彫刻家の八字を研究する【四柱推命】
今回は、彫刻家・画家・建築家・詩人のミケランジェロ・ブオナローティの四柱八字を研究してみたいと思います。
ミケランジェロの四柱推命
八字から分かること
ミケランジェロ・ブオナローティ:男性:グレゴリオ暦で1475年3月15日午前1時45分:イタリア中部のカブレーゼ生まれ:金星人(申酉):
ミケランジェロの生年月日と生まれた時刻は、Astro databaseというサイトで検索しました。
均時差は-8分程度ですが、ChatGPT5.1Thinkingによると、生まれた時間が午前1時45分であると言うは確証が持てないそうです。
ChatGPT5.1Thinkingによると、生まれた時間は丑の刻(=午前1時~3時)あたりではないかとのことです。
ChatGPT5.1ThinkingとGemini3の計算によると、ミケランジェロのの八字(命式)は次のようになります。
- 時 日 月 年
- 乙 己 己 乙
- 丑 卯 卯 未
小山内式の蔵干を採用すると、この八字は次のように書き換えることができます。
- 通変での表示
- 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 (比=比劫の略)
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑ (官=官殺の略)
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 (矢印=剋の略)
土と木の五行で構成されている特徴的な命式で「剋(こく)」が多いです。
「普通の人生」や「普通の人」ではないのだろうなと予想されます。
なお、私はミケランジェロの人生を鑑(かんが)みて、時支を「己」としましたが、時支が「癸」の可能性もあると思います。
生まれた時間が「丑の刻」であると言う推測的な情報しか我々は持っていないので、小山内式では時支の蔵干が正確には決まりません。
日干の強弱の判断
まず、月支が乙なので、この八字は木旺になります。
日干の己は「旺(5)相(4)死(1)囚(2)休(3)」の「死(1)」で最弱です。
また、「時支の己」と「月干の己」も「死」で最弱です。
ただ、「時支の己」は剋(こく)を通じて日干「己」に強く繋(つな)がっているので、日干の「根(=エネルギー源)」になっている可能性が高いです。
また、この八字の「甲」と「乙」は「旺(5)」で最強です。
また、この八字の「丁」は「相(4)」で強いです。
ここから日干の強弱の判断に入ります。
月干に己があるので、日干の扶(たす)けになる可能性がありますが、月干「己」は年干「乙」と月支「乙」に剋されてるので、日干の扶けにならない可能性が高いです。
また、日干は時干「乙」と日支「甲」に剋されてるので、力量をかなり減らします。
一方で、時支に「己」があるので、日干と時支の「己」が結託(けったく)して「木」からの強い剋に必死に耐える形になります。
これらの力量的なやり取りを総合的に判断しますと、日干「己」は身弱になると思います。
よって、大運では「土」と「火」が吉になります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
ミケランジェロの気質
日干に隣接する通変は、比劫、官殺、官殺になります。
隣接する通変とは、日干の左右および下にある通変のことです。
この隣接する通変がこの人の気質に最も影響すると考えられています。
比劫のキーワード:強い思い(強い意思、強い意欲、念)、意地、しぶとい、芯がある、我が道を行く=他者の目や評価を気にしない確信がある、我が強い、不器用、苦労、浪費、異性運が弱い、拡大、分裂=孤立・自立・自己流・独学・自力で頑張る、他者意識・分離意識=競争心、負けず嫌い、攻撃性、ライバル、奪う・奪われる、仲間意識・同化意識=同志、同族、一体化、共有、共生、協力、進化(=敵(毒)を味方(薬)にすること、ピンチをチャンスに変える)、継続、存続、生きる力・生存力、体力系・スタミナ、アスリート気質、勇気・やる気・根気・元気・本気、気合、比劫が巡ると「氣」が大きくなる、(仏門・僧侶)、他者との関わりがカギ(親や兄弟も含む)、吉凶混在。
官殺のキーワード:責任感、正義感、使命感、他者貢献、利他性、自己犠牲の精神、献身的、不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、危機管理力、萎縮、クヨクヨしがち、落ち込み易い、鋭敏(びくびく)、仮面、虚勢を張る、逆境に身を置く、自分の事より他者の事を優先する、人の心を揺さぶる、外圧への耐性=外圧に順応して動く、忍耐力、努力家、我慢、組織、力関係、公職、出世、地位、名誉、権力、維持管理、社会帰属意識、自己の存在意義や存在価値を気にする、承認欲求=評価されたい、革命家=理想家、反抗心、怒り、暴力、非道、面子、マスト思考、規律やルールを守る、忠誠心、従順性、思考停止、服従、押し付けがましい、お節介、自分にも他人にも厳しい、ヒーロー気質、リーダー気質、協調性、同調圧力、義務感、修業・鍛錬・試練、躾(しつけ)、非結果主義(=プロセス重視)、自制心(ブレーキ)、控え目、礼節丁寧、倫理観、モラル、道徳心、品性、ストレス、重荷、病気、いじめ、縦社会、体育会系、序列。
これらのキーワードの内、どれが現実の事象として現れるかは分かりません。
ただ、良い事象が現れるか悪い事象が現れるかは五行の強弱からだいたい分かることもあります。
上述の五行の強弱から考えると、木「官殺」が強い働きをする可能性が高いと思います。
以下で紹介するように、ミケランジェロには官殺の「強迫的な傾向」や「不安・心配的な傾向」が強く現れていると思います。
一方で、以下で紹介するように、「比劫」の特徴である「体力系」「我が強い=自己主張が強い」「負けず嫌い」「自己流」「アスリート気質・僧侶=禁欲的」などの傾向も良く現れています。
よって、五行の強弱を重視して彼の性格を推命するのは危険かもしれません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
年干の解釈
年干(=人生の方向性や家系)が「官殺」なので、ミケランジェロは「社会的な役割を果たす人生」になる傾向が強いのではないかと予想されます。
そして、年干「官殺」のキーワードは、「社会貢献」「お役目」「家系からの使命」「地位」「名誉」「権力」「出世」などになると思っています。
実は、ミケランジェロは没落した実家の親族の経済的な支援を生涯続けます。
また、実家が元々は由緒ある家系であることに誇(ほこ)りを持っていたそうです。
また、フィレンツェやローマという都市国家のための芸術に関わる仕事を沢山こなしています。
ゆえに、実際に年干「官殺」の特徴が良く出た人生になっていると思います。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
金「食傷」がないが
この八字には、金「食傷」がありません。
芸術家としてはやはり「表現の星」である「食傷」が欲しいところです。
しかしながら、この八字は木「官殺」がとても強いので、反作用(反動・副作用)として金「食傷」の性質(センス、表現力、行動力、鋭い感性、技術力、美意識)が強まる可能性が高いです。
強い木「官殺」からの「剋(こく)」に押し潰されないようにするには、金「食傷」の性質を自分の中で高める以外にはどうしようもないのだと思います。
ちなみに、以前紹介したように、ピカソ、アンディ・ウォーホル、カイユボットの八字にも強い「官殺」があり、「食傷」がありませんでした。
食傷のキーワード:自由な精神、行動力、表現力、対応力・コミュ力、サービス精神、出力タイプ=生み出す、閃(ひらめ)き、アイディア、創作、創意工夫、技、技術、匠(たくみ)、職人系=手に職系、手が器用、鋭い感性・直感・洞察力、センス、美学、美意識、趣味、遊び心、やりたい放題、言いたい放題、子供っぽい、毒舌、言語系、思想系、接客業・サービス業、娯楽、やりたい事しかしたがらない、楽しみたい欲、内面が思わず外に洩(も)れ出る=衝動性=自ら事を起こす、スピード(速い)、せっかち、衝動性、考え無し、うかつ、不注意、無計画、怪我、反射神経、(才能)発揮、(ストレス)発散、スポーツ・武術・音楽・演劇・美術・ファッション・美容・ゲーム、ポジティブ思考(前向き・楽観性・自発性)、新しい価値観を生み出す、転職が多い、訴訟、社会の型や枠組みから外れる。
ただ、やはり反作用としての金「食傷」なので、元々八字に「食傷」がある人とは少し違うのかもしれません。
「先天的なもの」か「後天的なもの」かの違いのようなものがあるのかもしません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
水「財」がない
この八字には、水「財」がないので、嘘がつけなかったり、物事を円滑に回せなかったり、気が利かなかったり、察しが悪かったりするかもしれません。
実際に、ミケランジェロは嘘が嫌いで、作品作りに没頭するあまり私生活は滅茶苦茶で、社交性が低く、気難しいタイプだったようです。
火「印」の解釈
この八字には、年支に強い火「印」があります。
年支は日干から最も離れているので、その解釈はとても難しいと私は思っています。
もちろん、五行の組合せによっては解釈し易い場合もあるのですが、今回の場合のようにぽつんと年支に「火」があるとどのように解釈するべきか悩ましいところです。
あえて解釈するならば、「社会的・家系的な役割を果たすことで勲章・権威を得る」と言うことになるのかもしれません。
または、「社会的・家系的な役割を果たすための恩恵(支援)や教育を受けられる」と言うことになるのかもしれません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
天地の剋
この八字には月柱、日柱、時柱に「天地の剋」があります。
「天地の剋」とは天干と地支の間の剋のことです。
「天地の剋」があると、次の傾向が現れるかもしれません:
二面性、異常と異能。
木剋土による「天地の剋」なので、
- 新しい物好きでもあり、古い物好きでもある
- 革新的であり、保守的でもある
- 人情味があるが、頑固でもある
と言うような二面性が現れる可能性があります。
ChatGPTによると、ミケランジェロは、世界観は保守的だが、表現は革新的な芸術家であったそうです。
また、ミケランジェロには、以下で紹介するように「異常な集中力(=作品への異常なこだわり)」と「異能な芸術的才能」があったようです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
地支の剋
この八字には日支と時支の間に「地支の剋」があります。
日支と時支の間に「地支の剋」があると、次の傾向が現れるかもしれません:
葛藤、心の迷い(ゆらぎ)、ジレンマ、心の対立・矛盾、心の封鎖、健康問題、家庭問題、離婚、価値観の変化・認知領域の拡張(→生成と発展へ)。
ChatGPTによると、ミケランジェロは「迷いのない天才」というより、生涯ずっと葛藤し続けた人だと考えた方が実像に近いそうです。
以前紹介したように、エドガー・ケイシーやゴッホにも日柱と時柱に4つもの剋が絡(から)み合っていました。
この「日柱と時柱の4つの剋」には何か特殊な能力を引き出す力があると私は思っています。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
木土の農業
この八字には木と土が多いので、次の「木土の農業」の傾向が現れるかもしれません:
愛国心・郷土愛、地を這う様な地道な活動、独学、農業系、土地不動産系、土木建築系。
実際に、ミケランジェロは郷土愛が強いタイプだったようです。
なお、Gemini3によると、日柱と月柱が全く同じ「己卯」の場合は次の傾向が現れる可能性があるようです:
二面性または専門性、並外れた集中力。
ミケランジェロの並外れた集中力を指摘できるのは凄いと思います。
恐らく四柱推命も今後はAIに仕事を奪われるかもしれません。
天干が全て陰干
この八字の天干は全て陰干です。
全て陰干の方は、次のような傾向が現れ易いようです。
- 外柔内剛(=優しさや柔(やわら)かさの裏に頑固さや強い執念を秘めている)
- デリケート(=繊細、敏感、空気を読む、神経質、気分・体調の波が出やすい)
- チマチマ(=コツコツ型、内省的で思慮深い、現実的で緻密)
- 高い感受性(=感覚派、直感的、鋭い感性、柔軟性、協調性、美的センス)
- 裏舞台(=控えめ、消極的、裏方、専門職・職人肌、調整役)
以下で紹介するように、確かに、ミケランジェロには上の傾向があるような気がします。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
最強の五行
この八字の最強の五行は「木」のなので、次の木の部位の病気には注意が必要かもしれません:
肝臓、目、脳神経系、頭、メンタル、精神病、睡眠、筋(=神経,腱,筋膜)。
木のキーワード:生命力=伸びる力、躍動・うごめき、始動、前進・発展、(ゆっくりと)成長、上昇志向、(長期的な)目標、(長期的な)ビジョン、大局観(=視野が広い)、実直真面目、正直、誠実、不器用、リーダーシップがある、上下関係、情緒性、人間性・人間らしさ、感情や気持ちを重視、感情的、情に流され易い、情に弱い、情に厚い、人情味、義理人情、人間味・人間臭さ、仁(=思いやり・優しさ)、「動物を可愛がるのも木、動物を虐待するのも木」、情け容赦ない、情にほだされる、情をかける、温かみ、非合理(=回り道)、非結果主義(=人間性・人柄・努力・道徳観・過程・物語性を重視)、有機物的(有機的)、人との繋(つな)がり、ネットワーク、仲間、縁、調和性、協調性、共感力、絆、友情、感覚派、気分、気まぐれ、思い付き、閃(ひらめ)き、妄想、柔軟性、始まり、新しい物好き、新奇性、革新的、新進気鋭、創造性(発想力)、若々しい、快楽、だらしなさ、ぐだぐだ、いい加減、曖昧、優柔不断、繁殖。
また、木は土を剋すため、次の「土」の部位の病気にも注意が必要かもしれません:
胃、口、鼻、消化器系、すい臓、食道、胆のう、皮膚、脂肪、筋肉。
土のキーワード:信念の不変・不動(=一貫性)、頑固(=固定観念が強い、融通が利かない、腰が重い、腐らせる、同じ事の繰り返し)、バランス・均衡を保つ、恒常性(=一定の状態に保つ)、復元力=修復力=回復力、調節=調整、維持、保持、保存、保守的、中庸(=中性的・中立性)、柔和=穏やか、マイペース、安定感、安心感、信頼・信用、現実主義=現実的な考え、堅実、地味、地道(=コツコツ型、完遂力、反復積み重ね、中途半端が嫌い)、集める・守る・育てる、古いもの、古典、歴史的なもの、伝統文化、記憶、複合体、複雑系、単純と言うよりは複雑、全体性=全体化=連結・定着・接着させる=包括・統括・綜合・統合、中央、要、拠点、器、基盤、母体、土台、安全地帯、安定地、安定期。
以上が八字から私が読み取れる極めて抽象的な情報です。
残念ながら、具体的な事象として何が現れるかは、なかなか分かりません。ご本人との対話が必要になります。
大運から分かること
ミケランジェロの大運は次のようになります。
- 3 13 23 33 43 53 63 73 83 93(歳)
- 戊 丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚 己
- 寅 丑 子 亥 戌 酉 申 未 午 巳
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
そして、小山内式の蔵干を採用すると、大運は次のように書き換えることができます。
3 13 19 23 31 33 43 49 53 61 63 73 79 83
戊 丁 丁 丙 丙 乙 甲 甲 癸● 癸● 壬● 辛 辛 庚
甲 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛 辛 庚 庚 己 丁 丁
ここで●には色々な意味があるのですが、例えば、自分の仕事が他者から認めれる可能性がある時期になります。(ただ環境が整った場合の話になります。)
なお、●の詳しい説明は、こちらのYouTubeをご覧下さい。
以下のミケランジェロの年表のところで●の時期が本当に妥当なものだったかを検証します。
健康面
上述のように、ミケランジェロは、大運で「土」と「火」が巡ると「五行のバランス」が整うことが分かりました。
13歳から18歳までは土旺の大運で「火」の天干が巡るので、体調が良かったのではないかと予想されます。
また、せっかく「土」が巡っても最も忌(い)むな「木」も巡ってしまう時期は「体調が整い落ち着いた日々を送る」とは言えないかもしれません。
73歳から土旺と火旺の大運が巡り、その天干には金「食傷」が来るので、「金剋木」で八字の強い「木」を「金」が剋してくれるので、体調的に良い時期になりそうですが。
実際には、74歳から腎結石になり、79歳の時にはうつ的になり、80歳代前半には痛風性関節炎になり手の変形性関節症が進行し、それ以後も体調が良くなることはなかったようです。
その主要な原因は働き過ぎのためであったようです。
そして、88歳の時に腎結石の長期的な影響による閉塞性腎障害と心不全のために逝去(せいきょ)されたようです。
四柱推命的には、53歳から72歳までの強い「水」の大運と働き過ぎが腎結石の原因かもしれません。
なぜなら、四柱推命では「水=腎臓・泌尿器系」だからです。
なお、ChatGPTによると、ミケランジェロの時代のイタリアの男性の出生時平均寿命は、おおよそ20〜30歳前後(都市では20歳を切る推計もある)であり、
30歳まで生き延びた男性の平均寿命は、おおよそ50〜60歳前後であったそうです。
つまり、ミケランジェロはかなり突出した長寿だったことになります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
ミケランジェロの八字は木「官殺」がとても強く、日干を強く剋しているので、健康には常に気を付けておいた方が良い八字になります。
しかし、彼は芸術作品の制作に没頭することで、自ら金「食傷」の働きを強め、木「官殺」からの強い「剋」に対抗していたのだと思います。
つまり、彼が死の直前まで制作を続けたことが長寿の秘訣だった可能性があります。
ただ、制作に没頭し過ぎたため、疲労が溜まり「木の病気」とは関係のない「水の病気」が出てしまったのかもしれません。
ミケランジェロの人生
ミケランジェロの年表
ChatGPT-5-Thinkingによると、ミケランジェロの年表は次のようになります。
なお、色が付いた年齢はミケランジェロが代表作を発表した年齢です。
| 西暦 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1475 | 0歳 | カプレーゼに生まれ、その後すぐ石工の多いセッティニャーノ村の乳母のもとで育つ。のちに「乳母のミルクと一緒にノミと金槌を吸いこんだ」と語り、幼少期から石と労働に結びついた自己イメージを持っていたことがうかがえる。 |
| 1488 | 13歳 | 父の反対を押し切って画家ドメニコ・ギルランダイオに弟子入り。翌年にはメディチ家の彫刻庭園に入り、古代彫刻と新プラトン主義思想に触れる。早くから「自分は芸術家として生きる」という強い意志と、上流知識人サークルの哲学的雰囲気を吸収していく。 |
| 1496 | 21歳 | 初めてローマへ。酒神《バッカス》や《ピエタ》(1498–99年=23~24歳)を制作し、若くして名声を得る。洗練された理想美をもつ裸体像に集中し、「肉体の美に神的な意味を託す」方向性がすでに明確に現れる。 |
| 1501 | 26歳 | フィレンツェに戻り、《ダヴィデ》(〜1504年=29歳頃)制作開始。扱いにくい大理石の放置材から巨大像を彫り出し、共和国の自由の象徴とされる。危険を恐れず難題に挑戦する気質、男性裸体を英雄性・精神力の象徴として扱う傾向が強まる。 |
| 1505 | 30歳 | ローマ教皇ユリウス2世の巨大な墓廟計画を依頼される。構想は何度も縮小・変更され、生涯にわたり彼を悩ませる「呪われた仕事」となる。依頼主と衝突して突然フィレンツェに帰ってしまうなど、完璧主義と頑固さ、政治的な不器用さが現れる。 |
| 1508 | 33歳 | 本人は「自分は彫刻家であって画家ではない」と不満を漏らしながらも、システィーナ礼拝堂天井画の大事業を引き受ける(〜1512)。1509年のソネットでは「この拷問で甲状腺腫(喉のこぶ)ができた」と自嘲し、首・背中・内臓の痛みを詳しく書き残しており、極端な労働による身体的負担と、それをユーモラスに言語化する性格が見える。代表作《アダムの創造》などを含む(37歳頃)。 |
| 1513 | 38歳 | ユリウス2世死去後も墓廟計画に縛られながら、《モーセ像》や《囚人(奴隷)》像群を制作。筋肉が緊張し捻じれた肉体に、抑圧や精神的葛藤を重ねるような表現が増え、内向的・憂鬱な気質が芸術に強く反映されはじめる。 |
| 1520 | 45歳 | サン・ロレンツォ聖堂のメディチ家墓所とラウレンツィアーナ図書館の設計を依頼され、建築家としても本格的に活動(〜1534頃)。古典様式を大胆にねじるような独創的設計から、形式に従うより自分の感覚を優先する自己流・支配欲の強さがうかがえる。 |
| 1527 | 52歳 | ローマ劫略を受けてフィレンツェが共和政に復帰すると、ミケランジェロは故郷側につき、都市防衛のための要塞設計に従事(〜1529)。のちにメディチが復権し、教皇クレメンス7世からは一時死刑宣告を受け、1530年にはメディチ礼拝堂地下に数か月潜伏することになる。郷土愛と政治的勇気、そして強い不安・恐怖・罪悪感が入り混じった時期。 |
| 1534 | 59歳 | 政治的緊張と父の死などを経て、フィレンツェを去りローマに事実上終生移住。この頃、女流詩人ヴィットリア・コロンナと出会い、深い精神的友情を育む(〜1547)。彼女との書簡と宗教詩は、孤独で疑い深い性格の内部に、非常に繊細で情の深い部分と、救いを求める宗教的感受性があったことを示している。 |
| 1536 | 61歳 | システィーナ礼拝堂祭壇壁の《最後の審判》(〜1541年=66歳頃)制作開始。画面ほぼ全体を裸体の群像で構成し、救済と断罪という神学的テーマを「肉体の動き」だけで語ろうとする。大胆な裸体表現は当時から批判も受けたが、慣習よりも自らの宗教的ヴィジョンを優先する独立心と、罪と救いへの強い不安が読み取れる。 |
| 1542 | 67歳 | 教皇パウルス3世のためにパオリーナ礼拝堂のフレスコ《サン=パオロの回心》《ペトロの磔刑》を制作(〜1545/50頃)。人物像はより暗く劇的で、カトリック改革期の厳しい宗教意識と自身の内面の不安が表現に反映される。体力的にはすでに高齢だが、大規模壁画に取り組み続ける執念深さがある。 |
| 1546 | 71歳 | サン・ピエトロ大聖堂の主任建築家に任命される。彼はこの仕事を「神への奉仕」と見なし、原則として無給で引き受けたと伝えられる。膨大な責任を負いながらも質素な生活を続け、「金は持っていても自分は貧者のように暮らした」と弟子に語っており、禁欲的・宗教的な人柄がはっきり表れる。 |
| 1549 | 74歳頃 | 医師レアウド・コロンボにより尿路結石(腎結石)と診断され、以後も手紙に「尿の砂」「激しい痛み」などの症状が頻繁に記録される。現代の医学研究では、晩年まで結石と腎機能障害に悩まされていたと推定されるが、それでも設計や彫刻を続けたことから、強い忍耐力と職業意識がうかがえる。 |
| 1554 | 79歳 | 有名な詩285(「絵も彫刻ももはや私の魂を静めることはできない…」)を書き、芸術そのものよりも「十字架上の神の愛」に心が向かうと告白する。これは晩年の彼の思想を象徴するテキストであり、若い頃の名声や達成にも満足できず、救いを宗教体験に求める内面的転換が見てとれる。 |
| 1557 | 82歳頃 | 手紙や証言から、痛風性の関節炎や全身の衰弱が増していたことが分かる一方で、サン・ピエトロ大聖堂の設計監督は続行し、《ロンダニーニのピエタ》など極度に削り込んだ晩年の彫刻に取り組む。作品は形態が簡素になり、魂の救済への執着が強まったような、禁欲的で内省的なスタイルに変化していく。 |
| 1564 | 88歳 | 2月18日、ローマで死去。現代の医学史研究では、長年の尿路結石と腎障害に心不全が重なった自然死と推定される。遺体は遺言どおりフィレンツェのサンタ・クローチェ教会に密かに移送され、国家的規模の葬儀が行われた。晩年の資料では、彼は孤独で憂鬱だが信仰深く、質素で、家族と故郷に強い責任感を持つ人格として記録されている。 |
3 13 19 23 31 33 43 49 53 61 63 73 79 83
戊 丁 丁 丙 丙 乙 甲 甲 癸● 癸● 壬● 辛 辛 庚
甲 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛 辛 庚 庚 己 丁 丁
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
ミケランジェロは19歳から42歳まで●が付く運気に入ります。
実際に、彼は21歳頃から社会的評価を得て行きます。
ただ、彼は●が付かない時期も代表作を出しています(45歳頃のメディチ家墓所、82歳頃の《ロンダニーニのピエタ》)。
●が付かなくても一度身に付けた技術や技はそのまま継続できるので、その職から離れなければ社会的な評価を得ることができるのだと思います。
ミケランジェロの性格・人柄
ChatGPTによると、ミケランジェロの性格や人柄は以下のようにまとめられるようです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
全体像
-
強烈な完璧主義と仕事への執念を持つ、神経質で張りつめたタイプ(←――完璧主義は「傷官」や「金」の事象であるようです。反作用としての金「食傷」が関係しているのかもしれません。神経質で張りつめたタイプは恐らく強い「官殺」のためだと思われます。「官殺=不安感、心配性、鋭敏、虚勢、強迫観念」です)
-
一方で、家族・弟子・親しい友人への人情と優しさ、そして深い信仰心を抱えた人(←―人情と優しさは強い「木」のためだと思います。信仰心は「火」や「印」の事象であるようですが、深い信仰心は「官殺」も関係しているのかもしれません。「官殺=忠誠心、マスト思考、規律やルールを守る、従順性、服従」です)
-
「穏やかな好人物」ではなく、不器用で扱いづらいが、芯はとても真面目で情の深い人という印象に近いと思います(←――不器用は「比劫」や「甲」の事象になると思います。真面目や情が深いのも「木」の事象になると思います)。
長所
-
仕事への異常な責任感と勤勉さ
大理石の選定から仕上げまで、自分で納得するまで手を離さない。巨大な天井画や彫刻を何年もかけてやり遂げる粘り強さがある(←――異常に強い「官殺」のためだと思われます。「官殺=忍耐力・努力家・勤勉性・責任感」です)。 -
強い完璧主義・プロ意識
妥協して「それなり」で終わらせることを嫌い、構図・解剖・構造まで徹底して追い込む。芸術の質に関しては誰に対しても引かない(←――反作用としての金「食傷」が関係しているのかもしれません)。 -
家族思い・人情家の側面
没落気味だったブオナローティ家を一生支え、父・兄弟・甥に仕送りや不動産購入を続けた。孤児の娘に持参金を与えるなど、弱い立場の人への配慮もあったと伝えられる(←――木「官殺」のためだと思われます。「木=人情味・思いやり・仲間」「官殺=自己犠牲の精神、利他性、他者貢献」です)。 -
少数の相手への深い愛情と忠誠心
ヴィットリア・コロンナや一部の弟子には、父親のような情や敬愛を示す。口数は少ないが、一度「自分の人」と認めた相手には長く情をかけるタイプ(←――強い「木」のためだと思われます。「木=人情味・思いやり・仲間・友情」です)。 -
高い精神性・宗教性
晩年の詩や書簡には、神の前での自分の未熟さや罪深さを真剣に見つめる姿勢が強く出ている。名声よりも「救い」や「魂の問題」を重く見るようになっていく(←――強い木「官殺」のためかもしれません。「官殺=モラル・倫理観・品性・自制心」です)。 -
知的で辛口なユーモア
システィーナ礼拝堂での自分の惨めな姿を詩で面白く描写するなど、自虐的・皮肉混じりのユーモアがある。頭の回転は速く、言葉のセンスも鋭い(←――反作用としての金「食傷」の事象なのかもしれません。つまりは強い「官殺」が関係していると思います。また、何となく六星占術の金星人とも関係しているような気もします)。 -
郷土愛・公共性
フィレンツェ共和国防衛のために要塞設計に従事し、サン・ピエトロ大聖堂やカンピドリオ広場など、都市・教会の「公共空間」を整える仕事を重視した(←――郷土愛は「己」の事象だと思います。公共性は年干の「官殺」のためかもしれません)。
短所
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怒りやすく、イライラしやすい
支払いの遅れ、契約不履行、家族の浪費、ライバルの動きなどに強く苛立つ。手紙にも不満や怒りが頻繁に現れ、気難しい人と見られがちだった(←――強い「木」のためだと思います。「木=イライラ、怒り、義憤(ぎふん)」です)。 -
疑い深く、人付き合いが不器用
他人の悪意や嫉妬を過敏に感じ取りやすく、人をなかなか信頼しない。広い社交よりも、狭い人間関係に閉じこもりがち(←――強い「官殺」のためかもしれません。「官殺=力関係、鋭敏、危機管理力」です。財が無いことも関係しているのかもしれません。「財=社交性」です。なお「甲=不器用」「比劫=不器用」です)。 -
極端な完璧主義ゆえの「やり過ぎ」
作品に納得できず、何度も手を入れる・未完のまま抱え込む・自分で壊してしまう(ピエタにノミを入れたエピソードなど)。自分の要求水準が高すぎて、自分も周囲も疲れさせる(←――強い木「官殺」のためかもしれません。「官殺=強迫観念」です)。 -
自己主張が強く、妥協が苦手
パトロンや教皇に対しても、自分のやり方を譲らない。条件が気に入らないと仕事を放り出して帰ってしまうこともあり、政治的な立ち回りは下手(←――多い「比劫」のためかもしれません。反作用としての「食傷」も関係しているかもしれません。「比劫=自己流、意地、強い思い、我が強い」です)。 -
誇り高さと一種の傲慢さ
自分の芸術的価値に対する自負は非常に強く、ライバル(とくにラファエロ)に対して棘(とげ)のある言い方をすることもある。「自分こそ頂点にいる」という感覚が透けて見える場面がある(←――多い「比劫」のためだと思います。「比劫=競争心、負けず嫌い、攻撃性、ライバル」です。また「比劫=気が大きくなる=自信・確信」です)。 -
生活面のだらしなさ・セルフケアの不足
着替えもあまりせず、簡素を通り越して粗末な生活。睡眠や食事を削って働き続け、健康を自分でさらに悪化させてしまうような面もある(←――八字に「財」が無いことと関係しているのかもれません。「財=物事を円滑に回す能力、計算、計画性」です。また「木=だらしなさ」でもあります)。 -
メランコリー(憂鬱)に傾きやすい
自己批判と罪悪感が強く、宗教的な不安(救われるのか/虚栄ではないか)に悩み続ける。詩では、虚しさ・死への意識・自己否定が繰り返し現れる(←――強い木「官殺」のためだと思われます。「木=メンタル・精神病」「官殺=落ち込み易い・クヨクヨしがち・ストレス・病気・重荷・不安感・心配性・強迫観念・マスト思考」です)。
ミケランジェロの子供時代
ChatGPTによると、ミケランジェロの子供時代は次のようになるようです。
- 3 13 19 23 31 33 43 49 53 61 63 73 79
- 戊 丁 丁 丙 丙 乙 甲 甲 癸● 癸● 壬● 辛 辛
- 甲 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛 辛 庚 庚 己 丁
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- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
生まれと家の事情
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1475年3月6日、トスカーナのカプレーゼに誕生。
父ロドヴィーコは、かつて銀行業で栄えた小貴族ブオナローティ家の出で、ミケランジェロ誕生の頃はカプレーゼの司法行政官(ポデスタ)として一時的に赴任していました。 -
数か月後、一家は本拠地であるフィレンツェ近郊に戻り、 そこで育ちます。
家柄だけは「名門」の意識がある一方で、財政的にはかなり苦しくなっていた家庭で育った、というのが出発点です。
乳母と石工の家で育つ
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母フランチェスカは病気がちで、後にミケランジェロが6歳ほどの時に亡くなります。
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そのため彼は、フィレンツェ近郊のセッティニャーノという村の乳母に預けられます。乳母の夫は石切り場の職人で、父ロドヴィーコもそのあたりに大理石採石場と小さな農地を持っていました。
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後年ミケランジェロは冗談めかして、「乳母のミルクといっしょに、彫刻のためのハンマーとノミを吸い込んだ」と語った、と伝えられています。
このエピソードは象徴的で、『生まれて直ぐから「石」と「肉体労働」の世界に囲まれていた』ことが、のちの彫刻家としての自己イメージと強く結びついていたと考えられます(←――石は「金」の象意です。体力系の仕事は「比劫」と関係があるようです)。
父との関係と「芸術か、それとも体裁か」
少年期、ミケランジェロは人文主義者フランチェスコ・ダ・ウルビーノのもとで文法(ラテン語)教育を受けるように父に命じられますが、ほとんど興味を示さず、
- 教会の絵を写しに行く
- 画家たちのところへ入り浸る
ことの方を好んだと記録されています。
父ロドヴィーコは、息子が「芸術などという身分の低い仕事」に執着することを理解できず、そのことでミケランジェロを叩いて戒めた、という証言も後世の伝記・解説に繰り返し引用されています。
ここから見えるのは:
- 父:没落しつつあるとはいえ「名門意識」を捨てきれず、公職や伝統的な進路を望む
- 子:学問よりも絵と彫刻への興味が圧倒的に強く、叱られてもそちらに引き寄せられる
という価値観の衝突です。
この対立は、ミケランジェロの「頑固さ」「自分の道を曲げない性格」の、非常に早い段階でのあらわれと言えます(←――「土=頑固・マイペース」「比劫=我が強い、強い思い、我が道を行く」です)。
13歳で工房修行へ ― 絵に没頭する少年期
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13歳(1488年)のとき、とうとう父は折れて、ミケランジェロをフィレンツェの有名な画家ドメニコ・ギルランダイオの工房に弟子入りさせます。
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そこで彼は、フレスコ技法、透視図法、人物デッサンを学び、教会の壁画や先人(ジョット、マザッチョなど)の作品を熱心に模写しました。
普通の少年らしい遊びよりも、「見たものを記憶し、手で再現すること」に異常な集中力を注ぐ子供だったことがうかがえます。
同時代の証言でも、視覚記憶の良さと描画の早さが特に目立っていたとされています(←――土には「記憶」という象意があるようです)。
メディチ家の宮殿へ ― 高度な知的環境との出会い
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1489年、フィレンツェ実力者ロレンツォ・デ・メディチが「工房で一番優秀な徒弟を二人よこせ」と求め、ギルランダイオはミケランジェロとフランチェスコ・グラナッチを差し出します。
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ミケランジェロはメディチ宮殿に住み込み、
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彫刻家ベルトルド・ディ・ジョヴァンニの指導で古代彫刻を学び、
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同時にメディチのプラトン・アカデミーでフィチーノ、ピコ・デラ・ミランドラ、ポリツィアーノらの人文主義・ネオプラトニズムに触れます。
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この時期に、早くも《階段の聖母》、《ケンタウロスの戦い》といった初期のレリーフ作品を制作しています。
ここで重要なのは、『石工の村で育った少年が、10代半ばでいきなりフィレンツェ随一の知的サロンの中心に投げ込まれた』という点です(←――大運で「印」が巡っているので、恩恵(支援)や教育に恵まれる時期になる可能性があります)。
子供時代の終わり頃には、
- 石と肉体労働の世界
- 古代彫刻と高度な哲学・詩の世界
という、物質と精神の両極に同時にさらされていたことになります。
これは、後の彼の「肉体と魂」「形とイデア」の意識の源として、よく指摘されます。
ミケランジェロの功績
ChatGPTによると、ミケランジェロが芸術界で高く評価される理由は、次のようになるようです。
- 3 13 19 23 31 33 43 49 53 61 63 73 79
- 戊 丁 丁 丙 丙 乙 甲 甲 癸● 癸● 壬● 辛 辛
- 甲 己 癸● 癸● 壬● 壬● 戊 辛 辛 庚 庚 己 丁
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- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 乙→己 己←乙 官→比 比←官 乙 己 己 乙
- ↓ ↑ ↑ ↓ ↑ ↑
- 己←甲 乙 丁 比←官 官 印 丑 卯 卯 未
1. 「全部できる」レベルではなく、全部が頂点クラスだった
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彼は彫刻・絵画・建築・詩 の4分野全てで一流どころか「歴史的トップクラス」の成果を残しました。さらに、その基盤としての 素描(デッサン) も圧倒的に優れていた。
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《ピエタ》《ダヴィデ》(彫刻)、システィーナ礼拝堂天井画と《最後の審判》(絵画)、サン・ピエトロ大聖堂のドーム(建築)など、どれをとっても「その分野の教科書の代表例」です。
普通は「彫刻ならこの人、絵ならこの人」と分かれますが、ミケランジェロは複数分野で「歴代ベスト候補」に入ってしまうところが異常です(←――「剋」には真逆な物から新たな物を創発する力があるような気がします。八字に「剋」が多ければ良いと言う訳ではないと思いますが、「剋」には新たな物を生み出す力のような働きがあると思っています)。
2. 人体表現の精度と迫力が、ほぼ別格だった
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同時代人・後世の批評家は、彼を「人体描写(解剖学)の頂点」として評価しました。
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解剖学的な知識をもとに、筋肉や骨格を誇張しつつも説得力ある形にまとめ、
肉体だけで感情・緊張・ドラマを語らせる力があります。 - 《ダヴィデ》の緊張した立ち姿
- システィーナ天井の預言者・裸体群像のねじれたポーズ
「人間の身体の美と力を、ここまで劇的に表現した人は他にいない」と言われるゆえんです(←――解剖学は「金」と関係があるような気がします。「辛=手術用メス」とされることもあります。筋肉は「土」ですが、裸は「火」と関係があるかもしれません)。
3. スケールと構想力が桁違いだった
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システィーナ礼拝堂天井画は、
旧約創世記から預言者まで、巨大な神学体系をひとつの天井に構成した作品で、
美術史家は「美術史上でも特別な大事業」と評価しています。 -
サン・ピエトロ大聖堂の設計では、中央ドームを軸にした壮大な構成をまとめ、
後世の教会建築・西洋の大ドーム建築に決定的な影響を与えました。
「大きな構想を、具体的な形と空間としてまとめる力」がとてつもなく高かったため、
一人の作家が都市や宗教世界の「顔」そのものを作ってしまった、という評価になります(←――土の「全体性、包括、総括、現実的、集まる・守る・育てる」と関係するのかもしれません)。
4. 作品に込められた精神性・感情の深さ
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単に「上手い」だけでなく、
作品に 信仰・苦悩・救いへの渇望 が強く刻み込まれている点も、評価の大きな理由です。 -
《ピエタ》では静かな悲しみ、《最後の審判》では恐怖と希望、
晩年の《ロンダニーニのピエタ》では、崩れかけた形の中に「魂の救済への必死さ」が読み取れるとされています。
技術的な完成度と同時に、人間の内面(苦悩・信仰・希望)を形にした密度の高さが、長く人を惹きつけています(←――木の「情緒性・人間臭さ・人間味」と関係するのかもしれません。また、「官殺=人の心を揺さぶる」です)。
5. 影響力の大きさ(後の時代への「基準」になった)
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彼は生前から「イル・ディヴィーノ(神的な人)」と呼ばれ、
同時代から「生きているうちに伝説化した芸術家」でした。 -
システィーナ礼拝堂の天井は、後の画家たちにとって一種の「学校」のような役割を果たし、そこで学んだ様式がマニエリスムやバロックへとつながっていきます(←――「土=集める・守る・育てる」です)。
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彫刻では、《奴隷》像などがロダンやヘンリー・ムーアなど近現代の彫刻家に直接影響を与えました。
後の世代が何度も立ち返り、「基準」「壁」として意識し続けた芸術家であることも、評価の大きな根拠です。

