今回は、アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の登場人物を六星占術で分析してみたいと思います。
【注意】
- アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のネタバレを含みます.
- 六星占術の簡単な知識があった方が楽しめると思います.
あらすじ
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引用元:アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』より
© 谷川ニコ/スクウェアエニックス・「ワタモテ」製作委員会
主人公の黒木智子(くろき ともこ)は、高校生になれば、自然とモテると思っていたが、現実は厳しく2カ月経っても友達すらできないで居た。
智子は楽しくやっているクラスメイト達を僻(ひが)むようになっていたが、現状を打開すべく、智子は遂(つい)に動き出す。
智子は家では普通に話すことができるのだが、学校ではうまくしゃべれなくなってしまう。
そこで、まず弟の智貴(ともき)と会話の訓練をしようとするが、断られる。諦(あきら)めない智子は、弟の優しさに付け込み、何んとか話し相手になってもらう。
そして、智子は弟との訓練の甲斐あってか、下校時に先生に「さようなら」と何とか言えるようになる。
先生に挨拶できたことに喜んだ智子は、舞い上がり、寄り道する。
しかし、ファーストフード店で智子がハンバーガーを食べていたところに、運悪く、クラスメイトの一団がやって来てしまう。気まずさを悟った智子は焦(あせ)るが、逃げ場がない。
トイレに逃げることができた智子は、髪型を変え、制服をだらしなく着崩した。さらに、変な顔をすることで顔を変え、その店を気付かれずに去ろうとした。
しかし、実はクラスメイト達は智子のことは特に何も気に留めていない。智子が一方的に僻(ひが)んでいるだけなのである。
ともあれ、その一団をうまく通り過ぎることができた智子であったが、何んとも運悪く、今度は弟たちと鉢合わせてしまう。哀(あわ)れな姉の姿に気付きつつも、見なかったことにする弟の智貴。
場面は変わって、ある日、智子は、中学時代の友達である成瀬優(なるせ ゆう:優ちゃん)から電話をうらう。
そして、2人は久しぶりに再会することになる。優ちゃんは中学時代は地味でオタクな女の子であったが、可愛らしいオシャレな女の子に変わっていた。愕然とする智子。
しかし、智子は優ちゃんの中身は変わっていないことに気が付き、少し安心する。
何となく元気のない優ちゃんを励ますかのように、智子は優ちゃんと中学の時のように遊び楽しい時を過ごす。
そして、優ちゃんとの別れ際、優ちゃんが何となく元気がなかった理由を知る智子。
優ちゃんは彼氏とケンカをしてしまったため元気がなかったのである。
優ちゃんに彼氏が居ることに愕然とする智子。
優ちゃんより良い高校に進学した智子は、優ちゃんをやや甘く見ていたところがあったが、高校生活の充実度においては優ちゃんは智子の遥か先を行っていたのである。
果たして、智子は智子が夢見る充実した高校生活を過ごせるのだろうか。
六星占術による分析
黒木さんは、とても個性的で、人を引き付けてしまうところがある人物なのですが、何星人かは分かりにくい人物だと思います。
その理由は、アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』は一応コメディアニメなので、黒木さんの言動や性格がネタやギャグのためのものなのか、それとも黒木さんの本来の言動や性格なのか良く分からないからです。
さらに、黒木さんの分析を困難にしているのが、黒木さんには選択性緘黙(かんもく)の傾向があることです。
選択性緘黙とは、簡単に言うと、家では普通に会話できるのに、学校など特定の場所では話すことが困難になってしまう事を指します。また、話すことが困難になるだけでなく、身体をうまく動かせなくなることもあるようです。
このことをきちんと理解していないと、黒木さんには二面性があるのではないかと分析してしまうかもしれません。
黒木智子は何星人か
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引用元:アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』より
© 谷川ニコ/スクウェアエニックス・「ワタモテ」製作委員会
それでは「黒木さんが何星人か」を考えてみたいと思います。
選択性緘黙の特徴
上でも述べましたが、黒木さんには選択性緘黙(かんもく)の傾向がありますので、ここではまず選択性緘黙の特徴を紹介します。
ある記事によると、選択性緘黙の特徴は次のように紹介されています:
- 話す能力はあるが、特定の場面で話さない。
- リラックスできる場面では流暢に話すことができる。
- 話をさせられることを求められると一層頑なになる。
- 家庭外での対人的緊張が強い。
- 他者とのかかわりを避けようとする。
- 自己主張をせず、集団の中で目立たないようにしている。
引用元:メンタルクリニックいたばしのページより
確かに、これらの特徴は黒木さんに該当しているような気がします。
ただ、黒木さんは選択性緘黙の傾向はありますが、他者とのかかわりを避けようとはしていないところがあります。むしろ、黒木さん自身は人気者になれるし、モテると思っています。
しかしながら、選択性緘黙の傾向があるにもかかわらず、理想の高校生活を手に入れるため頑張り続ける黒木さんの姿は、ある意味感動ものです。
なお、選択性緘黙の原因はまだ完全には解明されていないようですが、環境の変化に伴う不安や緊張が主な原因として挙げられているようです。遺伝的な原因の可能性もあるようです。
僻(ひが)む人の特徴
次に、黒木さんの特徴である僻(ひが)みについて考えてみます。
僻みとは、「ひねくれた考えや気持ち」を意味する言葉です。
ある記事によると、僻みっぽい人には次の心理が働いているようです。
「『他人をひがみやすい人』は、実は『他人にひがまれたいと願っている人』であることが多いようです。他人から、『うらやましい!』とか『すごい!』などと思ってもらいたいのですね」
引用元:記事『ひがみやすい人の傾向と対処法』より
確かに、黒木さんには「すごい!」と思ってもらいたがっている所があります。
例えば、従妹(いとこ)のきーちゃんに対して、黒木さんはこの思いが強く、ウソをついたりイカサマをしてでも自分をカッコよく見せようとします。
また、別の記事によると、僻みっぽい人には次の特徴があるようです。
1. 負けず嫌いな性格ですぐに張り合う
2. プライドが高く、自分の非を認められない
3. すぐに人の悪口や陰口を言う
4. 気にしやすい性格で嫉妬深い
5. 自己中心的に物事を考える傾向にある
6. マイナス思考で相手を疑うような見方をしやすい
7. 何事もすぐに優劣をつけたがる
ここで、4番目の「気にしやすい性格」というのは、周囲からどう思われているのかが気になって仕方ない性格を指しているようです。
確かに、これらの特徴は、黒木さんにうまく当てはまっていると思います。
実際に、黒木さんには以下の具体的なエピソードがあります。
1.→ 黒木さんには弟の智貴や優ちゃんと自分を比較して張り合ってしまう所がある。
2.→ 教科書を忘れても自分からは隣の人に「見せて」と言えない。
3.→ 楽し気なクラスメイトに対して悪口は毎日のように心の中で言っている。
4.→ クラスメイトに自分がどう思われているか常に気にしている。
5.→ 特に弟とのやり取りで顕著。弟の物は自分の物的な考え方をする。
6.→ 文化祭の準備では、何もしていないことで責められることを恐れていた。
7.→ どんな相手でも自分より上か下かハッキリさせたがるところがある。
さらに、その記事によると、僻みっぽくなってしまう原因として次のことが挙げられています。
1. 頑張っても認めてもらえない経験が多かったから
2. 自分の実力を過信しすぎているから
3. ストレスを抱えているため
4. 固定概念が強く、なんでも偏った捉え方をしてしまうから
確かに、これらの原因も、黒木さんにうまく当てはまっていると思います。
実際に、黒木さんには以下の具体的なエピソードがあります。
1.→ モテるために試行錯誤するが、いつも失敗してしまう。
2.→ 「私が本気を出せば何でもできる」と思っている。
3.→ 学校ではうまく会話できないためストレスになっている(胃が痛くなる)。
4.→ ハンバーガーは子供かバカが食べる物だと思っていた。学校の図書室には友達がいない奴らしか来ないと思っていた。
結局のところ、「僻みぽい」という特徴だけからは、黒木さんが何星人か特定できませんが、上述の「僻みっぽい人の特徴」は黒木さんの本質を理解するための良いヒントになりそうです。
黒木さんの特徴から結論へ
黒木さんが何星人か判断するために、「選択性緘黙」と「僻(ひが)み」以外の黒木さんの特徴を挙げてみたいと思います。
- 体が弱い(胃が弱い、貧血、直ぐに疲れる)
- ゲーム、アニメ、漫画、ネット、納豆が好き
- とてもエロい
- 欲しい物は手に入れる:高価なパンツ、ネット配信用のカメラ、コスプレ衣装
- 年下には強気
- 小学生には人気でカリスマ性がある(クィーンという名で通っている)
- 弟に八つ当たりする(弟に対しては自己中心的な振る舞いが多い)
- 弟以外の人に迷惑を掛けることはない
- 先生や大人から怒られると、かなり拗(す)ねる
- 恥ずかしがり屋(「恥ずい」とよく言う)
- 見栄張り
- 気分が良いと調子に乗りやすい
- 思い込みが激しい
- 心の中では毒舌
- 心の中では人を見下す
- 黒木さんは痩せているためか、太っている人に厳しい発言が多い
- ウソをつくことに慣れている
- 詐欺師的な感性がある
- 真面目な面もある(先生に挨拶したり、男子に傘代を返そうとしたり)
- 目標に向かって努力する(何だかんだ言ってもメンタルは強い)
- 自分の状況を客観的に捉えることができる
- 一応空気は読めるが、自分の思いのままに奇行に走ることが多い
- 周りに何も言わずにどこかへ行ってしまう
- 他者からは黒木さんの言動が理解できない
- 自分からはクラスメイトに決して声を掛けず、相手側からのアプローチを待つ
このように黒木さんには多くの特徴があるのですが、何星人かを特定するには今一つ分かりにくいような気もします。
ただ、やはり黒木さんには、「自分が中心で居たい」「自分が上に立ちたい」「惨(みじ)めな現状をひっくり返したい」という思いがあるような気がします。
このことを重視すると、黒木さんは水星人の可能性があると思います。
水星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:
冷静かつ慎重に行動する、頭の回転が速い、勘や直感が鋭い、観察力や分析力に長けている、物事を客観的に捉えることが得意、感情に流されにくい、クールで賢い人が多い、計算高い、人を利用するのが上手い、単独行動が好き、集団行動が苦手、常に誰かと居るのは苦手で自分の時間や空間が必要、他人にあまり興味がない、周りに頼るのが下手、一人でコツコツ取り組めるものに向いている、集中力がある、目標に向けて努力を積み重ねることができる、困難に強い、メンタルが強い、自分一人の力で成り上がる、話し上手、ソフトな性格、財運がある、一代で財を成す実業家タイプ、お金儲けがうまい、仕事ができる、部下に恵まれる、お金に細かい、損得勘定が得意、目上の人や両親(父親)との縁が薄い、家庭運がない、独立心や自立心が強い、初代運の持ち主、人に指図されるのが嫌い、相手の上に立ちたがろうとする、自由に行動できる環境で伸びる、物や人の好き嫌いが極端、利己的で冷たい、自分勝手で独善的な人と思われ易い、自分の価値観を優先させるので協調性が低い、相手の気持ちや事情を思いやることが苦手、頑固で意思が強い、他者の評価や意見を気にしない、考えが偏っている、決めつけが激しい、個性的、カリスマ性がある、困難な人生を歩むこともあるので情に厚く涙もろい、短気、熱しやすく冷めやすい、新しいもの好きで飽きっぽい、恋愛好き。
なお、上記の特徴は、水星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、水星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。
しかしながら、黒木さんには、クールとは言い切れないところがあり、火星人ぽいところもあるので、水星人の霊合星人である可能性の方が高いかもしれません。
水星人の霊合星人とは、大まかに言えば、水星人の特徴と火星人の特徴を併せ持つ人のことです。ただ、一般に特徴の混ざり具合は人それぞれのようです。
火星人の特徴としては以下のものが挙げられているようです:
人見知り、恥ずかしがり屋、警戒心が強い、秘密主義、本心を語らない、何を考えているのか分からず謎が多い、天然で不思議なタイプ、人から誤解されやすい性格、マイペース、自分のポリシーがある、変わり者、世間知らず、子供っぽい面もある、気分屋、感性で行動する、人に信用されにくい、セクシーな魅力がある、本質を鋭く見抜く、芸術的センスが高い、感受性が強い、繊細、メンタルが弱い、傷付きやすい、心配性、パーソナルスペースがとても広い、逆境に弱い、裏切りがあると傷ついてスパっと縁を切ってしまう、自分の心の中を読まれることが嫌い、図々しい人には壁を作る傾向がある、自分が認めた人には心を開き従順、友達が少ない、フレンドリーな性格、寂しがり屋、反骨精神が旺盛、愚痴っぽい、協調性に欠ける、組織や集団行動が苦手、周囲のことに干渉しない、干渉や束縛が嫌い、一人で思った時に思った事を進めるのが好き、ハマり易い、一つの事をとことん追究する、中途半端な事を嫌う、納得いくまで行動する、興味がある事と興味がない事がハッキリしている、自分が好きな事には自信がある、欲しいものは手に入れる、物欲が強い、浪費や衝動買いが多い、アイディアマン、頭の回転が速い、面倒くさがり、思い通りにならないと機嫌が悪くなる、目下の人との縁が薄い、周囲の人から援助を受ける強運の持ち主、自分からは告白しない。
なお、上記の特徴は、火星人の人ならば全て当てはまるという訳ではなく、火星人の人でも当てはまらない特徴が幾つもあると思います。
水星人ぽいエピソード
それでは、まず黒木さんの水星人ぽいエピソードを具体的に述べて行きたいと思います。
第3話では、黒木さんは教科書を忘れたことで先生に怒られてしまいます。
黒木さんは忘れ物には気を付けているようですが、それでもその日はたまたま忘れてしまいました。保健室に退避しようとしましたが時すでに遅し。先生にネチネチとみんなの前で怒られてしまいます。黒木さんはショックだったようで、酷(ひど)く拗(す)ねてしまいます。
水星人の人は、王様気質であるため、人前で怒られると、拗ねてしまったりイライラしてしまうようです。
さらに、黒木さんは、その日の下校中、好奇心から氾濫する川に近づいてしまいます。結果、黒木さんは、見知らぬおじさんにガミガミ怒られてしまいます。
このことも黒木さんに大きなダメージを与えたようです。水星人の人を叱る際は、頭ごなしに怒鳴りつけてはいけないようです。
さらに、第8話では、黒木さんは掃除機でキスマークのような跡を体中に付けます。結果、母親から叱られてしまいます。ただ、叱られた際に、珍しく黒木さんはかなり反抗的な発言をします。
水星人の人は目上の人から子供扱いされることを嫌うので、子供扱いされていると感じた黒木さんは思わず反発してしまったのかもしれません。
また、第8話では、黒木さんは優ちゃんからアドバイスをもらおうと連絡しますが、残念ながら優ちゃんは友達と海に出かけているところでした。この時、黒木さんは次のように呟(つぶや)きます:
「他人なんか当てにするから要らん傷を負う、一人で何とかしよう」.
水星人には「自分一人の力で成り上がる」という特徴があるので、この呟きは何とも水星人らしい気がします。
また、第8話では、黒木さんがカードゲームで小学生のカリスマ的存在になっていることが明らかになります。
そのカードゲームでは「クィーン」という名を黒木さんは使っていますが、これも水星人の王様気質に関係があるのかもしれません。
さらに、カリスマ的存在に見せるための演出も素晴らしく、黒木さんは夏なのに長袖を着て頑張ります。
確かに、水星人には「カリスマ性がある」という特徴があるので、黒木さんのこの演出力も納得できるところです。
また、第10話では、黒木さんはクレーンゲームで大きなぬいぐるみを勝ち取ります。
その際、黒木さんは、黒木さんの前にクレーンゲームをやっていた人の結果をよく観察し、ぬいぐるみを獲得するための作戦を閃(ひらめ)き出しました。
水星人には「観察力や分析力に長けている」という特徴があるので、黒木さんのこの時の観察力もその特徴を反映したものかもしれません。
また、第12話では、黒木さんは、スマホの録音機能を使い、クラスメイト達の会話を収集します。そして、自分に関する会話を分析することで、自分の行動を修正しようと計画します。
ただ、その際に、黒木さんは、うまく修正できれば「クラスの連中の心を私の意のままに支配することも可能なはず」と妄想します。
このことから、黒木さんには「人を支配したい」という気持ちがあることが分かります。
確かに、水星人には「相手の上に立ちたがろうとする」という特徴があり、人を支配しようとする水星人もいるようです。
また、第13話(TV未放映)では、黒木さんはこのアニメの売り上げの話題を持ち出し、売り上げを伸ばすための戦略を優ちゃんときーちゃんに話します。
水星人の人には「お金儲けがうまい」という特徴があるので、黒木さんが売り上げの話をするのも何となく納得できるところです。
また、第13話では、中学生の黒木さんが、校舎の屋上に出るためのドアの鍵をたまたま拾います。
その鍵を使い、校舎の屋上に出た黒木さんは、一人きりの広大なプライベート空間にとても喜びます。
水星人の人には「常に誰かと居るのは苦手で自分の時間や空間が必要」という特徴があるので、この時の黒木さんの喜びも何となく納得できます。
火星人ぽいエピソード
次に、黒木さんの火星人ぽいエピソードを具体的に述べて行きたいと思います。
第12話では、授業中に大きなゴキブリが出現します。クラスメイト達が騒(ざわ)めき逃げ惑う中、黒木さんは逃げもせず、満を持して一撃でそのゴキブリを踏み潰します。
黒木さんとしてはゴキブリを殲滅(せんめつ)した勇者としてみんなに崇(あが)められることを期待していたようですが、クラスメイト達はむしろ引いてしまいます。
さらに、先生からはゴキブリを踏み潰した上履きを洗って来るよう促されます。
火星人には「変わっているところがある(変わり者なところがある)」と言われていますが、火星人本人は自分が変わっているとは考えていないことが多いようです。
また、第7話では、黒木さんはイケメン声優の握手会に行きます。その握手会では、握手と伴にその声優に一言いってもらえます。
黒木さんも事前に言ってもらうことを考えて来たのですが、黒木さんの直前に並んでいた人が大胆なことを言ってもらっていたので、黒木さんもそれなら私もと欲望のままに長いセリフを言ってもらいます。
その欲望に満ちた長いセリフに並んでいた他のファンの人達は引いてしまいます。
このエピソードも火星人の変わっている面がよく現れている気がします。
また、第6話では、黒木さんは花火大会に一緒に行ってくれる人を校内で探します。
図書室に居る人にターゲットを絞りますが、なかなか声を掛けられません。
相手の方から黒木さんに声を掛けてもらえるように一芝居打ちますが、無駄に終わります。
黒木さんには選択性緘黙の傾向があるので、人に話し掛けづらいのだと思いますが、火星人の人も人に話し掛けるのが苦手なようです。
火星人の人には「自分からは告白しない」という特徴がありますが、これも断られたりするのは恥ずかしい、惨(みじ)めだ、立ち直れないかもしれないと言った心理が働いてしまうためと考えられています。
黒木智貴は何星人か
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引用元:アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』より
© 谷川ニコ/スクウェアエニックス・「ワタモテ」製作委員会
次に「弟の智貴(ともき)が何星人か」を考えてみたいと思います。
智貴は中学3年生でサッカー部に所属しています。レギュラーです。
そのためか友達も多いです。
常にクールで、口数は少ない方です。
ただ、根は優しく、智子のわがままな言動やイタズラにも目をつぶることが多いです。
ややヒントが少ないですが、恐らく、弟の智貴は水星人のような気がします。
優ちゃんは何星人か
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引用元:アニメ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』より
© 谷川ニコ/スクウェアエニックス・「ワタモテ」製作委員会
次に「優(ゆう)ちゃんが何星人か」を考えてみたいと思います。
優ちゃんは、中学時代は地味でオタクでウブだったようです。
ただ、高校生になっても、アニメ好きなところは変わっていないようです。
中学時代の成績は中の下だったようですが、黒木智子に関することは良く記憶しています。
また、智子に対して常に優しく対応するためか、智子からは常に頼りにされています。
また、上品でおしとやかな雰囲気があり、オシャレで可愛らしいだけでなくセクシーです。
また、高校では彼氏もでき、友達も少なくないです。
一方で、智子の高校の文化祭に遊びに来た際には、人目を気にせず智子に抱き付くなどやや大胆な面もあります。
また、第13話では、智子が優ちゃんのことを天然だと思っていることが分かります。
以上のことからでは、優ちゃんが何星人か特定しにくいのですが、「天然」というヒントを重視すると、優ちゃんは火星人ということになるかもしれません。
そう言われると、確かに、優ちゃんは自分の世界を持っているようなタイプでマイペースな雰囲気があります。また、優ちゃんの部屋のシーンから何となく優ちゃんの世界観がうかがえます。
なお、六星占術によると、水星人と火星人は比較的相性が良いようです。
ゆえに、「水星人ぽい智子」と「火星人ぽい優ちゃん」が友達なのは、何となく納得できるところです。