画家の八字を研究する(その1)【四柱推命】
今回は、画家のパブロ・ピカソの四柱八字を研究してみたいと思います。
ピカソの四柱推命
八字から分かること
パブロ・ピカソ:男性:1881年10月25日23時15分:スペインのマラガ生まれ:均時差を考慮すると生時は23時31分頃:火星人(午未):
ピカソの生年月日と生まれた時間は、Astro databaseというサイトで検索しました。
ピカソの通常の八字(命式)は次のようになります。
- 時 日 月 年
- 壬 壬 戊 辛
- 子 辰 戌 巳
小山内流の蔵干を採用すると、八字は次のようになります。
- 通変での表示
- 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 (比=比劫の略)
- ↑ ↑ ↑ ↑ (矢印=剋の略)
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財
「壬」の通根先の時支「癸」が剋(こく)されているのが、非常に嫌な感じだと思います。
日干の強弱の判断
まず、月支が「戊」なので、この八字は土旺(どおう)になります。
日干の壬は「旺(5)相(4)死(1)囚(2)休(3)」の「死(1)」で最も弱い状態です。
時柱の「壬」と「癸」も「死(1)」で最弱です。
また、この八字の「戊」は「旺(5)」で旺盛(最強)です。
また、「辛」は「相(4)」で強いです。
また、「丙」は「休(3)」で強くも弱くもない並みの状態です。
日干の強弱を判断しますと、
日干「壬」は時干「壬」に扶(たす)けられていますが、
月令を得た強い官殺2つが、日干を剋(こく)しているので、身弱になります。
よって、大運では「水」と「金」が吉になります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
ピカソの気質
日干に隣接する通変は、比劫、官殺、官殺になります。
隣接する通変とは、日干の左右および下にある通変のことです。
この通変がこの人の気質に最も影響すると考えられています。
比劫のキーワード:強い思い(強い意思・意志・意欲、念)、意地、しぶとい、芯がある、我が道を行く=他者の目や評価を気にしない確信がある=我が強い、不器用、苦労、浪費、異性運が弱い、拡大、分裂=孤立・自立・自己流・独学・自力で頑張る、他者意識・分離意識=張り合う、競争心、負けず嫌い、攻撃性、ライバル、他者意識・分離意識=奪う・奪われる、弱肉強食、(縄張り争い?)、仲間意識・同化意識=同志、同族、一体化、共有、共生、協力、分かち合う、仲間意識・同化意識=共存共栄、共同生活・同居、つるむ、進化=敵(毒)を味方(薬)にすること=ピンチをチャンスに変える、体力系、スタミナ、気力体力、タフ、継続性、存続、生きる力、生存力、アスリート気質、仏門・僧侶=禁欲的、気合、勇気・やる気・根気・元気・本気、比劫(仲間)が巡ると「氣」が大きくなる、(親や兄弟も含む)他者との関わりがカギ、吉凶混在、五行の性質が強まる。
官殺のキーワード:責任感、正義感、使命感、他者貢献、利他性、自己犠牲の精神、献身的、不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、危機管理力、萎縮、クヨクヨしがち、落ち込み易い、鋭敏(びくびく)、仮面、虚勢を張る、逆境に身を置く、自分の事より他者の事を優先する、人の心を揺さぶる、外圧への耐性=外圧に順応して動く、忍耐力、努力家、我慢、組織、帰属意識、役割を担う、公職、出世、地位、名誉、権力、力関係、自己の存在意義や存在価値を気にする、承認欲求=評価されたい、革命家=理想家、反抗心、憤(いきどお)り・怒り、暴力する・される、洗脳する・される、非道、押し付けがましい、お節介、自分にも他人にも厳しい、マスト思考、規律やルールに従う、従順性、忠誠心、服従、思考停止、協調性、同調圧力、維持管理、義務感、嫌われたくない、面子、修業・鍛錬・試練、躾(しつけ)、ヒーロー気質、リーダー気質、自制心(ブレーキ)、控え目、礼節丁寧、倫理観、モラル、道徳心、品位、ストレス、重荷、病気、いじめ、縦社会、体育会系、序列。
これらのキーワードの内、どれが現実の事象として現れるかは分かりません。
ただ、良い事象が現れるか悪い事象が現れるかは五行の強弱からだいたい分かることもあります。
上述のように、ピカソは「官殺」がとても強いので、「官殺」の良い面も悪い面も良く出る可能性があります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
年干の解釈
年干(=人生の方向性や家系)が「印」なので、ピカソは「人から愛される人生」になる傾向が強いのではないかと予想されます。
そして、年干「印」のキーワードは、「人気」「安定」「受賞」「権威」「恩恵」「他者利用」などになると思っています。
ただ、金の「印」なので、「美」に関する専門家・権威者になる可能性があるかもしれません(後付けですが)。
辛「印」は得令を得て強いのですが、年支「丙」から剋されているので、人気や権威を得るまでには何らかの困難や障害があるかもしれません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
木「食傷」がないが
この八字には木「食傷」がありません。
ゆえに、もしかすると、(ストレス)発散が下手だったり、アイディアが出なかったり、衝動性(スピード感)がなかったり、やりたい事が分からなかったり、ポジティブ思考ではなかったりするかもしれません。
しかし、この八字は官殺がとても強いです。(いわゆる大過です。)
よって、反動(反作用・副作用)として木「食傷」の性質(発散力・衝動性・表現力・行動力・センスなど)が後天的に自然に強まると予想されます。
画家の八字に表現の星である「食傷」がないのは、四柱推命を学んでいる方からすると、意外かもしれません。
しかし、この八字はあまりにも「官殺」が強いので、その自然な反動(反作用・副作用)として、木「食傷」の性質(表現力・発散力など)が日干の中で強まっていると考えられます。
つまり、強過ぎる土「官殺」を木「食傷」で剋さないと(抑(おさ)えないと)、官殺に押し潰(つぶ)されてしまい、やっていられない(生きて行けない)のだと思います。
食傷のキーワード:自由な精神、表現力、発散力、行動力、対応力・コミュ力、サービス精神、出力タイプ=生み出す、閃(ひらめ)き、アイディア、創作、創意工夫、技、技術、匠(たくみ)、職人系=手に職系、手が器用、飲み込みが早い、鋭い感性・直感・洞察力、センス、美学、美意識、趣味、遊び心、やりたい放題、言いたい放題、子供っぽい、毒舌、言語系、思想系、接客業・サービス業・営業系、娯楽、やりたい事しかしたがらない、赴(おもむ)くままに面白い事をしたい、つまらない事・人を避ける、楽しいか楽しくないかが判断基準(原動力)になる、内面が思わず外に洩(も)れ出る=衝動性=自ずと言葉が出る・体が動く、スピード(速い)、せっかち、衝動性、考えが浅い、うかつ、不注意、怪我、無計画、無責任、多動、没頭、反射神経、(才能)発揮、(ストレス)発散、スポーツ・ダンス・武術・音楽・演劇・美術・ファッション・美容・ゲーム、ポジティブ思考(前向き・楽観性・自発性)、新しい価値観を生み出す、転職が多い、訴訟、社会の型や枠組みから外れる。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
土 vs 水
この八字は、「土」が多く強いですが、「水」も多いです。
そして、壬は通根(=天干と地支に同じ五行がある)しています。戊も通根していますが。
なお、通根すると、その五行や通変の性質がより強まると考えられています。
ただ、通根先の「癸」が強い「戊」に剋されているのが、とても嫌な感じです。
何か悪い事象が現れるかもしれません。
一方で、日干「壬」は時支「癸」と剋の「戊」を通じて繋(つな)がっているので、次の「官殺による結合」の傾向が現れるかもしれません:
気骨がある、反骨精神が強い。
水のキーワード:感情・思考の変化性(=豹変、激怒、流れる、流す)、適応能力(=柔軟性、臨機応変、変幻自在、その場その場で、その時その時で)、自由性(=自由奔放、自由な発想、やらかす)、形(=ルール・境界線)がない、常識に囚われない、こだわりが少ない、固定観念・既存価値観の破壊・解体、浄化と再生、再構築、察知・先見性、探究心・研究心、情報伝達・情報発信、浸透させる、知性的(=頭が良く回る、物知り、深堀する、掘り下げる、戦略的思考)、冷静(=冷やす、鎮静化、多視点、多面的、メタ認知、セロトニン)、秘匿性(=隠す、秘密主義、水面下、裏舞台、人目を避ける、寡黙?)、特殊化(=1点への収束、深める、集約、最適化、適合化、特化、専門化、専用化、深化、高度化、複数の専門分野、世間一般からのズレ、世間から理解されにくい、極端?)、水平思考、横社会(=縦よりも横の繋がりを重視、対等・公平・平等な関係)、闇の性質(=ずる賢い、狡猾、冷たい、闇落ち、周囲を振り回す・巻き込む、(陰険?・陰湿?・ケチ?・独占欲?・閉じ込める?))、同時に複数の事ができる(マルチタスク、同時並列処理、二股)。
土のキーワード:信念の不変・不動(=一貫性、動じない、自分は動かない)、頑固(=固定観念が強い、融通が利かない、腰が重い、腐らせる、同じ事の繰り返し)、バランス・均衡を保つ、維持、保持、恒常性(=一定の状態に保つ)、保守的、回復力=復元力=修復力=元に戻す、調節・調整、中庸(=中性的・中立性)、柔和=穏やか、マイペース、安定感、安心感、信頼・信用、地に足がついた人、現実的、堅実、落ち着いた雰囲気、地味、地道(=コツコツ型、完遂力、反復積み重ね、中途半端が嫌い)、集める・守る・育てる、古い物・古典・歴史的な物との縁、伝統文化、記憶、複合体、複雑系、単純と言うよりは複雑な性格、全体性・全体化力=落ち着かせる・安定化させる・定着させる=包括・統括、中央、要、拠点、器、基盤、母体、土台、安全地帯、安定地、安定期、インフラ、空間の性質=何も無い「場」であり何でも有る「場」でもある=「形あり」でもあり「形なし」でもあるもの。
この八字のように、水と土が対立(相剋)すると、次のような対立的な事象が現れるかもしれません。
- 「変化しようと思う傾向(=自由・変化)」vs「留まろうとする傾向(=管理・維持)」
- 「情報伝達」vs「情報遮断」
ちなみに、この八字には「丙」「戊」「壬」の3つの陽干がありますが、これらの陽干は「他者に威圧感を与える怖い人」になる可能性をもつ陽干のようです。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
五行の偏り
この八字は、年柱に「金」や「火」がありますが、どちらかと言うと、「水」と「土」の五行に偏っています。
八字に「五行の偏り」があると、次の傾向が出やすいようです:
並外れた集中力、没頭、専門性、突破力、カリスマ性、協調性の欠如、不安定さ、健康面の偏り、凸凹、特定分野での天才性、強烈な個性、波瀾万丈、生きづらさ、好き嫌いが激しく独自の美学やこだわりを持つ、敵を作りやすい、運気のアップダウンが激しい、自分に合った環境を探すのに苦労する、自分の能力を活かせる環境が限られる。
また、この八字は「土」と「火」が八字の半分を占めているので、次の「火土のこだわり」の傾向が出るかもしれません:
こだわり、頑固、融通が利かない、職人気質、執着、やり通す、妥協できない、中途半端にできない、自己主張が強い、強い信念、プライドが高い、誇り高い、強い自尊心、マイペース、マイルールがある。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
「天地の剋」と「地支の剋」
この八字には、天干と地支の間に「剋」があるので、次の傾向が現れるかもしれません:
二面性、柱の不安定さ、異常(欠点)と異能(天才性)、創発=新たな能力・感覚・性質の出現、(言っている事とやっている事が違う様に見える事がある?)。
この八字には、地支と地支の間に「剋」があるので、次の傾向が現れるかもしれません:
葛藤、心の迷い、ジレンマ、心の対立・矛盾、心の封鎖、精神面での不調和、離婚、価値観の変化(→生成と発展へ)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
最強の五行
この八字の最強の五行は「土」のなので、次の土の部位の病気には注意が必要です:
胃、口、鼻、消化器系、すい臓、食道、胆のう、皮膚、脂肪、筋肉。
また、土は水を剋すため、次の「水」の部位の病気にも注意が必要です:
腎臓、耳、泌尿器系、生殖器系、循環器系(ホルモン,体液,血液,骨髄)、冷え性。
以上が八字から私が読み取れる極めて抽象的な情報です。
残念ながら、具体的な事象として何が現れるかは、なかなか分かりません。
ゆえに、四柱推命では、その八字を持つ方との対話が必要なのだと思います。
対話によって、抽象的な推測が具体化されるのだと思います。
大運から分かること
ピカソの大運は次のようになります。
- 6 16 26 36 46 56 66 76 86 96(歳)
- 丁 丙 乙 甲 癸 壬 辛 庚 己 戊
- 酉 申 未 午 巳 辰 卯 寅 丑 子
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
そして、小山内流の蔵干を採用すると、大運は次のようになります。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳)
- 己 己
- 己 癸●
ここで●には色々な意味があるのですが、例えば、自分の仕事が他者から認めれる可能性がある時期になります。
なお、●の詳しい説明は、こちらのYouTubeをご覧下さい。
私の研究では、若い時期に●があると、学生時代勉強ができたりスポーツに励んだり、若い時から社会で活躍したりする可能性が出て来ます。
また、八字において土「官殺」が非常に強いので、土を剋す「木の大運」(26歳~45歳まで)は、比較的良い時期になるかもしれません。
また、46歳から55歳までの大運「癸」は八字(命式)の戊と干合し、戊「官殺」の働きを抑(おさ)えるので、この時期も吉の事象が現れ易いかもしれません。
また、この方は身弱なので、「水」と「金」が巡る大運(46歳から85歳まで)は、体調面が整い易いかもしれません。
逆に、ただでさえ強い「土」がさらに強まる86歳から91歳までの「土の大運(己己)」は、健康面(体調面)で要注意な時期になると予想されます。
ただ、一般に86歳位からは常に健康面に要注意な時期になると思いますが。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
ピカソの人生
ピカソの年表
ChatGPTによると、ピカソの年表は次のようになります。
なお、色が付いた年齢はピカソが代表作を発表した年齢です。
| 1881年 | 0歳 | スペインのマラガに誕生。出生時、あまりに動かなかったため死産と思われたが、叔父の吸った葉巻の煙で泣き出したという伝説的な産声を上げる。 |
| 1888年 | 7歳 | 画家であった父から英才教育を受け始める。10代になる頃には父の腕を追い越し、父は「自分はもう二度と描かない」と筆を折ったと言われる。 |
| 1895年 | 14歳 | 妹コンチータを亡くす。バルセロナの美術学校に飛び級で入学。1ヶ月かかる試験をわずか1日で終わらせる神童ぶりを見せる。 |
| 1900年 | 19歳 | 芸術の都パリへ初進出。期待と不安が渦巻く中、生活は極貧。寒さをしのぐために自分の描いた絵を暖炉で燃やして暖をとる。 |
| 1901年 | 20歳 | 親友カサヘマスの自殺に衝撃を受け、「青の時代」へ突入。盲目、孤独、貧困を青一色で描き、死の影を漂わせる。代表作:『自画像』 |
| 1904年 | 23歳 | パリのボロアパート「洗濯船」に定住。最初の恋人フェルナンド・オリヴィエと出会い、画風は明るい「バラ色の時代」へ。 |
| 1907年 | 26歳 | 西洋美術史を破壊する衝撃作『アビニョンの娘たち』を発表。友人たちからも「頭が狂った」と酷評されるが、これが「キュビスム」の夜明けとなる。 |
| 1912年 | 31歳 | キュビスムが評価され始め、画商カーンワイラーと独占契約。一気に経済的困窮から脱し、富を得始める。恋人エヴァ・グエルと暮らす。 |
| 1918年 | 37歳 | バレエ団のダンサー、オルガ・コクローヴァと結婚。上流階級の生活を送り、画風は「新古典主義」へ。富豪としての地位を固める。 |
| 1927年 | 46歳 | 45歳のピカソ、17歳のマリー・テレーズ・ワルターをナンパし、秘密の愛人にする。彼女から多大なインスピレーションを得る。 |
| 1932年 | 51歳 | パリで初の大回顧展を開催。世界的な巨匠としての地位を不動のものにする。代表作:『夢』。 |
| 1935年 | 54歳 | 妻オルガとの別居(離婚はピカソが拒否)。マリー・テレーズとの間に娘マヤが誕生。私生活が泥沼化し、一時期絵が描けなくなる。 |
| 1936年 | 55歳 | スペイン内戦勃発。新たな恋人、知的な写真家ドラ・マールと出会う。彼女はピカソの政治的覚醒に大きな影響を与えた。 |
| 1937年 | 56歳 | 不滅の最高傑作『ゲルニカ』を制作。パリ万博のスペイン館で公開。戦争の悲劇を告発する象徴となり、ピカソの名は政治的アイコンにもなる。 |
| 1943年 | 62歳 | ナチス占領下のパリで、40歳年下の学生フランソワーズ・ジローと出会う。監視下でも活動を続け、共産党に入党。 |
| 1947年 | 66歳 | 南仏ヴァロリスで陶芸に没頭。以降、年間数千点の作品を生み出す超人的な多作期に入る。息子クロード誕生。 |
| 1950年代 | 70代 | 世界で最も裕福な芸術家となる。豪邸「ラ・カリフォルニー」などを購入。彼の書いたサイン入り小切手は、店主が換金せず額に入れて飾ったため、実質無料で買い物ができたという。 |
| 1961年 | 80歳 | 最後の妻、ジャクリーヌ・ロックと結婚。彼女はピカソを神のように崇拝し、ピカソも彼女をモデルに数百点の作品を残す。 |
| 1965年 | 84歳 | 胃潰瘍の手術後、死を意識したかのように創作がさらに激化。エロティックで荒々しい筆致の作品を量産し、周囲を驚かせる。 |
| 1973年 | 91歳 | 4月8日、肺水腫(心不全)のためムージャンの自宅で死去。「私のために乾杯してくれ。私の健康のために」という言葉が最期だったと言われる。 |
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
なお、ピカソの代表作は次のようになります。
| 代表作の作品名 | 発表年 | 年齢 | 特徴・背景 |
| 青い自画像 | 1901年 | 20歳 | 「青の時代」を代表する作品。自身の感情や内面を色彩で表現している。 |
| アヴィニョンの娘たち | 1907年 | 26歳 | キュビスムの先駆けとなった作品。5人の裸婦像が特徴。 |
| 三人の音楽家 | 1921年 | 40歳 | キュビスムの成熟期に描かれた。幾何学的な形と明るい色彩が特徴。 |
| ゲルニカ | 1937年 | 56歳 | スペイン内戦中の爆撃に対する抗議として描かれた。戦争の悲惨さを象徴する巨大な絵画。 |
| 泣く女 | 1937年 | 56歳 | ゲルニカと同様に戦争の悲惨さを表現。泣いている女性の顔が象徴的。 |
| ドラ・マールの肖像 | 1937年 | 56歳 | ピカソのミューズであったドラ・マールを描いた、独特なスタイルの肖像画。 |
| 泣く女の肖像 | 1937年 | 56歳 | ドラ・マールをモデルに、泣いている女性の顔を強烈に表現した作品。 |
興味深いことに、ピカソが代表作を発表した年齢は、大運の●の時期にだいたい収まっています。
ピカソの性格・人柄
Gemini3によると、パブロ・ピカソの性格や人柄は以下のようにまとめられるようです。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
光の面:尽きることのない創作意欲
ピカソの最大の美徳は、その圧倒的な「創造的エネルギー」と、既成概念を壊し続ける「勇気」にあります(←――「水=固定観念・既存価値観の破壊・解体」になります)。
-
永遠の子供であり続けた好奇心: 彼は「子供のように描く方法を見つけるのに一生かかった」と語っています(←――強い「官殺」に対抗する「食傷」を強めたかったのでしょうか。なお「食傷=子供っぽい・子供」になります)。一度手に入れた成功やスタイルに安住せず、青の時代、バラ色の時代、キュビズム、シュルレアリスムと、脱皮を繰り返すように変化し続けました(←――水の変化性のためでしょうか)。
-
凄まじい労働量(多作): 「インスピレーションは存在する。しかし、それは作業をしている最中にやってくる」という言葉通り、彼は生涯で数万点もの作品を残しました。この執念に近い創作意欲は、芸術に対する究極の誠実さとも言えます(強い「官殺」に対抗する「食傷」を強めたかったのでしょうか。なお「食傷=アウトプット型、発散力、表現力、多動、スピード(速い)、衝動性」になります)。
-
平和への願いと反骨精神 :『ゲルニカ』に代表されるように、暴力や権力に対して芸術を武器に抗議しました。自らの名声や富に甘んじることなく、社会的な不正に対して毅然とした態度をとる正義感も持ち合わせていました(←――強い「官殺」のためでしょうか。「官殺=正義感、革命家、反抗心、憤(いきどお)り・怒り、ヒーロー気質」になります)。
-
知性的: ピカソは非常に知的であり、広範な知識を持っていました。彼は文学や音楽、哲学にも興味を持っていました(←―水の「知性的、物知り」という性質のためでしょうか)。
ユーモア : ピカソはユーモアのセンスも持ち合わせており、しばしば冗談を言ったり、風刺的な作品を制作したりしました(←―水の「知性的・頭が良く回る」という性質のためでしょうか)。 - 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
影の面:エゴイズムと「破壊的」な人間関係
一方で、ピカソの私生活は、周囲の人々(特に女性や家族)にとって「破壊的な嵐」のようでした(←――壬には「周囲を巻き込む・周囲を振り回す」という象意(=意味合い・キーワード)があります)。
-
「吸血鬼」のようなエゴイズム: ピカソは、身近な人間のエネルギーを吸い取って自らの創作の糧にする「精神的な吸血鬼」のような側面があったと言われています(←――水には「溜(た)まる・溜める」という象意があるようですので、周囲のエネルギーやお金を溜め込む感じになるのかもしれません)。彼と深く関わった女性たちの多くが、精神を病んだり、自ら命を絶ったりするという悲劇的な結末を辿っています(←――水の悪い面が出たのでしょうか。「水=ずる賢い・狡猾・冷たい・闇落ち」になります)。
-
支配欲と残酷さ: 愛する対象を徹底的に支配し、自分に従順であることを強いました(←――恐らく強い「官殺」の悪い面が出たのだと思います。官殺が悪く出るとマスト思考で相手を管理・洗脳してしまうようです。ただ、一般に「支配欲」は「財」の象意だと考えられています。大運の火「財」が関係しているのでしょうか。まさかとは思いますが、年支の丙「財」が関係しているのでしょうか)。相手が自分に依存するようになると、途端に興味を失い、冷酷に突き放すことも珍しくありませんでした(←――壬の悪い面が出たのでしょうか。それともピカソ個人の精神的な問題のためでしょうか)。彼の孫であるパブリートは、ピカソの葬儀への参列を拒否された絶望から命を絶っています。
-
「創造のための破壊」の犠牲: 彼にとって、古い自分や既存の美を壊すことは創造のプロセスでしたが、その「破壊」の対象には人間関係も含まれていました(←――水には「固定観念・既存価値観の破壊・解体」だけではなく「人間関係の破壊」という象意もあるのかもしません)。自分の芸術を深化させるためなら、他人の感情や人生を犠牲にすることを厭わない、極端な自己中心性を持っていました(←――確かに水には「深化」という象意がありますが、「自己中心性」は「火」の象意だと考えられています。大運の火「財」が関係しているのでしょうか。まさかとは思いますが、年支の「丙」が関係しているのでしょうか。官殺には「自己犠牲の精神」という象意がありますが、悪く出ると「他者を犠牲する」という事象に繋(つな)がるのでしょうか)。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
1. 幼少期:神童としての「傲慢さ」の萌芽
ピカソの影の面は、貧困や苦労によって歪んだのではなく、むしろ「最初から特別扱いされすぎた」ことに端を発しているそうです。
-
「王」としての教育: 彼は幼い頃から家族、特に母親から「お前は兵隊になれば将軍に、修道士になれば法王になるだろう」と、万能感を植え付けられて育ちました(←――6歳から25歳まで大運で金「印」が巡ることと関係しているのでしょうか。「印=母」になります)。
-
父の敗北: 画家だった父は、13歳の息子の圧倒的な才能を目の当たりにして「自分はもう描かない」と筆を折りました。父親(権威)を子供時代に超えてしまったことが、彼の中に「自分は既存のルールに従う必要がない」という極端な自信と、他人を軽んじる傾向を植え付けました(←――水には「ルールが無い、つまり自由」という象意があります)。
2. 青年期:悲劇を「利用」する冷徹さ
20代前半、まだ「青の時代」と呼ばれる貧しい時期にも、すでに影の片鱗は見えています。
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親友の死の利用: 親友のカサヘマスが失恋で自殺した際、ピカソはその死を深く悼みましたが、同時にその悲劇をモチーフにして傑作を描き上げ、自分の名声を高める糧にしました。「他人の痛みさえも、自分の芸術の燃料にする」という、芸術至上主義的な冷徹さがこの頃に確立されました(←――水の「流す・流れる」という変化性と水の「ずる賢い・狡猾・冷たい」という闇の性質が関係しているのでしょうか)。
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初期の女性関係: 最初の恋人フェルナンド・オリヴィエに対しても、すでに極度の嫉妬心と独占欲を見せ、彼女をアパートに閉じ込めて外出を禁じるなどの支配的な行動をとっていました(←――嫉妬心は「火」の象意だと考えられています。彼の「火」は年支にありますので、その影響力はかなり低いはずですが。水には「独占欲」や「閉じ込める」という象意があるのかもしれません。確かに水には「秘匿性、隠す、秘密主義」という象意があります。彼の八字の「水」が強い「土」に閉じ込められていることに関係しているのでしょうか。又は「火土のこだわり」のためかもしれません。「火土のこだわり=こだわり、頑固、融通が利かない、職人気質、執着、やり通す、妥協できない、中途半端にできない、自己主張が強い、強い信念、プライドが高い、誇り高い、強い自尊心、マイペース、マイルールがある」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
3. 成功後:大金と名声が「影」を「絶対権力」に変えた
30代以降、キュビズムの成功によってピカソは存命中の芸術家として異例の富を手にします。ここから彼の影は「性格の問題」を超え、周囲を破壊する「絶対的な支配」へと変貌します。
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「太陽王」の振る舞い: 巨万の富を得たことで、彼は自分の周囲に「イエスマン」だけを置くようになりました(←――これは四柱推命どうこうと言うよりも「人間の負の真理」なのかもしません)。自分の機嫌一つで周囲の人間(妻子や愛人、友人)の生活が左右される状況を楽しみ、彼らを精神的に追い詰めることで自分の活力を得るという、加虐的な側面が顕著になりました(←――これは壬の「周囲を巻き込む・周囲を振り回す」という象意だけでは説明できない事象だと思います)。
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使い捨てのミューズ: 彼は新しい画風に取り組むたびに、女性(ミューズ)を乗り換えました。その際、前の女性を「精神的に破壊してから捨てる」ような残酷な別れ方を繰り返しています。これは、彼にとって「古いものを破壊しなければ、新しいものは創造できない」という美学の歪んだ実践でもありました(←――「土=古いもの」「水=破壊」なので、彼の八字の「土」と「水」の相剋関係が関係しているのでしょうか)。
根底にある「ネガティブ」:死と病への恐怖
ピカソの創作の原動力の多くは、実はネガティブな感情に根ざしています(←――官殺には「ネガティブ思考」という象意があります)。
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死への強迫観念: 彼は死を異常なほどに恐れていました。老いること、病気になること、そして死ぬこと。初期の「青の時代」の作品群には、盲人、病者、貧困層への共感と共に、死の影が色濃く漂っています(←――官殺には「不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、鋭敏(びくびく)、危機管理力」という象意があります。また「水=恐れ、不安」になります)。
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迷信深い性質: 彼は非常に迷信深く、自分の髪の毛や爪が他人の手に渡るとパワーを奪われると信じて、それらを大切に保管していたというエピソードもあります(←――土には「集める・守る・育てる、保持・維持」という象意があります)。こうした「何かを失うことへの恐怖」は、典型的なネガティブ思考の特徴です(←――やはり強い「官殺」が関係しているのだと思います)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
「不安」を「エネルギー」に変換する錬金術
ピカソが天才だったのは、「ネガティブな感情をポジティブな行動に変換するスピード」が異常に速かった点にあります。
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不安だから描く: 彼は不安になればなるほど、何かに怯えれば怯えるほど、猛烈な勢いで筆を動かしました。彼にとって描くことは「魔除け」であり、世界を自分のコントロール下に置くための手段でした。
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飽くなき生への執着: 晩年になっても、彼は衰える性欲や生命力への不安を、エネルギッシュで官能的な作品を描くことで跳ね返そうとしました。
←――強い「官殺」に対する反動としての「食傷」の強まりと関係している気がします。
- 「官殺=ネガティブ思考、不安感、鋭敏(びくびく)、強迫観念」
- 「食傷=ポジティブ思考、発散力、行動力、やりたい事をやる」
になります。なお、私の言う反動・反作用は「病薬用神」の考え方に似ています。
病薬用神=「大過になっている五行(病)」を剋す五行(薬)を用神(吉の五行)にすること。
死への異常なまでの恐怖
ピカソにとって「死」は最大のタブーであり、最大の敵でした。
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遺言書を書くのを拒否: 「遺言書を書くと死が早まる」と本気で信じており、莫大な資産があるにもかかわらず、死の直前まで準備を拒みました。
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病気への恐怖(心気症): 少し体調を崩しただけで「自分は死ぬのではないか」とパニックになり、主治医を困らせることもしばしばでした。
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葬儀への欠席: 友人の葬儀に出席することを極端に嫌いました。死を連想させるものから、物理的に距離を置こうとしていたのです。
←――水には「恐れ、不安」という象意があります。さらに、官殺には「不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、鋭敏(びくびく)、危機管理力」という象意があります。
呪術的・迷信的な強迫観念
彼は自分の生命力(エネルギー)が外部に漏れ出すことを、非常に恐れていました(←――水には「恐れ、不安」という象意があります。さらに「官殺=不安感、心配性、強迫観念、鋭敏」になります)。
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髪と爪の保管: 「自分の髪や爪が悪い人間の手に渡ると、呪いによって自分の力が奪われる」と信じていました。そのため、散髪した後の髪や切った爪を封筒に入れ、厳重に保管していました(←――土の「集める・守る・育てる、保持、維持」と関係しているのでしょうか)。
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衣服への執着: 古い服を捨てることも嫌がりました。そこに自分の「精霊」が宿っていると考えていたからです(←――土の「集める・守る・育てる、保持、維持」と関係しているのでしょうか)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
芸術は「魔除け(エクソシズム)」だった
ここが最も興味深い点ですが、ピカソにとって絵を描くことは、単なる自己表現ではなく「迫りくる恐怖への対抗手段」でした(←――強い「官殺」に対する反作用としての「食傷」の強まりと関係している気がします。「官殺=強迫観念、不安感」「食傷=表現力、発散力、行動力、ポジティブ思考」になります)。
-
アフリカ彫刻との出会い: 彼はアフリカの仮面を見て「これらは単なる彫刻ではなく、未知の霊的な力に対抗するための道具(武器)だ」と直感しました。
-
『アビニヨンの娘たち』の真実: キュビズムの先駆けとなったこの作品を、彼は後に「最初のエクソシズム(悪霊払い)の絵だ」と語っています。形を解体し、異形の姿で描くことで、自分の中の不安や「死」の恐怖を画面の中に封じ込めようとしたのです(←――「水」と「土」の相剋関係と関係しているのでしょうか。「水=恐れ・不安」「土=器・場・空間」になります)。
出生時の「仮死状態」:生命の危ういスタート
ピカソは生まれた瞬間、息をしておらず、助産師は「死産」だと思って彼をテーブルの上に放置しました。
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救ったのはタバコの煙: 叔父のサルバドール医師が、ピカソの鼻に葉巻の煙を吹きかけたところ、ピカソが泣き声を上げ、呼吸が始まりました。この「出生時の低酸素状態」が、彼のその後の独特な脳の働き(天才性と気質の不安定さの同居)に何らかの影響を与えたのではないかという説があります。
学習障害:難読症(ディスレクシア)の疑い
ピカソは学校時代、非常に成績が悪く、特に読み書きや計算に激しい困難を抱えていました。
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「文字」が「形」に見える: 彼は数字や文字を、意味のある記号としてではなく「形(図形)」として捉えてしまう傾向がありました。これは現代で言う「ディスレクシア(読字障害)」の特徴と一致します(←――残念ながらこのような脳の特性は四柱推命では取り扱えないのではないかと私は思っています。ただ、彼の「五行の偏り」と関係付けることもできるかもしれません)。
-
視覚的知能の代償: 文字情報の処理が苦手だった分、空間把握能力や視覚的な記憶力が異常に発達したと考えられています。彼が「計算はできないが、一度見たものの形は完璧に再現できる」というのは、この脳の特性によるものかもしれません。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
視覚的異変:片頭痛と「アリス症候群」
近年の研究では、ピカソの独特な絵画スタイル(顔のパーツがバラバラに配置されるなど)は、彼が患っていた「片頭痛」の影響ではないかという説が提唱されています。
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偏頭痛のオーラ(前兆): 激しい片頭痛が起きる直前、視界が歪んだり、対象が大きく見えたり小さく見えたりする「不思議の国のアリス症候群」に似た症状を経験していた可能性があります。
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歪んだ世界の記録: 彼が描いたキュビズム的な歪みの一部は、彼が実際に肉眼(あるいは脳内)で見ていた「視覚的な真実」の記録だったのではないか、と推測する眼科医もいます。
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「弱み」を見せたくない性格: 前述の通り、彼は極度の不安症でありながら、同時に「万能な天才」でありたいという強烈な自負がありました。病弱であることを認めるのは、彼にとって「死」や「老い」に一歩近づく敗北を意味したため、あえて隠していたフシがあります(←――「強烈な自負」は「火土のこだわり」と関係があるのかもしれません。「水=秘匿性・隠す・秘密主義」になります)。
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「異常」を「才能」として解釈した: 彼は視覚的な歪みを「脳の不調」として嘆くのではなく、「自分だけに与えられた特別な視点(新しい写実)」としてポジティブに捉え、積極的に芸術に取り入れました(←――「天地の剋」の「異常と異能」にこじ付けることができるかもしれません)。
精神的特性:自己愛性パーソナリティと心気症
先天的な「病気」とは言えませんが、彼の精神構造には顕著な偏りがありました。
-
極度の心気症(ヒポコンドリー): 前述の通り、彼は自分の体調に異常に敏感で、常に重い病気にかかっているのではないかという不安に苛まれていました(←――水の「恐れ、不安」のためでしょうか。それとも官殺の「不安感、心配性、強迫観念、ネガティブ思考、鋭敏(びくびく)」のためでしょうか)。
-
共感性の欠如: 他者の感情に寄り添うことが極端に難しく、自分を世界の中心に置く「自己愛的な性質」が非常に強かったとされます。これは、周囲の人間を支配し、傷つけてしまう「影の面」の直接的な原因となりました(←――「共感性が低い」のは「火」の象意になります。ただ、彼の「火」は年支にあるので、その影響力はかなり弱いと考えられます。大運の火旺の時期が関係しているのでしょうか。Gemini3は「支配・支配欲」という言葉でピカソの性格を表していますが、「強い管理欲・マスト思考・しつけ・エリート意識・官僚的な管理支配」と言い換えるならば、彼の八字の強い「官殺」と関係付けることができると思います)。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
なぜ離婚しなかったのか?:莫大な「財産分与」の壁
彼がオルガとの離婚に応じなかった理由は、愛着があったからではなく、極めて現実的な経済的理由でした。
-
フランスの法律(共同財産制): 当時のフランスの法律では、離婚する際、婚姻期間中に築いた財産の半分を妻に渡す必要がありました。
-
作品も「財産」: ピカソにとって、財産とは現金だけでなく、手元にある膨大な数の「自分の作品」を指します。
-
ピカソの拒絶: 彼は自分の分身とも言える作品を、憎しみ合うようになったオルガに半分も奪われることを、何よりも嫌がりました。
- 自然崩壊 : 結局、「財産を守る」という目的のために、彼は死ぬまで彼女を「妻」という檻に閉じ込め続け、自分もまた籍を抜けないという奇妙な状況を選んだのです。
←――「土=集める・守る・育てる、保持、維持」になります。
「オープン」に見せたカモフラージュ
ピカソは、メディアを巧みに利用した最初の芸術家の一人です。
-
私生活の公開: 彼はアトリエで上半身裸で描く姿や、家族とくつろぐ様子を多くの写真家に撮らせました。一見すると、隠し事など何もないオープンな人間に見えました。
-
制作過程の公開: 映画『ピカソ ―― 天才の秘密』では、彼がキャンバスに向かって絵を描き変えていくプロセスをすべて公開しています。
しかし、これらはすべて彼が「見せてもいい」と判断したパフォーマンスに過ぎませんでした。
-
イメージの演出: 写真家を自宅に招き、上半身裸で鋭い眼光を向ける姿や、アトリエで制作に没頭する姿を積極的に撮影させました。これにより「孤高の天才」「野性的な創造主」というピカソ・ブランドを確立しました。
←――「水=秘匿性・隠す・秘密主義、戦略的思考、ずる賢い・狡猾」になります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
「ケチ」に見えるエピソード:支払いを回避する裏技
ピカソは現金を手放すことを極端に嫌がりました。しかし、それは単なる節約ではなく、「自分の名声」を貨幣として利用するという非常に賢い(ある意味では図々しい)方法でした。
-
「サインで支払う」伝説: レストランで食事をした際、ピカソはしばしば小切手で支払いをしました。彼は「店主は私のサインが入った小切手を換金せず、記念に額に入れて飾るだろう。そうすれば、私の銀行口座からお金は引き落とされない」と確信していました。実際、その通りになったケースが多々あります。
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チップを渋る: 莫大な富を持っていながら、レストランのウェイターへのチップなどは非常に少額であったり、全く払わなかったりすることがありました。彼にとって、自分の存在そのものが周囲への「恵み」であるという感覚があったのかもしれません。
←――水には「ケチ」という象意があるのかもしれません。
「太っ腹」に見える側面:富の誇示と所有欲
一方で、彼は気に入ったものや「力」を象徴するものには、湯水のごとくお金を使いました。
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不動産の爆買い: フランス南部にいくつもの豪華な城や別荘を購入しました。しかし、面白いのは、「家が作品やガラクタでいっぱいになると、片付けるのではなく、新しい家を買ってそこへ移り住む」という豪快な解決策をとっていたことです(←――土には「土地・不動産」という象意があります。引越しは水の「変化性」のためでしょうか)。
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異常な収集癖(ホーディング): 彼は一切のものを捨てられない性格でした。使い古したマッチ箱、古い新聞紙、請求書、さらには前述した自分の髪や爪まで。これらは彼にとって「自分の生きた証」であり、他人に渡したり捨てたりすることは、自分の命を削られるような恐怖だったのです(←――発達障害の特徴に似ているような気がしますが、強い「土」の「集める・守る・育てる」のためなのでしょうか)。
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空間の私物化: アトリエがガラクタと作品で埋め尽くされても、整理することを許しませんでした。他人が勝手に物に触れることを激しく嫌い、そのカオスな空間そのものが彼の「こだわり」の聖域でした(←――「火土のこだわり」のためでしょうか)。
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友人の支援: 自分が認めた才能ある友人や、共産党などの政治的活動に対しては、多額の寄付を行うこともありました(←――比劫と官殺のためだと思います。「比劫=同志、共有、協力」「官殺=正義感、献身的、革命家、組織、帰属意識、従順性」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
家族に対しては「残酷なケチ」
最も批判されているのは、家族(特に別れた妻子や孫)に対する金銭的な態度です。
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兵糧攻めのような仕送り: 自分の支配下から離れた家族に対しては、生活費を出し渋り、彼らが自分に泣きついてくるように仕向けました。お金を「愛情」ではなく、相手をコントロールするための「首輪」として使っていたのです(←――強い官殺のためなのだと思います。「官殺=管理、洗脳する、官僚的な管理支配、帰属意識、服従、いじめ」になります。官殺には「いじめられる」という象意がありますが、同時に「人をいじめる」という象意もあると考えられています。同様に「服従」も「服従する」と「服従させる」の両方の事象があると思います)。
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遺産相続の拒否: 遺言書をあえて作らなかったことで、死後に家族間で泥沼の相続争いが起きる原因を作りました(←――水の「闇の性質=冷たい・陰険・陰湿」のためでしょうか。単純に「嫌な奴」だったのでしょうか)。
恐ろしいほどの「集中力」と「没入」
マルチタスク派の人間は注意力が分散しがちですが、ピカソの場合は「一度火がつくと、その瞬間はそれ以外が目に入らなくなる」という猛烈な没入型でした。
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食事も睡眠も忘れる: 一度アトリエに籠もると、食事も忘れて何時間も立ちっぱなしで描き続けました。
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「中断」を嫌う: 彼は作業中に話しかけられることを極端に嫌いました。マルチタスクが得意といっても、他人からの割り込みに対応する柔軟性はなく、あくまで「自分の意志でタスクを高速移動する」スタイルでした。
←――この事象は「五行の偏り」が関係しているのだと思います。
五行の偏り=並外れた集中力、没頭、専門性、突破力、カリスマ性、協調性の欠如、不安定さ、健康面の偏り、凸凹、特定分野での天才性、強烈な個性、波瀾万丈、生きづらさ、好き嫌いが激しく独自の美学やこだわりを持つ、敵を作りやすい、運気のアップダウンが激しい、自分に合った環境を探すのに苦労する、自分の能力を活かせる環境が限られる。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
「思考」と「行動」のラグがゼロ
ピカソの最大の強みは、「考えること」と「描くこと」がほぼ同時に行われていた点にあります(←――「水=同時に複数のことができる」になります)。
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迷いがない: 普通、画家は構図を練り、下書きをしますが、ピカソはキャンバスに向かった瞬間、すでに手が動いていました。
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失敗を「次のタスク」にする: 描き損じても、それを修正するのではなく、その「失敗した形」から新しいインスピレーションを得て、即座に別の作品へと展開させました。この「失敗を即座に次のアイデアに変換する処理速度」が、彼の多作を支えていました。
日常生活での「マイルール」
ピカソには独特のルーティンがあり、それを乱されることを極端に嫌いました(←――土の「同じ事の繰り返し」のためでしょうか)。
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深夜の制作: 彼は基本的に夜型で、深夜から明け方にかけて集中して制作しました。このリズムを家族や恋人が変えようとすれば、激しい怒りを買いました(←――夜はピカソにとって水「比劫」や木「食傷」が強まる時間帯です)。
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迷信へのこだわり: 彼は非常に迷信深く、例えば「髪の毛を切ると自分の生命力が逃げる」と信じていた時期があり、散髪を頑なに拒んだり、切った髪を厳重に保管させたりしていました。こうした奇妙なこだわりも、周囲から見れば相当な頑固者に見えたはずです(←――「迷信深い」は「土」の事象なのでしょうか。「土=固定観念が強い、保守的、古いもの、融通が利かない、頑固、信念の不変不動」になります)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
政治的・思想的な頑固さ
第二次世界大戦中、ナチス占領下のパリに留まり続けたことも彼の頑固さの表れです。
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亡命の拒否: 友人たちがアメリカなどへの亡命を勧めても、「私はここに残る」と聞き入れませんでした。ナチスから「退廃芸術家」として監視され、制作を制限されても、パリのアトリエで密かに(しかし断固として)描き続けました(←――強い「土」が関係していると思います。「土=頑固、腰が重い、動じない、維持、郷土」になります)。
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共産党への忠誠: 戦後、共産党に入党しましたが、党から画風に注文をつけられても「私は私の描き方を変えない」と突っぱね、一方で党籍は死ぬまで維持し続けました(←――強い官殺が関係していると思います。「官殺=組織、反抗心、忠誠心」になります)。
凄まじい「負けず嫌い」とライバル心
彼の承認欲求は、同時代の天才たちに対する激しい競争心として現れました。
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アンリ・マティスへの対抗心: 当時、画壇の頂点にいたマティスを強烈に意識し、彼が新しい表現を出すたびにそれを超える、あるいは破壊するような作品をぶつけました。
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「盗む」才能: 「凡人は模倣し、天才は盗む」という言葉通り、他人の優れた技法を自分のものとして吸収し、さらにスケールアップさせて発表することで、「やはりピカソが一番だ」と言わせる状況を作り続けました。
←――「比劫=他者意識、張り合う、負けず嫌い、競争心、ライバル、奪う・奪われる」になります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
「全知全能」でありたい欲求
彼は、自分の周囲にいる人々(特に女性や子供)が、自分以外のものに興味を持つことを極端に嫌いました。
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常に注目を浴びる: 食事の席でも、彼が話し始めたら全員が聞かなければならず、彼が不機嫌になればその場全体が凍りつく。彼は常に「集団の太陽」であることを要求しました(←――一見、「火」が関わっているように感じます。「火=太陽、注目を集める、目立つ、自己中心性、アイドル性」になります。彼の「火」は年支にあるので、その影響力は弱いはずですが、なぜでしょうか。強い「官殺」の「承認欲求=認められたい」の歪んだ現れなのでしょうか)。
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女性への支配: 彼にとって女性たちは、自分を称賛し、インスピレーションを与える鏡のような存在でした。彼女たちが自立しようとすると、その存在を否定したり、精神的に追い詰めたりすることさえありました(←――官殺の「管理、承認欲求、自己の存在意義や存在価値を気にする、洗脳、しつけ、従順性、服従、帰属意識、官僚的な管理支配」が関係しているのでしょうか)。
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思い通りにならないことへの怒り: 彼は自分の周りの世界が、すべて自分のコントロール下にあることを求めました。女性たちが彼に従順でなかったり、彼以外のことに興味を持ったりすると、変貌し、激しい嫉妬と共に怒りを爆発させました(←――強い「官殺」が悪い働きをしたのかもしれません。「官殺=管理、従順性、服従、憤(いきどお)り・怒り」になります。「嫉妬」も官殺の象意なのでしょうか。それともピカソは脳の特性としてサイコパス気質を元々持っていたのでしょうか。なお、水には「豹変、変貌、激怒、氾濫、暴走」という象意があります)。
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冷酷な仕打ち: 怒った際、彼は怒鳴り散らすだけでなく、相手を徹底的に無視したり、皮肉で精神的に追い詰めたりする「冷たい怒り」も得意としていました(←――壬の男性には「怖い面」があると言われていますが。ピカソは脳の特性としてサイコパス気質を元々持っていたのでしょうか)。
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- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
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- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
20代前半:絵を燃やして暖をとる「極貧時代」
19歳でパリに渡った頃のピカソは、文字通りどん底の生活でした。
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19歳〜23歳頃: 友人と狭い部屋をシェアし、冬の寒さをしのぐために、自分の描いた絵(素描)を暖炉で燃やして暖をとっていたという有名なエピソードがあります。この時期(青の時代)の作品が暗いのは、自身の貧困と孤独が反映されていたからです。
←――こじ付けになりますが、年柱に「天地の剋」があるので、人気や権威性を得るまでには何らかの困難や障害があったのだろうと予想されます。なお、「比劫=強い思い、苦労、同志、共有、共生協力、同居」になります。
ジョルジュ・ブラックとの「共闘」
ピカソの長い人生の中で、唯一「フラットな関係」に近かったのが、キュビズムを共に創設したジョルジュ・ブラックとの約7年間です(ピカソが26歳から32歳までの約7年間)。
- 時 日 月 年 ←――ジョルジュ・ブラックの八字です。
- 辛 壬 乙 壬 ←――木星人(寅卯)です。
- 亥 子 巳 午
ブラックは「水」が多い八字です。
-
「二人の山登り」: 彼らは互いのアトリエを行き来し、どちらが描いたかわからないほど似たスタイルの絵を描き続けました。ピカソはこの時期を「ロープで結ばれた二人の登山家」に例えています。
-
第一次世界大戦の勃発: 1914年8月、フランス人のブラックは軍に徴兵され、前線へと送られました。一方、スペイン人であったピカソは中立国の国民としてパリに残りました。
-
「ザイル」の切断: ピカソは後に、入隊するブラックを駅で見送った時を振り返り、「私は彼と二度と会うことはなかった(かつての親密な関係には戻れなかった)」と語っています。
-
ブラックの失望: 戦争から帰還したブラックは、ピカソがすでにキュビズムを「過去のもの」として扱い、古典的な画風や、より装飾的なスタイル(総合的キュビズム)へと軽やかに変化しているのを見て、深い失望を味わいました。
-
最終的に: 名声がピカソ一人に集中し始めると、彼は徐々に主導権を握り、ブラックとの距離を置くようになります。
←――比劫の「仲間意識・同化意識」と比劫の「他者意識・分離意識」が見事に現れたエピソードだと思います。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
芸術における「絶対的自信」
ピカソは、周囲がどんなに批判しても、自分が「これだ」と思った表現を曲げることは決してありませんでした(←――土の「信念の不変不動」のためでしょうか)。
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周囲の猛反対を無視: 『アビニョンの娘たち』を描き上げた際、親友やライバル(マティスら)からも「ピカソは気が狂った」「芸術への冒涜だ」と酷評されました。しかし、彼は一切修正せず、数年間アトリエに隠し持ちながら、自分の確信を信じ続けました。これが後にキュビスムという革命を起こします(←――土の「信念の不変不動」のためでしょうか)。
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流行への無関心: 彼は流行を追うのではなく、常に「自分が流行を作る」という立場でした。他人の批評によって筆の進め方を変えることは万に一つもありませんでした(←――土の「信念の不変不動」のためでしょうか。なお、壬には「先見性、流行の波に上手く乗る」という象意があります)。
青年期〜壮年期:病気知らずの「雄牛」
子供時代の彼は、勉強は嫌いでしたが、身体的には非常に活発で健康でした。大人になってからも、彼は周囲から「雄牛(ブル)」と呼ばれるほどの凄まじい体力を誇りました。
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異常なエネルギー: 深夜まで制作に没頭し、数時間の睡眠でまた描き始めるという生活を何十年も続けました(←――壬には「エネルギッシュ」という象意があるようです。また、比劫には「体力系、スタミナ、タフ」という象意があります。地支の「癸」は「戊」に剋されていますが、「壬」は「癸」に通根していると考えて良さそうです。地支同士の作用が先か、それとも柱の天干と地支の作用が先かは永遠の課題かもしれません。一般には地支同士の作用が先と言われていますが)。
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稀に見る頑健さ: 多くの芸術家が結核や梅毒、精神疾患に苦しんだ時代に、ピカソは大きな病気にかかることがほとんどありませんでした(←――結核や梅毒などの感染症は四柱推命では推命できないと言われています)。
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性的な活力: 70代、80代になっても若い女性と関係を持ち、子供をもうけるほどのバイタリティを維持していました(←――なぜかピカソには「火」の性質(=共感性が低い、自己中心性、目的合理、上から目線)がよく現れている気がします。年支の「丙」だけでは説明できないと思います。私の研究不足のためでしょうか。なお、「火=活力、ハッスル、禿(ハゲ)、恋愛」になります。なお、「水」が強いと髪の毛がフサフサになるようです)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
ピカソとサイコパス気質
Gemini3によると、ピカソにサイコパス的、あるいは極めて強い自己愛的な気質があったのではないかという議論は、美術史界や心理学の分野で非常に活発に行われているそうです。
結論から言えば、「臨床心理学的な観点から、彼がサイコパス(特に『成功したサイコパス』)の特性を多く備えていた」と指摘する研究や著作は数多く存在しますとの事です。
以下は、Gemini3による「ピカソとサイコパス気質」のまとめになります。
1. アリアナ・ハフィントンの告発
ピカソの「怪物性」を世に知らしめた最も有名な文献の一つが、アリアナ・ハフィントンによる伝記『ピカソ:創造者にして破壊者』です。
この中で彼女は、ピカソがいかに身近な人々(特に女性)を精神的に搾取し、操り、破壊することで自分の芸術的エネルギーを得ていたかを詳細に描いています。
-
ターゲットの選定: 弱っている女性や、自分を崇拝する女性を巧みに選ぶ。
-
マインドコントロール: 期待を持たせては突き放し、依存させる。
-
共感の欠如: 相手が発狂したり自殺したりしても、それを冷徹に観察し、自らのキャンバスの「色」として利用する。
これらは、現代のサイコパス診断基準(PCL-Rなど)における「良心の呵責の欠如」「口達者で表面的な魅力」「操作的(=支配・操る)」といった項目に驚くほど合致しています。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
2. 「成功したサイコパス」という概念
心理学の世界では、犯罪者にはならないものの、高い知性と社会的能力を持って他者をコントロールし、成功を収める「成功したサイコパス」という概念があります。
ピカソの行動パターンは、このタイプの特徴を色濃く反映しています。
| 特徴 | ピカソに当てはまる行動 |
| 並外れた恐怖耐性 | 伝統を破壊することや、世間から批判されることに全く動じない。 |
| 共感の欠如 | 自分の目的(芸術)のためなら、他人の人生が壊れても構わない。 |
| 強い自己肯定感 | 自分が世界の中心であり、ルールは自分に適用されないと信じている。 |
| 衝動の制御と活用 | 破壊衝動を暴力ではなく、絵筆を通じて「創造」に変換する能力。 |
←――「水=自由、ルールが無い、破壊、ずる賢い・狡猾・したたか・冷たい」「土=動じない」「官殺=忍耐力、承認欲求」「食傷=アウトプット型、発散力、表現力、創作」なので、ピカソの行動の一部は四柱推命で説明できると思います。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
3. ダーク・トライアド(闇の三要素)
さらに現代的な視点では、ピカソは「ダーク・トライアド」と呼ばれる3つの特性を非常に高いレベルで併せ持っていたと分析されることが多いです。
-
自己愛(ナルシシズム): 自分の才能と重要性への異常なまでの確信。
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マキャベリズム: 自分の名声や目的のために他人を道具として利用する。
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サイコパシー: 冷酷さ、罪悪感の欠如、高い刺激追求性。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
4. 芸術と「逸脱」の境界線
しかし、多くの研究者が同時に指摘するのは、「そのサイコパス的気質こそが、彼を20世紀最大の芸術家にした」という皮肉な事実です。
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タブーへの挑戦: 常人なら「こんなことをしていいのか」と躊躇する既存美の破壊を、彼は「平気で」やってのけました。
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感情の「資源化」: 自分の深い不安も、他人の絶望も、すべてを「素材」として客観視し、強力なイメージへと昇華させました。
結論
ピカソが現代に生きていたなら、おそらくパーソナリティ障害やサイコパシーの傾向があると診断される可能性は高いでしょう。
しかし、彼はその「欠落」や「歪み」を、単なる破壊ではなく「世界を再定義する力」へと転換することに成功した稀有な例だと言えます。
「芸術家は、ある種の道徳的義務から免除されるべきか」という問いは、ピカソという存在を考える上で永遠のテーマです。こうした「人間の闇から生まれる圧倒的な美」について、どのようにお考えになりますか?
以上がGemini3によるまとめです。
四柱推命でサイコパス気質を見抜けるかと言われると、私は難しいのではないかと今のところ考えています。
もしもピカソがサイコパスならば、ピカソの特徴・人柄からサイコパスの特徴を取り除いた後に残る性質が四柱推命が推命するべき本丸になると思います。
例えば、ピカソの不安感や強迫観念は、四柱推命で推命できる性質であると思います。
なお、小山内彰著『基礎から最高峰を目指す 四柱推命の本』(YouTubeあり)によると、四柱推命でサイコパス気質を見抜く判断基準があるようです。
一般に「火」の五行がサイコパス気質に近い特徴を持っている可能性が高いようです。
「金」も「非情、論理的、合理的、攻撃性」という特徴があるので、サイコパスのように見える場合があるようです。
ちなみに、上記の本の判断基準では、ピカソはサイコパスではないことになります。
ピカソの子供時代
Gemini3によると、ピカソの子供時代は次のようになるようです。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
驚異の幼少期:最初の言葉は「鉛筆」
1881年、スペインのマラガで生まれたパブロ。彼の伝説は言葉を発する前から始まっていました。
-
最初の言葉: 彼の最初の言葉は「ママ」でも「パパ」でもなく、スペイン語で鉛筆を意味する「ラピス」の短縮形である「ピス、ピス」だったと言われています。
-
学業不振と画才: 学校の勉強、特に算数や読み書きには全く興味を示さず、授業中は常にノートの端に絵を描いていました。彼は数字の「7」を「逆さになった鼻」として認識するなど、世界を論理ではなく「形」で捉える子供でした。
-
知的な「教科書破り」: ピカソは子供の頃、わざと試験で最下位に近い点数を取ることがありました。それは彼が「馬鹿」だったからではなく、「正解が分かっていながら、別の視点で世界を見ている自分」を楽しんでいたからです。これは、後に彼が追求する「既存の美の破壊」というスタイルの萌芽と言えるでしょう。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
父親との関係:師であり、最初の「犠牲者」
父ホセ・ルイス・ブラスコは、美術教師であり、鳩の絵を得意とする画家でした。ピカソにとって父は最初の師であり、同時に最初に超えるべき壁でした。
-
英才教育: 父は息子に徹底的な写実教育を施しました(←――年干が「印」なので恩恵(教育)を受け易いのかもしれません。ただ、その「印」が「財」に剋されているのが気になりますが)。ピカソが13歳の時、父が描きかけの鳩の足のデッサンを息子に任せたところ、そのあまりの完成度の高さに父は驚愕しました。
-
筆を折る父: 伝説では、父ホセは「息子の才能は自分を完全に超えた」と悟り、自分のパレットと筆をパブロに譲り、二度と絵を描かないと誓ったと言われています。
-
屈折した感情: 父はその後も息子の成功を望みましたが、ピカソが伝統的な写実を捨て、前衛的な道に進むにつれ、二人の間には深い溝が生まれました(←――「印=恩恵」が「財=父」に剋されているためでしょうか)。
母親との関係:絶対的な自信の源泉
母マリア・ピカソ・ロペスは、息子に対して盲目的なまでの信頼と愛情を注ぎました。
-
「ピカソ」という名: 彼は父方の姓「ルイス」ではなく、より響きが独特で印象的な母方の姓「ピカソ」を名乗るようになります。これは母への愛着と、父の影響下からの脱却を象徴しています(←――四柱推命では「印=母」で「財=父」になります。ピカソの八字では「財」が「印」を剋していますが)。
-
母の予言: ピカソは後にこう語っています。
「母は私に言った。『お前が兵隊になれば将軍になるだろう。修道士になれば法王になるだろう』。そして、私は画家になり、ピカソになったのだ」
-
自己肯定感: 母から与えられた「お前は何にでもなれる、世界で一番になれる」という圧倒的な肯定感が、彼の生涯にわたる強大な自己愛と自信の土台となりました(←――ピカソは「官殺(=ネガティブ思考)」がとても強いので、「食傷(=ポジティブ思考)」を常に求めていたのだと思います)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
友人関係:情熱的な連帯と悲劇
ピカソは決して孤独な天才ではありませんでした。若い頃の彼は、バルセロナのカフェに集まる若き芸術家たちの中心人物でした。
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カルロス・カサヘマス: 最も重要な友人は、共にパリへ渡った画家カサヘマスです。しかし、カサヘマスは失恋の果てにピカソの目の前で(正確にはピカソが不在のパーティーの席で)拳銃自殺を遂げます。この親友の死が、ピカソをあの暗く沈んだ「青の時代」へと引きずり込みました。
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ハイメ・サバルテス: バルセロナ時代からの友人で、後にピカソの秘書として生涯支え続けた人物です。ピカソは彼をからかったり、変な肖像画を描いたりして遊びましたが、サバルテスはピカソの奔放さを誰よりも理解し、受け入れました(←――「水=自由奔放、自由な発想」になります)。
13歳の神童、1ヶ月の課題を「1日」で終わらせる
バルセロナのラ・ロンハ美術学校に入学する際のエピソードは、今も美術史の伝説として語り継がれています。
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飛び級の試験: 通常、この学校の上級クラスに入るための編入試験は、古典的な石膏像を精密に模写するもので、1ヶ月の期間が与えられていました。
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圧倒的なスピード: しかし13歳のピカソは、これをわずか1日(資料によっては数日)で仕上げてしまいました。しかも、その完成度は教師たちが絶句するほど完璧なものでした(←――「食傷」や「水」は「頭の回転の速さ」に関係していると言われていますが、「IQの高さ」や「身長」は遺伝的な要素が強いので、四柱推命では分からないのではないかと私は考えています)。
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結果: 異例の速さで入学を許可されましたが、彼はすぐに見るだけの授業や古臭い技法の指導に飽き、学校をサボって街中の人々をスケッチするようになります。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
マドリード最高峰のアカデミーを「無視」する
16歳の時、ピカソはスペイン最高の美術学校であるマドリードの「サン・フェルナンド王立美術アカデミー」に入学します。親戚一同が「これでパブロも立派な画家だ」と期待を寄せ、学費を工面しました(←――「期待」は官殺の象意になります)。
-
「死んだ授業」への嫌悪: アカデミーの授業は、巨匠の模倣や決まりきった構図の練習ばかり。ピカソは手紙の中でこう不満を漏らしています。
「ここの教師たちは、絵を描くことについて何も分かっていない。彼らはただ、死んだ石膏像をなぞらせているだけだ」
-
プラド美術館への逃避: 彼は授業に出るのをやめ、毎日プラド美術館に通い詰めました。そこでベラスケスやエル・グレコといった真の巨匠たちの絵を独学で研究し、自分の血肉に変えていきました(←――「独学」は比劫の象意になります。「研究」は水の象意です)。
-
仕送りの停止: 当然、学校に行かない彼に激怒した叔父たちからの仕送りは止まり、ピカソは極貧生活に陥ります(←――比劫の「強い思い、不器用、苦労」のためでしょうか)。しかし、彼は「自分の目で見ること」を優先し、アカデミーを中退しました。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
「学校」よりも学んだ8ヶ月の隠遁生活
アカデミーを去った直後、ピカソは猩紅熱(しょうこうねつ)という病にかかり、友人のパラレスの故郷である山奥の村、オルタ・デ・サント・ジョアンで8ヶ月間の療養生活を送ります。
- 牛の世話をし、自然の中で野宿しながら、村人や動物をありのままに描き続けた。
- アカデミーで教わる「綺麗な絵」ではなく、生命の泥臭さや力強さをここで学んだ。
- ピカソは後に、「私が知っていることのすべては、オルタで学んだ」と語っている。
試験中の「いたずら」と自信
ピカソは試験中、わざと一番最後に教室に入り、他の学生が必死に描いている横で、全く関係ない場所から描き始めたり、紙を逆さまにして描き始めたりして、周囲を困惑(そして圧倒)させることを楽しんでいたという話もあります(←――壬の「周囲を巻き込む・周囲を振り回す」という象意のためでしょうか。「いたずら」は食傷の象意になると思います。ピカソは「官殺」がとても強いので、「食傷」を強めることで「官殺」からの「剋」を回避したかったのかもしれません)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
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- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
ピカソの功績
Gemini3によると、ピカソが美術界で高く評価される理由は、次のようになるようです。
- 6 14 16 26 32 36 44 46 56 62 66 74 76
- 丁● 丁● 丙● 乙 乙 甲 甲 癸 壬 壬 辛 辛 庚
- 辛 庚 庚 己 丁● 丁● 丙● 丙● 戊 乙 乙 甲 甲
- 続き
- 86 92(歳) 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 己 己 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 己 癸● 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
ピカソの絵を見て、「これなら子供でも描けるんじゃない?」と思ったことはありませんか? 実は、そう思わせることこそが、彼が「20世紀最大の天才」と称えられる最大の理由の一つです。
そもそも「写真のように描く技術」が神レベルだった
多くの人が勘違いしがちですが、ピカソは「下手だからあんな風に描いていた」のではありません。
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13歳で完成: 彼は10代前半で、ラファエロのような巨匠レベルの写実的な絵を完璧に描くことができました。
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技術の「捨て去り」: 彼はこう言っています。「子供のように描けるようになるまで一生かかった」(←――「官殺(=規律)」vs「食傷(=子供)」が関係しているのでしょうか)。
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評価の理由: 「完璧に描ける男が、あえてルールをぶち壊して新しい表現を探した」という背景があるからこそ、その「崩した絵」に圧倒的な価値が宿るのです(←――「水=ルールが無い、自由、既成概念の破壊・解体、再構築」になります)。
「キュビスム」という発明(視点の革命)
ピカソの最も大きな功績は、「キュビスム」という描き方を発明したことです。それまでの西洋絵画には「一つの場所から見た通りに描く」という数百年続くルール(遠近法)がありました。
ピカソはそれを破壊し、「正面、横、後ろから見た姿を、一つの画面にバラバラにして詰め込む」という荒業をやってのけました。
| 項目 | 従来の絵画(ルネサンス〜) | ピカソの絵画(キュビスム) |
| 視点 | 固定(カメラのレンズと同じ) | 多元的(複数の角度から同時に見る) |
| 目的 | 現実を本物そっくりに再現する | 物の「本質」や「構造」を描き出す |
| 役割 | 「窓」から景色を覗く感覚 | 「パズル」を組み立て直す感覚 |
これは当時の人々にとって、スマートフォンの発明と同じくらい、世界の捉え方を変えてしまう大事件でした。
←――「水」の五行の本質がピカソの功績から学べるような気がします。
水=破壊・解体、再構築=組み立て直す、多元的=複数の角度から、多視点、多面的に見る、同時に行う、深める。
「壊し続ける」という圧倒的なエネルギー
普通の画家は、一つのスタイルが売れ始めると、一生その描き方を続けます(その方が稼げるからです)。しかしピカソは違いました。
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変化のスピード: 「青の時代」「バラ色の時代」「キュビスム」「新古典主義」……と、彼は評価が定まった瞬間に、それを自ら破壊して次のスタイルへ飛び移りました(←――水の「変化性」が関係しているのだと思います)。
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多作という暴力: 生涯で約15万点という異常な数の作品を残しました。この「常に新しいものを生み出し続ける執念」そのものが、美術界では「生命の輝き」として高く評価されています(←――ピカソは「官殺」がとても強いので、常に「食傷」の性質を強めたかったのかもしれません)。
- 時 日 月 年 時 日 月 年 時 日 月 年
- 壬 壬←戊 辛 比 比←官 印 壬 壬 戊 辛
- ↑ ↑ ↑ ↑
- 癸←戊 戊 丙 比←官 官 財 子 辰 戌 巳
まとめ:ピカソは何を変えたのか?
一言で言えば、ピカソは「絵画を『目で見たままを写すもの』から、『脳で考えたことを表現するもの』に変えた」人です。
現代の私たちが、マンガやアニメ、抽象的なデザインを見て「かっこいい」と思えるのは、ピカソが「形を自由に崩していいんだよ」という扉をこじ開けてくれたおかげなのです。
ピカソの格言: 「私は対象を見たままに描くのではない。考えたままに描くのだ」
この「見たままではなく、考えたままを描く」というスタンス、現代のクリエイティブ(デザインや映像など)にも通じると思いませんか?
以上がGemini3の回答でした。

