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映画・アニメ

アニメ『この美術部には問題がある!』を見て洞察力を磨く

今回は、アニメ『この美術部には問題がある!』の登場人物を六星占術で分析してみたいと思います。

【注意】

  • 『この美術部には問題がある!』のネタバレを含みます.
  • 六星占術の簡単な知識があった方が楽しめると思います.

物語の概要

ある中学校の美術部で巻き起こされる、ほのぼの日常系コメディ。

「最高の二次元嫁」を描くことに夢中になっている内巻すばるに、しっかり者だが早とちりしがちな宇佐美みずきが片思いしてしまう。

部室のソファーで寝てばかりいるが、なかなか鋭いところもある部長は、宇佐美の片思いに気付き、応援したり冷やかしたりする。

じっとしていられない子供のような中1のコレットは、この美術部に様々なドタバタを引き起こす。

美術部の新顧問として、おっとり新米教師の立花夢子がやって来るが、天然で色々と「やらかす」ところがある。

転校生の伊万莉まりあは中二病だが、内巻と趣味が一致していることから、内巻と直ぐに意気投合してしまう。それを羨む宇佐美。

六星占術による分析

宇佐美さんは何星人か

引用元:アニメ『この美術部には問題がある!』より

©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

まず「宇佐美さんが何星人か」を考えてみます。

宇佐美さんは基本的にはしっかり者でツッコミ役なのですが、早とちりしがちで、パンツを見せてしまうなど少し「おっちょこちょい」なところもあります。

そして、内巻くんのような少し変わったタイプを好きになってしまうことから考えて、金星人の可能性が高いと思います。

そこで、金星人を特徴づけるキーワードを再確認してみます:

せっかち、行動力抜群、じっとしていることは苦手、思い立ったら即行動、スピーディー、自由人、自由奔放、天真爛漫、束縛されるのが嫌い、誰とでも打ち解けやすい、コミュニケーション能力が高い、場を和ませるムードメーカー、相手の気持ちを察して行動する、周りに人が居なくても平気、友達がいなくても寂しくない、勘が鋭い、先行きを読むのが得意、頭が切れる、合理的、無駄が嫌い、要領が良い、古い価値観に囚われない、独創的な発想力をもつ、アイディアが豊富、センスが良い、流行に敏感、おしゃれ、ファッションに興味がある、美的な感性が鋭い、好奇心旺盛、チャレンジ精神旺盛、慎重さがない、深く考えない、反省しない、地道な努力は苦手、警戒心がない、肝心な所でポカをすることがあるので信頼性は低い、最終的な詰めが甘い、家庭に落ち着かない、好きになったら相手に飛びつく、気持ちが長続きしない、飽きっぽい、明るく前向き、過去を引きずらない、落ち込む時間が短い、ユーモアがある、強運の持ち主、子供っぽく純粋、社交的、裏方には向いていない、注目を浴びるのが好き、仕切りたがり屋、グループなどのまとめ役。

上記の特徴を踏まえて、宇佐美さんが金星人であると思う具体的な根拠を述べて行きたいと思います。

例えば、第4話では、内巻くんが宇佐美さんの家に宿題のプリントを届けるシーンが出て来るのですが、宇佐美さんはおしゃれな服に着替えて、内巻くんからプリントを受け取ります。「おしゃれ」は金星人の特徴の1つです。

また、第10話では、武田先生から生徒会に立候補することを勧められますが、宇佐美さんは中々はっきりと断ることができません。これは「目上の人に優しい」という金星人の傾向の現れであると捉えることもできると思います。

また、全体的に、宇佐美さんは「明るく前向き」で、「過去を引きずらない」ところもあり、「スピーディー」なツッコミがうまく、周囲に気配りできるタイプなので、やはり金星人の可能性が最も高いと考えられます。

なお、金星人の人は、新しい物や変わったものに興味を抱く傾向があるようです。

ちなみに、宇佐美さんの友人の綾瀬かおりは、陽気で「軽い」感じがするので、金星人かもしれません。

内巻くんは何星人か

引用元:アニメ『この美術部には問題がある!』より

©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

次に「内巻くんが何星人か」を考えてみます。

内巻くんはコンクールで金賞を取るほどの芸術的才能があり、「最高の二次元嫁」を描くことにハマっており、とてもマイペースなので、火星人でしょうか。

そこで、火星人を特徴づけるキーワードを再確認してみます:

人見知り、恥ずかしがり屋、警戒心が強い、秘密主義、本心を語らない、何を考えているのか分からずミステリアス、人から誤解されやすい性格、マイペース、自分のポリシーがある、変わり者、世間知らず、わがまま、気分屋(感性で行動する)、子供っぽい面もある、天然で不思議なタイプ、セクシーな魅力がある、本質を鋭く見抜く、芸術的センスが高い、感受性が強い、繊細、メンタルが弱い(心配性)、寂しがり屋、自分が認めた人には心を開き従順、反骨精神が旺盛、組織や集団行動が苦手、ハマり易い、一つのことをとことん追及する、アイディアマン、頭の回転が速い、自分からは告白しない。

上記の特徴を踏まえて、内巻くんが火星人であると思う具体的な根拠を述べて行きたいと思います。

例えば、第1話では、内巻くんは、入部面接後に宇佐美さんから「よろしく」と握手を求められますが、内巻くんは三次元の女子には興味がないため握手しません。これは火星人の特徴の「人見知り」や「警戒心が強い」又は「自分のポリシーがある」と捉えることができるかもしれません。

また、第2話では、宇佐美さんが内巻くんを好きになった理由が語られますが、宇佐美さんと内巻くんは最初はケンカが多かったようです。つまり、宇佐美さんは「二次元嫁」を描くことにしか興味のない内巻くんを「自己中心的な人」と思っていたようですが、迷子の少女を助けて上げられる「優しい人」でもあることに気付き、内巻くんを好きになったようです。このエピソードは火星人の「人から誤解されやすい性格」を表していると捉えることもできると思います。

また、第5話では、美術部がプール掃除の担当になりますが、内巻くんは掃除をやりたがりません。火星人の人はマイペースな人が多いので、想定外の予定が入ると、うまく対応できないこともあるようです。

また、第6話では、転校生の伊万莉さんとアニメや漫画の話で盛り上がり、宇佐美さんにはしなかった握手を伊万莉さんとはします。これは火星人の「気分屋」な面が現れているような気がします。

また、第7話では、宇佐美さんに「自信がないんだ、コンクールでその可愛さが評価されるから」と挑発されますが、内巻くんは「他人の評価なんて気にしませんから」と答えています。火星人の人は自分に評価基準があることが多く、内巻くんの言うように「他人の評価」を気にしない人も多いようです。承認欲求が強い人からすれば、信じ難いことからもしれません。

また、第11話では、立花先生から文化祭での出し物について提案がありますが、内巻くんは「僕は嫁を描くのに忙しいので」と言って断ろうとします。火星人の人は1つのことに没頭してしまうと、他のことが著しく疎かになってしまうことがあるようです。

なお、火星人の人は、好意を感じるとその相手を好きになってしまうこともあるようです。つまり、火星人の人は自分の関心のあること以外は受け身なことも多いようです。

部長は何星人か

引用元:アニメ『この美術部には問題がある!』より

©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

次に「部長が何星人か」を考えてみます。

部長も内巻くんのようなユニークなタイプを楽しめるタイプです。実際に、内巻くんの入部を許可したのは部長です。

また、バカ正直に発言することが多いため、宇佐美さんから頻繁に強めにツッコまれます。

また、みんなが絵を描いていても、平気で一人ソファーで寝ているので、かなりのマイペース・自由人です。授業をさぼることさえあります(ただ、成績は優秀)。

また、文化祭の出し物の準備では、地味な作業は苦手なようでした。

これらのことから、部長は金星人である可能性があります。

ただ、金星人は「じっとしていることは苦手」なので、ソファーで寝ている部分は腑に落ちない気もしますが、そこはコメディアニメのキャラクターとしての役割もあるので気にしないことにします。

コレットさんは何星人か

引用元:アニメ『この美術部には問題がある!』より

©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

次に「コレットさんが何星人か」を考えてみます。

コレットさんは外国人であるためか、誘拐を恐れているようで、他者に対して疑い深い面もあります。

また、気が散りやすいタイプで、じっとしていることはありません。

また、一人遊びも得意です。例えば、校舎の屋上での凧揚げ。

また、基本的には「明るく前向き」な性格ですが、「子供っぽく純粋」で「自由奔放」な言動が多いので宇佐美さんからよくツッコまれます。

難しいところですが、コレットさんも金星人かもしれません。

立花先生は何星人か

引用元:アニメ『この美術部には問題がある!』より

©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

次に「立花先生が何星人か」を考えてみます。

立花先生は、基本的にはおっとりマイペースで、天然なところもありますが、セクシーな面もあります。

難しいところですが、火星人かもしれません。

伊万莉さんは何星人か

引用元:アニメ『この美術部には問題がある!』より

©2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

最後に「伊万莉さんが何星人か」を考えてみます。

伊万莉さんは中二病なところもありますが、それを除けば、正統派の美少女キャラだと思います。

また、伊万莉さんは、転校初日の自己紹介で「みなさん、仲良くして下さいね」と言います。何となくなのですが、木星人のニオイがします。

また、第6話では、宇佐美さんの前で内巻くんの腕に抱き付くなど「大胆」な面も見られます。

また、第10話では、綾瀬かおりに尾行されますが、「良い人対応」でかおりの誤解を解きます。ただ、何となくなのですが、やはりその対応に木星人のニオイを感じます。

また、伊万莉さんには、運動神経が良いという特徴があります。

最も難しいところですが、この物語の全体的なバランスや傾向から考えて、伊万莉さんは金星人の霊合星人かもしれません。

なお、「金星人の霊合星人」とは、大まかに言えば、金星人の特徴と木星人の特徴を併せ持つ人のことです。ただ、一般に特徴の混ざり具合は人それぞれのようです。

また、木星人を特徴づけるキーワードも再確認しておきます:

家族や家庭を大切にする、管理が好き、根が真面目、コツコツ型の努力家、優等生タイプ、論理的で理屈っぽい、素直になれない、偽善者、ルールを守らない人が嫌い、攻撃的になりやすい、勝気な性格、負けず嫌い、自尊心が強い、ひと言多い、敵を作りやすい、堅実な性格、口が堅い、サポートがうまい裏方タイプ、ボランティア精神がある、人の役に立つことが好き、度胸がある、大胆、忍耐強い、我慢強い、精神的にタフ、体力がある、責任感が強い、信頼感がある、几帳面、ストレスをため込む、感情より理性を重んじる、計画を立てて行動する、常識人、大器晩成型、浮気はしない、家庭第一主義者、家事全般が得意、子ぼんのう、妻を大切にする、子宝に恵まれやすい、人づき合いが苦手、人と話すことがやや苦手、口下手、相手の気持ちを汲み取るのが苦手、不器用な性格、冒険や変化を好まない、保守的、柔軟性に欠ける、迅速な決断が苦手、意地っ張り、控えめで物静か、社交性に欠ける、内向的、目立つ存在ではない、根が暗い、元々は凡人が多い、才能に恵まれている訳ではない、組織での自分の存在価値を気にする、組織でうまくやって行ける、世間体や人の評価を気にする、承認欲求が強い、母親との縁が薄い、兄弟との仲があまり良くない、親の跡継ぎに向く。