今回は、異能力をもつ助言者のエドガー・ケイシーの四柱八字を研究してみたいと思います。
ケイシーの四柱推命
八字から分かること
エドガー・ケイシー:男性:1877年3月18日15時20分:アメリカ合衆国ケンタッキー州ホプキンスビル生まれ:均時差を考慮すると生時は15時13分ごろ、経度時差は恐らくなし:火星人(午未):
ケイシーの生年月日と生まれた時刻は、Astro databaseというサイトで検索しました。
ケイシーの八字(命式)は次のようになります。
- 時 日 月 年
- 甲 庚 癸 丁
- 申 寅 卯 丑
小山内流の蔵干を採用すると、この八字は次のように書き換えることができます。
- 通変での表示
- 時 日 月 年 時 日 月 年
- 甲←庚 癸→丁 財←比 食→官 (比=比劫の略、食=食傷の略)
- ↑ ↓ ↑ ↑ ↓ ↑
- 庚→甲 乙 癸 比→財 財 食 (矢印=剋(こく)の略)
まず、月支が乙なので、この八字は木旺になります。
日干の庚は「旺(5)相(4)死(1)囚(2)休(3)」の「囚(2)」で弱いです。
一方で、この命式の甲と乙は「旺(5)」で旺盛(最強)です。
ただ、甲は庚に剋(こく)されているので弱められています。
また、2つの癸は「休(3)」で強くも弱くもない普通の状態です。
また、丁は「相(4)」で強いです。
ただ、丁は2つの癸に剋されているので弱められています。
そして、日干に隣接する通変は、食傷、財、財になります。
隣接する通変とは、日干の左右および下にある通変のことです。
この隣接する通変がこの人の気質に最も影響すると考えられています。
財のキーワード:現実的、計画的、合理的、察知、感知、予知、観察力・分析力、先読み力、物事を円滑に回す能力、計算、客観性、俯瞰力、設計力、システム形成、理論構築、狩人、欲、欲張り、追究心、成果主義、効率主義、目的達成思考、逆算思考、支配欲、コントロール欲、統治欲、所有欲、気付く、気が利く、気遣い、気配り、ニーズの把握、大衆性、大衆ウケ、エンタメ系、ユーモアがある、人を喜ばせる事が好き、愛想がいい、辻褄合わせ、嘘つき、盗み、異性問題、金銭問題、手段を選ばない、強引、負けず嫌いの強い性格、殺人、脳の報酬系。
食傷のキーワード:自由な精神、行動力、表現力、対応力、サービス精神、OutPut型、閃(ひらめ)き、アイディア、創作、創意工夫、趣味、遊び心、子供っぽい、やりたい放題、言いたい放題、技術、職人、手が器用、鋭い感性、洞察力、センス、美学、美意識、スピード(速い)、うかつ、不注意、無計画、衝動的、怪我、考え無し、せっかち、反射神経、毒舌、言語系、思想系、商売、接客業、ポジティブ思考(=前向き・楽観的・自発性)、自分を楽しませる、ワクワク感で動く、才能発揮、ストレス発散、転職が多い、社会の型や枠組みから外れる、新しい価値観を生み出す。
これらのキーワードの内、どれが現実の事象として現れるかは分かりません(ただ、良い事象が現れるか悪い事象が現れるかは五行の強弱からだいたい分かることもあります)。
弱い庚が最強の甲を剋しているので、日干(庚)の力量は下がります。
つまり、日干の強弱を総合的に判断すると、身弱になると思います。
よって、大運では金と土が吉になります。
また、年干は官殺なので「社会的な役割を果たす人生」になる傾向が強いのではないかと予想されます。
ただ、強い丁「官殺」を2つの癸「食傷」が剋しているので、社会的な役割を果たすまでには何らかの困難や障害があるのではないかと予想されます。
または、好きな事をやっている内に、なぜか地位や名誉または職(仕事)を得ていることになるかもしれません。
なお、日干に食傷と財が隣接している人は、「外向き」になり易いようです。
「外向き」とは、例えば、行動力があったり、刺激を求めたり、ポジティブ思考だったり、保守的ではなく革新的だったり、未来志向だったりすることを指します。
また、土「印」がないので、他者利用せずに、自力で頑張る傾向が出るのではないかと予想されます。
また、木「財」が強いので、反作用として金「比劫」の性質(やる気・勇気・根気など)が強まると考えられます。
また、天地の剋(=天干と地支の間の剋)があるので、二面性が現れたり、異常な部分(=劣った部分)と異能の部分(=優れた部分=鋭い感性)が共存したりするかもしれません。
金剋木(きんこくもく)なので、「クールな部分(残忍な部分)」と「人間味溢れる部分」が共存したり、直感や感性が鋭かったりするかもしれません。
また、地支の剋があるので、葛藤(ジレンマ)があったり、心の迷いがあったり、心の対立・矛盾があったりするかもしれません。
ただ、価値観が変化する事で、心の迷いから解放され、生成と発展に繋(つな)がる可能性もあります。
そして、天干の剋、天地の剋、地支の剋の3つの剋が日柱と時柱で絡(から)み合うので、もしかすると何か「特殊な能力」が創発(そうはつ)する可能性があると思いました。
また、この八字の最強の五行は木のなので、次の木の部位の病気には注意が必要かもしれません:
メンタル、肝臓、脳神経系、目、頭、睡眠。
ただ、木「甲」は金「庚」に剋されているので、力量的にはそんなには強くないと考えられます。
つまり、木の部位の病気は出ないかもしれません。
木の五行のキーワード:生命力、躍動(うごめき)、成長、発展性、上昇志向、目標、情緒性、情に流され易い、人情、人間味、人間臭さ、仁、「思いやりと非情」、「優しさと厳しさ」、調和性、共感力、絆、仲間意識、感覚派、気分、気まぐれ、創造性、思い付き、閃(ひらめ)き、新しい物好き、若々しい、快楽、だらしなさ、繁殖。
金の五行のキーワード:正義、美意識、攻撃性(斬る、裁く)、番人(守り、防御)、判断力(果断可決)、記憶、瞬発力、観察力・分析力、加工(技術系)、経験主義(理論や定説よりも経験を重視)、ボトムアップ型、クール、冷徹さ、残忍性、過剰反応。
以上が八字から私が読み取れる極めて抽象的な情報です。
残念ながら、具体的な事象として何が現れるかは、なかなか分かりません。ご本人との対話が必要になります。
大運から分かること
ケイシーの大運は次のようになります。
- 4 14 24 34 44 54 64 74 84(歳)
- 壬 辛 庚 己 戊 丁 丙 乙 甲
- 寅 丑 子 亥 戌 酉 申 未 午
そして、小山内流の蔵干を採用すると、大運は次のように書き換えることができます。
- 4 14 20 24 32 34 44 50 54 62 64 74(歳)
- 壬 辛● 辛● 庚● 庚● 己〇 戊〇 戊〇 丁● 丁● 丙● 乙
- 甲 己〇 癸 癸 壬 壬 戊〇 辛 辛 庚 庚 己〇
ここで●には色々な意味があるのですが、例えば、自分の仕事が他者から認めれる可能性がある時期になります。
〇にも色々な意味があるのですが、例えば、独創性や才能(専門性)が発揮される可能性がある時期になります。
なお、●と〇の詳しい説明は、こちらのYouTubeをご覧下さい。
上述のように、ケイシーは、大運で金と土が巡ると五行のバランスが取れることが分かりました。
よって、14歳から79歳までは金や土が巡るので、体調面は比較的安定することが予想されます。
ただ、あえて言うならば、64歳から丙「官殺」が巡るので、病気やストレスまたは災いには注意な時期になると思います。
なお、ケイシーは67歳の時に脳卒中で亡くなっています。
(脳卒中=脳の血管が詰まったり破れたりして脳の機能に障害が起こる病気=火や木の病気)
また、44歳から49歳までの「戊戊」の時期は何か強い事象が現れるかもしれません。
なぜなら「戊戊」は通根・透干した強い干支(かんし)なので、命式全体や日干に強い影響を与えることが予想されるからです。
「戊戊」はケイシーにとっては「印」なので、例えば、主観的になったり、資格を取ったり、精神世界(宗教・占い・神秘性・スピリチュアルなど)に興味が出たり、研究熱心(好奇心旺盛)になったりするかもしれません。
いずれにしても、44歳から49歳までの「戊戊」の時期に何か変化や印象的な出来事が現れるのではないかと予想されます。
20歳から33歳までは、金と水が巡るので、「陰の気」が強まる可能性があります。
つまり、冷静沈着になったり、知的になったり、専門的になったり、表舞台と言うよりは裏舞台で活動したりするかもしれません。
一方で、通変的には、金「比劫」と水「食傷」が巡るので、吉凶混在だったり、比較的自由に活動したりするかもしれません。
54歳から73歳までは、火と金が巡るので、合理的になったり、冷徹になったり、論理的になったり、科学的思考を重視したりするかもしれません。
一方で、通変的には、火「官殺」と金「比劫」が巡るので、正義感や責任感が強まったり、利他性(社会的な貢献心)が強まったり、継続力が上がったりするかもしれません。
なお、●や〇が付く干支が大運で巡り続けるので、ケイシーは一行に専念するタイプになるかもしれません。
ケイシーの人生
ケイシーの年表
ChatGPT-o1によると、ケイシーの年表は次のようになります。
西暦 | 年齢 | 出来事 |
---|---|---|
1877年 | 0歳 | 3月18日、アメリカ合衆国ケンタッキー州ホプキンスビル近郊の農場にて誕生。 |
1889年 | 12歳 | 家庭の手伝いや農作業をこなしつつ、若い頃から聖書を繰り返し読了したとされる。 |
1893年 | 16歳 | 9年生(日本でいう中学3年生相当)を修了後、家計を助けるために学校を中途退学。書店などで働きはじめる。 |
1898年 | 21歳 | 保険の巡回セールスマンなどの職を転々としつつ、信仰心を深めていた時期とされる。 |
1900年 | 23歳 | 突然声が出なくなる(失声症)。医者も原因を特定できず、声が出せない状態が続いた。写真家へ転身する。 |
1901年 | 24歳 | 催眠療法士アル・レイン(Al Layne)の協力で、自己暗示状態(催眠状態)に入ると声を取り戻すことを発見。 |
1902年 | 25歳 | 自らの催眠状態を用い、周囲の人々に対して治病に関する「リーディング」注1)を行い始める。 |
1903年 | 26歳 | 恋人のガートルード・エヴァンス(Gertrude Evans)と結婚。 |
1906年 | 29歳 | 長男ヒュー・リン(Hugh Lynn Cayce)が誕生。以後、多くの人々の体調や病状に対するリーディングを継続。 |
1910年 | 33歳 | 『ニューヨーク・タイムズ』誌やその他の新聞でケイシーの超常的な治療リーディングが注目される。 |
1923年 | 46歳 | 実業家アーサー・ラマーズ(Arthur Lammers)と出会い、リーディングの中で輪廻転生や魂に関する内容を探求し始める。 |
1925年 | 48歳 | バージニア州ヴァージニアビーチに移住。治病だけでなく、精神的・霊的内容のリーディング依頼が急増。 |
1931年 | 54歳 | 「Association for Research and Enlightenment (A.R.E.)」を設立。ケイシーのリーディング資料の保管や研究を目的とする。 |
1944年 | 67歳 | 過労や健康問題が深刻化。膨大な数のリーディング依頼に応じ続けたため体力を消耗し、医師から休養を勧められる。 |
1945年 | 67歳 | 1月3日、ヴァージニアビーチにて逝去。同地に埋葬された。 |
注1)ケイシーは膨大な「リーディング(=催眠状態で行う助言・診断・語り)」を残し、現在もA.R.E.で研究が続けられています。
注2)治療や健康に関するものだけでなく、輪廻転生・アトランティス・予言など多岐にわたるリーディングを行ったことでも有名です。
- 4 14 20 24 32 34 44 50 54 62 64 74(歳)
- 壬 辛● 辛● 庚● 庚● 己〇 戊〇 戊〇 丁● 丁● 丙● 乙
- 甲 己〇 癸 癸 壬 壬 戊〇 辛 辛 庚 庚 己〇
補足すると、46歳まで写真館を本業として運営(経営)していたそうです。
リーディングは副業でしていたそうです。
46歳からリーディングを本業としたそうです。そして、リーディングを記録して行ったそうです。
なお、46歳の時に占星術に興味を持ったそうです。
また、46歳から病気の治療以外の相談にも答えるようになったそうです(エジソン、ニコラ・テスラ、政治家などの相談に助言を与えたそうです)。
なお、ケイシーは、現代医学が苦手な「神経系の病気」(=統合失調症、認知症、てんかん、パーキンソン病、筋ジストロフィーなど)に効き目がある助言(アドバイス)を与えていたそうです。
また、ケイシーは、皮膚の病気と食事(つまり腸や腸壁)の関わりを強調していたそうです。
48歳の時に、ケイシーはバージニアビーチに引っ越したそうです。
彼のリーディングによると、ケイシーの異能力が最大に発揮されるのは、海辺であると伝えられたそうです。
さらには、砂浜があり、松林がある海辺が最善であると伝えられたそうです。
確かに、彼の命式には、甲(=松林)があり、癸(=水=海?)があり、日干は庚(=鉱物・金属=貝=砂浜)です。
ただ、海は癸と言うよりは壬です。
しかしながら、庚は癸よりも壬の方がより相性が良いと言われています。
また、54歳で試練を受けたそうです。つまり、彼の治療所が閉鎖され、リーディング治療のせいで留置所へ行くことになったそうです(あるYouTubeより)。
(ただ、chatGPT-o1によると、「リーディング治療のせいで留置所へ行くことになった」と云う記録はないそうです。診療所の閉鎖は世界恐慌下での資金難が主因のようです。)
結果として、ケイシーは一時的に生気を失うことになったそうです(あるYouTubeより)。
なお、23歳の時にケイシーは突然声が出なくなったようですが、喉(のど)=金です。
大運で金が巡って来た時に、金の病気になったのはたまたまでしょうか。
ケイシーの性格・人柄
ChatGPT-o1によると、ケイシーの性格や人柄は以下のようにまとめられるようです。
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深い信仰心と聖書への傾倒
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幼少期から聖書を日課のように読んでおり、その教えを自らの人生の指針として大切にしていました(←―宗教心は「火」や「印」の象意になりますが、年干の丁のためでしょうか?)。
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キリスト教の価値観を基礎としつつ、催眠状態で得られるリーディングによって示唆された東洋的な思想や輪廻転生の概念なども取り入れ、より広い視点を受け入れる柔軟性があったと伝えられています。
-
-
謙虚で穏やかな人柄(←―五行や通変では説明しづらい性格です。陰干の性質でしょうか?)
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特異な「リーディング能力」を持ちながらも、それを神や他の大いなる存在が自分を通じて行っていると考え、自身が特別な力を持っていると主張することはありませんでした。
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自身のリーディングがメディアで注目され始めた後も、名声にはあまり興味がない様子で、静かな生活を望んでいたと言われます(←―金水の陰気のためでしょうか?)。
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人助けへの熱意と献身的な姿勢(←―木の「仁の精神(=思いやり・優しさ)」のためでしょうか?)
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リーディングを始めたきっかけも、自分の失声症(声が出なくなる症状)を回復させたいという健康問題からでしたが、それ以降は「人を癒やす」ことをライフワークとし、多くの人々からの依頼に応え続けました。
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慈善・奉仕の精神が強く、経済的に恵まれない人々からのリーディング依頼に対しても可能な限り対応していたと言われています(←―慈善・奉仕の精神は「官殺」の象意であると思われます。「食傷」の象意には「サービス精神」があります。「金」の象意には「正義」があります)。
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誠実で家族思い(←―金の「正義」のためでしょうか?)
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家族を非常に大切にしており、妻のガートルードや息子のヒュー・リンなど、身近な人々との絆を深めようと尽力していました(←―木の仲間意識や比劫の仲間意識のためでしょうか)。
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“リーディング”の真偽を確かめるためというよりは、あくまでも「人々の役に立つため」に力を使い続けた、と同時代の知人たちからも評されています。
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自己犠牲的で心身を酷使
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人々の依頼に応じて1日に何件ものリーディングを行い、必要とされれば休みを取らずに対応することもしばしばでした(←―官殺の「他者貢献」や「自己犠牲」のためでしょうか。食傷の「サービス精神」のためでしょうか。金の「正義」のためでしょうか)。
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その結果、晩年には過労や健康問題を抱えることになり、最終的には体力を消耗しきってしまったと伝えられています(←―大運で火「官殺」が巡ったためでしょうか)。
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総じて、エドガー・ケイシーは「謙虚」「献身的」「聖書を基盤とした深い信仰心」「人々を助けたいという強い思い」が特徴的な人物として語られているそうです(←―「官殺」の象意がよく現れているような気がしますが、「官殺」は年干にあるので、社会的な方向性として発現する性格・傾向になると思います。より内面的な性格や傾向も知りたいところです)。
彼は自らの能力を特権ではなく「与えられたもの」として捉え、その力を人々のために生涯捧げたという点において、精神的にも非常に誠実・温厚な人物だったと言えるそうです(←―財の特徴があまり出ていないような気がします。財=察知、感知、予知、先読み力の能力がケイシーのリーディングの能力として発現したのでしょうか?)。
ケイシーの子供時代
ChatGPTによると、ケイシーの子供時代は次のようになるようです。
1. 聖書への強い傾倒
-
幼い頃から聖書を愛読
ケイシーは幼少期から熱心に聖書を読んでいたとされ、家族の話では、子供ながらに「一年に一度は聖書を通読する」といった目標を立てるほど熱意をもっていたといわれます(←―財の「目標達成思考」のためでしょうか)。 -
信仰深い子供
彼自身は敬虔なキリスト教徒の家庭に育ち、教会の集会などにも熱心に参加。実際に青年期までは、将来「宣教師」や「聖職者」になることも考えていたとされています(←―財の「目的達成思考」のためでしょうか)。
2. 超常的な“感覚”の萌芽
-
“見えない友だち”や光の存在を感じる
幼い頃から「見えない存在と会話をしているようだった」「光や天使のような存在を見た」といったエピソードが家族や近隣の人々により語られています(←―天地の剋のためでしょうか。六星占術の火星人のためでしょうか。霊感と火星人は暗号異常干支で繋(つな)げることもできるようですが、ケイシーは暗号異常干支ではありません)。 -
亡くなった祖父の姿を見たという話
ある時期、亡くなった祖父を目撃したり会話をしたりするかのような言動があったと伝記には記されています。家族は当初「子供の想像力だろう」と捉えていましたが、ケイシーの言動や反応があまりに具体的だったため、周囲はやや戸惑ったとも言われます。
3. 「本の上に寝ると覚えられる」逸話
-
学校の宿題を一晩で暗記
ケイシーの子供時代を語るうえで特に有名なエピソードのひとつが、「教科書の上に頭を乗せて寝ると、翌朝にはその内容を覚えていた」という話です(←―天地の剋のためでしょうか)。 -
父親とのやりとり
とくに綴り(スペリング)の宿題で苦戦していた際、父親に叱られたケイシーは、やむなく本を枕代わりにして寝てしまいます。ところが翌朝、すらすらとスペリングを答え、家族を驚かせたという逸話が残っています(←―財=父親なので、父親とは縁があるのかもしれません)。 -
真偽について
この話は、後年になって「誇張や神秘化が入っているのでは」とも指摘されることがありますが、ケイシーの“潜在意識”や“記憶力”の鋭さを象徴する逸話として広く紹介されています(←―金には「記憶」という象意があると私は考えています)。
4. 素朴で内向的な子供像
-
活発というよりは思索的
同年代の子供たちと外で遊ぶよりも、家の近くの農場を一人で散策したり、聖書や本を読んだりして過ごすことを好んだといわれます(←―六星占術の火星人のためでしょうか?)。 -
家族や友人の証言
「幼い頃から何か大人びた雰囲気があった」「困っている人がいると、自分ができる範囲で助けたいと行動する優しさを見せた」と語る知人もいました。一方で、子供らしくない真面目さが仇になって、同級生との折り合いが合わないこともあったようです(←―ギフテッドだったのでしょうか?)。
5. 経済的事情による学校中退
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16歳頃には学校を離れる
家計を助ける必要があったため、9年生(アメリカでは義務教育終了後の最初の学年に相当)までで formal な教育を終え、農場や雑貨店・書店などで働き始めました。 -
早期社会参加
当時としては珍しくないケースでしたが、成績や学びへの意欲自体は強かった一方、現実的に働かなければならなかったのは、後年まで彼の生涯を通じた献身的・奉仕的な姿勢にもつながったと解釈されています(←―財には「現実的、計画的、合理的」という象意があります)。
ケイシーの功績
ChatGPTによると、ケイシーの功績は次のようにまとめられるようです。
1. 難治性の病気に対する生活習慣・自然療法のアドバイス
キャスターオイルパック(Castor Oil Pack)の推奨
-
概要
ケイシーのリーディングでは、腹部などに温めたキャスターオイル(ひまし油)の湿布を当てる「キャスターオイルパック」が頻繁に登場します。これは、消化器系や肝臓・腎臓などの不調を整える補助療法として推奨されました。 -
具体例
消化不良・便秘・慢性の腹痛などで苦しんでいた複数の依頼者に対して、キャスターオイルパックを習慣的に行うよう助言して症状が軽減した、という報告が残されています。 -
その後の影響
今日でも、一部の自然療法や代替医療の領域で「キャスターオイルパック」はケイシーの代表的処方例として紹介されています。
食事やライフスタイルの総合的な見直し
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玄米・野菜中心の食事、アルカリ性食品の重視
ケイシーはリーディングを通して、特定の食品(肉や揚げ物、砂糖など)を控えめにすることや、より自然な食品を増やすことをしばしば勧めました。 -
依頼者の性格・精神面への言及
病気の原因をストレスや怒り、恐怖心といった心理面にまで広げて捉え、「治療には心の持ち方の改善も必要」という指摘を行うケースもありました。
2. 医学的に見落とされがちな部分の指摘
胃腸疾患の原因究明
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症状の背後にある内臓の不調を言い当てる
ケイシーのリーディング例で多いのが「医師が診断しきれなかった体の部位や内臓機能の異常を、催眠下でのリーディングが示唆し、後の検査で符合した」というパターンです。 -
骨格の歪み・神経圧迫の影響
一部のケースでは「背骨の特定の椎骨がずれているため、神経圧迫が起こって内臓が正常に働かない」という内容のアドバイスがなされました。実際にカイロプラクティックの矯正やマッサージを行った結果、症状が軽減したという報告も残っています。
感染症の初期症状への言及
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発症以前に予兆を指摘
ある依頼者が軽い倦怠感を訴えた際、リーディングで「特定の細菌・ウイルス感染が広がりつつある可能性」を指摘し、ケアを強化させた結果、大事に至らず治癒した例があるといわれます。 -
“診断予測”的な要素
科学的にはエビデンス不十分ですが、依頼者の体調変化を予見し、医師に早期受診を勧めたことが功を奏したケースもいくつか伝えられています。
3. 難病・不治の病とされたケースへの独自アプローチ
結核・喘息など呼吸器系疾患の事例
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西洋医学で打つ手がないとされた患者への対応
当時は結核など重篤な疾患の治療法が限られていたため、「適切な食事管理」「一定の運動と休息のバランス」「呼吸法の改善」を提案したリーディングが注目を集めました。 -
完治とまではいかずとも、症状が軽快
医者が余命わずかと診断した患者が、ケイシーの提案した生活改善や自然療法を試した結果、症状が落ち着いたり寿命が延びたという例があったと報告されています。
慢性皮膚疾患・リウマチなど
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血行やリンパの流れを重視した施術
ケイシーは特に慢性皮膚疾患などに対して、体内の循環を高めるための温浴法・パック療法・マッサージなどをしばしば指示しました。 -
ステロイドなど薬のない時代の代替療法
現代のような薬が十分ではなかった時代、こうしたケイシー流の自然療法が劇的な改善につながる場合もあったとされています。
4. 心理面・前世やカルマ的観点からの“処方”
ストレス性疾患への言及
-
“心因性”が身体に影響するという考え方
精神的なストレスやトラウマが身体症状に結びつく、という考え方は現代では広く認知されていますが、ケイシーのリーディングはその黎明期から心身の相関を強調していました。 -
祈りや瞑想、肯定的な自己暗示の重要性
病気の症状を和らげるには、日々の祈りや瞑想、前向きな思考をもつ努力が必要と説くリーディングも多く、依頼者の精神面に働きかける助言を行っていた点が特徴的です。
前世・カルマの概念を治療に応用
-
魂の学びとしての病気
依頼者によっては、現在の病気を「過去世(前世)からの課題」や「何らかの魂の学び」ととらえ、その理解や和解を促すリーディングがありました。 -
心理的な解放と症状の改善
もちろん医学的根拠は限られていますが、「自分の内面(罪悪感やトラウマ)を見つめなおすうちに症状が軽減した」という体験談が一部存在します。ケイシーのリーディングがセラピー的な役割を果たしたとも考えられます。
5. 研究と教育への貢献:A.R.E.の継承
データの系統的蓄積
-
リーディングを体系化し、後世の研究に提供
ケイシーは単発的・口伝的に終わらせるのではなく、家族や秘書たちと協力してリーディングを逐語的に記録し、カルテのように管理していました。 -
療法と結果のトラッキング
患者(依頼者)の日々の症状や経過報告も含めて残しており、後の研究者が「どのリーディングに何が書かれていたか」「実際にどういう変化が見られたのか」を追えるようになっているのは大きな功績です。
自然療法や統合医療への示唆
-
一部の医師や代替療法家が参考に
近年は、エビデンスを重視する西洋医学が主流ですが、統合医療・ホリスティック医療を実践する医師やセラピストの中にはケイシーのリーディングや療法を研究し、現代的にアレンジして活用する例もあります。 -
A.R.E.による定期的な研究・講習会
A.R.E.(Association for Research and Enlightenment)では、キャスターオイルパックや食事療法などケイシーが残したアドバイスを基に、ワークショップやセミナーを開催。実践例やケーススタディを共有することで、一定の支持を集めています。
ケイシーと占星術
ケイシーはリーディングで西洋占星術についても言及していますが、四柱推命の五行の象意と一致するところが多いと感じましたので、ご紹介します(参照YouTube)。
水星:極めて知的に成り易い、知性が高い、批判的な知性を持つ、人の粗探しが得意、数学的能力が高い、理系が多い、細かい、脳神経系が発達し易い(つまりは頭が良い)、後頭部が出る、高い波動=高次元:
(←―確かに、水の五行の象意には、知性、探究心・研究心、適応能力、柔軟性、変化、情報伝達などがあります)
木星:リーダーシップがある、大局観がある、妄想癖・ビジョンがある、木星は大きい=発想が拡大しようとする、視野が広い、政治家向き、政治が安定する、ほっちゃり体型、恰幅がいい、5次元:
(←―確かに、甲にはリーダーシップという象意があります。また、社長に一番多い日干が乙だと言われています。ただ、甲には背が高いという象意があるようです)
金星:愛情深い、美しい物を好む、美的センスが高い、環境を鑑賞する力がある、若々しく見える、金星は地球に近い環境、4次元:
(←―確かに、金の象意には美や美意識、観察力があります。己が愛情深いと言われています。また、若々しいのは木の象意であると言われています)
火星:怒りっぽい、運動神経が良い、スポーツマン、兵士に向く、戦争や紛争が起き易い、罪を犯しやすい、アドレナリンが出やすい、義憤・情熱にその力を使うが吉、2次元:
(←―確かに、火には爆発力・活性化・活発・活力・情熱・頂点・君臨・自己中心的・原理主義などの象意があります)
土星:土星の輪=締め付ける力がある場所=縛られている、忍耐力がある、我慢強い、動けない、一箇所で頑張る力を持つ、研究者になり易い、コツコツやる仕事に向く、医者が多い、細い体型、0次元:
(←―確かに、土には不動不変、信用信頼、安定感、恒常性(=一定に保つ)、集める・守る・育てるなどの象意があります。ただ、土には脂肪や甘味という象意があるため太り易いと言われています。または筋肉質であると言われることもあるようです)
さらに、ChatGPTによると、各惑星には次のテーマがあるようです。
火星(Mars)
ケイシー的テーマ: 活力、情熱、意志力、怒りや衝動性をどうコントロールするか。
レッスン: エネルギッシュさを建設的に活かす。攻撃性・自己中心性を克服して、勇気や積極性を発揮する。
ポイント: 「怒りを力に変える」など、内なる衝動を前向きに使うことを学ぶ場。
金星(Venus)
ケイシー的テーマ: 愛、美、調和、芸術性、官能性。
レッスン: 他者や自然との調和、美や愛を通じて魂を高める。愛情の与え方・受け取り方を学ぶ。
ポイント: 単なるロマンティックな愛だけでなく、「広い意味での美と調和」をいかに実生活に落とし込むかが鍵。
水星(Mercury)
ケイシー的テーマ: 知性、コミュニケーション、思考力、神経系との関連。
レッスン: 言葉や情報を正しく扱うことで、人と人を繋ぎ、互いの学びを深め合う。論理と思いやりのバランス。
ポイント: 単なる頭の良さではなく、「思考・言葉をどう使うか」というスピリチュアルな意識が試される。
木星(Jupiter)
ケイシー的テーマ: 拡大・発展、慈悲心、寛大さ、宗教・哲学的関心。
レッスン: 自己の成長とともに、周囲や社会全体を豊かにする視点を持つ。物質的繁栄だけでなく、精神的・倫理的な拡大を目指す。
ポイント: 恵み(ラッキー)を受け取りやすい星とされるが、その恩恵をどう分かち合うかが試金石になる。
(←―ケイシーが聖書を愛読していたのは、木星に宗教的関心があるためかもしれません)
土星(Saturn)
ケイシー的テーマ: 試練、責任、忍耐、カルマの清算。
レッスン: 困難や制限を通じて、魂が忍耐や責任感を学ぶ。過去からのカルマを解消し、より高い成熟へ向かう。
ポイント: 「苦労の星」として恐れられがちだが、克服の先には大きな魂の成長がある。
なお、ケイシーは、惑星や星座の配置が「必然的にその人の未来を決定する」とは考えませんでした(つまりは「占星術は運命を決定しない」と云うことであるそうです)。
あくまで「こうした傾向や課題がある」という指針であり、それをどう活かすかは各人の自由意志次第だと述べたそうです。
また、ケイシーは、占星術を「当たる・当たらない」で見るより、「自分を知り、成長するための道具」として捉えるべきと説いたそうです。
