発明家の八字を研究する(その2)【四柱推命】
今回は、発明家のアレクサンダー・グラハム・ベルの四柱八字を研究してみたいと思います。
ベルは電話を発明した人物です。
ベルの四柱推命
八字から分かること
アレクサンダー・グラハム・ベル:1847年3月3日午前7時00分:イギリス・スコットランドのエディンバラ生まれ:真太陽時に変換した生まれた時間は午前6時48分:天王星人(辰巳):
ベルの生年月日と生まれた時間は、Astro databaseというサイトで検索しました。
ベルの八字(命式)は次のようになります。
- 時 日 月 年
- 癸 丁 壬 丁
- 卯 酉 寅 未
小山内式の蔵干を採用すると、この八字の地支は次のように書き換えることができます。
- 通変での表示
- 時 日 月 年 時 日 月 年 (比=比劫の略)
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 (官=官殺の略)
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 (矢印=剋の略)
割と特徴のない普通の八字に見えます。
むしろ、天干と地支それぞれに剋(こく)が多く、あまり良い八字には見えません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
日干の強弱の判断
まず、月支が「甲」なので、この八字は木旺(もくおう=木が旺じている)になります。
日干の丁は「旺(5)相(4)死(1)囚(2)休(3)」の「相(4)」で強いです。
つまり、日干「丁」は得令を得ています。
なお、得令を得ると、次の事象に繋(つな)がり易いようです:
権威性を得る、主導権を握る、無理が利く。
また、年柱の2つの「丁」も「相」で強いです。
なおかつ、年柱の「丁」は通根しているので、強さが増していると思います。
また、この八字の「甲」と「乙」は「旺(5)」で最強(旺盛)です。
また、この八字の「壬」と「癸」は「休(3)」で並みの強さです。
また、この八字の「辛」は「囚(2)」で弱いです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ここから日干の強弱の判断に入ります。
日干「丁」は強いのですが、並みの強さの「壬」と「癸」が日干を剋しているので、日干の力量がかなり減らされます。
ただ、「壬」は年干の通根した強い「丁」も剋(こく)さねばならないので、「壬」からの剋がかなり弱まることが予想されます。
つまり、日干「丁」は剋を通じて年干「丁」と強く繋(つな)がっているとも考えられます。
しかしながら、「癸」からの剋は免(まぬが)れることができないと思います。
さらに、日支「辛」を剋したいのですが、「癸」から剋されているので、剋せなくなっています。
ちなみに、「辛」を剋すと、日干「丁」の力量はかなり消耗されます。
以上の力量のやり取りを総合的に考慮しますと、日干「丁」は得令を得ていますが、日干「丁」は身弱になると思います。
よって、大運では「火」と「木」が吉になります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ベルの気質
日干に隣接する通変は、財、官殺、官殺になります。
隣接する通変とは、日干の左右および下にある通変のことです。
この隣接する通変がこの人の気質に最も影響すると考えられています。
財のキーワード:意識が外(の対象)に向かう、意識が未来・将来に向かう、察知、感知、予測・予想を立てる、先読み力(=事前に済ます、先回り)、先々の事を見通す能力、計画性・段取り、合理性、現実的(現実直視)、計算(=シミュレーション、確率の計算、スケジューリングなど)、物事を円滑に回す能力、強い目的意識、目標を立てる、設計力、システム形成(=体系化・仕組み作り・構造化・循環化・理論構築)、狙った獲物は逃さない、狩人、追求心・追究心、成果主義、目的達成志向、逆算思考、効率主義、ビジネス、損得勘定(=自分に不都合な事に敏感)、問題解決能力、課題発見能力、必勝法・攻略法を見出そうとする、欲張り(=あれもこれも求める)、思いを実現する力がある=目標を現実化する力、支配欲・統治欲=外界や他者を思い通りにしたい・コントロールしたい=自己以外の身辺を牛耳る=何でも自分でコントロールしておきたい、所有欲=物欲、物質世界(=人・物・金・情報)、状況把握力、流れ・空気を読む、観察力・分析力、客観性、俯瞰力、気付く、気が利く、気遣い、気配り、察しがいい、忖度する・させる、相手がして欲しい事が分かる、人の心理を読む(=心理戦が得意?)、ニーズの把握、大衆性、大衆受け、エンタメ系、ユーモアがある、相手を喜ばせる・満足させる、人を喜ばせる事が好き、エンターテイナー、愛想がいい、辻褄合わせ、嘘つき、騙(だま)す・騙される、盗み、金銭問題(=借金・お金への執着)、異性問題(=異性への執着)、目的のためには手段を選ばない、強引、(負けず嫌いの強い性格、殺人?)、脳の報酬系(ドーパミン)、自分を失う、貪る、目的と手段が逆転する?。
官殺のキーワード:責任感、正義感、使命感、他者貢献、利他性、自己犠牲の精神、献身的、不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、自責の念、萎縮、危機管理力=警戒心が強い、鋭敏(びくびく)、クヨクヨしがち、落ち込み易い、仮面、虚勢を張る、群れる?、ネガティブな事象に意識が向かう、逆境に身を置く、自分の事より他者の事を優先する、人の心を揺さぶる、外圧への耐性=外圧に順応して動く=周囲の期待に応えようとする、外から内へ=外の作用・刺激・影響が内に無理やり(強制的に)入り込む、外発的、忍耐力、努力家、我慢する・させる、組織、帰属意識、役割を担う、公職、出世、地位、名誉、権力、力関係に敏感、承認欲求(=人に認められたい・評価されたい)、自己の存在意義や存在価値を気にする、官僚主義、お役所仕事的、面子、革命家=理想家、反抗心、憤(いきどお)り・怒り、理不尽、暴力する・される、洗脳する・される、権力・暴力による非道、押し付けがましい、お節介、自分にも他人にも厳しい、マスト思考、規律やルールに従う、従順性、忠誠心、服従、思考停止、協調性、同調圧力、維持管理、管理支配?、義務感、嫌われたくない、修業・鍛錬・試練、躾(しつけ)、ヒーロー気質、リーダー気質、警察官、自制心(=ブレーキ、自分を制す、自分を押し殺す)、控え目、礼節丁寧、倫理観、モラル、道徳心、品位・品格、優等生タイプ(エリート意識?)、プレッシャー、ストレス、重荷、病気、いじめ、縦社会、体育会系、階級。
これらのキーワードの内、どれが現実の事象として現れるかは分かりません。
ただ、通変の事象が強く現れるか弱く現れるかは五行の強弱からだいたい分かることもあります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
五行の強弱の視点から見ると、金「財」よりも水「官殺」の特徴が顕著に表れる可能性が高いと思います。
しかし、実際には、以下で示す様に、ベルには「財」の特徴も「官殺」の特徴もどちらもよく出ています。
よって、五行の強弱で「隣接する通変」の現れ易さ(強さや良し悪し)を判断しない方が良いかもしれないと私は思って来ました。
なお、「財」と「官殺」が隣接する方は次の傾向が現れ易いそうです:
人当たりがいい、組織人、勤勉性、協調性、人生に自分がない。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
年干の解釈
年干(=人生の方向性や家系)が「比劫」なので、ベルは「他者との関わりが深い人生」「自分が自分であるための人生を歩む人生」になる傾向が強いのではないかと予想されます。
そして、年干「比劫」のキーワードは、「強い思い」「サバイバル」「他者」「苦労・進化」「継続・存続(=親や家系と同じ)」「他人は他人、自分は自分」「吉凶混在」などになると思っています。
以下で紹介するように、ベルは「他者との関わりが深い人生」「自分が自分であるための人生を歩む人生」であったのではないかと思います。
実際に、ベルは特許関係の争いでとんでもない苦労をすることになります。
また、ベルはエジソンとの開発競争でも苦労したようです。
また、ベルの祖父と父はともに著名な雄弁術・音声学の教授でしたが、ベルも音声生理学・雄弁術の教授になります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
「木火の陽気」vs「金水の陰気」
この八字は「木火の陽の一派」と「金水の陰の一派」が対立した構図になっています。
「木火の陽気」は次の言葉がキーワードになります:
成長意欲、上昇志向、活発、開放的、表舞台、積極的、拡散的思考。
「金水の陰気」は次の言葉がキーワードになります:
冷静沈着、知性的、洗練化、深化(高度化)、閉鎖的、裏舞台、控え目、収束的思考。
ここで、
収束的思考とは、ある問題に対して唯一の最適解を追求する思考です。
拡散的思考とは、できるだけ多くの様々なアイディアを出して認識を広げる思考です。
恐らく、収束的思考は「水」の五行に、拡散的思考は「火」の五行に最も関係していると思います。
なお、収束的思考と拡散的思考をバランスよく使い、生かし合うことが創造性には大切であるそうです(以前の記事ご参照)。
不思議な事に、発明家の八字には、この「火」と「水」の共存がしばしば見られます。
例えば、トーマス・エジソンの八字(命式)は次のようになります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年
- 辛 丁 壬 丁 辛 丁←壬→丁
- ↑
- 丑 丑 寅 未 癸 癸 甲 丁 ←―小山内式の蔵干を採用した八字
但し、エジソンの生時(生まれた時間)は不確かで、色々な説があるそうですが、今回は取り敢えず午前1時30分を採用しました。
また、以前取り上げたニコラ・テスラの八字は次のようになります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年
- 甲 癸 乙 丙 甲 癸 乙 丙
- ↓
- 子 巳 未 辰 癸→丙 丁 戊 ←―小山内式の蔵干を採用した八字
「火」と「水」の対立には、大発明に繋(つな)がる創造性を生み出す何かがあるのかもしれません。
熱して(爆発させて)冷やすは、生命の起源を探究する上でも重要な作用であるようです(以前の記事ご参照)。
なお、四柱推命には「水火激冲(すいかげきちゅう)」という用語があります。
「強い水」と「強い火」が激突し、激しい変化や混乱が起こることを指す用語です。
「水火激冲」の事象としては「身心の不安定」「精神的な疾患」「突然死」などがあるようですが、
「新たなシステムを生む(=大発明・創造性)」と言うのも「水火激冲」の事象なのかもしれません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
「火金の合理」vs「水木の情緒」
この八字は「火」と「金」で半分を占めているので、次の「火金の合理」の傾向が現れ易いかもしれません:
合理的、冷徹さ、論理的思考、整合性=矛盾がない、筋を通す、無駄がない、機械相手の作業が得意、理工系向き。
Geminiによると、ベルは、単なる思い付きや直感だけで動く発明家ではなく、「直観的なひらめき」を「徹底した演繹(えんえき)的ロジックと分類学」で裏付ける、極めて論理的かつ体系的な思考の持ち主であったそうです。
一方で、この八字は「水」と「木」で半分を占めているので、次の「水木の情緒」の傾向が現れ易いかもしれません:
情に流され易い、思い付き、気分、気まぐれ、感覚派、人情味がある、人間味、人間臭さ、温かみ、思いやり、優しさ、雰囲気やノリが良い、風流、だらしなさ、人文系、接客業、人間・自然・動物相手の職が向く、快楽、変化しながら成長して行く。
Geminiによると、
ベルは、研究においては冷徹なほど論理的であった反面、実生活や人間関係においては驚くほど情緒的で、涙もろく、情に流されやすい「ロマンチスト(情熱家)」でしたとの事です。
科学史家たちの間でも、ベルは「頭脳は科学者だが、心臓は詩人・芸術家だった」と評されることが多く、彼の人生には論理や損得勘定を完全に無視した「情」のエピソードが数多く残っているそうです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
天干の剋
この八字の天干には、特徴的な剋の形があります。
つまり、日干「丁」と年干「丁」の間に「壬」による剋がある形になっています。
この形の解釈は、「日干(本人)が年干(他者)と仕事・役割・地位・名誉・権力を奪い合うまたは分かち合う」になると考えています。
実際に、ベルは電話の特許権を巡りライバルと熾烈な法廷闘争を繰り広げることになります。
また、エジソンとも蓄音機の特許を巡り激しい消耗戦を繰り広げましたが、最終的に特許を共有する形で和解し、これが現在の『コロムビア・レコード』などのレコード産業の礎となったそうです。
ちなみに、エジソンもベルと同じ形の「天干の剋」を八字に持っています(上記の八字ご参照)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
地支の剋
この八字は月支と日支の間に「地支の剋」がありますので、次の傾向が出易いかもしれません:
活動基盤の問題、家庭の問題、健康の問題、身近な人々との不調和、「雨降って地固まる」的な事象に関わる、長続きしない不安定な活動や生活、リスクの高い行動や活動、戦い、挑戦、勝負、試合、争い、対立、矛盾、理不尽、公私の不調和・ミスマッチ・不一致、不和、確執、不仲、軋轢(あつれき)、齟齬(そご)、大事を引き起こす原動力、生活・行動・習慣・体調・健康の大変化・大転換、価値観・世界観・認識の変化(→生成と発展へ)。
ベルには家庭問題はなかったようですが、健康問題が生涯に渡ってあったようです。
Geminiによると、ベルは一度研究に没頭すると、睡眠や食事を忘れて明け方までガス灯の明かりの下で作業を続ける癖があったそうです。
この極端な生活リズムと視覚・神経の酷使が引き金となり、電話の発明前後(20代後半〜30代)には何度も過労による虚脱状態(当時の言葉でいう神経衰弱)に陥り、病院に担ぎ込まれたり、カナダの実家へ強制的に帰郷・静養させられたりしていたそうです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
また、この八字は日支と時支の間に「地支の剋」がありますので、次の傾向が出易いかもしれません:
葛藤、心の迷い(ゆらぎ)、ジレンマ、心の対立・矛盾、心の封鎖(こじれ)、精神的・心理的な健康問題、家庭問題、離婚、気持ち・心の変化(→生成と発展へ)。
Geminiによると、ベルには次の自己矛盾があったようです。
「最愛の家族への愛」 vs 「優生学(障害の遺伝への恐怖)」という最大の自己矛盾
ベルの人生で最も深く、痛ましい心の矛盾がここにあります。
-
耳の聞こえない女性への深い愛: 彼の人生で最も大切だった二人の女性――母イライザと妻メイベルは、ともに聴覚障害者でした。彼は誰よりも彼女たちを愛し、敬意を払っていました。
-
「ろう者の遺伝子」を消そうとした矛盾: それにもかかわらず、科学者としてのベルは「聴覚障害は不幸な欠陥であり、遺伝によって増えることを防ぐべきだ」という優生学的な思想に取り憑かれました。ろう者同士の結婚に反対し、手話を奪って健聴者と同化させようとした彼の運動は、結果として「自分が最も愛している母や妻と同じ特徴を持つ人々の文化やアイデンティティを、自らの手で否定し抑圧する」という深い自己矛盾をはらんでいました。また、最愛の妻メイベルとの間に生まれた2人の男の子(エドワードとロバート)が相次いで生後すぐに亡くなった際にも、「自分の家族の血筋や遺伝に問題があるのではないか」という深い罪悪感と苦悩を抱えたと言われています。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
最強の五行
この八字の最強の五行は、難しいところですが、「木」か「火」だと思います。
木の部位=肝臓、目、脳神経系、頭、メンタル、精神病、睡眠、筋(=神経,腱,筋膜).
木のキーワード:生命力=伸びる力、躍動・うごめき、始動、前進・進展、(ゆっくりと)成長、上昇志向、(長期的な)目標、(長期的な)ビジョン、理想を抱く(理想家)、実直真面目、正直、誠実、真心、不器用、リーダーシップがある、上下関係、情緒性、情緒的、感情や気持ちを重視、感情的、感動する・させる、情に流され易い、情に弱い、情に厚い、人間性・人間らしさ、人情味、義理人情、人間味・人間臭さ、仁(=思いやり・優しさ)、「動物を可愛がるのも木、動物を虐待するのも木」、情け容赦ない、情にほだされる、情をかける、温かみ、非合理(=回り道)、アナログ感(=手触り感・手作り感・手書き・不完全さ・温(ぬく)もり)、非結果主義(=人間性・人柄・努力・道徳観・過程・物語性を重視)、有機物的(有機的)、人との繋(つな)がり、ネットワーク、仲間、縁、調和性、協調性、共感力、絆、友情、しなやかさ(柔軟性)、絡み付く・絡み合う(自己組織化?)、感覚派、気分、思い付き、閃(ひらめ)き、妄想、創造性(発想力)、始まり、スタート、新しい物好き、新奇性、革新的、新進気鋭、若々しい、快楽、だらしなさ、ぐだぐだ、いい加減、曖昧、優柔不断、繁殖。
火の部位=心臓、舌、目、血液系、循環器系(血脈,血管)、精神の安定性.
火のキーワード:絶対視する始点を定める、絶対的なもの(宗教・科学・法律など)を求める、絶対的な存在、頂点、君臨、宗教、真理、普遍性、絶対主義、至上主義、権威主義、ピラミッド構造、縦社会(上下関係・序列)、崇(あが)める・崇められたい、トップダウン型(=上から下へ、上から目線、偉そうな態度、見下す、尊大、独裁的、独善的、排他的、全能感)、原理主義(=自分の経験よりも「絶対的なもの(原理・法則など)」を重視)、歴史(絶対)から学ぶ、応用力がある=「絶対的なもの」の応用=演繹的思考力=抽象から具体へ、目的合理(=ある目的を達成するために、最も効率的で論理的な手段を選択・実行する考え方や行為)、爆発力(=宇宙論的インフレーション=急速膨張、感情の爆発、急速・急性、せっかち、焦り、勃興、ハッスル、覚醒、創造性、コントロール不能な内熱の放射・射出・噴火、表現力、アピール力、自己主張が強い、プレゼン上手、お喋り、雄弁・多弁、言語能力・言語化力、拡散力、自分の熱を広める・伝える=熱伝導)、集中力(熱中、短期集中型、一気呵成、熱血)、エネルギー、活力、活発、情熱、積極性、活動的、戦闘・闘争・戦い、アドレナリン、周囲を活性化(=元気・勇気づける、応援、盛り立てる、熱狂させる、沸かす、宴会、推し活?)、皆を照らす(=表舞台で注目を集める、目立つ、人目を引く、派手、華やかさ、煌(きら)びやか、魅力的、刺激的、アイドル性、影響力=他者に影響を与えたい、響かす=オペラ歌手?)、自己顕示欲(=自分の能力や存在をはっきりと示し、周囲の視線や賞賛を浴びたい気持ち)、闇を照らす(=暴く、暴露、開示、真相解明、解明力、露出、裸、禿)、ドライな性格、自己中心的、ややサイコパス気質、共感性が低い、人を物や道具のように扱う事がある、一時的、ブーム、移り気(やる気・気分に波・ムラがある、感情の浮き沈み、飽き性、不安定さ)、恋愛(=ロマンチスト、虜になる・虜にさせる、心臓=ポンプ=ドキドキ、発情?、求愛行動?)。
その他の五行のキーワードについてはこちらのページをご覧下さい。
以上が八字から私が読み取れる極めて抽象的な情報です。
残念ながら、具体的な事象として何が現れるかは、なかなか分かりません。ご本人との対話が必要になります。
大運から分かること
ベルの大運は次のようになります。
- 9 19 29 39 49 59 69 79 89(歳)
- 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲 癸
- 丑 子 亥 戌 酉 申 未 午 巳
小山内流の蔵干を採用すると、大運の地支は次のように書き換えることができます。
9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79 87
辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲 甲
己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁 丙
ここで●には色々な意味があるのですが、例えば、自分の仕事が他者から認めれる可能性がある時期になります。(ただ環境が整った場合の話になります。)
なお、●の詳しい説明は、こちらのYouTubeをご覧下さい。
●の予想が妥当なものであったかは、以下の年表のところで検証します。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
健康面
上述のように、ベルは、大運で「火」か「木」が巡ると「五行のバランス」が整うことが分かりました。
ベルは49歳から大運で「火」か「木」が巡ります。
つまり、49歳まではベルは非常に忙しい人生だったかもしれません。
Geminiによると、 1867年に弟エドワード、1870年に兄メルヴィルが、肺結核で相次いで亡くなったそうです。
そして、ロンドン大学に通いながら昼夜を問わず研究と教師の仕事を続けていたベル自身も、激しい咳、微熱、体重の激減といった結核の初期症状(あるいは極度の過労による呼吸器疾患)を呈し、医師から「このままロンドンの煤煙の中で暮らせば余命いくばくもない」と宣告されたそうです。
しかしながら、1870年(23歳)、両親とともに空気の澄んだカナダ・オンタリオ州の田舎町ブラントフォードへ移住し、屋外で過ごす療養生活を送ったことで、奇跡的に肺の健康と体力を取り戻したそうです。
確かに、19歳から26歳までは金水の大運が巡り、力量の消耗が激しかった時期であることが読み取れます。
ただ、残念ながら、結核に感染するかどうかは偶然性が関わるので四柱推命では推命できないと考えられています。
しかし、「金」が強まる大運で結核の初期症状が出たというのは、あながち偶然ではないのかもしれません。
「金=肺、免疫系」になります。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
Geminiによると、肺の危機を乗り越えた後も、ベルを生涯にわたって苦しめ続けた最大の持病が重度の偏頭痛と不眠・神経疲労であったそうです。
恐らく、この偏頭痛と不眠は「木」が関わっている気がします。
すると、やはり、八字の「地支の剋」が「金剋木」なので、「木」の病気が出易いのかもしれません。
また、電話の特許によって莫大な富を得て生活が安定すると、若い頃の痩せ型から一転して、中年期以降は重度の肥満と代謝疾患に悩まされるようになったそうです。
-
美食と運動不足による肥満: ベルは食べること(特に肉料理や甘いもの)と葉巻をこよなく愛し、さらに昼夜逆転の不規則な生活を続けたため、40代以降は体重が大幅に増加しました(←――確かに、39歳から大運で強い「土」が巡ります。「土=甘い物、油、肉」になります)。
-
糖尿病の発症: 晩年の10数年間(65歳辺りから)は糖尿病を患っていました。奇妙な歴史的偶然ですが、カナダのバンティングとベストによって糖尿病の特効薬である「インスリン」が発見・実用化されたのは1921〜1922年のことであり、ベルの病状が末期に至るのとほぼ同時期だったため、彼はその恩恵を十分に受けることができませんでした。
-
最期の病(糖尿病の合併症と悪性貧血): 70代に入ると糖尿病の合併症に加えて悪性貧血を併発し、徐々に体力が低下していきました。それでも死の直前まで頭脳の明晰さと探求心は一切衰えず、1922年8月2日、愛するノバスコシア州の別荘で妻メイベルに看取られながら、糖尿病の合併症(および悪性貧血)により75歳で穏やかに息を引き取りました。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ベルの場合、大運で「火」か「木」が巡ると、体調が整い易くなると考えられますが、八字の「地支の剋」が悪さをしているのしょうか、食習慣の乱れや昼夜逆転の不規則な生活が続いてしまい、糖尿病を引き起こし、あまり長生きできない結果になってしまったようです。
しかしながら、75歳は当時としては「かなりの長寿(長生き)」になるそうです。
ただ、Geminiによると、ベルと同い年(1847年)に生まれたライバルのトーマス・エジソンも、晩年は糖尿病などを患いながら84歳(1931年没)と言うさらなる大長寿を全うしたそうです。
- トーマス・エジソンの八字(命式)
- 時 日 月 年 時 日 月 年
- 辛 丁 壬 丁 辛 丁←壬→丁
- ↑
- 丑 丑 寅 未 癸 癸 甲 丁 ←―小山内式の蔵干を採用した八字
確かに、エジソンの八字には地支に剋が無く、むしろ「水生木」「木生火」という相生関係の良い流れがあります。
エジソンも身弱で大運では火と木が吉です。
エジソンの大運は2歳から始まりますが、それ以外はベルと同じ大運の巡りです。
ベルの人生
ベルの年表
Gemini(-4 Argon標準)によると、ベルの年表は次のようになります。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
| 1847年 | 0歳 | 【誕生】 3月3日、スコットランドのエディンバラにて、音声学者の父メルヴィルと画家の母イライザの次男として生まれる(当時はミドルネームがなく「アレクサンダー・ベル」)。 |
| 1858年 | 11歳 |
【改名】 父の元教え子であるカナダ人アレクサンダー・グラハムに憧れ、自ら望んでミドルネーム「グラハム」を名乗り始める。 【母の難聴悪化】 この頃、母イライザの聴力がほぼ失われる。ベルは母の額に唇を当てて声を響かせる独自の会話法で母を支える。 |
| 1859年 | 12歳 | 【最初の発明】 親友ベン・ハードマンの父が営む製粉所で、回転パドルと爪ブラシを組み合わせた「小麦の脱穀機」を発明。長年にわたり実用される。 |
| 1862年 | 15歳 |
【高校中退(挫折)】 エディンバラ王立高校に通うも、ラテン語などの暗記科目を嫌い成績は常に劣等生で、落第寸前で中退する。 【知的な目覚め】 ロンドンの祖父(雄弁術の大家)のもとへ1年間預けられる。祖父に一人の大人として扱われ、シェイクスピアや発声学を学んだことで猛烈な向学心に目覚める。 |
| 1863年 | 16歳 | 【生徒教師として自立】 スコットランドの寄宿学校で音楽と雄弁術を教える代わりに、自身が苦手だったラテン語とギリシャ語の授業を受ける「生徒教師」となり、古典語を克服する。兄とともに「しゃべる頭蓋骨」の模型を製作。 |
| 1864年 | 17歳 | 【エディンバラ大学聴講】 兄メルヴィルとともにエディンバラ大学に入学(聴講)し、古典語や修辞学を学ぶ。この頃から激しい偏頭痛(片頭痛)の発作に悩まされ始める。 |
| 1867年 | 20歳 | 【弟の死(悲劇)】 5月、ともに研究や自然観察を楽しんだ最愛の弟エドワード(18歳)が肺結核により死去。精神的に大きな打撃を受ける。 |
| 1868年 | 21歳 | 【名門大学合格】 教師として働きながら独学で受験勉強を重ね、ロンドン大学の難関入学資格試験に合格し、解剖学や生理学を学ぶ。 |
| 1870年 | 23歳 |
【兄の死と自身の重病(危機)】 5月、共同研究者でもあった兄メルヴィル(25歳)も肺結核で死去。ベル自身も過労と呼吸器疾患(結核の疑い)で極度に衰弱し、医師から余命を危ぶまれる。 【カナダ移住と回復】 8月、最後の息子を守るため両親が全財産を処分し、一家でカナダ・オンタリオ州ブラントフォードへ移住。ロンドン大学は中退。豊かな自然の中で療養し、奇跡的に健康を回復する。 |
| 1871年 | 24歳 | 【ボストンでの成功】 4月、アメリカ・ボストンの聾学校に招かれ、父の「視話法」を用いて聴覚障害児への発声指導を開始。教育者として高い評価を得る。 |
| 1873年 | 26歳 | 【大学教授就任と出会い】 ボストン大学の音声生理学・雄弁術の教授に就任。支援者となるトーマス・サンダースやガードナー・グリーン・ハバード、そしてハバードの娘で聴覚障害を持つ15歳の少女メイベル(のちの妻)と出会う。夜間に多重電信機の研究を開始するが、睡眠不足と過労で何度も倒れる。 |
| 1874年 | 27歳 | 【波動電流のひらめき】 死体から摘出された本物の人間の耳(鼓膜と耳小骨)を使った実験を経て、夏にカナダの実家で「空気の振動と同じように連続して強弱が変化する電流(波動電流)」という電話の核心原理を思いつく。 |
| 1875年 | 28歳 | 【ワトソンとの出会い】 1月、熟練の電気職人トーマス・ワトソンを助手に雇う。6月2日、多重電信機の実験中に偶然、金属板の震える倍音が電線を通じて伝わり、電話の実現を確信する。 |
| 1876年 | 29歳 |
【電話の特許と初通話(最大の栄光)】 2月14日、ライバルのイライシャ・グレイにわずか約2時間差で先んじて電話の特許を申請。後にグレイのアイデアを盗み見たのではないかという特許盗用疑惑に長年苦しめられる。3月7日に特許認可。 3月10日、希硫酸を使った液体送信機で「ワトソン君、ここへ来てくれ」という人類初の明瞭な通話に成功。6月のフィラデルフィア万博で実演し、世界的な脚光を浴びる。 |
| 1877年 | 30歳 |
【会社設立と結婚】 7月9日、義父ハバードらと「ベル電話会社」を設立。その2日後の7月11日、10歳年下のメイベル・ハバードと結婚し、自身の持つ電話会社の株式のほとんどを結婚祝いとして妻に譲渡する(経営や金銭への無頓着さの表れ)。 【エジソンへの嫉妬】 同年末、エジソンが「蓄音機」を発明したニュースを知り、自分の専門分野の目の前にあった大発明を逃したことに激しく悔しがる。 |
| 1878年 | 31歳 | 【長女の誕生と特許訴訟地獄の始まり】 長女エルシー誕生。ウエスタン・ユニオン社(エジソンの炭素マイクを採用)との激しい特許戦争が始まり、以後約600件におよぶ法廷闘争に巻き込まれる(経営や裁判は義父らに頼りきりとなる)。 |
| 1880年 | 33歳 |
【ボルタ賞受賞とフォトフォン発明】 フランス政府より「ボルタ賞(賞金5万フラン)」を授与され、ワシントンD.C.にボルタ研究所を設立。太陽光線を使って音声を送る「フォトフォン(光電話:現代の光ファイバー通信の原理)」を発明し、自身では「電話以上の最高傑作」と誇るが、当時は実用化されず。 【ミラノ会議(負の歴史)】 同年、イタリアで開かれた国際聾教育会議にて手話の禁止と「口話法」の優位が決議される。ベル自身はこの会議に出席していなかったものの、アメリカにおける口話法推進の最大指導者として、後にろう文化から「手話を抑圧した張本人」として強く批判されることになる。 |
| 1881年 | 34歳 |
【大統領暗殺未遂と金属探知機の失敗】 7月、銃撃されたガーフィールド米大統領の体内の弾丸を探すため、急遽「電磁誘導式の金属探知機」を発明して診察にあたる。しかし大統領が寝ていたベッドの金属製コイルが邪魔をして弾丸を発見できず、大統領は死亡。 【長男の死(悲劇)】 8月、生まれたばかりの長男エドワードが呼吸困難により生後わずか数時間で死去。夫妻で深い悲しみに暮れる。 |
| 1882年 | 35歳 | 【米国市民権取得】 アメリカ合衆国の市民権を取得。次女マリアンが誕生。 |
| 1883年 | 36歳 |
【次男の死と優生学論文(悲劇と批判)】 11月、早産で生まれた次男ロバートも生後まもなく死去。2人の息子を相次いで失う。 同年、米国科学アカデミーにて論文『聴覚障害者の変種形成について』を発表。ろう者同士の結婚や手話学校の寄宿制が「遺伝的な聴覚障害者の孤立した階層を生む」として反対し、のちの優生学運動に繋がるパターナリスティックな主張を展開する。 |
| 1885年 | 38歳 | 【避暑地ベン・ブレアとの出会い】 ワシントンD.C.の夏の猛暑による激しい偏頭痛から逃れるため、カナダ・ノバスコシア州のケープ・ブレトン島を訪れ、その自然を愛して広大な土地を購入(別荘兼研究所「ベン・ブレア」を建設)。 |
| 1886年 | 39歳 | 【蓄音機の改良でエジソンに逆襲】 ボルタ研究所にて、エジソンの蓄音機の欠点を克服した「ロウ管(ワックス・シリンダー)式蓄音機(グラフォフォン)」の特許を取得。その特許の売却益で「聴覚障害に関する知識普及のためのボルタ・ビューロー」を設立。 |
| 1887年 | 40歳 | 【ヘレン・ケラーとの出会い】 6歳の少女ヘレン・ケラーと出会い、パーキンス盲学校のアン・サリヴァン先生を紹介。以後、ヘレンの教育を精神的・資金的に生涯支援し、深い友情を築く。 |
| 1888年 | 41歳 | 【ナショナル・ジオグラフィック創設と最高裁勝訴】 義父ハバードらとともに「ナショナル・ジオグラフィック協会」の創設メンバーとなる。同年、合衆国最高裁判所がベルの電話特許の正当性を最終的に認め、長年の特許訴訟に完全勝利する。 |
| 1890年 | 43歳 | 【口話法推進協会の設立と肥満の進行】 「アメリカ口話推進協会(現・AGベル協会)」を設立し、私財を投じて口話教育を広める(手話派との対立が決定的となる)。この頃から美食と夜型生活により急激な肥満が始まる。 |
| 1897年 | 50歳 | 【義父の死とナショジオ会長就任】 最大のビジネスパートナーであった義父ハバードが死去。翌年、跡を継いでナショナル・ジオグラフィック協会の第2代会長に就任(〜1903年)。専門的な学術誌だった同誌に「写真をふんだんに載せる」という大改革を行い、世界的な人気雑誌へと育て上げる。 |
| 1901年 | 54歳 | 【正四面体カイトと多乳頭の羊の研究】 空を飛ぶ研究に没頭し、軽くて強度の高い幾何学構造「正四面体(テトラヘドロン)セル」を用いた巨大カイト(凧)を発明。一方で、双子を多く産ませるために「乳首が6つある羊」の品種改良実験に長年こだわり続けるが、こちらは実用的な成果を上げられず終わる。 |
| 1907年 | 60歳 |
【航空実験協会(AEA)の設立と墜落事故】 妻メイベルの資金提供により、グレン・カーチスやトーマス・セルフリッジ中尉ら若手研究者を集めて「航空実験協会」を設立。 しかし翌1908年、メンバーのセルフリッジ中尉がライト兄弟の飛行機の試験飛行中に墜落死(動力飛行機による世界初の死亡事故)し、さらに自身の巨大カイト実験機「シグネット号」も不時着・大破するなど、航空分野での試練が続く。 |
| 1909年 | 62歳 | 【シルバー・ダート号の成功】 AEAが開発した飛行機「シルバー・ダート号」が、凍りついたバデックの湖上でカナダ史上初の動力飛行に成功する。この頃、糖尿病を発症し徐々に体力が低下し始める。 |
| 1915年 | 68歳 | 【大陸横断電話の開通】 ニューヨーク(ベル)とサンフランシスコ(かつての助手ワトソン)を結ぶ初のアメリカ大陸横断電話の開通式に出席。39年前と同じ「ワトソン君、ここへ来てくれ」という言葉を送り、ワトソンが「今度行くには1週間かかりますよ!」と返答して全米を沸かせる。 |
| 1919年 | 72歳 | 【水中翼船の世界最高速記録】 72歳にして「水中翼船(ハイドロフォイル)」の開発を主導。製作した『HD-4号』が時速114キロという当時の水上世界最高速度記録を樹立する(ただし、怖がる妻メイベルとの約束を守り、ベル自身は高速走行中の船には乗船しなかった)。 |
| 1922年 | 75歳 |
【死去】 糖尿病の合併症と悪性貧血により衰弱が進むも、最期まで実験ノートを綴り続ける。8月2日午前2時、カナダ・ノバスコシア州の別荘「ベン・ブレア」にて、妻メイベルの手を握りながら75歳で死去。 8月4日の葬儀の際、彼の功績を称えて北米大陸のすべての電話(約1300万台)が1分間完全に停止し、静寂が捧げられた。(※妻メイベルもその後を追うように、わずか5ヶ月後の1923年1月に死去。) |
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
また、ベルの主な発明・開発一覧表は次のようになります。
| 年齢 | 西暦 | 発明・開発の名称 | 概要と現代への影響 |
| 12歳 | 1859年 |
小麦の脱穀機(籾殻剥き機) |
親友の父の製粉所で考案した人生初の発明。回転パドルと爪ブラシを組み合わせ、小麦の殻を効率よく剥く実用的な機械。 |
| 16歳 | 1863年 |
しゃべる頭蓋骨(発声器官の機械模型) |
兄メルヴィルと共同製作。ブリキやゴム、羊の気管を使い、人間の喉・舌・唇を再現。ふいごで空気を送ると「ママー」と本物の赤ん坊のように発声した。 |
| 27歳 | 1874年 |
耳のフォノトグラフ(音波の視覚化装置) |
死体から摘出した「本物の人間の鼓膜と耳小骨」に麦わらをつなぎ、声の振動で煤(すす)を塗ったガラス板に音の波形を描かせる装置。電話の原理に気づく直接のきっかけとなった。 |
| 28歳 | 1875年 |
多重電信機(ハーモニック・テレグラフ) |
音楽の共鳴原理を応用し、異なる音の高さ(周波数)の電気信号を同時に流すことで、1本の電線で複数のモールス信号を同時に送る装置。 |
| 29歳 | 1876年 |
電話機(液体送信機および電磁式電話) |
【最大の発明】 空気の振動(声)を連続的な「電気の波(波動電流)」に変えて電線で送り、遠く離れた場所で元の声を再現する装置。 |
| 32歳 | 1879年 |
オーディオメーター(聴力測定器の元祖) |
電磁誘導の仕組みを利用して、音の大きさを段階的に変えながら人間の聴力を正確に測定する装置。この功績により、のちに音の単位「ベル(デシベル)」に彼の名が冠された。 |
| 33歳 | 1880年 |
フォトフォン(光電話・光通信機) |
電線を使わず、声の振動で鏡を震わせて「太陽光の反射」に音声を乗せ、離れた場所にあるセレン受光器で声を再生する装置。現代の光ファイバー通信の基礎。 |
| 34歳 | 1881年 |
電磁誘導バランス(金属探知機の元祖) |
凶弾に倒れたガーフィールド米大統領の体内にある弾丸の位置を特定するため、急遽開発した金属探知機。現代のセキュリティ検査機や地雷探知機の先駆け。 |
| 34歳 | 1881年 |
真空ジャケット(人工呼吸器の元祖) |
生後間もない長男を呼吸困難で亡くした直後に考案。胸部を覆う筒の内部の気圧を増減させ、自発呼吸ができない患者の肺を外部から動かす装置。のちの「鉄の肺」の原型。 |
| 36歳 | 1883年 |
氷山探知機(ソナーの初期実験) |
海中に向かって音を出し、氷山から跳ね返ってくる「こだま(反響音)」を水中マイクで拾うことで、霧の中でも氷山の接近を知る仕組み。1912年のタイタニック号沈没事故の際にも実用化を強く提唱した。 |
| 39歳 | 1886年 |
グラフォフォン(ロウ管式蓄音機) |
エジソンの錫箔式蓄音機の欠点を克服するため、従兄弟らと共同発明。ボール紙の筒に蜜蝋(ワックス)を塗り、彫刻刀のように音の溝を彫り込む方式で、現在のレコード・音楽産業の礎を築いた。 |
| 54歳 | 1901年 | 正四面体(テトラヘドロン)カイト | 三角形を4つ組み合わせた「正四面体」の枠をハニカム状に無数につなぎ合わせた、極めて軽くて頑丈な巨大凧(カイト)。のちの建築構造(スペースフレーム)や航空機設計に影響を与えた。 |
| 61歳 | 1908年 | エルロン(補助翼)の実用化と飛行機「シルバー・ダート号」 | 若手研究者たちと設立した「航空実験協会(AEA)」にて開発。飛行機の左右の傾きを制御する「エルロン」を実用化し、翌1909年(62歳)にカナダ史上初の動力飛行に成功。 |
| 67歳 | 1914年 | 霧・呼気からの淡水化装置 | 海難事故で漂流した船員が飲み水を確保できるよう、海上の冷たい空気を利用して人間の「吐く息(呼気)」や「海霧」に含まれる水蒸気を効率よく凝縮し、真水を作るサバイバル装置。 |
| 72歳 | 1919年 |
水中翼船「HD-4号」(ハイドロフォイル) |
技術者ボールドウィンとともに開発。船底に取り付けた水中翼の揚力で船体を海面上に浮き上がらせ、水の抵抗を激減させて走る高速船。時速114キロという当時の水上世界最高速度記録を樹立。 |
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
確かに、ベルの最大の発明である電話機の開発は、27歳~29歳の時で●が付く大運で行われています。
また、ベルの発明・開発はおおむね●の付く大運で行われていますが、
72歳の時の水中翼船の開発は●が付かない大運で行われています。
人間には経験の蓄積や世間とのタイミングがあるので、●が付く時期からややずれることは許容範囲だと思います。
ただ、ベルは●が付く時期が長く、ピンポイントでの推命はできないので、●による予想は推命法としてはかなりアバウトな推命になると思います。
ベルの性格・人柄
Geminiによると、ベルの性格や人柄は以下のようにまとめられるようです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
良い面(長所・魅力)
-
深い共感力と教育への献身: 聴覚障害を持つ母(イライザ)と妻(メイベル)を深く愛し、生涯を通じて自分の本職は「発明家」ではなく「聴覚障害者の教師」であると語っていました。ヘレン・ケラーの才能をいち早く見抜き、アン・サリヴァン先生を紹介して生涯にわたり財政的・精神的に支援したのもベルです(←――木の「人情味、情に厚い、仁(=思いやり・優しさ)、真心」や官殺の「使命感、利他性、貢献心、献身性」が関係していると思います。また、六星占術の天王星人の特徴も出ていると思います。また「財=気付く」になります)。
-
尽きることのない知的好奇心: 電話の成功に安住せず、蓄音機の改良、航空機(正四面体カイト)、水中翼船、太陽熱パネル、海水の淡水化装置など、自然の摂理や物理法則を応用した多岐にわたる研究に晩年まで没頭しました(←――水の「探究心・研究心・深化・高度化・最適化」や財の「追究心」が関係していると思います)。
-
寛大さと学術支援: 権威ぶることがなく、若手の研究者や科学者に対して非常に寛大でした。私財を投じて科学雑誌『サイエンス(Science)』の創刊・維持を支え、ナショナル・ジオグラフィック協会の第2代会長として写真や図解を取り入れた視覚的な誌面改革を行うなど、科学の普及に大きく貢献しました(←――水の「対等・公平・平等な関係、フラット」や天王星人の特徴(=寛容)が関係していると思います。また「官殺=貢献心、控え目、自制心、品格・品位」になります)。
-
芸術的感性とユーモア: 幼少期にはピアニストを目指していたほど音楽的才能に恵まれ、絶対音感に近い鋭敏な聴覚を持っていました。家庭内では冗談を好み、子どもたちや孫と一緒に実験や自然観察を楽しむ温かい父親・祖父でした(←―音感は「水」の五行が関係している様です。なお「水=耳」になります。また「財=ユーモアがある、人を喜ばせる事が好き、観察力・分析力」「木=温かみ」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
悪い面(短所・問題点)
-
自説への強い固執と「手話」の抑圧(口話法の強制): 聴覚障害者が健聴者の社会に溶け込むためには「手話」を捨て、唇の動きを読んで発声する「口話法(オーラリズム)」を学ぶべきだと強く信じていました。その善意と影響力の強さゆえに、当時の教育現場から手話やろう者の教師を排除する動きを主導してしまい、ろう文化の歴史においては「手話を弾圧した人物」として強い批判の対象となっています(←――「火」が関係している気がします。「火=絶対視する始点を定める」なので、自分が絶対だと思った事に対してはそれを世間一般に熱心に広げてしまう傾向があるのだと思います。また、火には「影響力、排他的」という象意があります。また「官殺=マスト思考=~するべきだ」になります)。
-
優生学への傾倒: 動物の品種改良(多乳頭を持つ羊の交配実験など)への関心から、当時の時代背景もあり「優生学」に傾倒しました。聴覚障害者同士が結婚すると障害が遺伝し、健聴者社会から孤立したコミュニティが形成されるとして、ろう者同士の結婚に反対する論文を発表するなど、現代の人権感覚から見れば差別的・パターナリスティック(父権主義的)な思想を持っていました(←――これも「火」が関係しているのでしょうか。「火=絶対視する始点を定める」なので、自分が絶対だと思った事に対してはそれを世間一般に熱心に広げてしまう傾向があるのだと思います)。
-
ビジネスや金銭管理への無頓着さ: 「発明のアイデアを生み出すこと」には天才的な集中力を発揮するものの、それを商業化し、会社を経営して利益を守ることには全く興味がありませんでした(←――「火=集中力」になります。アイディアを生み出すのは「食傷」と深い関係があるかもしれませんが、「火」にも「爆発力(創造性)」という象意があるので、アイディアを爆発的に生み出すこともあると思います)。電話会社の経営や数百件におよぶ特許訴訟はすべて義父(ガードナー・グリーン・ハバード)やビジネスパートナーに任せきりで、自身はすぐに次の風変わりな研究へと関心を移してしまう落ち着きのなさがありました(←――水の「変化性」のためでしょうか、それとも火の「移り気、飽き性、せっかち」のためでしょうか)。
-
極端な夜型生活とマイペースさ: ひとたび思考や実験に没頭すると周囲が見えなくなるタイプでした。昼過ぎに起きて深夜から明け方まで研究室にこもる極端な夜型生活を好み、自身の書斎には「集中を妨げるから」という理由で、自らが発明した電話すら置かなかったという逸話が残っています(←――火の「集中力」のためでしょうか)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ベルの対人関係
ベルの対人関係を一言で表すなら、「人当たりは極めて温厚で魅力的な紳士だが、表面的な社交界は嫌い、知的な仲間との対話や孤独な時間を愛した『選択的社交家(内向的なカリスマ)』」でした(←――財には「円滑さ、社交性、空気を読む」という象意があります。また「水=知性的」「官殺=品位・品格」になります)。
決して無愛想な人間嫌いではなく、むしろ一度会った人を虜にする抜群の人当たりの良さを持っていましたが、エネルギーの充電には必ず「一人の時間」を必要とするタイプでした(←――日干に「財」と「官殺」が隣接すると、人当たりがいい感じになるようです)。
なぜ「孤独」を必要としたのか?
ベルは人と会っている時は全力で相手を楽しませるサービス精神を発揮するため、人と関わった後は神経が疲れ果ててしまう(激しい偏頭痛を起こす)体質でした(←――財の「相手を喜ばせる・満足させる」のためだと思います)。
だからこそ、普段は家族や仲間と楽しく過ごしながらも、週末になると一人でハウスボートにこもったり、家族が寝静まった深夜0時から朝4時までたった一人で研究室や夜の森にこもったりすることで、繊細な精神のバランスを保っていたのです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
普段の人当たりは、威張らない、温かくユーモアあふれる紳士
ベルに直接会った人々は、口を揃えて彼の「人間的な温かさ」と「チャーミングな振る舞い」を称賛しています(←――「木」が関係していると思います。「木=温かみ、人間味、アナログ感」になります。また、天王星人っぽい感じもします)。
-
スコットランド紳士の気品と豊かな表現力: 雄弁術の教授でもあったベルは、深くよく響く美しいバリトンボイスを持ち、身振り手振りを交えて情熱的に話すため、聞き手を一瞬で引き込む魅力がありました(←――「火」が関係していると思います。「火=響かす、情熱的、魅力的、表現力」になります)。
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権威ぶらない優しさ(特に子供や動物に対して): 世界的な大富豪・有名人になってからも、偉ぶるところが全くありませんでした。特に子供たち(自分の孫や聾学校の生徒、幼い頃のヘレン・ケラーなど)と接する時は、同じ目線に立って冗談を言ったり、手品や犬がしゃべる芸を見せて笑わせたりする、最高に優しい「大きなおじいちゃん」のような存在でした(←――水の「対等・公平・平等な関係、フラット」と財の「ユーモアがある、人を喜ばすことが好き」が関係していると思います)。
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聞き上手で寛大: 自分の手柄を自慢するよりも、若い研究者や学生のアイデアを目を輝かせながら聞くことを好みました。相手が困っていれば、頼まれなくても惜しみなく研究資金や場所を提供する懐の深さがありました(←――官殺が関係していると思います。「官殺または天王星人=困っている人を放って置けない」になります。聞き上手は官殺の「控え目」のためでしょうか、それとも木の「仲間」のためでしょうか)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
社交性のリアルは、華やかなパーティーは苦手だが、知的なサロンは大好き
では「社交的だったのか?」というと、そこには明確な「好き嫌いの境界線」がありました。
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大嫌いだったもの(形式的な社交界・ビジネス交渉): タキシードを着て上流階級の人々とお世辞を言い合うようなパーティーや、お金・特許をめぐるドロドロした交渉事は心底嫌っていました。実際、ワシントンD.C.の邸宅で開かれる社交パーティーには、社交的でしっかり者の妻メイベルにすべて対応を任せ、ベル自身は挨拶だけしてこっそり自分の実験室へ逃げ込んでしまうことがよくありました(←――「火金の合理(=無駄が無い)」のためでしょうか。本質的でないことは嫌いなのかもしれません)。
-
大好きだったもの(「水曜日の夜会」と若手との議論): 一方で、本当に知的好奇心を共有できる仲間と語り合う場は大好きでした。ベルはワシントンD.C.の自宅で毎週水曜日の夜に「水曜日の夜会(Wednesday Evenings)」というプライベートな集まりを主催していました。ここには物理学者、探検家、生物学者、政治家などが招かれ、葉巻をくゆらせながら夜遅くまで最新の科学や自然の謎について熱く語り合いました(←――「火=お喋り、雄弁・多弁、情熱的」「木=仲間」「水=知性的」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
【絶対的な愛と依存】 10歳年下の妻メイベルを終生深く愛し、頭が上がりませんでした。社会的なスケジュール管理、財産管理、対外的な社交はすべて妻が取り仕切り、ベルは妻という「防波堤」に守られて自由に研究に没頭しました(←――日支が「財」である事と関係するのでしょうか。つまり、自分が好きものが「財=円滑に回す=妻」である事と関係するのでしょうか。これはこじ付けかもしれませんが。また「官殺=従順性、服従」になります)。
【対等な仲間・パトロン】 助手のトーマス・ワトソンや、晩年の「航空実験協会」の若者たちを、部下としてではなく「対等な共同研究者(友人)」として扱いました。電話会社の株をワトソンにも気前よく分け与え、彼を大富豪にしています(←――水の「対等・公平・平等な関係、フラット」のためでしょうか。それとも天王星人の特徴のためでしょうか)。
【生涯の師であり親友】 ヘレン・ケラーが6歳の時から亡くなるまで、最も親しい理解者でした。ヘレンは自伝の中で「ベル先生は、私を障害者としてではなく、一人の人間として普通に扱って楽しませてくれた」と感謝を綴っています(←――木には「友情」という象意があります)。
【回避・頑固】 対立や口論を極端に嫌う平和主義者でしたが、自分の信念(口話法の推進など)に関しては相手の批判に耳を貸さず、議論の場からすっと身を引いて自分のやり方を貫く「静かな頑固さ」を持っていました(←――天王星人は頑固だと言われていますが、「火」も「頑固さ(=絶対性)」に関係するようです。ただ「土」が「頑固(=不変不動)」と言われることが多いです)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
損得勘定ゼロで「愛」にすべてを捧げるロマンチスト
ベルの情緒的な一面が最も極端に表れたのが、10歳年下の教え子であった妻メイベルへの恋と、結婚時の行動です(←――「火=恋愛、ロマンチスト」になります)。
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恋の病で研究が手につかない: メイベルに恋をした20代後半のベルは、彼女の母親から「まだ娘が若すぎるし、あなたの生活が不安定だから」と交際を反対されると、激しいショックで食事も喉を通らなくなり、激しい偏頭痛を起こして寝込んでしまいました。彼の手紙には、科学者とは思えないほど情熱的でポエティックな愛の言葉が綴られています(←――「火=恋愛、情熱的、アピール力、表現力、言語化力」になります。また「官殺=不安感、心配性、落ち込み易い、ネガティブ思考、ストレス、病気」になります)。
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何百億円もの権利を「結婚祝い」で手放す(完全な非論理): 1877年、電話会社を設立したわずか2日後にメイベルと結婚したベルは、自分が持っていたベル電話会社の株式(1,507株)のうち、手元にたった10株だけを残し、残りの1,497株すべてを「結婚式のプレゼント」として花嫁のメイベルに無償で譲り渡してしまいました。ビジネスや資産管理の論理から見れば正気の沙汰ではありませんが、「自分の成功はすべて彼女のおかげだから、富はすべて彼女に捧げる」という純粋な感情だけで動いてしまう人でした(←――木の「情緒性、感情的」のためでしょうか、それとも官殺の「献身性、忠誠心」のためでしょうか、それとも天王星人のためでしょうか)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
情に流されやすく、困っている人や詐欺師にも甘い「お人好し」
ベルは目の前で人が泣いていたり、情熱的に夢を語ったりすると、論理的な警戒心を忘れてコロッと情に流されてしまう「お人好し」な面がありました(←――「木=情に流され易い、情に弱い、情に厚い、共感力、感情的、仲間、実直真面目」になります)。
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怪しい発明家や困窮者への無制限の援助: 晩年、彼のもとには「画期的な発明をしたから資金を出してほしい」「生活に困っている」という手紙が世界中から届きました。合理的な実業家なら門前払いするところですが、ベルは相手の身の上話に同情してしまい、見込みのない研究や生活費としてポンポンと小切手を切って渡してしまいました(見かねた妻メイベルが、ベルが勝手にお金を配らないよう財布の紐を厳しく管理するようになったほどです)(←――木の「共感力、情緒的、人情味、義理人情、温かみ、仁(=思いやり・優しさ)」や天王星人のためなのだと思います)。
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他人の痛みに共鳴して泣く「涙もろさ」: 1881年にガーフィールド大統領が銃撃された際も、まだ頼まれたわけでもないのに「大統領の苦しみを一刻も早く救わなければ!」という使命感と感情だけで夜通し実験を行い、金属探知機を作り上げました。また、幼い長男と次男を相次いで亡くした際には、周囲が心配するほど号泣して塞ぎ込み、その悲しみを紛らわせるかのように「赤ちゃんを救う人工呼吸器」の開発に没頭しました(←――「官殺=使命感、自分の事より他者の事を優先する、利他性」「火=感情の爆発、集中力」「木=共感力、感情的、情緒的、思いやり、優しさ、実直真面目」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
感情の起伏(気分屋な芸術家肌)と音楽への逃避
普段は温厚な紳士でしたが、内面は非常に感受性が強く、気分(ムード)に左右されやすい芸術家気質を持っていました(←――「水木の情緒」のためなのだと思います)。
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「気乗りしない」と一切動けない: どれほど論理的にやるべき仕事(特許書類の作成や大事な会議)があっても、自分の感情やインスピレーションが乗らない時は、頑として机に向かおうとしませんでした。逆に、真夜中に突然アイデアが閃いて感情が高ぶると、嵐の中でもずぶ濡れになりながら森の中を駆け回り、明け方までピアノを激しく弾き鳴らすといった衝動的な行動をとりました(←――恐らく、火の「移り気=やる気・気分に波・ムラがある」のためなのだと思います。音楽は「火=響かす」に関係している気がします)。
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妻の「一言」で世界記録の船に乗るのをやめる: 72歳の時、自分が心血を注いで開発した水中翼船「HD-4号」が世界最高速度に挑む歴史的な日、科学者としての論理的な好奇心から言えば、誰よりも自分で乗り込みたかったはずです。しかし、妻メイベルが「もし事故が起きたら私は耐えられないから、お願いだから乗らないで」と涙ながらに頼むと、ベルはあっさりと情に折れ、岸辺から双眼鏡で眺めるだけで我慢しました(←――「官殺=我慢、従順性、外発的、自制心=自分を押し殺す」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
エジソン(帰納法)とは正反対の「演繹(えんえき)的ロジック」
ベルの論理性が最もよく分かるのが、ライバルのエジソンとのアプローチの違いです。
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エジソンのやり方(試行錯誤・帰納法): 電球のフィラメントを作る際、竹や植物の繊維など何千種類もの素材を手当たり次第に試して、「どれが一番長く光るか」を実験結果から見つけ出す方法です(←――「金=帰納的思考、経験から学ぶ」になりますが、上述のエジソンの八字は「金」が特段強いという訳ではなかったです)。
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ベルのやり方(理論先行・演繹法): ベルはまず最初に、頭の中で「自然界の物理法則から考えて、論理的にこうなるはずだ」という完璧な仮説(原理)を組み立ててから実験に入りました。 電話を発明した際も、「人間の声は空気の連続した波である」→「ならば、それを伝える電気も断続(オン・オフ)ではなく、空気の波と全く同じ形をした連続的な『波動電流』でなければならない」という三段論法のような美しいロジックを、実際の機械を作るより先に頭の中で完成させていました(←――「火=演繹的思考、原理・法則から学ぶ」になります。恐らく「逆算思考」と言うのも火の思考法なのだと思います)。
父から受け継いだ「構造化・分類(タクソノミー)」の思考
ベルがこれほど論理的だった最大の理由は、幼少期から父メルヴィルの研究(視話法)を手伝う中で鍛えられた「複雑な現象を要素に分解し、ルール化する訓練」にあります(←――水の「既成概念・人間関係などの破壊・解体、再構築、未知の視点・情報・知識の取得」に関係するのかもしれません)。
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父の「視話法」とは、世界中のあらゆる言語の「音」を、感覚ではなく「唇の開き方」「舌の位置」「喉の振動の有無」という解剖学的なパーツの組み合わせ(記号)に分解してマトリクス化する(=図表化する)という、極めて論理的・構造的なシステムでした(現代の言語学やプログラミングのコードに近い発想です)。
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子供の頃に植物や動物の骨を集めて自宅に「自然史博物館」を作り、ラテン語の学名をつけて分類することに熱中したのも、混沌とした自然界の中に「秩序や法則(システム)」を見出す論理的快感を好んでいたからです(←――上述の「火金の合理」のためなのだと思います)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
幾何学(正四面体)への愛に見る「数学的・空間的合理性」
50代以降、ベルが航空機(カイト)の研究に没頭した際にも、彼の冷徹なまでの論理性が発揮されています。
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当時、飛行機を作ろうとした人々は「鳥の翼の形」をそのまま真似ようとしました。しかしベルは、「構造物を大きくすると、重さは『3乗』で増えるのに、強度は『2乗』でしか増えない(2乗3乗の法則)」という物理学の壁を論理的に見抜いていました(←――火のためなのでしょうか。「火=闇を照らす=解明力=見抜く?」「財=気付く」になります)。
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彼はその矛盾を解決するため、自然界で最も軽くてどの方向からの力にも強い最小単位として「正四面体(テトラヘドロン:正三角形を4つ組み合わせたピラミッド型)」という幾何学構造を選び出し、それをレゴブロックのように組み合わせれば、理論上どこまでも巨大で頑丈な翼が作れると証明しました。これは極めて数学的・構造力学的なアプローチです。
論理的すぎるがゆえの「暴走(統計学と優生学)」
実は、ベルの「悪い面」として批判される手話の排除や優生学への傾倒も、感情論ではなく、「彼が論理や統計データを重視しすぎた結果」として起きています。
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ベルは全米の聾学校の記録や国勢調査のデータを何千件も集め、家系図と照らし合わせて膨大な統計分析を行いました。これは当時の遺伝学・統計学の研究としては非常に精緻で論理的なものでした。
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しかし、「統計上、ろう者同士が結婚すると耳が聞こえない子供が生まれる確率が高まる」→「ゆえに、ろう者同士が惹かれ合う原因となる『手話』や『寄宿学校』をなくせば、論理的に聴覚障害者の孤立を減らせるはずだ」という極端な三段論法に突き進んでしまい、当事者の「心や文化」という論理では割り切れない大切なものを見落としてしまったのです(←――火の「目的合理、共感性が低い」や金の「論理的、非情、極端」が悪い形で出てしまったのかもしれません)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ベルが特に突出していた「3つの知能」
アメリカの心理学者ハワード・ガードナーの「多重知能理論」に当てはめると、ベルはすべての科目が満遍なくできる秀才型ではなく、特定の知能が極端に突出したタイプでした。
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音楽的・聴覚的知能(圧倒的トップ): 幼少期から楽譜なしで複雑な曲をピアノで即興演奏し、人間の声帯の微妙な振動や倍音を聞き分ける「絶対音感」に近い能力を持っていました(←――「水=耳=音感」らしいです)。
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空間的・物理的直観力: 「音の波形(空気の振動)を、そのまま電流の強弱の波形に置き換える(アナログ伝送)」という電話の基本原理や、のちに挑んだ「正四面体(テトラヘドロン)を組み合わせた巨大カイト・航空機」の設計など、目に見えない物理現象や幾何学構造を頭の中で立体的にイメージする能力が抜群に優れていました(←――火と水は「波動性=伝播」に関係していると思っています。一方で、木と金は「粒子性=かたまり・集合体=有機物的・無機物的」に関係していると予想しています。空間認識能力は「金」に関係すると言われていますが、高IQに関係していると思います)。
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異分野を結合する「概念的統合力」: 実はベルは、電気工学や高度な数学の専門家ではありませんでした(電気の専門知識は助手のワトソンに頼っていました)。彼の真の知性は、「解剖学(耳の構造)」「音声学」「音楽」「電気」という全く異なる分野の知識を頭の中で一つに結びつけ、本質的な仕組みを直観する力にありました(←――統括力や総合力や全体化力は「土」が関係している気がしますが、ベルの八字には「土」がありません。なお「火=直観力」と言われていますが、どうなのでしょうか。「木=絡(から)み付く・絡み合う、ネットワーク、繋(つな)がり」と「金=絡みを解(ほど)く、捌(さば)く、切り捨てる」がベルの「概念的統合力」に関係しているのかもしれません)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
なぜ高校時代は「劣等生」だったのか?(知能の偏り)
これほど高い知能を持ちながら高校で落ちこぼれたのは、彼の脳が「意味や構造の伴わない丸暗記(機械的記憶)」を極端に拒絶する特性を持っていたためです。
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現代の発達心理学の視点で見れば、ベルは典型的な「ギフテッド(2E:二重に特別な支援を必要とする天才)」や、強い過集中を伴う傾向(興味のあることには寝食を忘れて没頭し、興味のない退屈な反復作業には全く注意が向かない特性)を持っていた可能性が高いと言えます。
-
実際、高校時代に大嫌いだったラテン語やギリシャ語も、16歳になって「発声学や言語の構造を理解するために必要だ」と自分の中で論理的な意味づけができた途端、猛烈なスピードで習得しています(←――私も高校生の時に、数学と物理が繋がった瞬間に数学と物理が大好きになりました)。
つまりベルは、テストの点数を器用に稼ぐタイプの優等生的な高IQではなく、「音や自然の法則に対する鋭敏な感覚と、異なる事象の本質を結びつける直観的・創造的知能(流動性知能)が極限まで発達していた天才」であったと言えます(←――残念ながら、IQの高さや身長などは四柱推命では推命できないのではないかと考えています。つまり、遺伝性の高い事象は推命できないのではないかと考えています)。
ベルの子供時代
Geminiによると、ベルの子供時代は次のようになるようです。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
「音と発声」のプロフェッショナル一家と、耳の不自由な母
ベルは1847年、スコットランドのエディンバラで3人兄弟の次男として生まれました。彼の生涯を決定づけたのは、非常にユニークな家族構成です。
-
祖父と父(発声学の権威): 祖父のアレクサンダー、父のメルヴィル・ベルはともに著名な雄弁術・音声学の教授でした。特に父メルヴィルは、舌や唇、喉の形を記号化してあらゆる言語の発音を視覚的に表記する「視話法(Visible Speech)」の考案者であり、家庭内では常に「人間はどうやって音を出し、言葉を伝えるのか」という議論と実践が行われていました(←――「火=波動性=響かす・お喋り」であり、家系を表す年干が「火」なので、興味深いです。また、こじ付けになりますが、日干と年干が「丁」で同じなので、家系と本人が同じになると言う解釈も可能です)。
-
母・イライザ(聴覚障害と芸術性): 画家であり優れたピアニストでもあった母イライザは、ベルが幼い頃に聴力をほぼ失いました。幼いベルは、母の額(頭蓋骨)に直接唇を当てて声を響かせる独自のコミュニケーション方法を編み出し、母に世の中の出来事や会話を伝え続けました。
「父の音声学の知識」と「愛する母に音を届けたいという強い願い」が交差したこの家庭環境が、のちの電話の発明へと直結する原体験となりました。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
子供時代の性格とエピソード:枠にはまらない「自然児・実験児」
子供の頃のベルは、一言で言えば「興味のあることには異常な集中力を示すが、興味のないことには全く無関心な子供」でした。
-
自然界への強い好奇心と収集癖: 機械よりも、最初は植物や動物、自然の摂理に強く惹かれる少年でした。エディンバラ近郊の野山を駆け回り、植物の標本や鳥の卵、動物の骨格などを熱心に収集しては、自宅の自分の部屋を「小さな自然史博物館」のようにして分類・観察に没頭していました(←――「土=集める・守る・育てる」になります。9歳から集め出したとしたら、大運での土旺の時期に重なり納得できるところですが、どうなのでしょうか。また「財=観察・分析力」「金=観察・分析力」になります。Geminiによると、彼が標本収集や解剖に熱中していたのは、11歳から14歳頃のことであるそうです。大運の土旺の時期と一致しています)。
-
学校の成績は劣等生: エディンバラの王立高校に通いましたが、ラテン語やギリシャ語といった古典の暗記科目が大嫌いで、授業中は窓の外を眺めて空想にふけることが多く、成績は常に下位でした。結局、15歳で高校を中退しています。
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音楽への没頭と鋭敏な感性: 勉強を嫌う一方で、ピアノの演奏には並外れた才能を見せました。楽譜を読むよりも耳で聴いた音を即興で再現・アレンジすることを得意とし、一時は本気でピアニストを目指していました(←――「火=表現力」と言われていますので、土「食傷」が八字になくても演奏が好きだったのだと思います)。
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12歳での最初の発明(小麦の脱穀機): 親友の父親が経営する製粉所で遊んでいた際、「何か役に立つことをしなさい」と叱られたことをきっかけに、小麦の殻を効率よく剥く方法を考え始めました。回転するパドルと爪ブラシを組み合わせた自作の脱穀機を完成させ、実際にその製粉所で長年使われるほどの高い実用性を発揮しました(←――火と水の対立は「発明」に関係があるのかもしれません)。
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兄と作った「しゃべる頭蓋骨」: 父から「自動人形(オートマタ)を再現できたら賞金をあげる」と挑まれたベルは、兄のメルヴィルと一緒に、ブリキやゴム、動物の気管の模型を使って人間の声道(喉・舌・唇)を精密に模した装置を作りました。ふいごで空気を送り込みながらレバーで唇や舌を操作すると、本物の赤ん坊のように「ママー!」と発声し、近所の人々が本物の赤ん坊を探し回るほど精巧な出来栄えでした(←――火と水の対立は「発明」に関係があるのかもしれません)。
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飼い犬を「しゃべらせる」実験: 愛犬のスカイテリアに食べ物を与えながら吠えさせ、その瞬間に自分の手で犬の喉や口の形を巧みに揉み動かすことで、うなり声を「ハウ・アー・ユー・グランマ?(おばあちゃん、お元気ですか?)」という人間の言葉のように聞こえさせる特技を披露し、周囲を驚かせていました。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
一番の親友は「実の兄弟」と「一人の幼馴染」
ベルにとって最も身近な遊び相手であり、共同研究者でもあったのは、3歳上の兄メルヴィルと、1歳下の弟エドワードでした。あの「しゃべる頭蓋骨」の実験も兄と二人で熱中したものです。 家族以外で唯一の親友と呼べる存在だったのが、近所に住んでいたベン・ハードマンという少年でした。12歳の時に「小麦の脱穀機」を発明したのも、このベンと一緒にベンの父親の製粉所でいたずらをして遊んでいたことがきっかけでした。
「6人の小さな仲間」と『自然史学会』ごっこ
大勢で騒ぐスポーツや一般的な子供の遊びにはあまり関心がありませんでしたが、自分と同じように知的好奇心を持つ5〜6人のごく小さなグループを作っていました。 ベルはその小さな仲間たちと「少年自然史学会」というクラブを結成し、自分たちで採集した植物や昆虫、動物の骨を持ち寄って見せ合ったり、互いに小さな講義(発表)をし合ったりして遊んでいました。ベルはこの小さなグループの中ではリーダーシップを発揮し、「教授」というあだ名で呼ばれていました(←――「官殺=リーダー気質=学級委員」「木=仲間、ネットワーク、人との繋がり」になります)。
一人で山や森をさまよう「孤独な時間」を愛した
友人たちと過ごす時間以上にベルが愛したのが、誰にも邪魔されずに一人で自然と向き合う時間でした。 学校をサボったり放課後になったりすると、エディンバラの象徴である岩山「アーサーの玉座」や近郊の森へ一人で出かけ、何時間も草花や鳥を観察したり、崖の上で海を眺めながら空想にふけったりして過ごしていました(←――「木=妄想・閃き・理想を抱く」「財=観察力」「金=観察力」になります)。
また、家にいる時も一人きりでピアノを何時間も弾き続けることで、自分の感情やストレスを発散していました(←――「食傷=発散力・ストレス発散」になりますが)。
つまり、子供時代のベルは、社交的で友人が多いタイプではなく、「自分の風変わりな探求心(自然観察や実験)を理解してくれるごく少数の仲間(兄弟や親友)だけがいれば満足で、あとは一人の世界と自然の中に没頭していたい少年」だったと言えます(←――「水=探究心・研究心、世間一般から感覚がずれる」「火=集中力=没頭」になります)。
この「兄弟との絆」があまりにも深かったからこそ、後に兄と弟の二人ともを結核で失った際のベルの精神的ショックは計り知れないものとなりました。
- 9 15 19 27 29 39 45 49 57 59 69 75 79
- 辛● 辛● 庚● 庚● 己 戊 戊 丁 丁 丙 乙 乙 甲
- 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛● 辛● 庚● 庚● 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ベルの功績
Geminiによると、ベルの功績は次のようにまとめられるようです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 癸→丁←壬→丁 官→比←官→比 癸 丁 壬 丁
- 乙←辛→甲 丁 印←財→印 比 卯 酉 寅 未
ベルの功績は、「電話を作った人」という一言では到底収まりません。彼は、現代の私たちが当たり前に使っているテクノロジーやメディアの種をいくつも蒔いた「未来の設計者」のような人物でした。
1. 「電話」の発明(1876年)
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どんな功績?: 世界で初めて「人間の生の声」を電線に乗せて遠くへ届けることに成功しました。
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何がすごいの?: それまでの人類は、遠くの人と連絡をとるために「手紙」を送るか、「モールス信号(ツーツー・トントンという暗号)」を打つしかありませんでした。ベルが「声の震えをそのまま電気の波に変える」仕組みを作ったことで、誰でも相手の声色や感情を聞きながらリアルタイムで会話できる現代の通信社会が始まりました(←――火と水の「波動性=伝播=音、光、熱、電波、津波」に関係していると思います)。
2. 「光通信(フォトフォン)」の発明(1880年)
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どんな功績?: 電線を一切使わず、「太陽の光(鏡の反射)」に声を乗せて飛ばすワイヤレス電話を発明しました。
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何がすごいの?: ベル自身が「電話よりもこちらの方が私の最高傑作だ!」と語っていた発明です。当時は奇抜すぎてあまり使われませんでしたが、この「光に情報を乗せて送る」という仕組みは、約100年後に私たちが毎日使っている「光ファイバー(高速インターネット)」の基礎技術そのものになりました(←――「火=波動性=光」になります)。
3. 「レコード・音楽産業」の基礎づくり(1886年)
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どんな功績?: エジソンが発明した初期の蓄音機(すぐに破れてしまうアルミホイルのような錫箔を使っていた)を大改良し、「ロウ(ワックス)を塗った筒に溝を彫る方式」を発明しました。
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何がすごいの?: これによって、録音した音楽や声を「高音質で、何度でも繰り返し聴ける」ようになりました。この技術をもとに作られた会社が、のちに世界的なレコード会社である『コロムビア・レコード』へと発展し、音楽を家庭で楽しむ文化が生まれました。
4. 「医療機器(金属探知機・人工呼吸器)」の開発(1881年〜)
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どんな功績?:
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金属探知機: 銃で撃たれたアメリカのガーフィールド大統領の体内から弾丸を探すため、電気と磁石を使って金属に反応する機械を急遽発明しました(現代の空港のセキュリティ検査などで使われる金属探知機の元祖です)(←――電気は「火」の象意になるようです。磁石と金属は「金」の象意になります)。
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真空ジャケット(人工呼吸器の元祖): 生まれたばかりの長男を呼吸困難で亡くした悲しみから、「胸の周りに筒をかぶせて空気の圧力を変えることで、自力で息ができない人の肺を動かす装置」を考案しました。これはのちにポリオ患者などの命を救う「鉄の肺(初期の人工呼吸器)」へとつながりました。
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5. 「飛行機」と「水中翼船」の開発(1900年代〜1919年)
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どんな功績?: 50歳を過ぎてから空や海の乗り物に情熱を注ぎ、カナダ史上初の飛行機(シルバー・ダート号)を飛ばしたほか、72歳の時には船底に翼をつけて海面から浮き上がって走る「水中翼船(ジェットフォイルの元祖)」で当時の水上世界最高速度(時速114キロ)を記録しました(←――「火=大気=気体=空」「水=液体=水=海」「金=無機物=乗り物」になります)。
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何がすごいの?: とくに飛行機の研究では、現在の飛行機の翼に当たり前に付いている「エルロン(機体の傾きをコントロールする補助翼)」という超重要パーツを、ベルが率いる若手チームが実用化しました。
6. 『ナショナル・ジオグラフィック』を世界的な写真雑誌にした(1898年〜)
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どんな功績?: 有名な雑誌『ナショナル・ジオグラフィック』の第2代会長になり、「難しい文章ばかりの雑誌はやめて、ページいっぱいに美しい写真を載せよう!」という大改革を行いました。また、世界最高峰の科学雑誌『サイエンス(Science)』が資金難で潰れそうになった際も、自分のお金を惜しみなく出して救いました(←――官殺や木や天王星人の「困っている人を見過ごせない、人情味」のためでしょうか)。
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何がすごいの?: 私たちが今日、世界中の美しい自然や動物の姿をカラー写真で楽しめるビジュアル雑誌のスタイルは、ベルのプロデュース力によって生まれました。
まとめ:ベルの功績を一言でいうと?
ベルの功績の根底には、常に「見えない壁(距離の壁、耳が聞こえない壁、空を飛べない壁)を取り払って、人と人や世界をつなぎたい」という強い思いがありました(←――木の「有機的、人との繋(つな)がり、ネットワーク、仲間」のためでしょうか)。
ちなみに、私たちが日常で音の大きさを表すときに使う「デシベル(dB)」という単位は、「10分の1(デシ)」+「ベル(BellのB)」という意味であり、音と通信の歴史を変えた彼への最大の敬意としてその名前が刻まれています。

