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映画・アニメ

アニメ『好きな子がめがねを忘れた』を見て洞察力を磨く

今回は、アニメ『好きな子がめがねを忘れた』の登場人物を六星占術で分析してみたいと思います。

【注意】

  • アニメ『好きな子がめがねを忘れた』のネタバレを含みます.
  • 六星占術の簡単な知識があった方が楽しめると思います.

あらすじ

©藤近小梅/SQUARE ENIX・製作委員会がめがねを忘れた

愛するヘビ(女子)に睨(にら)まれたカエル(男子)の物語(ラブコメディ)。

舞台は中学校。

内向的な男子の小村 楓(こむら かえで)は、クラス替えでたまたま隣の席になった三重(みえ)あいに一目惚れをする。

三重さんは、少し変わった雰囲気をもつ女の子で、かなりのマイペース、発言も天然で周囲を和ますことが多い。

ただ、三重さんは、極度の近視にもかかわらず、しばしばメガネを忘れてしまう。

「好きな気持ち」と「奉仕の精神」があふれる小村くんは、メガネや教科書を忘れて困っている三重さんを何かとサポートするようになる。

しかし、メガネを忘れた三重さんは、極度の近視であるため、かなり近づかないと物が見えない。

三重さんは、当然の様に小村くんにもかなり顔を近づけるが、小心者の小村くんはとても恥ずかしがる

小村くんの気遣いと配慮の行き届いたサポートに次第に安心感を抱いて行く三重さん

三重さんは、すっかり小村くんに懐(なつ)き、小村くんを特別な存在として見るようになる。

三重さんの超天然なドジを通じて、三重さん小村くんの「人となり」や内面または本音がコミカルに描かれて行く。

六星占術による分析

アニメ『好きな子がめがねを忘れた』は、とても映像が綺麗で、小村くんのやや過剰反応ぎみの「心の声」(脳内思考)が面白い作品だと思います。

三重さんは、とても個性的なので、好き嫌いが分かれるキャラクターかもしれません。

このアニメは、土星人を学びたい方には非常にお薦めだと思います。

小村くんは何星人か

©藤近小梅/SQUARE ENIX・製作委員会がめがねを忘れた

それではまず、「小村くんが何星人か」を考えてみたいと思います。

小村くんの特徴は、以下のように列挙できると思います。

  • 控え目で、自己肯定感が低い、自分のことをつまらい人間だと考えている
  • 普段は物静か
  • 基本的には気が小さく、しばしばチワワのように震えフリーズする
  • 傷付き易いためか、思い上がることに注意している
  • 何かと自省することが多い(ひとりベランダに佇(たたず)むシーンが多い)
  • 三重さんの一挙手一投足に対して脳内で過剰反応を起こす
  • 喜びを噛みしめるタイプ
  • 自分の恋心を悟られない様に必死に誤魔化そうとする
  • 自制心が強く、「図々しいぞ俺」と自分に言い聞かせ、心頭滅却する
  • 念じる力が強く、願いが叶ってしまうことも
  • 東くんの誤解が早く解けることを強く念じていた
  • 一途
  • 脳内に「脳内お父さんなるモノ」が棲(す)んでいるためか、考え方が古風
  • しばしば脳内で三重さんの妄想を膨(ふく)らませる(想像の街でのデート)
  • まあまあ気持ちの悪い妄想もする
  • 三重さんが触れた物を家宝にしたがる
  • 嫉妬心が強い方で、実は心の中に「鬼」が棲んでいる、こっそり覗き見る面がある
  • イケメンの東くんに「もやぁ」と嫉妬することも
  • 三重さんを独占したい欲が心のどこかにある
  • 責任感が強く、頼まれた事は最後までやり遂げようとする
  • 家の手伝いや先生の手伝いをよくやる
  • 正直者(嘘をついた事が顔や態度に出てしまう)
  • 色々な事によく気が付き、三重さんへの気遣い・配慮が素晴らしい
  • マメで、三重さんに余計なお世話をしていないかまでも気にする、何かと心配性
  • 察する力が凄(すご)く、三重さんが傷付かない様に猫の声真似さえする
  • しばしば良かれと思って(三重さんのために)嘘(うそ)をつく
  • 他者の視線を感じ取る(変な噂が立たない様に三重さんとの関係に気を配る)
  • 場の空気が読める(東くんが告白されている場では身を隠していた)
  • 三重さんにどう思われているかを常に気にする(相手の気持ちを気にし過ぎる)
  • 常に脳内であれこれ計算したり心配したりする
  • 脳内で筋が通らない事は、他者に言い訳できない(プールでの誤解にて)
  • 時に見栄を張る(逆上がりができると言ってしまう)
  • 困っている人を助けたい気持ちが強い
  • 時に「熱い男」になり、三重さんを守ろうとするが・・・
  • 自分の事より三重さんの事を優先する(自分は教科書が見えなくても大丈夫)
  • 綺麗好きで、割と完璧主義者(三重さんのメガネを徹底的に磨き上げてしまう)
  • 部活はやっていない
  • 土日は家事とか勉強とかゲームとかしている
  • 黙々と平和に遊べるものが好き、例えばコインゲームやソシャゲなど
  • 基本的には言葉が丁寧
  • 緊張しやすく、緊張すると汗かきになる
  • 小学校も含む幼い頃の記憶がない(三重さんのおかけで自我が芽生えたらしい)
  • 幼稚園の頃の夢は会社員
  • 三重さんのする事は何でも可愛(かわい)く見える

このように小村くんには多くの特徴がありますが、特に以下の特徴が見られるので、土星人の可能性が高いと思います。

  • 妄想好き(想像好き)
  • 過ぎ行く外の出来事よりも精神世界(内面・記憶の世界)に意識が向かい易い
  • 念じる力が強い
  • 潔癖な性格
  • 礼節を重んじる
  • 本性(本音)は出さない
  • 責任感が強い
  • 正義感が強い
  • 困っている人を放っておけない
  • 人が嫌がるような仕事でも率先してやる
  • 寡黙にコツコツと仕事(勉強・ゲーム)をする
  • 一本気(=物を一途に思い込む性質)
  • 愚痴をこぼさない
  • 嫉妬心が強い
  • 気持ちが顔や態度に出る
  • インドア派
  • 行動力に欠ける

一般に、土星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:

理想主義者、理想が高い、実利よりも名誉を重んじる、想像力が豊かで独創的・創造的、妄想好き、すぎ行く外の出来事よりも精神世界(内面)に意識が向かい易い、何事も白黒はっきりさせたい、筋を通す、潔癖な性格、整理整頓好きでキッチリしている、礼節を重んじる、プライドが高い、近寄り難い雰囲気がある、二面性の性格をもつ、性格に表と裏がある、本性(本音)は出さない、上辺だけの付き合いが得意、理にかなっていればどんな事でも素直に受け入れる、お人好し、詐欺師に騙されやすい、おだてに弱い、真っ直ぐすぎる、逆境や試練に強い、念じる力が強い、責任感が強い、正義感が強い、困っている人を放っておけない、人が嫌がるような仕事でも率先してやる、寡黙にコツコツと仕事をする、自分にも他人にも厳しい、律義、一本気、周囲からの信頼が厚い、愚痴をこぼさない、ストレスがたまりやすい、気に障ることがあるとキレてしまう、束縛されると自分の能力が発揮できない、物を教えるのが苦手、人の好き嫌いが激しい、偏食、嫉妬心が強い、負けず嫌い、気持ちが顔や態度に出る、インドア派な人が多い、行動力に欠ける、協調性に欠ける、団体行動や組織が苦手、社会や組織の矛盾に憤りを感じる、理想と現実のギャップに悩む、自己主張が強い、自分の考えが一番正しいと思っている、唯我独尊、自分の考えを曲げない、頑固、融通が利かない、自分以外のことには興味を持ちにくい、保身に走る、したたかで冷酷な一面がある、倹約家、気分屋、機嫌が良い時と悪い時の差が激しい、飽きっぽい。

なお、上記の特徴は、土星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、土星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。

余談その1

小村くんは配慮が行き届き素晴らしい人だと思いますが、一つ気になるのは、一途過ぎるところです。

三重さんにだけ甘すぎるのではないかとも考えられます。

三重さんにあまりにも自分の理想を投影してしまうと、又は、三重さんをあまりにも美化してしまうと、何かのきっかけで現実とのギャップが生じた時に急に冷めてしまうかもしれません。

ちなみに、土星人の方は、六星人の中でも離婚率が高いそうです。

余談その2

四柱推命で言うと、小村くんは「財星」と「官星」が強いタイプになると思います。

「財星」には、次のような性質があるようです。

  • 場の空気が読める
  • 客観性がある(誰もが納得できる考え方をもって自分の言動を顧みることができる)
  • 察しがいい、人の気持ちを読むことができる
  • 気が利く(色々なことに気が付く)
  • 気遣いができる
  • 異性にモテる
  • 嘘(うそ)をつく(愛想がいい、回す)
  • 計画性がある
  • 合理的(分析的で現実的な考え方をする、無駄が無い)

「官星」には、次のような性質があるようです。

  • 組織に従順
  • 貢献心がある
  • 正義感がある
  • 責任感がある
  • 自制心がある(=自分にブレーキをかけられる)
  • 忍耐力がある
  • 礼節丁寧
  • 場合によっては自己肯定感が低い(=何かとクヨクヨする)

三重さんは何星人か

©藤近小梅/SQUARE ENIX・製作委員会がめがねを忘れた

次に、「三重さんが何星人か」を考えてみたいと思います。

三重さんの特徴は、以下のように列挙できると思います。

  • 近視のためか、人との距離が近い(しかし、人から顔を近付けられるのは苦手)
  • 頻繁にメガネを壊したり失くしたりする(コメディなので仕方ないのかも)
  • 愛読書は動物図鑑、動物好き、魚好き
  • シチュー、ココア、ケーキが好き、ブラックコーヒーは嫌い
  • 変わった人(メガネを忘れたためビニール袋を猫と勘違いしじゃらす)
  • ドジだが、人の迷惑にはなりたくない、人に迷惑をかけることを嫌っている
  • メガネを忘れても、郊外授業に参加(逆境や試練に強い)
  • 妙な意地を張る(メガネを忘れ、敵も味方も分からない中ドッチボールをする)
  • 訳の分からない使命感をもつ(メガネを忘れても給食当番でシチューを担当する)
  • 試練を望むところがある(手ぬるい「しりとりゲーム」では満足できない)
  • 小学校の頃、男子にメガネを取られても平気でいる(逆境や試練に強い)
  • 自分の下駄箱に偶然カエルが入っていても動じない(逆境や試練に強い)
  • メガネを失くしても、やりたい事はなかなか諦(あきら)めない、図太い性格
  • メガネを忘れても、なぜか堂々としている
  • 戦士のようなカッコイイ発言をする
  • プライド(理想)は高い方かも
  • どこか気品高い
  • 記憶力が悪い(メガネだけでなく人の顔や教科書などもよく忘れる)
  • 一応は空気が読める、一応は人の目を気にしている
  • 友達はいる
  • 強いこだわりがある(予備のメガネは家に置いておきたい)
  • 筋を通したがる、けじめを付けたがる(小村君との友チョコの約束にて)
  • しっかりしている面もある(以外にも皆勤賞)
  • 羞恥心は強い(不審者のようなマスクで曇ったメガネ姿を見られたくない)
  • 人から笑われたくはないので、意地を張る(急にメガネを忘れた事にする)
  • 冗談が通じない(ケーキカフェでは小村君が冗談ぎみに言った事を真に受ける)
  • 父親と仲が良い
  • 察しは良い方(小村君が自分からチョコを貰いたがっている事に気が付く)
  • 困った状況ではモニョモニョすることも
  • お世話のお礼として、肉多めのシチューで小村君に「えこひいき」する
  • 恩は返すタイプ(やや食い気味に小村くんに恩を返すことも)
  • 小村くんに甘えだす、小村くんを頼りにし出す
  • 自分に「甘え心」があることは自覚している
  • 小村くん以外では普通の会話でも気を張っている
  • 親切なところもある(肩を痛がる小村君の肩を揉む、東君に手紙を届ける)
  • 小村くんの前では綺麗にいたい
  • 嫉妬心が強く、小村くんが他の女子とくっつくのは許せなかった
  • 小村くんを一人占めしたい欲が心のどこかにある
  • チョコ作りやオムライス作りなど料理は好きな方
  • 毎朝のココアを抜くと、目が死んだ魚のようになり、思考がワンテンポ遅くなる
  • 甘い物の誘惑には抗(あらが)えない(やたらと言い訳をし食べようとする)
  • 自分の欲求に正直で、よく居眠りしている
  • 良かれと思って嘘をつく
  • 一人は寂しいと感じる
  • 人並みには恥ずかしがる(メガネを忘れるのは恥ずかしい事だとは思っている)
  • 時に前のめり過ぎる(小村くんに向かってズッコケる)
  • ホラー映画は苦手
  • 下校途中で買い食いすることも(アイス)
  • 旅行テンションになると、無駄遣いしやすく、ボーッとして迷子になることも
  • 郊外授業では、ドジにドジを重ねた挙句、皆に迷惑をかけ自己嫌悪になり泣き出す
  • 気になったことは深く考え込むタイプ
  • 熟考した結果、小村くんの恋心に気が付くと同時に、自分の恋心にも気が付く
  • 自分の恋心に気が付くと、小村くんにグイグイ迫る、時に不自然なぐらい強引
  • リッチで立派な家に住んでいる(小村くんは団地に住んでいる)
  • 躾(しつけ)が厳しい家庭で、箱入り娘として育てられている、門限は18時
  • 文化祭の準備では、小村くんと一緒に居残るために門限を破る
  • 夢中になって物事が見えなくなるタイプ(クレーンゲームに夢中になる)
  • 「何となく」という理由で文化祭の発表会場を抜け出す
  • 我がままであると言う自覚がある
  • 夢は特には持っていない
  • 作業が結構ゆっくりで、自分がゆっくりであることを気にする
  • 「うううう・・」と言いながらフリーズすることがある
  • 小村くんに見え見えの嘘をつくことがある

このように三重さんには多くの特徴がありますが、特に以下の特徴が見られるので、土星人の可能性があると思います。

  • 筋を通したがる
  • 逆境や試練に強い(メガネを忘れても頑張る)
  • 料理が好き(土星人の方が原作のアニメには料理の場面が出て来ることが多いので)
  • 律義(恩を返そうとするので)
  • 嫉妬心が強い
  • 気持ちが顔や態度に出る
  • 融通が利かない(予備メガネを通学カバンに入れて置かない、コンタクトも苦手)
  • 冗談が通じない
  • 近寄り難い雰囲気がある(メガネを忘れると、目つきが悪くなるので)
  • 気分屋
  • プライド(理想)が高い

三重さんは、少し変わっていて天然の面もあるので、火星人の可能性も考えられます。

ただ、火星人の方は、

  • 逆境には弱く(なるべく逆境に身を置かない)、
  • なかなか心を開かない(=慣れない人に顔や体を容易には近付けない)

ようなので、三重さんとは少し違うのかもしれません。

ちなみに、火星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:

人見知り、恥ずかしがり屋、警戒心が強い、秘密主義、本心を語らない、何を考えているのか分からず謎が多い、天然で不思議なタイプ、人から誤解されやすい性格、マイペース、自分の世界や自分のポリシーをもつ、変わり者、世間知らず、子供っぽい面もある、気分屋、感性で行動する、人に信用されにくい、セクシーな魅力がある、本質を鋭く見抜く、芸術的センスが高い、感受性が強い、繊細、メンタルが弱い、傷付きやすい、心配性、パーソナルスペースがとても広い、逆境に弱い、裏切りがあると傷ついてスパっと縁を切ってしまう、自分の心の中を読まれることが嫌い、図々しい人には壁を作る傾向がある、自分が認めた人には心を開き従順、友達が少ない、フレンドリーな性格、寂しがり屋、反骨精神が旺盛、愚痴っぽい、協調性に欠ける、組織や集団行動が苦手、周囲のことに干渉しない、干渉や束縛が嫌い、一人で思った時に思った事を進めるのが好き、ハマり易い、一つの事をとことん追究する、中途半端な事を嫌う、納得いくまで行動する、興味がある事と興味がない事がハッキリしている、自分の得意分野では自信家、欲しい物は手に入れる、物欲が強い、浪費や衝動買いが多い、アイディアマン、頭の回転が速い、面倒くさがり、思い通りにならないと機嫌が悪くなる、目下の人との縁が薄い、目上の人から援助を受ける強運の持ち主、末代運(締めくくり・後始末役)をもつ、自分からは告白しない。

なお、上記の特徴は、火星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、火星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。

余談

四柱推命で言うと、三重さんは「印星」が強いタイプになると思います。

「印星」には、次のような性質があるようです。

  • 個性的、ユニーク、独特
  • 利己的(我がまま)
  • 甘え上手
  • 他に依存しやすい
  • 安定志向で、保険を掛(か)けておきたい
  • 規則、規律、伝統を守る
  • 疑り深い
  • 慎重で、ゆっくりマイペース
  • 自分の欲求に正直(時に病み付きになる)
  • 自分の好き嫌いで物事を判断する
  • 好きな事は専門的になる