今回は、アニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』の登場人物を六星占術で分析してみたいと思います。
【注意】
- アニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』のネタバレを含みます.
- 六星占術の簡単な知識があった方が楽しめると思います.
あらすじ
引きこもりだった最弱吸血鬼の少女が、「烈核解放」という最強の異能力を使い、「逆さ月」と呼ばれるテロ組織の奴らをバッタバッタとなぎ倒して行く物語(シリアス・コメディ)。
舞台は、戦乱が続く中世ヨーロッパみたいな世界で、吸血鬼の国や獣人の国や翦劉(せんりゅう)の国など6つの国が覇権をめぐって日々戦い合っている。
ただ、戦場で傷付いたり死んだりしても、ある程度時間が経つと、「魔核」の力により、元に戻ると言う都合の良い設定になっている。
3年間引きこもっている娘(コマリ)を心配した父親(帝国の宰相)が、皇帝にお願いして、コマリを帝国の七紅天・大将軍の一人にしてもらう。
大将軍に任命されたコマリには、父親の計(はか)らいで、サポート役として専属メイドのヴィルが付くことになった。
魔法が使えず、運動音痴で、背も小さいコマリは、自分が弱いことを部下達に悟られないように虚勢を張りながら、彼女の部隊を何んとか指揮して行く。
また、下剋上を企てる部下に対しても、ヴィルの用意周到なサポートを得て、上手く抑え込む。
部下達が優秀だったためか、コマリが率いる部隊は敵国との戦いにおいて連戦連勝を続ける。調子に乗ったコマリは、新聞記者に大口を叩いてしまう。
その大口を叩いた新聞記事を読んだ謎の女ミリセントは、コマリを殺して、復讐を遂げようと動き出す。
果たして、コマリはミリセントに殺されてしまうのか。また、なぜミリセントはコマリにそれ程までに復讐したいのか。
コマリが引きこもりになった理由、コマリが吸血鬼なのに血が飲めない理由、ヴィルがコマリの専属メイドになった理由が明らかになる。
話は移って、帝国内で宰相(コマリの父親)など政府高官5人が殺されるテロが起きた(殺されたけど数日で生き返る世界設定)。
大将軍のコマリは、皇帝から、テロリスト退治を命じられる。
ただ、コマリと共にテロリスト退治を命じられたもう一人の大将軍がいた。それが恥ずかしがり屋の大将軍サクナだった。
コマリは可愛(かわい)らしいサクナを直ぐに気に入るようになる。そのことに嫉妬するヴィル。
そんな中、コマリの部隊は宮殿内でテロリストを見つけ出そうとするが、かえって暴走してしまう。
そのため、コマリは、他の大将軍から、実力が不鮮明で大将軍には相応(ふさわ)しくないと疑いの目を向けられる。
ヴィルの裏工作もあり、七紅天会議の多数決では、コマリの解任は決まらず、結局、6人の大将軍で「紅玉の争奪戦」(=七紅天闘争)をすることで、コマリの実力を測ることになる。
七紅天闘争の前に、コマリはちょっとしたおっちょこちょいからサクナの家を訪れることになるが、サクナは意味深なことを言い出す:
「もしも、もしもですよ。テロリストに家族が人質にとられて、別の誰かを殺すよう脅されたら」。
果たして、コマリは七紅天闘争で実力を示すことができるのか。
また、結局、テロリスト退治の件はどうなるのか。サクナの隠された謎が明らかになる。
話は移って、七紅天闘争でやらかしたコマリは、ゲラ=アルカ共和国の八英将であるネリアなる人物から目を付けられ、茶会の招待状をもらう。
茶会では、ネリアから共に世界征服をしようと持ち掛けられるが、コマリの部下達の暴走で散々な結果になる。
さらに、コマリがゲラ=アルカ共和国と対立する天照楽土と同盟を結んだことで、ゲラ=アルカ共和国の大統領はいきり立ち、コマリの属する帝国に宣戦布告する。
そして、帝国の城塞都市で、帝国とゲラ=アルカ共和国との激しい戦いが始まる。
その戦いの中、コマリは敵であるはずのネリアに助けられる。
果たして、なぜネリアは敵であるはずのコマリを助けたのか。
ネリアの過去、ネリアとコマリの繋(つな)がり、ネリアの真の目的、ゲラ=アルカ共和国大統領マッドハルトの闇が明らかになる。
六星占術による分析
『ひきこまり吸血姫の悶々』は、巧妙に伏線が張られている物語で、何度も見返すとよく分かるようになるアニメだと思います。
また、背景の絵が上品で洗練されており、BGMもお洒落な感じです。
このアニメは、金星人を学びたい方には非常にお薦めだと思います。
金星人の特徴における謎(=金星人の心理)が明らかになるアニメのような気もします。
なお、四柱推命的には、「官星」の特徴が非常によく表れている作品だと思います。
コマリは何星人か
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会
それではまず、コマリさんが何星人かを考えてみたいと思います。
コマリさんは、基本的には、常にどことなくコミカルな少女で、自由で正直です。
また、フレンドリーな皇帝に対して敬語はほぼ使いませんが、皇帝の指示には何だかんだ言っても従います。
また、友達は一人もいたことがないようですが、対応力はあり、引きこもりから直ぐに大将軍の仕事をこなします。
ただ、大将軍の仕事と言っても、主には、部下達の前で虚勢を張り、部下達を勢いづかせるだけなのですが、その手のことは得意なようです。
また、ノリが良いタイプで、部下のおだてに直ぐに乗ります。浮かれ易いです。
また、部下には、従順性、コマリさんへの信頼、コマリさんの守護を求めます。
また、自分が弱いことを自覚しているので、部下からの下剋上を恐れています。
また、部下達が戦い好きであることを理解しているので、基本的には部下達には自由に戦わせています。
また、誰をも愛す性格のようです。
また、ヴィルやサクナに対して細やかな気遣いをすることがあります(特にサクナには謙遜ぎみになる)。
また、自分のことを1億年に一度の美少女だと思っています。そのためか、何を着ても似合うそうです。
また、人気者に成りやすいタイプで、周りからチヤホヤされ易いようです。
ただ、そのためか、敵もでき易いようです。
また、正義感が強く、弱者が傷付けられているところを見過ごすことはできません。
また、いじめに屈する事はなく、「いじめっ子は、他者を傷付けることでしか、喜びを感じられない、可哀そうな人達なんだ」と思って、いじめに耐え続けていたことがあるそうです。
ただ、母親の形見のペンダントをいじめっ子(ミリセント)に奪われそうになった時は、キレてしまったそうです。
また、自分の問題は、自分で解決したいと思っているようで、ミリセントの罠に向かう際は部下達の助けを得ようとはしませんでした。
また、意外と根性があり、ヴィルをミリセントから助け出したいと思う気持ちは強いようです。
また、ヴィルや部下達のように自分のことを思ってくれる人のために頑張りたいと言う気持ちが強いようです。
また、皇帝によれば、コマリさんには、せっかちなところもあるようです。
また、ずっと仕事をし続けるのは、嫌いなようで、何かと休みを取りたがります:
「今日はこっそりプールで遊ぼうと思ってたのに」。
また、趣味で小説を密かに書いています。小説家になりたいそうです。
また、部下達への呼びかけは、「少女」と言うより「おじさん」です:
「忙しい中こんなお願いをするのは恐縮だが、諸君に協力してもらいたいのだ」。
また、平和主義者で、できることなら、話し合いで解決したいと思っています。
また、オムライス好きで、オムライスに夢中になり、ネリアの話を聞いていませんでした。
また、「力とは他者を従わせるために使うものではなく、世界の平和に寄与するために使うべきもの」と発言しています。
また、他人のことを道具としか思わない連中は好きではないようです。
また、何だかんだ言っても、大将軍としての使命感はそれなりにあるようです:
「痛いけど苦しいけど、私は七紅天大将軍だから、諦(あきら)める訳にはいかないんだ」。
また、後先考えずに突っ走るところもあるようです:
「勝てるかどうかは、やってみなくちゃ分からないだろ」。
また、母親によると、コマリさんには、世界を面白おかしく引っ張ってくれる力があるかもしれないそうです。
以上のことを考えると、コマリさんには
- 自由奔放
- 行動力がある
- 誰とでも打ち解け易い
- 友達がいなくても平気
- 臨機応変に対応できる
- オシャレ
- せっかち
- おっちょこちょい
- 平和主義者
- 人の話を聞いていないことがある
- 場を和ませるムードメーカー
- チャレンジ精神旺盛
などの特徴があるので、コマリさんは金星人である可能性があります。
なお、金星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:
せっかち、行動力抜群、じっとしていることは苦手、思い立ったら即行動、スピーディー、アウトドア派な人が多い、自由人、自由奔放、天真爛漫、束縛されるのが嫌い、誰とでも打ち解け易い、コミュニケーション能力が高い、場を和ませるムードメーカー、相手の気持ちを察して行動する、平和主義者、周りに人が居なくても平気、友達がいなくても寂しくない、頭の回転が速い、勘が鋭い、先行きを読むのが得意、合理的、無駄が嫌い、要領が良い、臨機応変に対応できる、器用、古い価値観に囚われない、独創的な発想力をもつ、アイディアが豊富、センスが良い、オシャレ、流行に敏感、ファッションに興味がある、美的な感性が鋭い、好奇心旺盛、チャレンジ精神旺盛、慎重さがない、深く考えない、深く反省しない、口が軽い、コツコツと地道な努力を重ねるのが苦手、警戒心がない、肝心な所でポカをすることがあるので信頼性は低い、最終的な詰めが甘い、周囲から軽く見られ易い、家庭に落ち着かない、好きになったら相手に飛びつく、気持ちが長続きしない、飽きっぽい、好きなことには没頭する、明るく前向き、過去を引きずらない、落ち込む時間が短い、ユーモアがある、強運(金運)の持ち主、子供っぽく純粋、目下の人に厳しく目上の人に優しい、社交的、裏方には向いていない、注目を浴びるのが好き、仕切りたがり屋、グループのまとめ役、両親や友人を大切にする、恋人や配偶者よりも友人や両親を優先しがち、仕事にエネルギーを注ぐ、部下や補佐役に恵まれない、二次創作が上手い。
なお、上記の特徴は、金星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、金星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。
余談:官星
なお、四柱推命の「官星」には、次のような特徴があるようです。
- 組織に従順
- 正義感・責任感がある
- 忍耐力がある
- 貢献心がある(奉仕の精神がある)
- ヒーロー気質やリーダー気質がある
- 逆境に身を置く(重圧・重荷・ストレスのある方に進んでしまう)
- 革命家の気質がある(抵抗心や反発心がある、人の魂を揺さぶる力がある)
- 力を欲する(組織内の力関係に敏感、権力・権威・武力など力を求める)
- 場合によっては自己肯定感が低い(何かとクヨクヨする)
- 承認欲求(価値ある存在として認められたい・感謝されたい・必要とされたい)
- 非成果主義
- 不安感がある(危機管理力がある)
比較的ですが、コマリさんの特徴を言い当てているような気もします。
ちなみに、コマリさんの奇獣は、幼女にしか心を開かないそうです。(あ!、なるほど、それで本作には主に少女しか出て来ないんですね。)
ヴィルは何星人か
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会
次に、ヴィルが何星人かを考えてみたいと思います。
ヴィルは、常に冷静で、とても用意周到です。
ヴィルには、未来が読めるという異能力があるので、事前に策を練ることができるようです。
また、コマリさんを宇宙で一番愛しているそうです。
実は、ヴィルは、帝立学院時代は劣等生でいじめられていたのですが、そこをコマリさんに助けられたそうです。
しかし、そのコマリさんの正義感がいじめっ子達の反感を買ってしまい、今度はコマリさんがいじめの対象になってしまいます。
帝立学院時代のヴィルは弱く、そのいじめを止めることが出来なかったそうで、物陰に隠れて震えることしか出来なかったそうです。(この事が罪の意識に繋がったようです)
しかし、あれほど優しいお方が不埒者(ふらちもの)に人生を台無しにされるのはおかしい間違っていると思う気持ちは強く、自分を鍛え、コマリさんの家のメイドになり、さらにはコマリさんの専属メイドになったそうです。
また、コマリさんの前では、羞恥心がなく、やたらと裸に成りたがります。
コマリさんにセクハラめいた事をすることも多いです。そのため、コマリさんからは変態メイドと呼ばれることもあります。
また、コマリさんを宇宙で一番愛しているので、嫉妬心も強いです。
サクナがコマリさんにナデナデされると「私もいい子です」と言いナデナデを求めます。
また、アドリブや場の空気(コマリさんの心)を読むことは苦手で、正直でストレートな発言をします。
コマリさんの提案に対しても、ハッキリと「嫌です」と断ることがありました。
あまり融通が利きません。
ただ、何事に対しても比較的どっしりと構えていて、慌てることはないです。前進力があり、しっかりとコマリさんをサポートします。
また、コツコツ型の努力家で、コマリさんのために闘技場に52個もの落とし穴を掘り、さらに69個もの地雷を埋め込みます。
以上のことから考えると、ヴィルには
- 計画を立てて行動する
- 責任感が強い
- サポートがうまい裏方タイプ
- 有言実行
- 信頼感がある
- 大胆
- (コマリさんのお気に入りの人達に対して)攻撃的になりやすい(嫉妬)
- 何事にも向かって行く
- 控えめで物静か
- 承認欲求が強い
- 論理的で理屈っぽい
- 堅物
- コツコツ型の努力家
などの特徴があるので、ヴィルは木星人である可能性があります。
ちなみに、木星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:
家庭や家族を大切にする、管理が好き、根が真面目、コツコツ型の努力家、優等生タイプ、論理的で理屈っぽい、素直になれない、自分の本当の気持ちを伝えるのが苦手、あまのじゃく、ルールを守らない人が嫌い、気性が荒い面もある、攻撃的になりやすい、負けん気が強い、自尊心が強い、ひと言多い、敵を作りやすい、人を見下す、偽善者、堅実で慎重な性格、口が堅い、奉仕精神がある、人の役に立つことが好き、世話好き、サポートがうまい裏方タイプ、包容力がある、度胸がある、何事にも向かって行く、大胆、精神的にタフ、忍耐強い、我慢強い、体力がある、責任感が強い、有言実行、信頼感がある、支援者に恵まれる、社会性が高く社会的に出世し易い、感情より理性を重んじる、几帳面、ストレスをため込み易い、計画を立てて行動する、常識人、大器晩成型、家庭第一主義者、浮気はしない、家事全般が得意、子ぼんのう、妻を大切にする、子宝に恵まれやすい、奥手、人づき合いが苦手、口下手、相手の気持ちを汲み取るのが苦手、デリカシーがない、不器用な性格、冒険や変化を好まない、保守的、伝統を守る、柔軟性に欠ける、迅速な決断が苦手、堅物、控えめで物静か、目立つ存在ではない、内向的、面白味がない、根が暗い、元々は凡人が多い、才能に恵まれている訳ではない、組織に従属する、組織での自分の存在価値を気にする、承認欲求が強い、世間体や人の評価を気にする、母親・兄弟・友人との縁が薄い、親の跡継ぎに向く。
なお、上記の特徴は、木星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、木星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。
余談
やはり、金星人の方の片腕としては、木星人の方が最も適しているのかもしれません。
金星人っぽいアニメには、木星人っぽい登場人物が出て来ることが多いような気がします。
なお、水星人っぽいアニメには、火星人っぽい登場人物が出て来ることが多いような気がします。
また、火星人っぽいアニメには、金星人っぽい登場人物が出て来ることが多いような気がします。
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会
サクナは何星人か
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会
次に、サクナが何星人かを考えてみたいと思います。
サクナは、恥ずかしがり屋で、自分の気持ちを手紙で伝えます。趣味は読書です。
その可愛(かわい)らしい言動から、コマリさんに直ぐに気に入られます。
しかし、実は、サクナはコマリさんマニアで、サクナの部屋はおびただしい数のコマリさんの盗撮写真と15体もの等身大コマリさん人形で溢(あふ)れ返っています。
さらには、コマリさんグッズもありました。かなりの変わり者なのかもしれません。
また、サクナは、人の精神の形が直感的に分かるそうです。感受性が強いのでしょうか。
また、自分では自分のことを弱っちい吸血鬼だと思っているようですが、素手で大将軍の体を突き破るなど結構強いです。回復魔法も使えます。
また、家族をテロ組織に奪われたショックからか、家族ごっこのような事をします。
つまり、姉や父親の代わりになる人物を見つけては、自身の異能力によってその記憶を操作し、疑似家族として過ごします。
寂しがり屋なのでしょうか。ただ、自分が変わっていると言うことは自覚しています。
また、家族をテロ組織に殺された上、家族を復活させるための方法(魔法?)をその組織から教えてもらうと言う取引き条件の下、まんまとその組織の言いなりになっています。
家族に対する思いが強いようです。自分の家族を復活させるために、当初はコマリさんをも殺そうとします。
しかし、コマリさんマニアでコマリさんのことが大好きなはずなのに、コマリさんを殺そうとしたのは、少し変な心理状態のような気もします(殺されても復活する世界設定ですが)。
また、コマリさんを「お姉ちゃん」と呼んで、慕(した)っています。何かとコマリさんの味方になります。コマリさんを傷付ける敵に対しては果敢に立ち向かって行きます。
また、「窮鼠猫を噛む」的なところがあり、絶体絶命の窮地に追い込まれると、強い敵にさえも必死に反撃します。
以上のことから考えると、サクナには
- 恥ずかしがり屋
- 秘密主義
- 何を考えているのか分からない
- マイペース
- 変わり者
- 感受性が強い(人の精神の形が直感的に分かるので)
- ハマり易い(コマリさんマニア)
- 欲しい物は手に入れる
- 寂しがり屋
- 逆境に弱い
- 自分が認めた人には心を開き従順
などの特徴があるので、サクナは火星人である可能性があります。
なお、火星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:
人見知り、恥ずかしがり屋、警戒心が強い、秘密主義、本心を語らない、何を考えているのか分からず謎が多い、天然で不思議なタイプ、人から誤解されやすい性格、マイペース、自分の世界や自分のポリシーをもつ、変わり者、世間知らず、子供っぽい面もある、気分屋、感性で行動する、人に信用されにくい、セクシーな魅力がある、本質を鋭く見抜く、芸術的センスが高い、感受性が強い、繊細、メンタルが弱い、傷付きやすい、心配性、パーソナルスペースがとても広い、逆境に弱い、裏切りがあると傷ついてスパっと縁を切ってしまう、自分の心の中を読まれることが嫌い、図々しい人には壁を作る傾向がある、自分が認めた人には心を開き従順、友達が少ない、フレンドリーな性格、寂しがり屋、反骨精神が旺盛、愚痴っぽい、協調性に欠ける、組織や集団行動が苦手、周囲のことに干渉しない、干渉や束縛が嫌い、一人で思った時に思った事を進めるのが好き、ハマり易い、一つの事をとことん追究する、中途半端な事を嫌う、納得いくまで行動する、興味がある事と興味がない事がハッキリしている、自分の得意分野では自信家、欲しい物は手に入れる、物欲が強い、浪費や衝動買いが多い、アイディアマン、頭の回転が速い、面倒くさがり、思い通りにならないと機嫌が悪くなる、目下の人との縁が薄い、周囲の人(目上の人)から援助を受ける強運の持ち主、末代運(締めくくり・後始末役)をもつ、自分からは告白しない。
なお、上記の特徴は、火星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、火星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。
議論は続く
ただ、サクナは、火星人にしては素直過ぎる、良い子過ぎるような気もします。
火星人だとしたら、もう少し「アク」のような物(一筋縄では行かない、じゃじゃ馬のような物)があったもおかしくないです。
ただ、サクナは家族へのこだわりがとても強いので、水星人っぽくはない感じがします。
また、土星人にしては、恥ずかしがり屋過ぎており、逆境にも弱く、不思議ちゃん過ぎるのではないかと思います。
また、家族のためにテロ組織に従ってしまうところは、木星人っぽい感じもしますが、木星人にしては振る舞いがやや器用過ぎますし、やはり恥ずかしがり屋過ぎるような気がします。
また、金星人にしては、スピード感がないような気がします。ゆったりマイペース過ぎるような気がします。
また、サクナには優柔不断なところがあるので天王星人の可能性はあると思います。ただ、天王星人は人と関わることが好きなので、サクナのようなマニアックな収集趣味や家族ごっこをするのかは疑問です。
ちなみに、天王星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:
楽観的で前向き、寛容、根が優しい、争い事が嫌い、感情や人情を優先する、寂しがり屋、人から嫌われたくないという気持ちが強い、八方美人、優柔不断、決断力がない、物事を先延ばしにする、ルールや時間にルーズ、管理が苦手、計画性がない、事なかれ主義、現実主義的、現実的に話を進めていく、結果を重視する、論より証拠、したたかで計算高い、贈り物は高価な物が好き、品物を贈って気持ちを伝える、逆境やピンチに強い、気持ちの切り替えが早い、嫌なことは直ぐに忘れる、些細なことは気にしない、常識に囚われない、環境の変化に素早く対応する、思い立ったら即行動、頑固一徹、一度決めたらどこまでも突き進んでしまう頑固さがある、仕事では妥協しない、好奇心旺盛、出会った人から色々なことを吸収して成長していく、勉強家、人と関わるのが大好き、コミュニケーション能力が高い、初対面の人と打ち解けるのが得意、人に囲まれていることで安心しイキイキする、さりげない心配りができる、人付き合いを大切にする、友達が多い、周囲にいつも人が集まって来る、協調性がある、人懐っこい笑顔が印象的、シャイな面もある、大勢で居ると疲れるので一人で居る時間も好き、世渡り上手、人に頼るのが上手い、頼まれたら断れない、困っている人を見過ごせない、恋愛好き、浮気性、スリルを楽しむ、波乱万丈の人生に憧れる、夢が見つかるまで職を転々とする、我がままな言動が目につくこともある、精神的な心が欠けている、家系や社会からはみ出る、家族とのコミュニケーションを大切にする。
なお、上記の特徴は、天王星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、天王星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。
ネリアは何星人か
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会
最後に、ネリアが何星人かを考えてみたいと思います。
ネリアは、勢(いきお)いがあり、とても元気な感じの子です。
礼儀正しいところもありますが、そんなに堅苦しいタイプではありません。
コマリさんをグイグイ引っ張って行くお姉さんタイプです。
ネリアは、子供の頃は、世界で一番強くなりたかったようです。アルカ王国の元王女です。
なお、アルカ王国は、マッドハルトのクーデターにより崩壊し、王国からゲラ=アルカ共和国になりました。
ネリアは、マッドハルト大統領の悪事を暴いて、アルカを変革したいと思っています。
ゲラ=アルカ共和国の次の大統領になりたいそうです。
また、ネリアは、ゲラ=アルカ共和国の八英将の一人ですが、周囲の人々から陰口を叩かれ、どれだけ努力しても報われず、やるせなさに身を震わせるだけの毎日を送っていたようです。
平和主義を強め過ぎた元国王の娘であるためか、周囲からは偏見の目で見られやや見下されているようです。
また、色々な人にけなされて、結果も伴わなくて、自分の理想は、ただの絵空事だってことを悟ったそうです。
つまりは、誰にも認められずに不安だったようです。
また、しもべの一人(側近のメイド)がちょっと噛みついたくらいで、いちいち目くじらを立てたりしないそうです。
なお、その側近のメイドとは家族的な仲であり、ネリアが姉でそのメイドが妹であるかのような間柄です。
さらに、部下とは一方的な関係ではなく、部下の不満を聞いてあげられる大統領になりたいようです。
また、コマリと共に世界(ゲラ=アルカ共和国)を変えたいそうです。
そして、アルカ王家の支持者や他国の種族を地下施設に収容し、非道な人体実験をしているマッドハルト大統領は許せないそうです。
以上のことからでは、ネリアが何星人かを判断することは難しいです。
ただ、ネリアにはスピード感があり行動力もあるので、何となく金星人っぽい気はします。
余談:官星
ネリアが金星人かどうかはよく分かりませんが、ネリアには四柱推命の「官星」の特徴がよく現れていると思います。
繰り返しに成りますが、四柱推命の「官星」には、次のような特徴があるようです。
- 組織に従順
- 正義感・責任感がある
- 忍耐力がある
- 貢献心がある(奉仕の精神がある)
- ヒーロー気質やリーダー気質がある
- 逆境に身を置く(重圧・重荷・ストレスのある方に進んでしまう)
- 革命家の気質がある(抵抗心や反発心がある、人の魂を揺さぶる力がある)
- 力を欲する(組織内の力関係に敏感、権力・権威・武力など力を求める)
- 場合によっては自己肯定感が低い(何かとクヨクヨする)
- 承認欲求(価値ある存在として認められたい・感謝されたい・必要とされたい)
- 非成果主義
- 不安感がある(危機管理力がある)
なお、6星人の中で「官星」の傾向が一番現れやすいと考えられるのが、金星人です。
ただ一方で、金星人はベースに「洩星」の傾向もある気がします。(また、木星人はベースに「官星」の傾向がある気がします。)
なお、6星人の中で「自星」の傾向が一番現れやすいと考えられるのが、水星人です。
ただ一方で、水星人はベースに「財星」の傾向もある気がします。
なお、6星人の中で「印星」の傾向が一番現れやすいと考えられるのが、土星人です。
ただ一方で、土星人はベースに「財星」や「官星」の傾向もある気がします。
自星=強い思い、他者への意識、競争心、敵・味方、一体化、吉凶混在、継続、拡大
洩星=自由な精神、行動力、表現力、対応力、技術、趣味、美意識、閃き、サービス
財星=支配欲、所有欲、追究心、察知力、設計力、客観性、合理性、循環性、円滑さ
官星=自制心、従順性、責任感、正義感、貢献心、危機管理力、忍耐力、重圧、病気
印星=恩恵、享受、嗜好、勉強、専門性、慎重、深い思考、安定志向、依存性、快楽
おまけ:ミリセントと官星
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会
『ひきこまり吸血姫の悶々』にはミリセントという登場人物が出て来ますが、ミリセントは「官星」の負の特徴が強い人物だと思います。
ミリセントは、力が全ての吸血鬼社会で、政治家の家に生まれ、父親に「強くなりなさい、他の誰よりも」と言われて育ちました。
そして、父親の望む通りに、厳しい鍛錬に耐え、努力を続けますが、父親の望む結果(=烈核解放の力)は得られませんでした。
そして、父親から「ガンデスブラッド家の娘(=コマリ)と比べたら出来損ないもいい所だ」と言われてしまいます。
この事がミリセントの心に「しこり」(=コンプレックス=葛藤=対立=不満=矛盾)を生み出したようです。
さらに、帝立学院で、ヴィルやコマリさんから「可哀そうな人」と言われたことで、自分が無意識の内に心の奥底に抑え込んで来た「本心」(=心のしこり) が意識の層にさらけ出されることになったようです。
つまり、ミリセントは心の奥底では、自分は強者でも何でもなく、むしろ可哀そうな人なのではないかという葛藤があったのだと思います。
この意識化に耐えられなくなったミリセントは暴走し(嫉妬心をむき出しにし)、ヴィルやコマリさんをいじめることになったようです。
さらに、ミリセントの一家は、父親が犯した国家反逆罪によって、国を追われることになります。
このことで、ミリセントは「泣いたって誰も助けには来てくれない、頼れるのは自分の力だけだ、自分が最強でないといけない」という考えを強めたようです。
以上のことから考えると、恐らく、ミリセントは、承認欲求が強いタイプで、家系的な役割や社会的な役割を果たしたいタイプなのだと思います。
それが出来ていないために、暴走しているのだと思います。
ただ、ミリセントには、逆境にめげない心を養う努力が足りなかったようです。
しかしながら、ミリセントには、皇帝によって、チャンスが与えられることになります。
つまり、皇帝から七紅天・大将軍の役割を与えられます。