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映画・アニメ

アニメ『デュラララ!!』を見て洞察力を磨く

今回はアニメ『デュラララ!!』を六星占術で分析してみたいと思います。

【注意】

  • アニメ『デュラララ!!』のネタバレを含みます.
  • 六星占術の簡単な知識があった方が楽しめると思います.

はじめに

私がアニメ『デュラララ!!』を初めて見たのは、5年ほど前で、見ていて思ったのは、とても天王星人ぽい感じがすることでした。

そこで、『デュラララ!!』の原作の方が何星人か調べてみました。

やはり天王星人でした。

この時から、私は気になったアニメの原作の方が何星人か調べるようになりました。

物語の概要

主要な登場人物は、池袋の高校に通う竜ヶ峰帝人(みかど)、紀田正臣(まさおみ)、園原杏里(あんり);

池袋の都市伝説となっている頭がない女性ライダーのセルティ

池袋で働いており、池袋では怪力で有名になっている平和島静雄サイモン

池袋の人間模様に強い関心がある情報屋の折原臨也(いざや)です。

その他にも多くの人物が登場し、池袋で事件、恋、騒動、チーム同士の抗争などが起こり、それらに応じた人間模様や人間ドラマが描かれます。

天王星人が関心のあるテーマ(人と人の繋がり、友情、擦れ違いなど)で溢れているような気がします。

六星占術による分析

今回は登場人物が多いこともありますが、個々の登場人物が何星人かを調べることはあまり意味がないような気がします。

なぜなら、登場人物のほとんどが天王星人ぽさを持っているからです。

天王星人を特徴づけるキーワードとしては以下のものが挙げられているようです:

楽観的で前向き、寛容、根が優しい、争い事が嫌い、感情や人情を優先する、寂しがり屋、人から嫌われたくないという気持ちが強い、八方美人、優柔不断、決断力がない、物事を先延ばしにする、ルールや時間にルーズ、管理が苦手、計画性がない、事なかれ主義、現実主義的、現実的に話を進めていく、結果を重視する、論より証拠、したたかで計算高い、贈り物は高価な物が好き、品物を贈って気持ちを伝える、逆境やピンチに強い、気持ちの切り替えが早い、嫌なことは直ぐに忘れる、些細なことは気にしない、環境の変化に素早く対応する、頑固一徹、一度決めたらどこまでも突き進んでしまう頑固さがある、思い立ったら即行動、仕事では妥協しない、好奇心旺盛、出会った人から色々なことを吸収して成長していく、勉強家、人と関わるのが大好き、コミュニケーション能力が高い、初対面の人と打ち解けるのが得意、人に囲まれていることで安心しイキイキする、さりげない心配りができる、人付き合いを大切にする、友達が多い、周囲にいつも人が集まって来る、協調性がある、人懐っこい笑顔が印象的、シャイな面もある、大勢で居ると疲れるので一人で居る時間も好き、世渡り上手、人に頼るのが上手い、頼まれたら断れない、困っている人を見過ごせない、恋愛好き、浮気性、スリルを楽しむ、波乱万丈の人生に憧れる、夢が見つかるまで職を転々とする、ケチ、短気、我がままな言動が目につくこともある、家庭運に恵まれている、家族とのコミュニケーションを大切にする。

上記の特徴のまとめだけでなく、天王星人の性格を詳細に説明しているネット上の記事をいくつか読んで頂いてから『デュラララ!!』を見て頂ければ、登場人物の発言や行動がより納得できるものになるのではないかと私は思います。

なお、上記の特徴の全てを満たす登場人物は出て来ません。現実の天王星人の方でも上記の特徴の全てが当てはまる方はかなり少ないかもしれません。上記の特徴の幾つか又は多くが当てはまる感じだと思います。『デュラララ!!』でも上記の特徴の幾つかが様々な登場人物に振り分けられている感じがします。

そこで今回は、アニメ『デュラララ!!』の天王星人ぽい点を具体的に述べて行きたいと思います。

アニメ『デュラララ!!』は天王星人を学びたい方には、非常にお薦めです。

ちなみに、天王星人の方が原作のアニメの特徴は次のようになるかもしれません。

  1. 物語が長い(話数が多い)
  2. 敵を殺さない・敵が死なない(但し絶対死なない訳ではない)
  3. 敵と友達になる
  4. 次々に新たな登場人物が出て来る
  5. 登場人物が多い
  6. エロい
  7. 僕はみんなのもの論を展開する(みんなに愛される存在でありたい)

例えば、『ドラゴンボール』,『コードギアス 反逆のルルーシュ』,『斉木楠雄のΨ難』などは、これらの特徴が比較的良く当てはまると思います。また、アニメ『K』も天王星人ぽい感じがします。

天王星人ぽい点その1:舞台が池袋

『デュラララ!!』の天王星人ぽい点その1は、東京の池袋という現実の町を物語の舞台にしているところです。

架空の町での物語ではなく、実在する町での物語にしているところが、天王星人の「現実主義的」や「現実的に話を進めていく」という特徴を反映していると思います。

ただ、物語の舞台は実在する池袋ですが、セルティや妖刀の「罪歌」など非現実的な登場人物や現象も出て来ます。逆に、非現実的な人物や現象が出て来るので、舞台は現実の池袋にしたのかもしれません。

天王星人ぽい点その2:集まりたがる

『デュラララ!!』の天王星人ぽい点その2は、集まりたがる(群れたがる)ところです。

例えば、年齢も職業も性別も違う若者の

  • 門田京平
  • 遊馬崎ウォーカー
  • 狩沢絵理華
  • 渡草三郎

は、常に集まりワゴン車で池袋のあちこちを回っています。

これは、天王星人の「寂しがり屋」,「人と関わるのが大好き」,「人に囲まれていることで安心しイキイキする」,「周囲にいつも人が集まって来る」という特徴の現れであると考えることもできると思います。

さらに、高校生の帝人、正臣、杏里の3人もそれぞれグループをもち「人との繋がり」や「自分の居場所」を求めます。ただ、杏里のグループは都市伝説的なかなり特殊なものです。

天王星人ぽい点その3:恋愛好き

『デュラララ!!』の天王星人ぽい点その3は、カップルがたくさん出て来るところです。

例えば、

  • セルティと岸谷新羅
  • 矢霧誠二と張間美香
  • 紀田正臣と三ヶ島沙樹
  • 竜ヶ峰帝人と園原杏里

などのカップルです。

天王星人には「恋愛好き」又は「恋愛体質」という特徴があります。

ゆえに、カップルがたくさん出て来るのは、何となく納得できるところです。

なお、紀田正臣はとても分かり易い天王星人という感じがします。つまり、天王星人の特徴がよく現れていると思います。例えば、彼にも「恋愛好き」,「思い立ったら即行動」,「優柔不断」,「感情や人情を優先する」,「一度決めたらどこまでも突き進んでしまう頑固さがある」などの特徴があると思います。

天王星人ぽい点その4:平和主義

『デュラララ!!』の天王星人ぽい点その4は、事件や抗争が起こっても何だかんだで丸く収まるところです。

例えば、帝人や正臣は、事件や抗争に巻き込まれピンチに陥りますが、「人との繋がり」をうまく活用したり、その繋がりがうまく機能することにより、ピンチを切り抜けます。

天王星人の「逆境やピンチに強い」という特徴は、常日頃の「人付き合いを大切にする」という特徴があるからこそなのかもしれません。

また、事件や抗争が起こっても何だかんだで丸く収まるところは、天王星人の「争い事が嫌い」や「根が優しい」という特徴の影響かもしれません。

天王星人ぽい点その5:全てを受け入れる

『デュラララ!!』の天王星人ぽい点その5は、池袋の裏の出来事つまり誘拐、自殺、いじめ、暴力、抗争などが描かれるところです。

天王星人の方の中には、「怖がり」といいますか、「小心者」といいますか、臆病な面があり、その臆病な面を克服するためなのか、上述のような裏の出来事に関心が向かってしまうことがあるようです。

世の中の怖い部分などにも目を背けずに、うまい解決策を模索して行きたいという思いがあるのかもしれません。

例えば、高校生の帝人は都会の非日常に憧れているようですが、この憧れは天王星人の「好奇心旺盛」や「出会った人から色々なことを吸収して成長していく」又は「スリルを楽しむ」や「波乱万丈の人生に憧れる」という特徴の影響なのかもしれません。

また、折原臨也は人間観察が趣味のようですが、人間の良い面だけでなく、人間の弱い部分や醜い部分も観察したいみたいです。むしろ、醜い部分の方が人間の本性や本質が観察できると考えているのかもしれません。「人間同士の本音と本音のぶつかり合い」みたいなものを観察したいのかもしれません。そのために、色々と悪知恵を働かせて人間関係を引っ掻き回しているようですが。

なお、折原臨也は、天王星人の「したたかで計算高い」という特徴がよく現れている気がします。また、もちろん、天王星人の「人と関わるのが大好き」という特徴もよく現れていると思います。

余談

折原臨也は情報屋という設定ですが、この情報屋というのも実は天王星人の特徴に関係しているかもしれません。つまり、天王星人には「周囲にいつも人が集まって来る」という特徴がありますが、人が集まるということは、もちろん情報も集まることになるのだと思います。確かに、天王星人には、人を通じて情報を集めるところがあるような気がします。

また、人間社会で生きている以上、天王星人の「人間好き」という特徴は、何だかんだ最終的には有利に働くことが多いような気がします。

天王星人ぽい点その6:強くて思いやりがある大人が多い

『デュラララ!!』の天王星人ぽい点その6は、強くて思いやりがある大人が多いところです。

例えば、セルティ、サイモン、門田京平は、天王星人の「さりげない心配りができる」や「困っている人を見過ごせない」又は「寛容」という特徴がよく現れていると思います。

特に、門田京平は天王星人的リーダーの理想像という感じがします。

なお、天王星人の人がリーダーになると、フレンドリーで上下関係が厳しくない意見を言い合えるグループになる傾向があるようです。

また、天王星人の人は、喧嘩の仲裁に入ったり、周囲の人の相談に乗ることが多いようです。まさに、セルティが当てはまると思います。