得令を得ています。

よって、ゴーギャンは権威性を持つ可能性が出て来ます。

また、この八字の残りの土の五行である「己」と「戊」も「相」で強いです。

また、この八字の「丙」は「旺(5)」で最強(旺盛)です。

また、この八字の「乙」は「休(3)」で強くも弱くもない並みの状態です。

また、この八字の「庚」は「死(1)」で最弱です。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

ここから日干の強弱の判断に入ります。

日干「己」は「相(4)」で元々強く、さらに月干「戊」から強められます。

時干「己」は陰干なので普通はあまり日干の力量の増加には寄与しないと考えられます。

しかし、今回の場合は、時干「己」も得令を得ていて、さらに時支「丙」にも強力に支えられているので、日干「己」の力量の増加にやや寄与する可能性があると思います。

一方で、強い日干「己」は並みの日支「乙」に剋(こく)されています。

このため、日干「己」の力量は大幅に下げられます。

ただ、「乙」がどの程度日干の力量を減らすのかは判断が非常に難しいです。

と言うのは、日支「乙」は両側にある「丙」に力量を洩(も)らすことになるので、さらに日干を剋す力が残っているのか疑問が残るからです。

一方で、「丙」は最強(旺盛)なので、「乙」からの力量的な助けを必要としないとも考えられます。

つまり、「乙」は日干「己」を剋すことに専念できるかもしれません。

以上の力量的なやり取りを総合的に考慮しますと、判断がとても難しいところですが、

日干「己」は身強(やや身強)になるのではないかと思います。

よって、大運では「土」と「火」が凶になります。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

ゴーギャンの気質

日干に隣接する通変は、比劫、比劫、官殺になります。

隣接する通変とは、日干の左右および下にある通変のことです。

この隣接する通変がこの人の気質に最も影響すると考えられています。

ただ、小山内式では、時干または日支が「比劫」の場合は特別ルールが適応され、「比劫」に代わり「時支の通変」が隣接する通変になります。

よって、隣接する通変は、比劫、印、官殺になります。

比劫のキーワード:強い思い(強い意思、強い意欲、念)、意地、しぶとい、芯がある、我が道を行く=他者の目や評価を気にしない確信がある、我が強い、不器用、苦労、浪費、異性運が弱い、拡大、分裂=孤立・自立・自己流・独学・自力で頑張る、他者意識・分離意識=張り合う、競争心、負けず嫌い、攻撃性、ライバル、奪う・奪われる、(縄張り争い?)、仲間意識・同化意識=同志、同族、一体化、共有、共生、協力、進化(=敵(毒)を味方(薬)にすること、ピンチをチャンスに変える)、継続、存続、生きる力・生存力、体力系・スタミナ=気力体力・タフ、アスリート気質(仏門・僧侶=禁欲的)、気合、勇気・やる気・根気・元気・本気、比劫が巡ると「氣」が大きくなる、他者との関わりがカギ(親や兄弟も含む)、吉凶混在。

印のキーワード:好奇心、自分の興味関心に従う、マニア、研究心、専門性、一芸に秀でる、資格、受賞・勲章、入力タイプ=吸収力・知識欲、教育、文化伝統、知の継承者、文脈重視(=歴史を尊重)、丁寧な仕事ぶり、正統派、規則正しい(生活)、慎重、安定志向、リスク回避、保証を求める・保険をかける、意識が内に向く=自分の世界=籠(こも)る=孤立、深い思考力、懐疑心、考え過ぎて結局動けない、ノイローゼ、マイペース、ユニーク、個性的、自己愛、ナルシシスト、カリスマ性、利己的(我がまま、保身)、好き嫌い、プライドが高い、人気運、引き立て運、愛されキャラ、(ゆっくりマイペース?)、生理的欲求、快楽主義、依存、中毒、他者利用=他力、甘え上手、自分でやらない、努力や競争が嫌い、多様性、開放性が高い(芸術との縁)、受け入れる、享受、飽き性、多忙、システム(社会や家系)からの恩恵、システム(社会や家系)との調和、主観的(他人には理解できない個人的感覚=クオリア)、哲学、精神世界、儀式・作法、スピリチュアル、不思議系、占い、宗教、信仰心。

官殺のキーワード:責任感、正義感、使命感、他者貢献、利他性、自己犠牲の精神、献身的、不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、危機管理力、萎縮、クヨクヨしがち、落ち込み易い、鋭敏(びくびく)、仮面、虚勢を張る、逆境に身を置く、自分の事より他者の事を優先する、人の心を揺さぶる、外圧への耐性=外圧に順応して動く、忍耐力、努力家、我慢、組織、力関係、公職、出世、地位、名誉、権力、維持管理、社会帰属意識、自己の存在意義や存在価値を気にする、承認欲求=評価されたい、革命家=理想家、反抗心、怒り、暴力する・される、非道、面子、マスト思考、規律やルールを守る、忠誠心、従順性、思考停止、服従、押し付けがましい、お節介、自分にも他人にも厳しい、洗脳する・される、ヒーロー気質、リーダー気質、協調性、同調圧力、義務感、修業・鍛錬・試練、躾(しつけ)、自制心(ブレーキ)、控え目、礼節丁寧、倫理観、モラル、道徳心、品位、ストレス、重荷、病気、いじめ、縦社会、体育会系、序列。

これらのキーワードの内、どれが現実の事象として現れるかは分かりません。

ただ、通変の事象が強く現れるか弱く現れるかは五行の強弱からだいたい分かることもあります。

上述の五行の強弱から考えると、「比劫」が強いので、「比劫」の特徴が強く現れる可能性が高いと思います。

ただ、強い「比劫」が連立するので、比劫の悪い面もよく出る可能性が高いと思います。

なお、「印」と「官殺」が隣接する方は次の「内向き」の傾向が現れ易いそうです:

内向き、インドア派、専門的、保守的、過去志向。

ただ、「火」や「木」の「印」と「官殺」なので、「外向き」の面もある気がします。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

年干の解釈

年干(=人生の方向性や家系)が「比劫」なので、ゴーギャンは「他者との関わりが深い人生」「自分が自分であるための人生を歩む人生」になる傾向が強いのではないかと予想されます。

そして、年干「比劫」のキーワードは、「強い思い」「サバイバル」「他者」「苦労・進化」「継続・存続(=親や家系と同じ)」「他人は他人、自分は自分」「吉凶混在」などになると思っています。

実際に、ゴーギャンの人生は、以下で紹介しますように「他者との関わりが深い人生」「自分が自分であるための人生を歩む人生」であると私は思います。

また、日干、月干、年干に「比劫」が並ぶことから、「居場所・仲間・敵・苦労」を他者と奪い合う・分かち合う傾向が出るのではなかと予想されます。

実際に、ゴーギャンは他者と居場所を分かち合ったり奪い合ったりしていたと思います。

ただ、ゴーギャンは苦労を共に分かち合うような同志には出会えなかったようです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

水「財」がない

この八字には、水「財」がありません。

よって、ゴーギャンは、物事を円滑に回すことが苦手だったり、察しが悪かったり、気が利かなったり、嘘がつけなかったり、計画性がなかったりするかもしれません。

以下で紹介するのように、ゴーギャンは物事を円滑に回すことが苦手な面がありますが、ゴーギャンは株式仲買人として大成功しています。

ゴーギャンは数学が得意で、株式市場で器用に振る舞い、自己資金による投資(投機)にも大成功しています。

この大成功は一見、水「財」の事象にも見えますが、大運の強い金「食傷」が関わっているのかもしれません。

ちなみに「金」の五行には「論理性、合理性、審美眼、観察・分析力、判断力、瞬発力」という象意(=キーワード=意味付け)があります。

また、「食傷」には「行動力、サービス精神、コミュ力・対応力、センス、鋭い直感・感性・洞察力」という象意があります。

また、ゴーギャンの八字には金「食傷」が一応ありますが、年支の金「食傷」なので、日干に対するその影響力は極めて弱いと考えられます。

ゴーギャンの画家としての才能は、恐らく大運の強い金「食傷」が強く関わっていると私は見ています。

しかし、画家の才能は八字の「火=表現力」「木=創造力(発想力)」が関わっていると考えることもできるので難しいところです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

反作用(副作用・反動)

この八字は土「比劫」が多く強いです。

よって、反作用(副作用・反動)として木「官殺」の性質が強まる可能性があります。

ただ、実際には、ゴーギャンは「官殺」よりも遥(はる)かに「比劫」の性質が強く出ているように見えます。

しかし、やはり「官殺」の性質も出ており、ゴーギャンはタヒチ(厳密にはマルキーズ諸島)の現地の人々の生活を守るためにフランス人役人や宣教者と闘います。

火土の拘(こだわ)り

この八字には、「土」や「火」が多いので、次の「火土の拘(こだわ)り」の傾向が現れ易いかもしれません:

強いこだわり、頑固、融通が利かない、職人気質、執着、やり通す、妥協できない、中途半端にできない、自己主張が強い、強い信念、強い自尊心、誇り高い、プライドが高い、マイペース。

Gemini3によると、ゴーギャンの「こだわり」の強さは、美術史上でも群を抜いて「異常」と言えるレベルであったそうです。

彼のこだわりは、単なる「職人魂」のようなものではなく、自分の信念のためなら人生のすべて(金、家族、健康、名声)を焼き尽くしても構わないという、一種の狂気に近い純粋さを持っていたそうです。

また、ゴーギャンの八字は、強い「土」と最強の「火」に偏っていると見ることもできます。

八字に極端な五行の偏りがあると、

  • 言動や思考が極端になったり
  • 並外れた集中力があったり
  • 二面性が出たり
  • 好き嫌いが激しかったり
  • 自分に合った環境を探すのに苦労したり

するかもしれません。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

天地の剋

この八字には、日柱に「天地の剋(=天干と地支の間の剋)」があります。

「天地の剋」があると、次の事象に繋(つな)がり易いのではないかと考えています:

二面性、異常と異能、創発。

「木剋土(もくこくど)」による「天地の剋」なので、

  • 古い物好きだが、新しい物好きでもあったり、
  • 保守的だが、革新的でもあったり、
  • 現実的だが、理想的でもあったり

するかもしれません。

Gemini3によると、ゴーギャンは「究極の革新を実現するために、人類の最も古い根源(保守)へと回帰しようとした、革命的な原始主義者」であったそうです。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

地支の剋

この八字には、年支と月支の間に「地支の剋」があります。

この場所に「地支の剋」があると、次の事象に繋(つな)がり易いのではないかと考えています:

移動・引越し・移住・転職・転々・海外・出会い・別れ、社会的活動基盤の変化(→生成と発展へ)。

実際に、ゴーギャンの人生は移動(移住)の連続で、社会的活動基盤の変化もあり、その変化が生成と発展に繋(つな)がっていると思います。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

最強の五行

この八字の最強の五行は「土」だと思いますが、「火」もそこそこ強いと思います。

木「官殺」が強い「土」を抑(おさ)える働きをしているのが「吉」だと思います。

この木「官殺」がなければ、先天的な病気などの問題が出たかもしれません。

土の病気=胃、口、鼻、消化器系、すい臓、食道、胆のう、皮膚、脂肪、筋肉に注意。

土のキーワード:信念の不変・不動(=一貫性、動じない)、頑固(=固定観念が強い、融通が利かない、腰が重い、腐らせる、同じ事の繰り返し)、バランス・均衡を保つ、維持、保持、恒常性(=一定の状態に保つ)、保守的、復元力=修復力=回復力=元に戻す、調節・調整、中庸(=中性的・中立性)、柔和=穏やか、マイペース、安定感、安心感、信頼・信用、地に足がついた人、現実的、堅実、落ち着いた雰囲気、地味、地道(=コツコツ型、完遂力、反復積み重ね、中途半端が嫌い)、集める・守る・育てる、古い物、古典、歴史的な物、伝統文化、記憶、複合体、複雑系、単純と言うよりは複雑な性格、全体性・全体化力=落ち着かせる・安定化させる・定着させる=包括・統括、中央、要、拠点、器、基盤、母体、土台、安全地帯、安定地、安定期、インフラ、空間の性質=何も無い「場」であり何でも有る「場」でもある=「形あり」でもあり「形なし」でもあるもの。

火の病気=心臓、舌、目、血液系、循環器系(血脈,血管)、精神の安定性に注意。

火のキーワード:絶対的なもの(宗教・科学・法律など)を求める、頂点、君臨、宗教、真理、普遍性、絶対主義、権威主義、ピラミッド構造、縦社会(上下関係・序列)、トップダウン型(=上から下へ、上から目線、偉そうな態度、尊大、排他的)、原理主義(=自分の経験よりも「絶対的なもの(原理・法則など)」を重視)、応用力がある=「絶対的なもの」の応用=演繹的思考力=抽象から具体へ、歴史(絶対)から学ぶ、筋を通す(論理性)、ドライな性格(合理性)、目的合理=ある目的を達成するために、最も効率的で論理的な手段を選択・実行する考え方や行為、爆発力(=感情の爆発、短気、心臓=ポンプ、勃興、創造性、表現力、プレゼン上手、お喋り、雄弁・多弁)、集中力(熱中、短期集中型、一気呵成、熱血)、活力、活発、情熱、積極性、活動的、戦闘・闘争・戦い、アドレナリン、周囲を活性化(=影響力、魅力、華やかさ、刺激的、熱狂させる、拡散力)、皆を照らす(=表舞台で注目を集める、目立つ、人目を引く、派手)、闇を照らす(=暴く、暴露、解明力、裸、禿)、自己中心的、ややサイコパス気質、共感性が低い、人を物の様に扱う事がある、移り気、飽き性、恋愛、(発情?)。

その他の五行のキーワードについてはこちらのページをご覧下さい。

以上が八字から私が読み取れる極めて抽象的な情報です。

残念ながら、具体的な事象として何が現れるかは、なかなか分かりません。ご本人との対話が必要になります。

大運から分かること

ゴーギャンの大運は次のようになります。

  • 10 20 30 40 50 60 70 80 90(歳)
  • 己  庚  辛  壬  癸  甲  乙  丙  丁
  • 未  申  酉  戌  亥  子  丑  寅  卯
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

そして、小山内流の蔵干を採用すると、大運の地支は次の様に書き換えることができます。

  • 10 14 20 30 32 40 44 50 60 62 70 74 80
  • 己  己  庚〇 辛〇 辛〇 壬● 壬● 癸● 甲  甲  乙  乙  丙
  • 丁  己〇 庚〇 庚〇 辛〇 辛〇 戊〇 壬● 壬● 癸● 癸● 己〇 甲

ここで●には色々な意味があるのですが、例えば、自分の仕事が他者から認めれる可能性がある時期になります。(ただ環境が整った場合の話になります。)

〇にも色々な意味があるのですが、例えば、独創性や才能(専門性)が発揮される可能性がある時期になります。(ただ環境が整った場合の話になります。)

なお、●と〇の詳しい説明は、こちらのYouTubeをご覧下さい。

●と〇の予想が妥当なものであったかは、以下の年表のところで検証します。

健康面

上述のように、ゴーギャンは、大運で「土」と「火」が巡ると「五行のバランス」が崩れることが分かりました。

10歳から19歳までは「土」と「火」が巡るので、健康には要注意な時期になります。

しかし、実際には、ゴーギャンはこの期間に特筆すべき病気にはならなかったようです。

むしろ、がっしりとした筋肉質な体格で、体力に自信があり、健康そのものだったようです。

確かに、「土=筋肉」「比劫=体力系」ですが、若い時期は「五行のバランス」が崩れていてもあまり問題にはならないのかもしれません。

なお、学生時代のゴーギャンは、海軍兵学校に入学するために予備校に通い学業に猛烈に励んでいたそうですが、受験に失敗してしまいます。

また、ゴーギャンは、39歳の時にパナマ・マルティニーク旅行中にマラリアと赤痢に感染します。

残念ながら、感染症は四柱推命では推命できないと言われています。

さらに、ゴーギャンは、43歳頃から梅毒の症状(発疹や痛み)が顕在化し始めたそうです。

残念ながら、梅毒も感染症なので、四柱推命では推命できないことになります。

さらに、ゴーギャンは、46歳の時にコンカルノーでの乱闘で足首を複雑骨折し、これが後に治らない潰瘍(かいよう)となってしまったそうです。

事故も偶然性が左右するので、四柱推命では推命できないことになります。

47歳以降も、足の潰瘍の激痛、梅毒の進行、鎮痛剤のモルヒネの副作用による心臓への負担、湿疹、視力低下などでゴーギャンの健康状態は悪化の一途をたどったそうです。

そして、54歳の時に、マルキーズ諸島のヒバ=オア島にあるアトリエ「快楽の家」のベッドで一人亡くなっていたそうです。

Gemini3によると、一般的に彼の死因は心臓発作(心不全)であるとされていますが、それはあくまで「最終的な引き金」であり、実際には複数の深刻な持病による合併症が重なった末の衰弱死(孤独死)に近いものでしたとのことです。

54歳は強い水「財」の大運の時期になります。なお54歳の時の年運は「癸卯」です。

つまり、八字の火旺の「丙」と大運の水旺の「壬」が相剋関係になります。

月支の「丙」は4つの「土」の天干のエネルギー源なので、ここが大運で剋(こく)されると、何か悪い事象が起きてもおかしくはないです。

水火激冲による「突然死」と考えることはできますが、無理がある後付けの説明だと思います。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申
  •                                                               .
  • 10 14 20 30 32 40 44 50 60 62 70 74 80
  • 己  己  庚〇 辛〇 辛〇 壬● 壬● 癸● 甲  甲  乙  乙  丙
  • 丁  己〇 庚〇 庚〇 辛〇 辛〇 戊〇 壬● 壬● 癸● 癸● 己〇 甲

ゴーギャンの人生

ゴーギャンの年表

Gemini3によると、ゴーギャンの年表は次のようになります。

なお、色が付いた年齢はゴーギャンが代表作を発表した年齢です。

1848年 0歳 パリで誕生。父は自由主義の記者、母はペルー貴族の血筋。
1849年 1歳 父が航海中に急死。母とペルーへ到着し、大叔父の邸宅で「楽園の王子」としての生活が始まる。
1855年 7歳 祖父の遺産相続のためフランス(オルレアン)へ帰国。この「文明」への幻滅が、後のタヒチ渡航の原動力となる。
1865年 17歳 海軍兵学校の受験に失敗。商船の見習いとして海へ。エリートへの道が絶たれ、実力主義の放浪生活が始まる。
1871年 23歳 普仏戦争を経て海軍を除隊。証券会社に就職し、ビジネスの才能を開花させる。
1873年 25歳 デンマーク人メットと結婚。高収入を得て、趣味で名画収集と絵画制作を開始する。
1882年 34歳 株式市場の大暴落。 資産を失う。「金が稼げないなら、才能がある絵で生きる」という無謀な過信を生む。
1883年 35歳 証券会社を辞め「専業画家」を宣言。これにより安定した家庭生活が崩壊し、貧困のどん底へ落ちる。
1886年 38歳 ポン=タヴェンでベルナールと出会う。「写実」ではなく「心の色」を描く独自のスタイルに目覚める。
1887年 39歳 パナマとマルティニークへ。マラリアに罹るが、熱帯の強烈な色彩が「自身の本質」であると確信する。
1888年 40歳 ゴッホとアルルで共同生活。代表作:『説教あとの幻影』。耳切り事件で決裂し、他者との共同生活を諦める。
1889年 41歳 代表作:『黄色いキリスト』。
1891年 43歳 妻子を捨て第1次タヒチ渡航。「文明の病」から逃れるため、野性と原始を追い求める旅に出る。
1892年 44歳 タヒチの生活に溶け込む。代表作:『死霊が見守る(マナオ・トゥパパウ)』。エキゾチシズムを確立。
1893年 45歳 パリに帰国し個展を開く。世間の理解を得ようとするが、奇妙な絵だと冷笑され、祖国を完全に呪う。
1894年 46歳 コンカルノーの乱闘で足を骨折。この傷が完治せず、後の心身の衰弱と薬物依存の引き金となる。代表作:『オーヴェル・シュル・オワーズの風景』。
1895年 47歳 家族もフランスも捨て、第2次タヒチ渡航へ。「死ぬまで戻らない」という覚悟が、芸術を宗教的な域まで高める。
1897年 49歳 最愛の娘アリーヌの死。 代表作:『我々はどこから来たのか…』。自殺を図るが、この大作が遺作とならず生き延びる。
1899年 51歳 代表作:『三人のタヒチ人』。
1901年 53歳 タヒチの文明化を嫌い、マルキーズ諸島へ。「文明に抗う野蛮人」として当局と戦いながら孤独を深める。
1903年 54歳 5月8日、ヒバ=オア島で他界。その死によって「悲劇の天才」としての伝説が完成し、評価が爆発する。
  • 10 14 20 30 32 40 44 50 60 62 70 74 80
  • 己  己  庚〇 辛〇 辛〇 壬● 壬● 癸● 甲  甲  乙  乙  丙
  • 丁  己〇 庚〇 庚〇 辛〇 辛〇 戊〇 壬● 壬● 癸● 癸● 己〇 甲
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

ゴーギャンは●と〇の両方が付く大運で代表作を発表しています。

なお、●と〇の両方が付く大運は、小山内式では運気の絶頂期であると考えられています。

なお、水「財」の大運は、システム形成の時期であると解釈することもできます。

つまり、研究によって自分の画風を確立する時期であると解釈することができます。

ゴーギャンは25歳頃から絵画制作を開始しますが、四柱推命的には、それは大運の強い金「食傷」のためだと解釈するのが自然だと思います。

「金」には「美」という象意があります。

「食傷」には「自由な精神、表現力、行動力、閃き、センス、技」という象意があります。

なお、ゴーギャンが「歴史に名を残す巨匠」として真に高く評価されたのは、悲しいことに死後3年(55歳以降)のことだったそうです。

こじ付けになりますが、ゴーギャンは●が付く大運(=社会から評価される可能性がある時期)が73歳まで続きます。

ゴーギャンの性格・人柄

Gemini3によると、ゴーギャンの性格や人柄は以下のようにまとめられるようです。

  • 10 14 20 30 32 40 44 50 60 62 70 74 80
  • 己  己  庚〇 辛〇 辛〇 壬● 壬● 癸● 甲  甲  乙  乙  丙
  • 丁  己〇 庚〇 庚〇 辛〇 辛〇 戊〇 壬● 壬● 癸● 癸● 己〇 甲
  •                                                                                             .
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

1. 高貴なるエゴイスト

彼の性格の土台にあるのは、幼少期のリマで培われた「自分は選ばれし特別な存在である」という圧倒的な自尊心です(←――強い火「印」と強い土「比劫」が関わっていると思います。つまり「火土のこだわり」の傾向の一つの現れなのだと思います。「強い火=自己中心的、君臨、頂点、上から目線」になります。また、日干が「土」の人は故郷の影響が強く残る傾向があるようです)。

  • 強烈な自我: 誰にも頭を下げず、自分の信念を曲げない「山」のような頑固さを持っていました(←――土「比劫」が強いためだと考えられます。「土=信念の不変不動、頑固」になります。「強い印=利己的、我がまま、自己愛、カリスマ性、プライドが高い」になります。また「強い戊=プライドが高い」と言われています。)。

  • 共感性の欠如: 自分の芸術という「聖戦」のためなら、家族や友人を切り捨てることに躊躇がない、冷徹なまでの自己中心性がありました(←――強い「火」の事象だと思われます。「強い火=自己中心的、ややサイコパス気質、共感性が低い」になります)。

  • 孤高の沈黙: 学生時代から「自分の中に大きな沈黙を抱えている」と語る内向型であり、群れることを嫌う一匹狼でした(←――「印」と「官殺」が隣接しているので「内向き」の傾向が出るのだと思います。「比劫=分裂、自立、孤立」になります。また「戊」も孤高なところがあるようです。また「印」にも「孤立」という象意があります)。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

2. 計算された野生

彼は単なる情熱家ではなく、極めて論理的で数理的な知性の持ち主でした(←――彼の八字の「火」と「金」のためでしょうか。「火=情熱・活発・合理性」「火金の合理=合理的、冷徹、論理的思考、整合性、筋を通す、無駄が無い、機械相手の作業が得意、理系向き」になります)。

  • 数学力: 海軍士官を目指したほど数学に強く、その「構造的に物事を捉える力」が、後に証券マンとしての成功や、緻密な「総合主義」の理論構築に繋がりました(←――彼の八字の「火」と「金」のためでしょうか。天干に「火」や「金」がなくとも地支に「火」や「金」があれば「火金の合理」の傾向が出ることが確認できました)。

  • 戦略的な演出力: 自分がどう振る舞えば「伝説」になれるかを冷徹に計算していました。タヒチでの「野蛮人」というキャラクターすらも、計算されたセルフプロデュースの一面がありました(←――大運の水「財」のためでしょうか。「財=計算、客観性、設計力、先読み力、観察・分析力、エンターティナー、大衆性、大衆受け」になります)。

3. 不屈の闘士

若い頃の彼は、芸術家の繊細なイメージとはかけ離れた、屈強な肉体派でした(←――「比劫=体力系、強い思い、しぶとい、アスリート気質」になります)。

  • バイタリティの塊: 荒れ狂う海での船乗り生活やフェンシングで鍛え上げた、がっしりとした体格と体力(←――強い土「比劫」のためでしょうか)。この肉体的強靭さが、後に過酷なタヒチでの生活を支えました(←――「強い比劫=強い思い、しぶとい、意地」のためでしょうか。「官殺=忍耐力、逆境に身を置く」のためかもしれません)。

  • 反復への執着: 同じポーズやモチーフを何度も繰り返し描く「ルーティンの癖」があり、一度決めた「自分の型」を生涯かけて磨き上げる職人肌な面もありました(←――「土=同じ事の繰り返し、反復積み重ね」のためだと思います)。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

4.ゴーギャンの二面性

側面 文明人としての顔 野蛮人としての魂
知性 数学に強く、株で稼ぐ論理脳 神秘や神話を直感する霊感
人間関係 社交界で紳士的に振る舞う仮面 家族を捨て孤独に沈む冷酷さ
芸術 緻密に計算された構図 命を削るような原色の爆発
生き方 規律ある海軍や証券界の成功 権威に唾を吐く反逆児

←――「官殺=品位、礼節丁寧、控え目、仮面」になります。

←――反逆児は大運の強い「食傷」のためかもしれません。

←――ゴーギャンの大運は「通根した強い干支」が続く激しい大運です。良い事も悪い事も強く出てしまうのだと思います。

5. 浮世絵の熱狂的なコレクション

ゴーギャンは当時のフランスで流行していた「ジャポニスム」の波に乗り、多くの浮世絵を所有していました(←――「土=集める・守る・育てる」になります)。

  • 収集の目的: 彼は浮世絵を単なる飾り物ではなく、絵画の「教科書」として扱いました。

  • 芸術への影響: 浮世絵に見られる「大胆な構図」「フラットな色彩分割(ベタ塗り)」「黒い輪郭線」は、彼の確立した「クロワゾニスム」や「総合主義」の基礎となりました(←――「土=集める・守る・育てる」になります。「土=全体性・全体化力=落ち着かせる・安定化させる・定着させる=包括・統括」になります)。

  • エピソード: 彼は貧困にあえいでいた時期でも、浮世絵のコレクションだけは手放さなかったと言われています(←――「土=集める・守る・育てる」になります)。タヒチへ向かう際にも、お気に入りの版画を持参していました。

6. 読書と文学

彼は非常に博識で、哲学書や文学作品、神話に関する本を熱心に読み、そのアイデアをメモとして収集していました(←――「印=吸収力、知識欲、深い思考力、哲学」になります。「印=読書」と言われることも多いです)。

  • 彼の代表作につけられた『我々はどこから来たのか……』という哲学的なタイトルも、こうした彼の思索的な趣味の延長線上にあります。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

7.ゴーギャンの移動・転居履歴

西暦 年齢 移動ルート(出発地 → 到着地) 移動の主な理由・背景
1849年 1歳 パリ → リマ(ペルー) 政治的混乱を避け、母方の親族を頼り南米へ。
1855年 7歳 リマ → オルレアン(仏) 祖父の遺産相続のためフランスへ帰国。
1865年 17歳 オルレアン → 世界各地(洋上) 商船の見習い船員として就職。ブラジルや北極圏へ。
1868年 20歳 洋上 → 海軍(普仏戦争) フランス海軍に入隊。軍艦に乗って世界を航行。
1871年 23歳 海軍 → パリ 除隊し、株式仲買人として陸での定住生活を開始。
1884年 36歳 パリ → コペンハーゲン(丁) 経済破綻後、妻の故郷へ。しかし仕事がなく孤立。
1885年 37歳 コペンハーゲン → パリ 家族を残し、画家として生きるため単身で帰国。
1886年 38歳 パリ → ポン=タヴェン(仏) 都会の生活費を避け、素朴なブルターニュ地方へ。
1887年 39歳 パリ → パナマ 〜 マルティニーク 運河建設の労働を経て、カリブ海の島で熱帯を描く。
1887年 39歳 マルティニーク → パリ 重い病(マラリア・赤痢)にかかり、治療のため帰国。
1888年 40歳 パリ → アルル(仏) ゴッホとの共同生活のため、南仏へ。
1888年 40歳 アルル → パリ ゴッホとの決裂後、逃げるようにパリへ戻る。
1891年 43歳 パリ → タヒチ島 「未開の楽園」を求め、ついにヨーロッパを脱出。
1893年 45歳 タヒチ → パリ 作品発表と資金調達のため一時帰国。
1895年 47歳 パリ → タヒチ島 祖国に絶望し、二度と戻らない決意で再渡航。
1901年 53歳 タヒチ → ヒバ=オア島 より「野生」に近い環境を求め、さらに離島へ。
1903年 54歳 ヒバ=オア島 この地で永眠(5月8日)。

←――「地支の剋=移動・引越し・移住・転職・転々・海外・出会い・別れ」のためでしょうか。「偏った五行をもつ八字=自分に合った環境を探すのに苦労する」のためでしょうか。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

8. 師と同志

彼は常に他者の才能を鋭く見抜き、そこから盗めるものをすべて盗んだ後、独自の道を歩みます(←――「比劫」の「奪う・奪われる」の象意のためでしょうか。また「比劫=他者意識、ライバル、競争心、攻撃性、負けず嫌い」になります)。

  • カミーユ・ピサロ(師): 初期のゴーギャンを支えた温厚な師でしたが、ゴーギャンが独自色を強めると、ピサロの政治的思想や画風を「古臭い」と切り捨て、疎遠になりました(←――「比劫」の「分裂、自立、孤立」の象意のためでしょうか)。

  • エミール・ベルナール(同志): 共に「総合主義」を創り上げましたが、後に「どちらが先にその技法を編み出したか」で泥沼の論争を繰り広げ、絶交しました(←――「比劫」の「分裂、自立、孤立」の象意のためでしょうか)。ゴーギャンは手柄を独占しようとする傾向がありました(←――「比劫」の「奪う・奪われる」の象意のためでしょうか。それとも「印=他者利用」のためでしょうか)。

9. 証券マン仕込みの社交術

彼は20代から10年以上、パリの金融界で成功を収めていました。

  • 洗練されたマナー: 顧客を説得し、資産を預かる立場だった彼は、相手を安心させ、信頼させる術を熟知していました(←――「官殺=モラル、礼節丁寧、品位、控え目、力関係」「土=安心感、安定感、信頼・信用、柔和=穏やか、中庸」になります)。

  • 知的な会話: 博識で、数学、地理、哲学などを織り交ぜたウィットに富んだ会話ができたため、初対面の相手には「非常に聡明で魅力的な紳士」という印象を与えました(←――「印」と「官殺」のためでしょうか。それとも六星占術の金星人のためでしょうか)。

10. 静かなる自信が生むオーラ

ゴーギャンは、騒がしく威張るタイプではありませんでした。

  • 堂々とした佇まい: 彼は大柄で、海軍時代に鍛えた強健な体格をしていました。物静かでありながら、一言発するだけで場を支配するような「王者のような風格」があったと多くの知人が証言しています(←――強い「土」のためだと思われます)。

  • 若い画家の憧れ: ポン=タヴェン時代、彼を慕って集まった若い画家たち(ナビ派など)にとって、彼は「新しい芸術の道を指し示す、頼もしいリーダー」に見えました(←――「土=集める、守る、育てる」になります)。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

11. 面倒見の良さ

彼は自分を慕う者や、自分より「弱い立場」にある者に対しては、驚くほど親身になる親分肌な一面がありました(←――「比劫=仲間意識、同志、共有、共生、協力」のためでしょうか。それとも「官殺=正義感、利他性、自己犠牲の精神、献身的、ヒーロー気質」のためでしょうか)。

  • 若い画家たちへの指導(ポン=タヴェン時代): ブルターニュでは、エミール・ベルナールやセリュジエといった若い画家たちに対し、惜しみなく自分の技法を教えました。彼が確立した理論を「皆で共有しよう」とする姿勢があり、彼を「師(パトロン)」と仰ぐ若者たちからは絶大な信頼を寄せられていました(←――「比劫=仲間意識、同志共有、共生、協力」「土=拠点、母体、信頼・信用、安心感・安定感」「土=集める、守る、育てる」になります)。

  • 現地住民の守護者(晩年): マルキーズ諸島では、フランス人役人や宣教者による現地住民への不当な搾取に対し、自ら法律を勉強して抗議書を書き、彼らを助けようとしました(←――「官殺=反抗心、正義感、利他性、ヒーロー気質」になります)。これは単なる反抗心だけでなく、「虐げられている者への純粋な同情」があったことが友人への手紙から分かっています(←――「木=情に厚い、人情味」になります)。

  • 同志への献身: 貧困時代の友人シュフネッケルに対し、自分が少しでも金を持つと画材を贈ったり、生活を助けようとしたりする義理堅い一面もありました(←――「比劫=仲間意識、同志、共有、共生、協力」になります)。

12.残酷な正直者

  • 忖度をしない: 相手が誰であれ、自分が正しいと思ったことはストレートに(時には攻撃的に)伝えました。これが、ゴッホやピサロ、そして妻メットとの衝突を招きました(←――「比劫=強い思い、我が道を行く」のためでしょうか)。

  • 感情の露呈: 自分の苦しみや孤独、欲望を隠すことができず、それが日記や手紙に生々しく綴られています(←――「火=暴露、暴(あば)く、裸、表現力」になります)。

13.偉大なる演出家

  • 自己神話化: 彼は自分を「野蛮な天才」として売り出すために、過去や体験をかなり脚色しました(←――大運の「財」のためでしょうか。「財=計算、嘘つき、客観性、設計力、エンターティナー、大衆性、物事を円滑に回す能力」になります)。

  • 著作『ノア・ノア』の虚構: タヒチでの体験記『ノア・ノア』では、実際にはフランス化されていたタヒチを、あたかも「古代の神秘が残る未開の地」であるかのようにドラマチックに書き換えました。

  • 戦略的な嘘: 証券マン時代の経験から、「どうすれば大衆に自分の作品が売れるか」を理解しており、自分という「ブランド」を構築するために事実を曲げることを厭(いと)いませんでした。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

14. ゴッホとの衝突

1888年のアルルでの共同生活は、ゴーギャンの「同志を求め、孤立する」パターンの極致です(←――連立する比劫による「他者と居場所を分かち合う・奪い合う」という事象の一例かもしれまん)。

  • 動機: ゴーギャンは「南仏のアトリエ」という理想の芸術家共同体を夢見てアルルへ行きました(実際には画商テオからの資金援助が目的の一つでしたが)。

  • 結末: 芸術観の相違と、ゴーギャンの冷徹な正論がゴッホを追い詰め、わずか2ヶ月で「耳切り事件」が発生。彼は逃げるようにパリへ戻り、友人を狂気へと置き去りにしました。

ゴーギャンの子供時代

Gemini3によると、ゴーギャンの子供時代は次のようになるようです。

  • 10 14 20 30 32 40 44 50 60 62 70 74 80
  • 己  己  庚〇 辛〇 辛〇 壬● 壬● 癸● 甲  甲  乙  乙  丙
  • 丁  己〇 庚〇 庚〇 辛〇 辛〇 戊〇 壬● 壬● 癸● 癸● 己〇 甲
  •                                                                                     .
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

1. ペルーでの「楽園」のような生活

ゴーギャンは1848年にパリで生まれましたが、わずか1歳で家族と共に母の故郷であるペルーのリマへ移住します。

  • 父の死: 移住の航海中にジャーナリストだった父クロヴィスが急死(心臓発作)するという悲劇に見舞われましたが、リマに到着後は母方の親族(有力者の一族)の庇護を受けました(←――四柱推命では「父=財」ですが、確かに彼の八字には「財」がありません。たまたまだと思います)。

  • 特権的な環境: 6歳頃まで、彼はリマの邸宅で多くの使用人に囲まれた非常に裕福で特権的な生活を送りました(←――四柱推命では「母=印」ですが、確かに彼の八字の「印」は最強で日干を強力に助けてくれます。たまたまでしょうか)。この時に目にした南米特有の色彩、土着の芸術、そして「文明化されていない純粋さ」への記憶が、後のタヒチ移住への伏線となったと言われています(←――やはり「土」が日干の人は故郷の記憶が残り易いのかもしれません)。

2. フランス帰国後の「はみ出し者」時代

7歳の時にフランス(オルレアン)に戻りますが、この環境の変化が彼の性格に強い影響を与えました。

  • 言語の壁: 帰国当時、彼はスペイン語しか話せなかったため、フランスの生活に馴染むのに苦労しました(←――彼の八字は偏っているので環境を選ぶのかもしれません)。

  • 学校生活: カトリックの寄宿学校に入れられましたが、彼はこの抑圧的な教育を極端に嫌いました(←――彼の八字は偏っているので環境を選ぶのかもしれません)。

  • 「ペルーの野蛮人」: 彼は後に、学校では「自分はペルーから来た野生児だ」と嘯き、周囲の子供たちと衝突を繰り返していたと回想しています。この頃から、既存の枠組みに収まらない反抗的で誇り高い性格が芽生えていました(←――「火土のこだわり」のためでしょうか)。

  • 「沈黙」と「孤独」: 当時の教師たちの記録や後の本人の回想によると、彼は授業中も休み時間もほとんど口をきかず、一人で過ごすことが多かったようです(←――フランス語が不慣れであったためでしょうか)。

  • 周囲の評価: 同級生たちは、彼の「黙りこくっているが、どこか人を見下したような態度」を傲慢だと感じていました(←――「火=上から目線」ですが、「火=お喋り、雄弁・多弁」なので「無口」は「火」では説明できません)。彼は「友達」を作るよりも、「自分という殻」を守ることに必死だったと言えます。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

3.学校での成績

ゴーギャンは11歳から16歳まで、オルレアン近郊のラ・シャペル・サン・メスマン神学校という全寮制のエリート校に通いました。

  • 得意科目: 意外にも、彼は数学と地理に秀でていました(←――彼の八字の「火」と「金」のためでしょうか)。

    • 数学の才能は、後に彼が「株式仲買人」として成功する際の基礎となりました。

    • 地理への関心は、幼少期のペルー体験や、後の放浪癖に繋がる「外の世界」への好奇心の表れでした。

  • 成績の評価: 決して落ちこぼれではなく、賞を取ることもありましたが、教師たちからの評価は「傲慢で、自分の好きなことにしか集中しない」というものでした(←――彼の八字は偏っているので、好き嫌いは激しいが、並外れた集中力はあるのかもしれません)。

  • 宗教教育への反抗: 神学校という性質上、宗教的な教えを強制されましたが、彼はこれに強く反発しました。この経験が、後の彼の既成宗教への冷笑的な態度や、独自の精神性を追求する姿勢を形作ったと考えられます(←――「火=宗教」「印=宗教・信仰心・精神世界」なので、「真理」や「絶対」を求めるところがあったのだと思います)。

4.「スポーツマン」というよりは「野生児」

現代のような部活動としてのスポーツに励むタイプではありませんでしたが、彼の身体能力とエネルギーは際立っていました。

  • 強靭な肉体: 彼は華奢な芸術家タイプではなく、がっしりとした体格で、腕っぷしも強い方でした(←――強い土「比劫」のためでしょうか。「土=筋肉」になります)。

  • 冒険心: 17歳で商船の操舵手見習いとして海に出たことからもわかる通り、机にかじりつくよりは、体を動かし未知の場所へ行くことを好む「冒険家」の気質が子供の頃から備わっていました(←――「地支の剋」のためでしょうか。六星占術の「金星人」のためでしょうか)。

  • 喧嘩っ早さ: 「自分は他とは違う」というエリート意識と反抗心が混ざり合い、周囲と衝突することも多かったようです(←――恐らく「エリート意識」や「反抗心」は「官殺」のためだと思います。周囲との衝突は「比劫」の「不器用、張り合う、我が強い」のためかもしれません)。

  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

5. 子供の時の趣味

寄宿学校時代のゴーギャンが、勉強の合間に熱中していた最大の趣味は「木彫り」でした。

  • ナイフ一本での制作: 彼は小刀を器用に使って、短剣の柄(え)を彫ったり、小さな木片を動物や人物の形に削り出したりすることに没頭していました(←――火「印」のためでしょうか。「印=マニア、専門性、一芸に秀でる」「火=熱中」になります)。

  • 集中力: 教科書を開いている時よりも、木を削っている時の方が遥かに生き生きとしていたと言われています(←――「火=集中力」になります)。

  • 後の才能への繋がり: 晩年のタヒチでも、彼は絵画だけでなく優れた木彫作品を多く残していますが、その技術の基礎はこの子供時代の「遊び」で培われたものでした。

ゴーギャンの功績

Gemini3によると、ゴーギャンが美術界で高く評価されている理由は、次のようになるようです。

  • 10 14 20 30 32 40 44 50 60 62 70 74 80
  • 己  己  庚〇 辛〇 辛〇 壬● 壬● 癸● 甲  甲  乙  乙  丙
  • 丁  己〇 庚〇 庚〇 辛〇 辛〇 戊〇 壬● 壬● 癸● 癸● 己〇 甲
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申

ゴーギャンがなぜ「歴史に残る巨匠」と呼ばれ、1枚の絵に数百億円もの値がつくのか。

その理由は、彼が「美術界のルールを根本から破壊し、新しい自由を与えた革命児」だからです。

1. 「色は自由でいい」と教えてくれた

ゴーギャン以前の西洋絵画は、「リンゴは赤、木は緑」というように、目に映るそのままの色を再現することが正解とされていました。

しかし、ゴーギャンはこう言いました。

「もし木が青く見えるなら、思いっきり美しい青で塗りなさい」

彼は、現実の色ではなく「自分がどう感じたか」という感情の色でキャンバスを埋め尽くしました。

ピンクの地面、真っ赤な空、黄色いキリスト。

この「色彩の解放」がなければ、後のマティスやピカソといった現代アートは生まれていなかったと言われています。

←――「木=理想的、情緒性、感情、人情味」が関わっているのかもしれません。

←――「金=色彩感覚」らしいです。

2. 「目に見えないもの」を描こうとした

当時の流行(印象派)は、光のキラキラした反射など「目に見える景色」を追っていました。

対してゴーギャンは、「人間の悩み、信仰、魂の叫び」といった目に見えない精神世界を描こうとしました。

  • 例: 彼の代表作『我々はどこから来たのか…』 単なるタヒチの風景画ではなく、「人間はなぜ生まれ、どこへ行くのか」という重い哲学テーマを1枚の絵に凝縮しました。

  • シンボル(象徴): 彼は絵の中に、神話や象徴的なモチーフを散りばめ、観る人に「考えさせる」絵画のスタイルを確立しました。

←――「印=精神世界、信仰心、スピリチュアル、主観的、哲学」になります。

3. 「野性味(プリミティヴィズム)」という新しい美学

彼は、洗練されすぎたヨーロッパの都会的な美しさに飽き飽きし、タヒチなどの「未開の地」に力強い美しさを見出しました(←――「己=郷土愛」が関係しているのかもしれません。彼の中では「ペルーのリマ」への愛着=「タヒチ」への愛着なのかもしれません)。

  • 大胆なシンプルさ: 細かいディテールを削ぎ落とし、太い輪郭線とベタ塗りのような大胆な構図を採用しました(←――伝統的日本画や浮世絵が関係しているようです)。

  • エネルギー: その「粗野で力強いエネルギー」は、当時のヨーロッパの人々に衝撃を与え、現代のデザインやイラストレーションのルーツの一つにもなっています(←――「火」が関係しているのかもしれません。「火=表現力、爆発力、影響力、活性化力、魅力、拡散力」になります)。

ポール・ゴーギャン『黄色いキリスト』1889年。オルブライト=ノックス美術館。
  • 土=黄色、空間、場、安心感。   比劫=強い思い、不器用、同志、勇気。
  • 火=宗教、絶対、頂点、裸、赤色。 印=精神世界、信仰心、宗教、哲学。
  • 木=情、仁、人との繋がり。
  • 官殺=自己犠牲の精神、利他性、暴力、権力、ネガティブな事象。
  • .
  • 時 日 月 年    時 日 月 年    時 日 月 年
  • 己 己 戊 戊    比 比 比 比    己 己 戊 戊
  •   ↑          ↑
  • 丙 乙 丙→庚    印 官 印→食    巳 卯 午 申
ポール・ゴーギャン『タヒチの山々』1893年。ミネアポリス美術館。
  • 戊=山。己=畑。土=茶色、黄色。
  • 火=太陽、光、熱、大気、白い雲、赤色。
  • 木=生命、植物、人、犬、情緒、緑色。犬は官殺の喩(たと)え(隠喩)だと思います。