ヨーク研究所
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四柱推命

陰陽五行論の五行の始まり

今回は、陰陽五行論の五行(=木、火、土、金、水)の始まりについてその惑星科学的なストーリーをご紹介したいと思います。

そして、そのストーリーから自然に導かれる五行の意味(性質)について探求したいと思います。

地球の成り立ち

陰陽五行論と「地球の成り立ち」には密接な関係があると思っています。

ここでは「地球の成り立ち」から陰陽五行論の五行(=木、火、土、金、水)の起源を探(さぐ)ってみたいと思います。

「地球の成り立ち」につきましては、松井孝典(著)『我関わる、ゆえに我あり ―地球システム論と文明』(集英社, 2012)に分かり易く書かれています。

その要点は次のようになります(私の以前の記事にも類似の説明があります)。

 地球のような惑星は、中心の星の周りを回る、無数とも言える微惑星の衝突合体を通じて生まれます。

 その際、大気や海や生命の元となる「揮発性物質」(蒸発しやすい物質)と個体部分を構成する「難揮発性物質」(蒸発しにくい物質)との分離が起こります。(中略)

原始地球は、このようにしてつくられる原始大気を主成分とする原始大気に覆われ、地表で解放される膨大な衝突の熱も逃すことができず、地表は融け、マグマの海に覆われます。

 すると水蒸気は圧力に応じてマグマの海に溶け込むため、原始水蒸気大気の量は生成と吸収が釣り合い、一定になります。(中略)

 原始水蒸気大気は、原始地球の形成が終わる頃になると、地表で解放される熱が減少するため、その構造が不安定になります。

マグマの海は固化し、その結果大気中の水蒸気は凝縮し、ものすごい量の雨となって地表に降り、原始の海が生まれます。地表にはまだ大陸がなく、海がその地表の全域を覆う、「水惑星」の誕生です。

 その後、原始海洋の中の原始地殻における火成活動を通じて大陸がつくられ、少しずつその面積を増やしていきます。

水惑星は大陸と海の惑星へと変貌するのです。今からおよそ40億年くらい前のことです。

引用元:松井孝典(著)『我関わる、ゆえに我あり ―地球システム論と文明』(集英社, 2012)

ここで「揮発性物質」が陰陽五行論の「火」と「水」の素だと考えることができると思います。

「火」と「水」は、いわゆる「形なし」の五行です。(以前の記事ご参照)

また、「難揮発性物質」が陰陽五行論の「木」と「金」の素だと考えることができると思います。

「木」と「金」は、いわゆる「形あり」の五行です。以前の記事ご参照)

なお、「土」は「形あり」でもあり「形なし」でもある五行です。

そして、上記の本によると、地球システムの構成要素は、次の4つになるそうです:

地球システム={ 大気圏水圏地圏生物圏 }。

大気圏とは、大気やプラズマ圏のことです。

水圏とは、海のことです。

地圏とは、大陸、プレート(岩盤)、地殻、マントル、コアのことです。

生物圏とは、大陸地殻の表層を覆うように存在している多くの生物(有機物)のことです。

惑星科学者が解説するこの地球システムは、まさに陰陽五行論の五行に対応していると思います。

つまり、

  • 大気圏が「」に対応します.
  • 水圏 が「」に対応します.
  • 地圏 が「」に対応します.
  • 生物圏が「」に対応します.

そして、最後に地球システムが「」に対応します。

「土」が「形あり」でもあり「形なし」でもある理由が何となく理解できると思います。

五行の相生関係を説明できるか

陰陽五行論には下図のような五行の相生関係があります。

つまり、五行にはサイクル・循環システムがあると考えます。

そして、このサイクルは、次の生み出す関係からできています。

  • 「火」は「土」を生じ、 (火生土=かしょうど)
  • 「土」は「金」を生じ、 (土生金)
  • 「金」は「水」を生じ、 (金生水)
  • 「水」は「木」を生じ、 (水生木)
  • 「木」は「火」を生じる (木生火)

それでは、上述の対応付けでこの相生関係を説明できるでしょうか。

一つ一つ検証して行きたいと思います。

火生土の検討

まず、「火」である大気圏は、「土」である地球システムを生じるのでしょうか。

上述の本によると、地球システムの駆動力は、次の2つになります:

  • 外部にある「太陽からの光エネルギー」
  • 内部にある「熱エネルギー」(=地殻の中にある放射性元素の崩壊による熱)

この2つの駆動力によって、地球システムの構成要素の間で物質やエネルギーの出入りが起こり、それを通じて、構成要素同士の関係性が生まれるそうです。

ここで、「火」は大気圏なので、太陽からの光エネルギーを含みますが、さらに、地殻の中にある放射性元素の崩壊による熱エネルギーも含まれていると考えることにします。

よって、駆動力である「火」は、「土」である地球システム全体を保持するエネルギー源であると考えて良いと思います。

つまり、上記の対応付けでも「火生土」は成り立っていると思います。

土生金の検討

次に、「土」である地球システムは、「金」である地圏(大陸)を生じるのでしょうか。

上記の引用によりますと、地球の火成活動から「金」(大陸)が生まれたので、「土生金(どしょうきん)」は成り立つと思います。

なお、火成活動は、基本的に地球内部の熱と圧力によって引き起こされるそうです。

そして、その地球内部の熱の供給源は、「地球の形成時の残存熱」と「放射性元素の崩壊による熱」であるそうです。

つまり、「土生金」には「火」の作用も強く影響していると考えられます。

確かに、四柱推命では「火」の陰である「丁」と「金」の陽である「庚」の干関係は一般に吉であると考えられています。

金生水の検討

次に、「金」である地圏(大陸・プレート)は、「水」である水圏を生じるのでしょうか。

水(海)は「金」のプレート運動によって循環することができ、さらに、プレート運動(=金)は海水が全て蒸発せずに維持される一要因になっています。

ゆえに「金生水」は成り立つと考えても良さそうです。

水生木の検討

次に、「水」である水圏は、「木」である生物圏を生じるのでしょうか。

全ての生物は、元々は海から生まれ出たと考えられますし、多くの生物の生存には水が必須ですので、「水生木」は成り立つと思います。

木生火の検討

最後に、「木」である生物圏は、「火」である大気圏(光エネルギーや地球内部の熱を含む)を生じるのでしょうか。

シアノバクテリアが誕生したことにより、大気の酸素の割合が急上昇したと考えられています。

また、人間も工場や乗り物などから大量のガスを排出し、大気の成分や状態を変化させています。

また、生物の死骸が石油の素であるという仮説があります。植物からも油が取れます。

石油や油はまさに火のエネルギーそのものと言えると思います。

以上のことから、「木生火」は成り立つと思います。

五行の相剋関係を説明できるか

陰陽五行論には次のような五行の相剋関係(黒矢印の関係)もあります。

つまり、

  • 「火」は「金」を剋(こく)し、(火剋金=かこくきん)
  • 「金」は「木」を剋し、   (金剋木)
  • 「木」は「土」を剋し、   (木剋土)
  • 「土」は「水」を剋し、   (土剋水)
  • 「水」は「火」を剋します。 (水剋火)

ここで「剋(こく)す」とは、「制御する」「抑(おさ)え込む」「整える」「鍛える」「変化させる」「強く刺激する(強い影響を与える)」場合によっては「破壊する」という意味です。

それでは、上述の対応付けでこの相剋関係を説明できるでしょうか。

一つ一つ検証して行きたいと思います。

火剋金の検討

まず、「火」である大気圏は、「金」である地圏を剋すでしょうか。

太陽光が直接的に地圏(プレート、地殻、マントル、コア)を剋す(制御する)ことはないような気がします。

ただ、「火」には「地球内部の熱」も含めておきましたので、「火」が地圏に大きな影響を与えていることは何となく理解できると思います。

実際に、AI(Gemini1.5Pro)によると、地球内部の熱は、地圏(プレート、地殻、マントル、コア)それぞれに大きな影響を与え、地球の活動的な姿を作り出す原動力となっているそうです。

「地球内部の熱」が地圏を制御しているかどうかは定かではありませんが、地圏における様々な運動(プレート運動など)の原動力(原因)になっているようです。

よって、「火剋金」は成り立っていると考えても良いと思います。

金剋木の検討

次に、「金」である地圏は、「木」である生物圏を剋すでしょうか。

大地震が生物に強い影響を与えることは分かりますが、それだけでは説得力がない感じです。

そこで、AIに尋(たず)ねてみました。

AIによると、地圏(プレート、地殻、マントル、コア)は、一見生物から遠く離れているように思えますが、実は様々な形で生物に影響を与え、生命活動と密接に関係しているそうです。

  • 大陸移動と種の分化: プレート運動による大陸移動は、大陸を分離・接続させ、生物の分布や進化に大きな影響を与えてきました。大陸が分離することで独自の進化を遂げた例として、オーストラリア大陸の有袋類などが挙げられます。

  • 環境変化と生物の適応: プレート運動による火山活動や造山活動は、気候変動、海流の変化、陸地の隆起・沈降など、様々な環境変化をもたらします。生物は、これらの変化に適応することで進化してきました。

  • 鉱物資源の供給: 地殻には、鉄やアルミニウムなどの金属資源や、リンなどの非金属資源が埋蔵されています。これらの資源は、生物の生命活動や文明の発展に欠かせないものです。

  • 地球内部の熱供給: マントルの対流は、地熱エネルギーとして地球表面に供給され、温泉や地熱発電などに利用されています。また、地熱は、地球の気温を生物が生存可能な範囲に保つ役割も果たしています。

  • 地磁気の生成: コアの活動によって生じる地磁気は、太陽風と呼ばれる有害な宇宙線を遮り、地球上の生物を守っています。地磁気がなければ、大気や水が宇宙空間へ流出し、生命は存在できなかったと考えられています。

以上のAIの回答から考えると、「金剋木」は成り立っていると考えても良さそうです。

木剋土の検討

次に、「木」である生物圏は、「土」である地球システムを剋すでしょうか。

人類の環境への強い影響力や核兵器を考慮すると、「木剋土」は成り立っていると思います。

これまで見て来た剋の中では、「木剋土」が最も厳しい剋になってしまう可能性を持っていると思います。

なお、四柱推命では、「金剋木」が最も激しい衝突のある剋だと言われています(大地震による生物の被害(特に人間の被害)を思い浮かべると少し納得できます)。

土剋水の検討

次に、「土」である地球システムは、「水」である水圏を剋すでしょうか。

AIによると、海水が全て蒸発しないのは、太陽からの距離、地球の重力、水の循環、そしてプレート運動を含む様々な要素が複雑に関係し合って、地球の環境が絶妙なバランスで保たれているためであるそうです。

ゆえに、「土剋水」は成り立っていると考えても良さそうです。

水剋火の検討

最後に、「水」である水圏は、「火」である大気圏を剋すでしょうか。

これは雨雲が太陽光を遮断する、または雨が大気を浄化すると考えると、「水剋火」は成り立っているように思えます。

なお、太陽光は水の循環(海水→蒸発→雲→雨→川→海)に寄与しているので、「水」にとっては「火」は非常に大切な存在になるのだと思います。

確かに、四柱推命では「壬(=海)」と「丙(=太陽)」の干関係は吉とされています。

五行の性質をAIで探究する

最後に、今回の対応付けで何が見えて来るのかを考えてみたいと思います。

今回次の対応があることが分かりました。

  • 「火」=大気圏(地球内部の熱を含む
  • 「水」=水圏
  • 「金」=地圏
  • 「木」=生物圏
  • 「土」=地球システム

そこで、AIに質問することで、五行の性質(キーワード)を調べたいと思います。

火のキーワード

まずは、「火」から調べたいと思います。

私:あなたは「大気」という言葉からどのようなことを連想しますか。

AI:目に見えないけれど、確かにそこに存在する大気

  • 広がり: 地球を取り巻く広大な空間。宇宙との境界線。

  • 透明さ: 普段は意識しないけれど、確かにそこにあって、私たちを包み込んでいるもの。

  • 儚(はかな)さ: 汚染や気候変動など、人間の活動によって影響を受けやすい存在

四柱推命によると、「火」に属する「丁」には他者に影響され易いという傾向があるようです。

また、「丁」は弱い火(=火の陰)であり、自分がいつ消えてしまうのか分からないことから、神経質な面があるようです。つまり、「丁」には儚(はかな)さがあるのかもしれません

私:あなたは「熱やエネルギー」という言葉からどのようなことを連想しますか。

AI:生命力、活動、躍動感:

  • 太陽の光: 燦々と降り注ぐ太陽光から感じる力強さ、暖かさ、そしてそこから生まれる生命エネルギー

  • マグマ、火山: 地球の奥底で 活動する灼熱のエネルギー。時に噴火という形でその力を見せつける

  • 人間の熱意、情熱: 目標に向かって突き進む力、何かを生み出そうとする創造的なエネルギー

  • スポーツ: 全力で競技に挑むアスリートたちの身体から発散される熱、競技場の熱狂

ここでAIは「火」に関する本質的なキーワードを提示してくれていると思います。つまり、

「火」={ 生命力、活動、躍動感、力強さ、暖かさ、情熱、目標に向かって突き進む力、何かを生み出そうとする創造的なエネルギー、熱狂 }

とすることができると思います。

四柱推命の命式(八字)に「火」が多い人は、確かに上のキーワードに関する性質を持つのかもしれません。

八字の「火」に「創造性」というキーワードがあることは私も最近知りました。

ちなみに、スティーブ・ジョブズ氏は日干が「丙(=火の陽)」です。

私:四柱推命の「火」の五行について教えて下さい。

AI:四柱推命における「火」の五行は、熱情、行動力、創造力、名誉、名声などを象徴する重要な要素です。

火の性質

  • 陽のエネルギー: 火は、太陽のように明るく、熱い、陽のエネルギーを持つ五行です。

  • 上昇と拡大: 火は、炎が上に向かって燃え上がるように、上昇し、拡大する力を持っています。

  • 熱情と行動力: 火は、情熱的で行動力があり、物事を積極的に進めていくエネルギーを象徴します。

  • 創造力と発想力: 火は、新しいものを生み出す創造力、ひらめき、発想力を象徴します。

  • 名誉と名声: 火は、人々に認められ、尊敬される名誉と名声を象徴します。

水のキーワード

次に、「水」の性質(キーワード)を調べたいと思います。

私:あなたは水圏という言葉からどのようなことを連想しますか。

AI:

1. 地球の生命を育む舞台: 水圏は、地球上のあらゆる生命にとって最も重要な要素の一つです。海、川、湖、地下水など、様々な形態の水は、生命の誕生と進化を支え、多様な生態系を育んでいます。

2. 広大ダイナミックな世界: 水圏は、地球表面の約71%を占める広大な空間です。海は地球上の最も大きな生態系であり、深海にはまだ未知の生物や資源が数多く存在すると言われています。川や湖は、水循環の重要な役割を果たし、陸地と海のつながりを築いています。

3. 絶え間ない循環変化: 水圏は、蒸発、降水、流出など、絶え間ない循環を繰り返しています。水は気体、液体、固体の状態を変化させながら、地球全体を巡り、生命を維持しています。

AIの回答から次のキーワードを抽出することができると私は思います。

「水」={ 絶え間ない循環、変化、生命を育む舞台 }

確かに、四柱推命では、水の陽である「壬」は五行周流した方が良いと言われています。

五行周流とは、命式(八字)に全ての五行が出揃っていることです。

全ての五行が出揃うことで「壬」は循環することができる(流れることができる)と言うことらしいです。

ちなみに、ビル・ゲイツ氏の日干は「壬」で確かに命式は五行周流しています(さらに良い事に「壬」の循環に必要な「丙」は月柱にあります)。

私:四柱推命の「水」の五行について教えて下さい。

AI:四柱推命における「水」の五行は、知性、洞察力、柔軟性、変化、コミュニケーションなどを象徴する重要な要素です。

水の性質

  • 陰のエネルギー: 水は、静かで奥深い、陰のエネルギーを持つ五行です。

  • 柔軟性と変化: 水は、容器の形に合わせて変化し、流れ続けるように、柔軟性と変化に富んでいます。

  • 知性と洞察力: 水は、深く静かに観察し、物事の本質を見抜く知性と洞察力を象徴します。

  • コミュニケーションと調和: 水は、川が海に流れ込むように、人と人、物事と物事を繋ぎ、調和をもたらすコミュニケーション能力を持っています。

  • 浄化と再生: 水は、汚れを洗い流し、生命を育むように、浄化と再生の力を持っています。

金のキーワード

次に、「金」の性質(キーワード)を調べたいと思います。

私:あなたは地圏という言葉からどのようなことを連想しますか。

AI:

1. 地球の固体部分: まず、「地圏」は、地球を構成する4つの圏(地圏、水圏、大気圏、生物圏)の一つであり、地球の固体部分全体を表す言葉です。つまり、大陸、海洋底、山脈、そして地球の内部までを含みます。

(中略)

5. 歴史と記憶: 地圏は、地球の歴史を刻む記録でもあります。岩石や化石は、過去の環境や生命について貴重な情報を提供し、地球の歴史を紐解く手がかりとなります。地層は、過去の気候や地質活動の様子を記録しており、地球の歴史を解明する重要な手がかりとなっています。

残念ながら、AIの回答から「金」のキーワードを抽出することはできませんでした。

つまり、「金=地圏」という対応付けは妥当ではないのかもしれません。

AIに「あなたは『鉱物』という言葉からどのようなことを連想しますか」と質問した方が良いのかもしれません。

私:四柱推命の「金」の五行について教えて下さい。

AI:四柱推命における「金」の五行は、収縮、整理、実行力、決断力、正義感などを象徴する重要な要素です。

金の性質

  • 陰のエネルギー: 金は、土の中に埋まっている鉱物のように、陰のエネルギーを持つ五行です。

  • 収縮と整理: 金は、金属が冷えて固まるように、収縮し、整理する性質を持っています。

  • 実行力と決断力: 金は、刀や剣のように鋭く、物事を切り開く実行力と決断力を持っています。

  • 正義感と規律: 金は、法律やルールを守るように、正義感と規律を重視します。

  • 美意識と完璧主義: 金は、美しい形や輝きを追求する美意識と、完璧主義的な傾向があります。

地圏という言葉から「金」のキーワードを抽出するには工夫が必要だと思われます。

私:「鉱物」という言葉と「収縮、整理、実行力、決断力、正義感、美」という言葉をあなたは関連付けることはできますか。

AI:

  • 収縮、整理: 鉱物は、マグマが冷えて固まったり、水溶液から成分が析出したりする過程で、物質が収縮し、特定の構造に整理されることで生まれます。これは、人間が様々な経験や知識を吸収し、自分自身を内面的に収縮・整理していく成長過程と重なります。

  • 実行力、決断力: 鉱物は、何万年、何億年という長い時間をかけて、ゆっくりと、しかし確実に成長していきます。これは、目標に向かって、迷わずにコツコツと努力を続ける実行力、そして、揺るぎない決断力を私たちに連想させます。

  • 正義感: ダイヤモンドの硬さ、水晶の透明感など、鉱物はそれぞれ固有の特性を持っています。これは、周囲に流されず、自分の信念を貫き通す「正義感」の強さを持つ人間と重ね合わせることができるかもしれません。

  • 美: 宝石の輝き、結晶の幾何学的な美しさなど、鉱物は私たちに「美」を感じさせてくれます。これは、内面から溢れ出る美しさ、知性や優しさなどを兼ね備えた人間の精神性を象徴しているとも言えるでしょう。

木のキーワード

次に、「木」の性質(キーワード)を調べたいと思います。

私:あなたは「生物」という言葉からどのようなことを連想しますか。

AI:

  • 環境との相互作用: 生物は、周囲の環境と密接に関係し、相互作用しています。生物は、環境から栄養分を得て、環境に影響を与え、環境の変化に適応することで、生き残ってきました。

  • 複雑なシステム: 生物は、細胞、組織、器官などの複雑なシステムで構成されています。それぞれのシステムは、互いに連携し、生命活動を維持しています。

  • 成長と繁殖: 生物は、成長し、繁殖することで、その種を維持し、子孫を残します。成長と繁殖は、生物の最も基本的な特徴の一つであり、生命のサイクルを象徴しています。

  • 知性と意識: 一部の生物、特に人間は、高度な知性と意識を持っています。私たちは、思考、感情、創造性を持ち、世界を理解し、文化を創造してきました。

  • 倫理と責任: 生物は、それぞれに尊厳と価値を持っています。私たちは、生物に対して、倫理的な責任を負う必要があります。環境保護、動物愛護、生物多様性の保全など、生物との共存を目指した行動が必要です。

ここでAIは「木」に関する本質的なキーワードを提示してくれていると思います。つまり、

「木」={ 周囲の環境と密接に関係、環境の変化に適応、成長、繁殖、思考、感情、創造性、責任 }

確認のため、AIに「木」の五行について質問してみました。

私:四柱推命の「木」の五行について教えて下さい。

AI:四柱推命における「木」の五行は、成長、発展、創造、柔軟性、調和などを象徴する重要な要素です。

木の性質

  • 陽のエネルギー: 木は、太陽の光を浴びて成長する、陽のエネルギーを持つ五行です。

  • 上向きの力: 木は、根を下にして天に向かって伸びるように、上向きの力強いエネルギーを持っています。

  • 柔軟性と適応力: 木は、環境に合わせて形を変えるように、柔軟性と適応力を持っています。

  • 創造性と発展力: 木は、種から芽生え、成長し、花を咲かせるように、創造性と発展力を持っています。

  • 調和とバランス: 木は、他の五行と調和し、バランスを保つ役割を担っています。

「木=生物」という対応付けはそこそこ妥当なのかもしれません。

土のキーワード

最後に、「土」の性質(キーワード)を調べたいと思います。

あたなは「地球システム」という言葉からどのようなことを連想しますか。

AI:「地球システム」という言葉から、私は壮大で複雑な、それでいて精巧な生命の舞台を思い浮かべます。それは、以下の要素が互いに影響し合い、絶妙なバランスで成り立っている、まさに奇跡のようなシステムです。

  • 予測と不確実性: 無数の要素が複雑に関係し合う地球システム。その未来を予測することは容易ではありません。

残念ながら、土の本質的なキーワードを抽出することはできなかったかもしれません。

「土」={ 複雑、バランス、不確実性 }

なお、四柱推命では「土」の陰である「己」の人は、心理的に複雑な面があると言われています。

確かに、「土」の地支には、土の五行以外に異なる五行の天干が含まれているため、複雑なのかもしれません。

私:四柱推命の「土」の五行について教えて下さい。

AI:四柱推命における「土」の五行は、安定、現実、調和、包容力、中心などを象徴し、他の五行を支える重要な役割を担っています。

土の性質

  • 中庸のエネルギー: 土は、陰陽のバランスが取れた、中庸のエネルギーを持つ五行です。

  • 安定と基盤: 土は、山や大地のように安定した基盤を提供し、他の五行を支える役割を担います。

  • 現実的な思考: 土は、現実的な思考、計画性、着実さを象徴します。

  • 調和と包容力: 土は、様々なものを受け入れ、調和させる力を持っています。

  • 中心と安定: 土は、他の五行の中心に位置し、バランスを保つ役割を担っています。

「安定」と「不確実性」は相反する概念のように思われます。土の五行が良い方に働けば「安定」となり、悪い方向に働けば「不確実性」になると言うことでしょうか。